みなさま、こんにちは。

日に日に寒くなりますが、みなさまどうぞ風邪にはお気をつけ下さいませ。

今日はチャッカンナムジャこと『優しい男』の最終回ロケ地の話題などを。


チャッカンナムジャ、『優しい男』とタイトルも短くスッキリさせ、M-netで12月22日に1話と2話を先行放送するそうですね。(視聴にはスカパー!やケーブルテレビに加入した上で別途視聴の申し込みが必要です)

早いうちに入ってくるとは思ってましたが、ほんとに上陸がはやーい!(笑)
M-netのページはコチラです。
じっくり待っていればそのうちBSや地上波にもやってくるでしょうか。

さて、『優しい男』最終回。
マルとウンギが7年後に住んでいる街がとっても素敵でしたよね。

このロケ地、慶尚南道の統営(トンヨン)という所なんです。
美しい港のトンヨンは、東洋のナポリとしばしば称される場所。


最終回、ドラマの中でサンドイッチもクッキーも不味いと村の女の子ミョンジュから散々な言われようだったウンギのベーカリーは、トンヨンの中でも観光名所となっている、近年壁画の村として有名になったトンピラン村(동피랑마을/トンピランマウル)にありました。













最終回。ウンギがおなかを壊したミョンジュを背負って走ってきた坂。











見ると両脇の壁には壁画が描かれてますよね。

これぞまさに、ここ。
真下にトンヨン港を見下ろせるこの坂。海側から見ると、こんな感じに続いているのですね。










トンピラン村は、一帯の建物が壁画で彩られています。
























とっても素敵ですよね。


トンピラン村のトンピラン(동피랑)とは、「東の崖(동쪽 벼랑)」という意味で、その名のとおり、トンヨンの東側の丘の上にある村です。
50世帯が住んでいるトンピラン村は、無許可で建てられた家が崖の上に密集する、いわゆる「タルトンネ」。
マルがもともと住んでいたのもタルトンネでしたね。

タルトンネとは、韓国語で月の村。月の村と聞くととてもロマンティックな感じがしますが、経済的に貧しい人たちが住むその場所が、空に近い坂の上の急な場所にあるため、そのように呼ばれています。

トンピラン村は朝鮮時代、李舜臣(イ・スンシン)将軍の東砲台が置かれていた場所であるため、市は住民たちにいくらかの立ち退き代を補償金として渡して土地を明け渡させ、寂れたタルトンネを取り壊して大規模な東砲台公園をつくる計画を立てていました。
しかし、タルトンネも手をかければ十分美しくなると考えた、地元の官と市民とでつくる協議体が2007年に壁画大会を開いたのをきっかけに、美大生らによって村の壁画が彩られ、壁画の噂を聞いた人々が集まってくるようになったことから、市も当初の計画を大幅に変え、てっぺんの家を3軒取り壊すに留めた規模で東砲台公園を作ることになりました。
現在では週末になると、カメラを片手に壁画目当ての観光客が足を運ぶ観光名所になっています。





上のほうから海を見下ろすとこんな感じ。















この黒い縁取りの赤い屋根って、たしか・・・・・・。













間違いない。(笑)

ウンギのお店の手前に写っている屋根ですよね。





そしてウンギのベーカリー。










ほんのひと月ほど前は、こんな感じだったようです。










屋根の色が塗り替えられてますね。

ここは本来は「トンピラン・クパンジャン(購販場)」。いまは飲み物などを提供しているようです。ここからの眺めがとっても素敵なんだとか。




ちなみにもっと前には、こんな外観。








「カモメさん、美味しいコーヒーをどうぞ♪」といった感じでしょうか。


チョン・ウソンさんとハン・ジミンさんとキム・ボム君が出演したケーブルテレビのドラマ『パダムパダム』もトンヨンのトンピラン村をロケ地にしていたそうで、「ウンギの店はチョン・ウソンがつくったのよ!」と熱く主張している韓国のブロガーの方もみつけました。あまりの熱さに、よほど嬉しかったんだろうなと笑ってしまいました。


チョン・ウソンさんがつくった(と思うと楽しい)ウンギのお店。

放送時には気づかなかったんですが、実はマルが医者として登場する前から、二人のハッピーエンドはこのお店が暗示してくれてたんですね。








お店の名前。”Silvertop Bakery”。
シルバートップ・ベーカリー。
思いっきりウンギとマル。(笑)

シルバーは銀。銀は韓国語でウン(은)。
トップはてっぺんや一番の意味ですが、てっぺんや一番をあらわす韓国語が、マル(마루)。
ドラマのファンがマルとウンギのカップルを「ウンマル」と呼んでいましたが、ベーカリーの名前を「ウンマル」にして、ハッピーエンドを暗示していました。

登場人物に変な名前をつける脚本家の傾向と、どん底なマルの環境からして、マルを韓国語の床の意味でばかり連想していましたが、どっこいマルには「一番上」の意味があるじゃないですか。
私ひとりやられた気分です。(笑)

『パダムパダム』は視聴率も1%台で韓国では殆ど見られていませんでしたが、今回ヒットした『優しい男』はさすが20%近い視聴率を出したのもあって、ウンマルカップルを懐かしむ観光客でトンピラン村の週末はまた賑わっているそうです。




トンヨンにこんなに素敵な村があったとは、知りませんでした。
海産物も美味しくて、特には牡蠣が有名なんですよね。
お仕事では訪れたことがあるのですが、信じられないほど大量に美味しい牡蠣をご馳走になったのが、トンヨンでのいい思い出です。

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タルトンネであるトンピラン村を取り壊させるのではなく、住み続けたいと願う住民とこの地の環境を、文化運動をおこして守ったトンヨンでの取り組みにも敬意を覚えますし、大好きになったドラマ『優しい男』の最後のロケ地としてこの場所を選んだ制作側のセンスも、いちファンとしてとても嬉しいです。

トンヨンのトンピラン村。

次またトンヨンに行く機会があれば、必ず訪れてみたいと思います。