みなさま、こんにちは。

いやはや。
一体どうなるんでしょう、このドラマは。
続きが気になりつつも、毎度続きを見るのが怖い『優しい男』。
本日もまいります。



14話ラスト。

ウンギを兄ジェシクに殺させようとした事実を暴露されそうになったジェヒ、仕方なくウンギを共同理事の座に着けると理事会で発議した場面から、15話は始まります。


理事会後、しかけ人のマルに「気分はどう? あなたの望みが全て叶って、どんな気分?」と怒りで声を振るわせるジェヒ。









マルは「ええ、とっても。たいへん。すこぶる、いいです」と答えます。

そして言葉を続けます。

「でも、まだまだですよ。目的地には程遠い。シャンペンを開けるにはまだ早い」














声を震わすジェヒ。

「兄を・・・・・・兄を利用するなんて!」

その言葉に鼻で笑うマル。

「他の人ならいざ知らず、どうしてあんたが? 
兄のこと、あんなに軽蔑してたくせに!」








ジェヒの言葉をマルは冷たく遮ります。

「人の話、聞いてた? 頭が悪いのは分かってたけど、これほどとはね。
言ったはずだけど。ソ・ウンギを元の位置に戻すためなら、出来ないことはないって」


なおも続けるジェヒ。

「でも、これはあんたのやり方じゃない。私ならいざ知らず、あんたのやり口じゃないじゃない!」


その言葉に、冷笑で応えるマル。







「そんなわけないでしょ。なんだってやれるよ。ハン・ジェヒやカン・マルが、この世で特別だとでも思ってた?」


マルは険しい表情でジェヒに近づきます。


「人は誰だってハン・ジェヒになれる。でも、そうなりたくないから、そこまで落ちたくないから、そこまで落ちたらあまりに恥知らずだから、どうにかそうならないように堪えてるんですって」







「まだ粘るつもりですか? このまま諦めて、全部返してあげて、静かに消えるつもり、本当にありません?」

マルの言葉に、泣きそうな顔で睨むジェヒ。
にらみ合う二人。









その場から去ろうとするマルの背に、ジェヒが投げかけます。



「降伏したら、私のところに来る?」









立ち止まるマル。



「私が全部諦めたら、私のところに来る?」









振り返ったマルに、ジェヒが言葉を続けます。

「取引したいのなら、あなたを賭けるわ。私にとって今最高の取引条件は、カン・マル。あなただけよ」

にやりと笑うマル。

「そんなに望むなら、行ってあげられないこともないけど。でも、ハリボテを手に入れて、どうするつもり?」









その時ちょうどやってきたアン弁護士。
すれ違うマルを無言で睨みます。

ジェヒの腕をつかむアン弁護士。

「しっかりしてください、会長」














ジェヒはアン弁護士を睨み、腕を振り払います。
すると、今度は声を荒げるアン弁護士。

「しっかりしろ、ハン・ジェヒ! 一度捨てた奴をまた手に入れるために、あれだけのことをしでかして、ここにきたのか? お前が行きたいといってた道って、結局あいつなのか?」









思いっきりタメグチをきくアン弁護士。
睨み返すジェヒ。

アン弁護士の、寒気のする嫉妬が炸裂です。



ウンギは外のベンチに腰掛け、思案に暮れていました。

そこへやってきたマル。



「ここにいたんだ。ずいぶん探したよ」と声をかけるマル。










一体なにがどうなっているのかと、ウンギが尋ねます。
マルはウンギに飲み物を差し出しますが、ウンギは受け取らず、言葉を続けます。

「なんなの、ハン・ジェヒのあれは? 私の知らないあいだに、何か起こったの?」

マルはウンギの隣に座り、静かに口を開きます。

「認めたんだよ。ソ・ウンギの底力をさ」

ウンギは「そんなんじゃないじゃない」首を振ります。



「ナム代表だって、君が説得したじゃない。君の力で。君の真心でさ」








そんなおためごかしを信じるはずもないウンギ。心配げにマルを見つめます。

視線を落とし、飲み物を一口運ぶと、マルが静かにウンギに話しかけます。

「でもさ、ウンギ。この道が正しくなかったら、どうしよう? 他に方法がなくて、前に進むしかなくて、こういう方法を選択したけど、君が人の目にさらされるほど、君がつらい目にあったり、危険にもさらされるのに・・・・・・。
どうしてこんなしんどい戦いを始めちゃったんだろう」














沈んだマルの横顔を心配そうに見つめるウンギ。

マルを励ますように声に力をこめます。



「向こうが先にふっかけてきたんでしょ?」







小さくうなづくマル。

「いずれにせよ、人々に勘づかれる前に、一日でも早く君が記憶を取り戻すしかない」

マルはウンギに向き直り、言葉を続けます。

「ここからは、君の意志にかかわってくる。君がどんな腹づもりをするか次第で、記憶は明日にでも、いや、今すぐにでも取り戻すことが出来るんだよ」










マルの言葉に力強く頷くウンギ。









マルはウンギの手をとり、自分の膝の上に乗せます。


「まずは、全力を尽くして、僕を思い出してみて。
君の記憶の中にいる僕を、取り出してごらん。
君が僕を思い出しさえすれば、全ての記憶を取り戻せるかもしれないんだ。
僕を思い出すんだよ、ウンギ」







辛そうにそう言い終えるマルです。




一方。

ジェヒは、かつて過ごした自分の町を訪れていました。

時同じくして、坂をかつてのマルの家に向かうウンギとマル。

「この道は、マルさんの家に向かう道ね」









覚えてる?と問われたウンギ、辺りを見回し、首を振ります。

頷き、またウンギの手を引いて歩き始めるマル。











ジェヒが訪れたのは、かつてのマルの家でした。
ジェヒを見つけ、町内のおばさんが声をかけます。

「最近よく来るわね、ジェヒ」








「あんたがこの家を買ったこと、マルは知ってるの?」

知らないと答えて、ジェヒは女性に会釈し、中に入ります。













庭に一人さびしげに佇むジェヒ。

そうとは知らないマルとウンギも、家の前までやってきます。

門に手を触れるウンギ。

「マルさんの家。マルさんに会いに来た家。マルさんを待った家。
ベルを押したら、マルさんが出てきてくれた家・・・・・・」










呪文のように繰り返すものの、何も思い出せないウンギです。マルも落胆を隠せません。

ウンギは扉を開けようとしますが、マルが止めます。
きっともう誰か引っ越してきているだろうから、と。











手をつないで帰っていく二人。

中にジェヒがいようとは、思ってもみない二人です。

















夜。


暗闇で男たちに襲撃されたジェシク。

近づいた車からアン弁護士が降り、ジェシクに会釈します。
ジェシクはアン弁護士に飛び掛りますが、男たちに押さえ込まれます。










「カン・マルとの取引条件は?」とアン弁護士。

「あとどれくらい上乗せすれば、カン・マルをやってくれますか?」







この組み合わせ・・・・・・。
見るだけで嫌です。(笑)





そして。

いつぞやの場所で街を眺めるマルとウンギ。















「思い出せない、ここも。ここで私たち、なにをしたの?」


マルは答えます。


「別れたんだ、ここで。僕と君。」














「どうして?」と尋ねるウンギに、「僕が何者か、君が気づいたから」と答えるマル。

ウンギにはその言葉の意味が理解できません。








「マルさんが何者だっていうの?」

返答に困るマル。
「自分で思い出して」と答えます。















「君が思い出すんだ。僕がどんな奴か。君の力で、思い出して」


怪訝な表情を浮かべていたウンギが、自分に言い聞かせるように答えます。


「分かったわ。私が思い出してみせる。全部」









一生懸命記憶を辿ろうとするウンギ。
けれど、何も思い出せません。

そんなウンギを心配げに見つめるマル。










「疲れたでしょ? もう家に帰ろう」

二人は連れ立って家路に着きます。


坂を降りる途中、カップルとすれ違う二人。
人目もはばからずキスしながら歩くカップル。ウンギはそれを見送ります。
















ウンギがたためらいがちに声をかけます。


「マルさん」

「うん?」

「なんでもない。・・・・・・マルさん」

「うん?」

ためらった末、意を決してウンギが立ち止まります。


「マルさんは、どうして私にキスしないの? いつも一歩引いてるみたいなんだもん。いつでも逃げられるようにしてるみたいに」








ウンギを凝視するマル。

ためらいながらも、ウンギが言葉を続けます。

「違うの、あのね、もしかしてと思って。私、マルさんと、キスはしたの? 思い出せない過去に?」

思わず頬を緩めるマル。








「したと思う。勿論したんだと思うわ。恋人同士だし、いい年だし・・・・・・」


言葉を続けるウンギに優しく微笑むマル。
思いがけない言葉を口にします。

「キスしたことないよ、僕たち」














「ありえない」

呆れるウンギをよそに、悲しげに表情を曇らせるマル。
青森でのキスを思い出しながら、ウンギに声を絞り出します。

「僕らはまだ、キスしたことないんだよ」















熱烈な恋人同士だったに違いないと信じるウンギは、まだキスすらしたことのない関係だと聞かされ、ショックを受けます。思わずマルの手を離し、一人歩き出すウンギ。




その夜。

寝付けず寝返りを打つウンギ。ベッドから起き上がります。












同じく眠れないマル。










しばらくし、寝息を立てるマルに、ウンギが近づきます。

「会社に行こう」

まだ2時半でした。












「私に教えて。マルさんの知っていること。私が知るべきこと、全部」









眠りについたばかりのマル、目がなかなか開きません。

「記憶が戻るのを待ってばかりはいられないわ。教えて。教えてくれたら、一生懸命覚えるから。ね?」

マルは後10分寝かせて欲しいと呟きますが、すぐ会社に行きたいとねだるウンギ。仕方なく起きだすマルです。




真夜中に会社のデスクに座るウンギ。
テサンリゾートの資料について詳しく説明するマル。
ところがウンギは居眠りしています。











思わず微笑むマル。










優しくウンギを小突きます。











「教えてくれって言っといて、寝るなよな」









目を覚ましたウンギ、寝ていないと嘘をつきます。
資料に目を落としたウンギは、またすぐ眠ってしまい。

そんなウンギをいとおしそうにみつめるマルです。










化粧室で歯を磨くウンギ。

インカムを装着し、マルのレクチャーを聞いています。








ウンギの担当していたリゾート建設地で住民の反対運動が起き、説得に2年を要したと説明するマル。ウンギはどうやって住民を説得したのか尋ねます。
建設予定地に2ヶ月間住み込み、地域の住民に説明し、説得して回ったとマル。ソ・ウンギってそういう人だったんだよ、と。













かつての自分が誇らしく思えるウンギです。





同じ日。

マルはパク弁護士から、ウンギに横領の嫌疑がかけられている事実を聞かされます。

ジェヒが、自分がリベートとしてもらった300億ウォンをウンギ名義の口座に振り込ませていたものを、検察が調べてきたのです。











「ハン・ジェヒが自分の横領を、ウンギにおっかぶせたんですね。
心配するかもしれないので、ソ理事には知らせずに僕らで解決しましょう」










ウンギの元へ戻ると、何も知らないウンギが一生懸命資料を読み込んでいました。買ってきたサンドイッチを置いて、そっと出て行くマル。




一方会長室では。

アン弁護士がジェヒに、今からでもウンギを禁治産者にする方法はあると伝えていました。われわれが手を汚すまでもなくそれは可能だとアン弁護士。

その言葉に、私も同じことを思っていたと応じるジェヒ。

そこへ来客がやってきます。
ウンギの元彼で、イルトグループのキム・ジョンフンでした。
数ヶ月前に離婚したというこの男を使って、何か悪巧みをしているジェヒ。
ジェヒの戦う姿勢に、満足げなアン弁護士です。














・・・・・・すみません。

もうちょっといい元彼は、いなかったんでしょうか。

なんか魅力が・・・・・・ゼロ?(笑)






男はウンギの部屋にやってきました。
いきなり名前を呼ばれ、身構えるウンギ。驚いて立ち上がります。











マルとパク弁護士は二人で作戦会議を開いていました。
ウンギに濡れ衣を着せるのに一役買っている、ウンギと以前より対立点の多かった某社のキム代表に会いに行くとマル。パク弁護士は、会っても難しいだろうと答えます。









そこへやってきたヒョン秘書、ウンギの元彼が来ていることを二人に告げます。


「アメリカにいた時にソ理事が好きだった人です」とパク弁護士。

ヒョン秘書は、ウンギの状態がバレはしないかと案じます。その言葉に顔色の曇るマル。














ウンギは見知らぬ男を前に、立ち尽くしていました。

「どうして知らない人をみるみたいに見るの?」
そう尋ねる元彼。

「君が帰ってきたと聞いて、すぐにでも会いたかったんだけど、フィアンセと一緒だというから、これなかったんだ」










男の脳裏に浮かぶ、さっきのジェヒとの会話。


「実はウンギ、記憶喪失みたいなんです。なにもかも忘れちゃった上に、変な婚約者まで連れてきちゃって。どうにかして引き離したんですが、どうしたらいいのやら。助けてくれますか? そちらが進めてる製紙会社買収の件、うちが降りても構いませんけど?」








男は買収の競合放棄をエサに、ジェヒに請われてウンギの状態を確かめにきたのでした。




「しばらく会わない間に、またきれいになったね、ウンギ」

戸惑いながら、他人行儀に礼を言うウンギ。

「今のフィアンセとは、どこで知り合ったの?」

男の問いに、言葉が詰まります。

「どれくらいつきあってるの? どんな人?」

立て続けに男は質問します。

ウンギが答えます。

「優しい人です。いい人だし」

「じゃあ僕は?」

ウンギの返答に切り返してくる男。

「僕はどんな人だった?」

ひたすら戸惑うウンギです。





男と廊下ですれ違ったマル。














すれ違った男がウンギの元彼と気づいたマル、ウンギの元に駆けつけるとウンギが呆然と座っていました。

静かに部屋を出るマルです。














マル、愛するウンギの元彼登場に、なにを思っているのでしょう。





そして夜。


マル不在のうちに家に上がりこんでいたのは、なんとジェシクでした。
迷惑そうに不信感を露にするチョコとチェギル。
チョコはジェシクに、本当に更正の道を歩んでいるのかと訊きます。
試しにジェシクの頭を殴ってみるチェギル。すぐに怒ってつかみかかるジェシクに、やっぱり更正してないと断じるチェギルです。














彼氏はいないのかと尋ねられ、チェギルが彼氏だというチョコ。
チェギルは否定しますが、どこまでの関係かとジェシクに聞かれたチョコは、キスもしたといいます。一方的にするのはキスじゃないと、チョコに抵抗するチェギル。傍で聞いていたジェシクがチェギルの頭を押し、キスする格好になってしまう二人。
チョコはもとより、チェギルもドキドキしてしまいます。




















背中を流せと風呂場に連れて行かれたチェギル、これから何をするつもりかとチェギルに尋ねます。

どちらについたほうが得をするか、見極めているところだと答えるジェシク。







なんか・・・・・・。
無茶なキスシーンです。(笑)
毎度のチョコ&チェギルほのぼのシーンですね。
チェギルがちゃんとジェシクの言ったことをマルに伝えるといいのですが。

しかしこの家の住人は、なんだって招かざる客をあんなに簡単に毎度毎度家に上げてしまうのでしょうか。(笑)



テサンでは。

暗闇の中で一人佇むアン弁護士。
あの日のジェヒの言葉を思い出しています。
ウンギとマルを引き離したいといったジェヒを。
マルが欲しいと言ったジェヒを。

そして、全て諦めたら私のところにくるかと尋ねていたジェヒの話も、アン弁護士は聞いていました。

嫉妬に燃え、拳を握るアン弁護士。








嫌過ぎるんですが。(笑)





マルはウンギに、今日は家に帰れないと電話で伝えます。
明日の5時にピックアップに行くとつげ、電話を切るマル。









マルはキム代表の自宅前にいました。

帰宅したキム代表に、話があると近づくマル。











眠れないウンギ、起き上がってマルとの写真を見つめます。
写真を胸に抱き、安心したように笑顔を見せるウンギです。











一方、マル。


「何の用で来たかは検討つきますが、何もお話しすることはありません」

そう言って家に入ろうとするキム代表の腕をつかみます。

「ソ理事がしたことじゃないでしょう?」

相手は、私が嘘を言っているとでも言うのかと切り替えしますが、真実はあなたが一番ご存知のはずとマル。

「誰々が加担しているんですか? 名義盗用に私文書偽造。ソ理事の印鑑を作るために、委任状も偽造したんでしょう? それを承知で銀行も応じたんでしょうし。トンソ銀行ですか?」

相手の顔色が変わります。














「朝一番に、銀行に行きましょうか?」

マルを押しのけようとするキム代表の腕を、もう一度つかむマル。

「一日だけ、真相究明のための時間を差し上げます。よくよくお考え下さい」

そう言って去るマル。




去っていくマルを暗がりで見つめる目がありました。
角材を持った男たちを従えた、チョ秘書。











マルは気づかず、すぐ傍に止めた車で目を瞑ります。

マルの傍を通り過ぎるパトカー。










写真を抱いて眠るウンギ。










マルはチェギルからの電話で目覚めました。
刑事がマルを逮捕しに家に押しかけていると言います。
マルの名を語る暴徒に襲われ、キム社長は瀕死の重態に陥っていました。











自分はやっていないので、チョコとウンギを安心させて欲しいと告げ、行方をくらますマル。















朝。


刑事たちはマルを探してテサンに押しかけていました。

秘書からマルがキム社長を暴行し、瀕死の重傷を負わせたときかされ、驚愕するジェヒ。










ウンギは会社でパク弁護士から、ウンギにかけられた嫌疑を晴らすためにマルが窮地に立たされていることを聞かされ、自分のせいだとしながらマルを案じていました。

自分は問題ばかり起こし、マルはいつもその尻拭いに追われていると自分を責めるウンギに、それがマルの役割だと気色ばむパク弁護士。

「彼はその役割を果たすために、理事の傍にいるんです。理事のためにしたことに、申し訳ないと思う必要はありません」

意味が分からぬウンギ。












納得のいかないウンギ、自分が私の立場でもそんなふうに割り切れるかと問います。
パク弁護士は、その問いに答えられません。



一方ジェヒも、マルを案じていました。

ため息をつきつつ化粧室に入ったところ、潜んでいたマルが姿を現します。
マルを見て驚くジェヒ。









「なに考えてるのよ! 人を瀕死になるまで殴るなんて、どういうつもり? 今あなたは殺人未遂で・・・」










ジェヒの言葉をマルが遮ります。


「殴ってません」






「誰かさんがまた濡れ衣を着せたんでしょ。そっちのブレーンの得意技じゃないですか。白々しく演技なんかしちゃって」


その言葉に、アン弁護士の仕業と思い当たるジェヒ。

ジェヒはマルに、警察に自首して自分じゃないと訴えるよう言いますが、マルは聞き入れません。

「順番どおりいきましょう。まず会長がすべきことは、ソ・ウンギの横領疑惑を晴らすこと。次はソ・ウンギのところにいって心から謝罪すること。二度とこんな稚拙で幼稚なことをしでかして、苦しめたりしない、と。やってくれますよね?」

厳しい表情で迫るマル。

ジェヒは自分は関係ないと突っぱねます。
マルはジェヒに近づき、低い声で脅すようにもう一度言うマル。


「やってくれますよね?」












「よく考えれば、自分に関係あるかないか、すぐわかると思うけど?」


ジェヒは、ひとまず化粧室を出て話そうと言います。
会長室でジェヒが出てくるのを待つマル。

ジェヒがどうしたものかと考えあぐねているところへ、電話が鳴ります。アン弁護士でした。
会長室にマルが来ていないかと尋ねるアン弁護士。
ジェヒはマルを隠そうと、とっさに来ていないと嘘をつきます。

化粧室から出てきたジェヒ。
その瞬間、刑事が踏み込んできます。
自分が通報したのではないと、訴えることも出来ないジェヒです。









マルが会長室で捕まった知らせは、すぐさまウンギにも届きました。
ジェヒが警察にマルを突き出したのではないかと予測するヒョン秘書。
ウンギはすぐに飛び出そうとしますが、もうすぐ会長に就任するのだから、職員の手前行動は慎重に行動するよう、パク弁護士が止めます。


会長室にはアン弁護士が来ていました。
指示していないことをやったことに不満を表されたアン弁護士、今までもやってきたことだと言います。

目的地に着くまでに色々軌道修正したり道を外れることはあっても、目的地そのものを忘れることはないとアン弁護士。






これからも動揺したり、道を外れた場合は自分がしっかり元に戻すので、自分を信じて前だけみて走るようジェヒに指図します。


アン弁護士、制動のきかない感じになってきました。
ますます薄気味悪いです。



その時。

ウンギが猛烈な勢いで会長室に入ってきました。
ウンギを止めるべく、パク弁護士が後を付いてきます。

「もうやめましょう、喧嘩。一体なにが望みなんですか? テサングループ? だったら全部あげます」







驚くジェヒとアン弁護士。


「私は必要ないので、全部手に入れてください、欲しいもの」

パク弁護士が後ろで止めますが、ウンギは耳を貸しません。

「全部自分のものにして、マルさんを解放して下さい。そして、許しがたい濡れ衣を着せるのは、ここまでにして!」

ジェヒを睨み、きびすを返すウンギ。ジェヒがウンギを呼び止めます。

なぜテサンとカン・マルを引き換えに出来るのかと問うジェヒに、「別に」と答えるウンギ。

「一体全体、マルに弱みでも握られてるわけ? どんなに頭がいかれとしても、あんな奴とテサンを引き換えにするなんて。なぜそんな常軌を逸した決定が出来るの?」


興奮するジェヒに、ウンギが逆に問い返します。









「そんなにおかしなことですか?」


絶句するジェヒ。
パク弁護士も驚きの表情でウンギを見守ります。














「どうして? 私はテサンよりマルさんを愛してるから。より愛するほうを選ぶのが、当たり前じゃないのかな。ハン・ジェヒさんは違うんですか?」

ジェヒは興奮し、声を荒げます。

「違うわ。私だけじゃなく、世界中の人はそんなんじゃない。愛でお腹一杯になる? 私はテサンを手に入れるためなら、男なんていくらでも捨てるわ! あんたが間違ってるのよ!」


ウンギはその言葉に静かに応じます。

「ええ。仕方ないですね。考え方が違うんだから」









ウンギの言葉に衝撃を受けるパク弁護士。
そして敗北感に打ちひしがれるジェヒ。

部屋を出るなり、パク弁護士はウンギに激怒します。ハン・ジェヒにテサンをくれてやるつもりかと。

その時再び現れたウンギの元彼。ウンギは無視して通り過ぎます。







男は、ウンギが横領疑惑をかけられていると聞き、助けになろうとやってきたとパク弁護士に伝えます。

パク弁護士の了承を受けたのか、直後にウンギの部屋に入ってきた男。
ウンギをお茶に誘います。


一方パク弁護士は、急ぎマルの面会にやって来ました。
マルの濡れ衣を晴らし、解放させる代わりに、テサンを全部ジェヒに渡すとウンギが取引したと聞かされるマル。
マルへの言葉に怒気のこもるパク弁護士です。

















一方。

元彼と向き合うウンギ。


男はウンギと昔撮った写真を取り出し、ずっと大切に財布の中に入れていたと言って見せます。














男はウンギに、昔の話を聞かせます。

君とは初恋だった。
いまも思い出す、初めてのときめきと、ファーストキス。

その言葉を聞いた瞬間、ウンギにあの夜の記憶がよみがえります。
マルに、弘前城でのキスがファーストキスだったと告白する自分の姿。











元彼はニューヨークで一緒に住んでいたと話を続けます。


「君は僕に愛してると、一日千回くらい言ってくれた。
そして僕は、君に愛してるって、一日に1万回くらい言ったよね」


その言葉を聞き、再びよみがえるあの夜の告白。

誰かに愛してると思い切り言ったのも、初めてだったと泣きながら告白する自分。誰かに愛してると心震えるような告白をされたのも、初めてだったと。










動揺するウンギの手を握る元彼。

ウンギにまたやりなおさないかと切り出します。

僕らが復活すれば、世の中に羨むものなど何もない、そんなカップルになれると。











ウンギによみがえる、告白の続き。


全てを手にしているかのように見えるソ・ウンギは、世に羨むものなど何もなさそうに見えるソ・ウンギは、実はつまらない人生を送っていたのだと、泣きながらマルに告白する自分。
それを聞く、傷だらけで腫れ上がった顔をしたマル。











我に返り、男を睨んだウンギ。低い声で呟きます。


「邪魔」










驚いてウンギを見つめる元彼。
ウンギは男の手を払いのけます。

「手をどけろって言ってるのよ。この、詐欺師野郎!」









ウンギはその足で、タクシーを拾いどこかに向かいます。


警察でのマルとパク弁護士。
マルが口を開きます。

「あの時僕がサインした覚書ですけど・・・・・・」

「ええ。理事が元の位置に戻ったら、必ず姿を消すと約束した、覚書のことですよね?」

マルはうつむいたまま言葉を続けます。

「もし、去らないと言ったら、どうなります?」

マルの言葉に体を乗り出す弁護士。

「でも、約束したじゃないですか」

マルは続けます。


「トイレに入る前と後じゃ、考えてることだって変わるじゃないかと言い出したら? 俺みたいな詐欺師の言葉を信じたのが悪いんだろうと、無茶を言ったら?」


パク弁護士は、報酬なら十分に出すと言います。
マルがなおも続けます。

「ソ・ウンギを手に入れれば、全てを手に入れたも同然だと言い出したら?
女が俺に溺れて、俺のためにテサンを捨てるとまで言っているのに、全ては俺次第なのに、全てを手に入れられるかもしれないビッグチャンスをみすみす逃す奴なんていないと言い出したら?」








マルの言葉の意味を図るように、心変わりしたのかと尋ねるパク弁護士。

「もしそうなら?」と尋ねるマルに、契約を違反したのだから、刑務所にぶち込むと答えるパク弁護士です。

「弁護士として全力を尽くして、阻止します。とはいえ、理事の記憶さえ戻れば、ゲームオーバーですけどね」

その言葉を黙って聞くマルです。



ジェヒはチョ秘書に命じて、報酬と引き換えにキム代表を襲った本当の下手人を自首させ、マルを釈放させるための手はずを整えさせていました。










ジェヒが自分に黙ってマルを釈放させたことに、感情が抑えきれないアン弁護士。

チョ秘書に携帯電話を投げつけ、怒りを露にします。











日が暮れ。


警察から釈放されるマル。

待っていたウンギが声をかけます。
恥ずかしそうに歩み寄る二人。




















にこやかだったウンギの顔が、突然険しくなります。


「嘘つき」








その言葉に固まるマル。


「詐欺師。私を騙したわね。許さない」


マルは凍てついた表情でウンギを見つめます。









「キスしたことないだなんて。あなたも私を信じなかったのよ。あんなに全力で告白したのに。弘前城で交わしたキスが、初めてのキスだったって」







「あんなに一生懸命告白したのに、なによ? キスしたことないですって?
・・・・・・恥ずかしいったら」


すねたようにウンギが歩き出します。

慌ててウンギを追いかけるマル。















真剣なまなざしでウンギを見つめるマル。


「ウンギ。しっかり覚えていて。今度は絶対忘れないで、しっかり覚えてて」









なにごとかとマルを見つめるウンギ。

マルが言葉を続けます。



「これが、僕のファーストキスだよ」































ウンギに熱くキスするマルを目撃してしまうジェヒ。
















キスし続ける二人で、ラスト。










きゃあ

こーれは、もう、きましたね~。
なっがいんです、これがまた、キスシーン。
私、もう完全にマルに持っていかれているのですが、一体これからどうしたらいいでしょうか。(笑)


しかし、なにせ、チャッカンナムジャです。
ここから視聴者を崖の下に突き落とすに違いありません。


マル。

あんなふうに自分のことを偽悪的にパク弁護士に言うのは、自分を許さないよう、ウンギがもし自分に来てしまったらパク弁護士が全力で止めるよう、釘をさすつもりなのでしょうか?



そうだとしたら、つらすぎます。
マルだって本当に、ウンギを愛しているのに。

そして、いまさらマルへの思いを募らせているジェヒ。
本当にマルを愛しているのなら、マルに殺人者の濡れ衣を着せたことから償わないといけませんよね。
日に日に不気味さを増すアン弁護士には、早いとこ自滅して欲しいのですが・・・・・・。

それにしてもあと残り5回だなんて。
まだまだマルを見ていたいのに、悲しいです。