みなさま、こんにちは。

えらいことになってしまった『清潭洞(チョンダムドン)のアリス』13話。
ため息をつきながら早速まいります。


12話ラスト。
スンジョとセギョンのもとに飛び込んできたタミー・ホン。

スンジョはなぜタミー・ホンがここにいるのかと不快な様子を見せますが、タミー・ホンは別件で来たところスンジョがいると聞いて挨拶に来たのだとうまく取り繕います。



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結婚を祝うタミー・ホンに、挨拶するなと言ったのにしつこい人だとスンジョ。
タミー・ホンの様子から異変を察知したセギョンは、こんないい日に怒らないでとスンジョをなだめ、注意をそらします。




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その隙にスンジョの携帯電話をポケットにしまうタミー・ホン。

表に出たタミー・ホンは急いで携帯の動画を消し、再び部屋に入ります。




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スンジョはセギョンのウエディングドレス姿がすっかり気に入り、後姿まで素敵だとご機嫌です。
タミー・ホンの登場にすっかりテンションの下がってしまったセギョンは、浮かない顔で気に入ったかと尋ねますが、舞い上がっているスンジョは異変に気づかずとても気に入ったのでこれに決めようかと笑顔を見せます。




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その時再びやってきたタミー・ホン。

「会長にどんなに嫌われても、これだけは申し上げたくて。結婚式のときに協賛させて頂きたいんです」




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呆れたスンジョ、「私がなぜタミー・ホンの協賛を?」と厳しい顔で一蹴しますが、セギョンがスンジョに声をかけ注意をそらした隙にタミー・ホンは携帯を置き、無事脱出します。

不安げに携帯に目をやるセギョン。
セギョンの不安げな様子に、タミー・ホンのせいではないかと心配するスンジョ。


一方ユンジュもタミー・ホンと連絡を取り、スンジョに送られた動画が無事削除されたことを確認し、タミー・ホンに会いに行くことにします。

電話を切ったところで夫に話しかけられ、弟のところに言ってくるとユンジュ。
なにかあったのかと心配する夫になんでもないと答えるユンジュの姿をイナが目撃していました。
何も揉め事が起きていないのを確認し、動画が消されたのではと気づくイナ。




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衣装合わせを済ませたセギョンは、会社に用があると嘘を言い、スンジョと別れます。




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タミー・ホンのブティックに着いたユンジュ。
一体どうなっているのかと詰め寄ります。
シン・イナが削除する前に勝手にデータを盗ったようだとタミー・ホン。



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また送るに違いない、私が消したのを知れば放っておかないとかなきり声を上げるユンジュ。

今この瞬間にも送っているかもしれないと不安がるユンジュの言葉に、「どういうこと?」と駆けつけたセギョンが声をかけます。




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「何を送るっていうの? まさか?」

「そうよ。あの動画、シン・イナが持ってるの」

ミニョクとスンジョに送ったのだとタミー・ホン。

「とりあえず二つとも消しました。消しましたが・・・・・・」

「ファイルを持っている以上、何をするかわからないわ」

二人の話を呆然と聞くセギョン。



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タミー・ホンはメールのハッキングしか方法がないといいます。
ハッカーを探してみなければというタミー・ホンに、メールを削除しても既に別のところに保存したかもしれないとセギョン。
ハッキングなどをするほうが、自分たちのような人間は早く自滅すると諭します。

「だったら? どうするっていうのよ?!」

ユンジュの叫びに答える間もなく、ズガズガと入り込んできたイナ。
手にはタブレットを持っています。




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「これを探してるんですか? 消したければどうぞ。兄の動画も消したんでしょ?」

机の上にタブレットを放り投げるイナ。
ユンジュはイナの前に跪きます。

「助けてください。一度だけ見逃してください。お願いです。お願いします」




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タミー・ホンももう一度考え直してくれと頼みます。

「本当に弁明の余地もありません」

タミー・ホンを厳しくにらむイナ。

「これから本当に頑張ります。本当に頑張りますから、今回だけ許してください」

イナはユンジュを冷たく見下ろします。

「許してくれ? なぜ私に頼むの? そう、拝み倒すしかないものね。どうやってでも許しを請うて助からないといけないんだもの。それがあんたたちの生存方法だから。どうしたの? すべてを失いそうで、怖いの? 怖がることないわ。よく考えてみて。失うんじゃなくて、また最初に戻るだけ。ここの人たちに混ざって暮らしたからって、初めから自分の物だったとでも思ってる? あんたは真似をしてただけ。それとね、二度と私に助けてって言わないで」



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「あんたたちは私に何も悪いことなんてしてない。何をしたって言うの? あれしきの縁談をぶち壊したこと? うちの家族を騙したこと? いいえ。私は道徳的な良心もなく、分もわきまえずにやりたい放題の女詐欺師二人を審判しようとしてるだけよ。待ってなさい。正義とは何なのか、はっきり見せてあげるから」

帰ろうとするイナの背に声をかけるセギョン。

「正義?」




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焦るタミー・ホンとユンジュ。
イナが受けて立つように振り返ります。




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「何が正義なの? 私が女詐欺師なら、あなたはなに? あなたもあの人が持っているものを狙って近づいて、ビジネスで結婚しようとしたんじゃない。私と何が違うの?」

急いで止めに入るユンジュ。セギョンは構わず言葉を続けます。

「ああ、違いはあるわよね。あなたのビジネスは大きく、私のは小さかった。あなたはお金があり、私にはない。だからあなたは政略結婚と呼ばれ、私は女詐欺師と呼ばれる。あなたは絶対に非難されないけど、私はこうして非難されているってこともね」

ハラハラしながらセギョンとイナを見つめるタミー・ホン。



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「それともうひとつ。あなたにとってチャ・スンジョは数多くのビジネスのうちの一つだっただろうけど、私にとっては世界のすべてだった。でも、あなたは私に負けたわ」

「やめて。やめなさいってば!」



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「いいえ。続けてみなさいよ。私があんたに負けたですって?」

挑発に応じるイナ。セギョンが言葉を続けます。

「あなたの言うとおり正義を実現したかったのなら、堂々と明らかにすべきだったでしょ。でも匿名で送ったわよね? どうして? この事業を駄目にしたのは自分じゃない、兄の愛する女を奪うのは自分じゃないって、責任取りたくなかったからじゃない。それが正義なの?」




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「お金、地位、家柄。あれだけのものを手にしていながら、私に負けたのよ。負けたのが悔しくて、おかしくなりそうだから、こんなことしてるんじゃない」




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セギョンを厳しくにらむイナ。

「あんたと私が変わらない? あんたと私がどう違うか、教えてあげようか? 負けようが負けまいが、私の人生は変わらない。何も変わらない。でもあんたは違う。
そう。これからあんたの言うとおり、世界のすべてを失うのよ」




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不敵な笑みを浮かべて去るイナ。

「あんたおかしくなったの? どうするつもりなのよ?」

目をむいてセギョンを責めるユンジュに、セギョンはならばどうすべきだったのかと問い返します。

「許して欲しいと頼むべきだったのよ。ああいう人には拝み倒すしかないのよ」

「頼み込めば込むほど、もっと踏みつけたくなるもんじゃないの? 散々苦しめた後、いよいよつまらなくなったら、その時暴露するんだってば。どっちみちやられるのは変わりないんだよ」

「まだそのほうがマシよ、こんなふうに終わるより!」

平行線をたどる二人。

「ハン・セギョン。全部あんたのせいよ。あんたが現れるまでは何の問題もなかった。あんたのせいでおかしくなったのよ! あんたが全部駄目にしたのよ!」



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部屋を出て行くユンジュ。セギョンはため息をつきます。
やりきれない目でセギョンを見つめるタミー・ホンに、あなたも言いたいことを言ってくれとセギョン。

タミー・ホンは応接室に案内し、セギョンに水を差し出します。




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イナがばらす前にすべて明らかにするつもりはないかとタミー・ホン。
スンジョになぜ今頃告白するのかと尋ねられたらどう答えるのかとセギョンは返します。

「なんて答えましょうか? シン・イナが全部知ってしまったから? スンジョさんにすべて話すだろうから? 他の人の口から聞かされるよりは、今更でも私から告白しますって?」




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「シン・イナが暴露したら、スンジョさんは衝撃を受けると思います。でも、少なくとも私に会うまでは心の準備をする時間ができるでしょ?」

「セギョンさんを生かすか殺すか?」

「スンジョさんには結論を下す時間が必要なんです」

「ただ待つと?」

「いいえ。すべて責任取ります。スンジョさんがどんな結論を下そうとも、スンジョさんの決定も、その理由も含めて、すべて」

ため息をつくタミー・ホン。

「私と手を組んだこと、後悔してません?」

「チャ・スンジョがロイヤルグループの息子だと知らなければ。シン・イナに別の家を紹介していれば。こうだったら、ああだったらって、人って危機に直面するとそんなことばっかり思うものでしょ? でもこうは思わないんですよね。セギョンさんのあの時の提案を拒否してたら、とは」

「なぜです? 怖くないんですか? 今から何か起きるだろうに」

セギョンの問いに笑顔を見せるタミー・ホン。




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「怖いですよ」

タミー・ホンが言葉を続けようとしたところへセギョンにスンジョから電話が入ります。
緊張して電話を取るセギョン。

まだ帰らないのかと心配しての電話でした。
スンジョと話すセギョンの横顔を見守るタミー・ホン。




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またそんな目で。(笑)




帰るというセギョンに、なにかあったらすぐ電話するように伝えます。



帰宅したユンジュは、失うことになるかもしれない我が家を前に立ち尽くし。

それぞれの重苦しさを抱え、夜が過ぎていきます。





翌朝。

セギョンの家ではセギョンの母と妹とアジョンが朝刊を見ていました。

「ロマンアウトレット韓国でオープン確定」の見出しともにアルテミス会長とスンジョ、スンジョの父とセギョンが写っています。



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母はチャ会長もセギョンを認めたようだし、あなたも認めたらどうかと水を向けますが、父は逃げるように仕事に出かけてしまいます。


一方のチャ会長も、昨夜のことを思い出していました。



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セギョンの計らいでスンジョの隣りに収まることになった昨日の場面を満足げに思い起こします。


その足でセギョンの父が働く店にやってきたチャ会長。
話があるとセギョンの父を連れ出します。




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「先日は顔合わせの場を台無しにして、すまなかった」と詫びるチャ会長。

「私も褒められたものではありません」と返すセギョンの父。

「ハンさん。私はお嬢さんを気に入っています。うちの息子とこんなに近づけてくれた人は、初めてだ」



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「お願いします。やっと息子と顔を合わせられるようになったのに、私のせいで縁談が滞ったら、もう息子に会えません。うちの家庭の問題さえ解決したら、うちのスンジョ、認めてもらえるかね?」



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突然の展開に言葉を失うセギョンの父。はっきりしない態度にチャ会長はすぐにしびれを切らします。

「うちの家庭のことで反対してると言っていただろう? それさえ解決したら、他に何の問題がある? え?!」





セギョンはスンジョの部屋を訪れていました。

ロベル会長がセギョンにと渡した美しい絵を見せるスンジョ。



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新婚の部屋にかけようとスンジョは言います。その言葉に、つい顔が暗くなるセギョン。

「さっきからどうしてそんな顔してるんです?」

何のことかと尋ねるセギョン。

「お父様のことが心配だからでしょ? 心配しないで。僕がどうやってでもお父様に許していただくから。セギョンさんはうちの父の気持ちを変えたでしょ? 僕を信じて任せて」




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その時セギョンに電話が入ります。
席を外して電話に出るセギョン。相手はスンジョの父でした。

一方のスンジョもセギョンの父から電話をもらいます。



互いに行く先を告げず、用ができたと出かける二人。

目的地近くまで来て、ばったり顔を合わせます。




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二人が呼ばれたのは、カラオケルームでした。


カラオケに興じている父親たちの姿に、事態がまだ飲み込めないスンジョとセギョン。




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どうして二人がここにいるのかというスンジョに、わけは後で話すので二人で歌えとセギョンの父。
「チャソバン」と婿に対する呼び方で呼ばれ、スンジョは驚きます。




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「チャソバンと一曲先に歌わせてもらいますよ、”サドン”」
その言葉に再び固まるスンジョ。

サドンとは姻戚関係にある親同士の韓国での呼び方です。

「ええ、そうしてください、サドン」




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二人に聞けとばかりに応じるスンジョの父。呆気にとられるセギョン。


楽しそうに歌うスンジョとセギョンの父を見ながら、スンジョの父がセギョンに話しかけます。

「以前、君の父親とは知らなかった頃、婿と一緒に酒を飲んで歌った話を聞いたことがあった。生きていれば、こんな日もくるのだな」



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その言葉を黙って受け止めるセギョン。

スンジョも嬉しそうにセギョンに視線を送ります。

「ありがとうございます、会長」

「ありがたいのは私だ」




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満足げなチャ会長の姿に、胸が痛むセギョン。


宴は進み、今度はチャ親子が「マイウェイ」を歌う段に。
ぎこちなく歌うスンジョ。チャ会長はただ立っているだけです。




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もっと仲良く歌えと割って入るセギョンの父。
チャ会長はやっと歌いだします。




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父親の横顔を見ながら(初めて見るな。父さんが歌っているところ)と心でつぶやくスンジョ。



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チャ会長もスンジョの歌う横顔を見ながら(こいつめ、かっこいいな)と心でつぶやきます。



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並んで歌を選ぶ二人を嬉しそうに見つめる二人の父です。



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スンジョの車で送ってもらいながら、鼻歌が止まらないチャ会長。明日の夜、セギョンを連れて来いと言います。夕飯を一緒に食べようと。




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美味しいものでもあるのかと尋ねるスンジョに、普通の食事だと父。
スンジョは早速セギョンにメールを送ります。

父と腕を組んで帰る途中、メールを受け取るセギョン。
スンジョの父に夕飯に呼ばれたと伝えます。


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大丈夫かと尋ねる父。

「うちよりもはるかに寂しい人たちだ。お前がずいぶん抱えてあげないといけないぞ。なに、うちのセギョンならうまくやれるさ」

そういって笑顔を見せる父。その言葉に目を伏せるセギョン。


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世界のすべてを失うことになると言ったイナの言葉が脳裏によみがえるセギョンです。



一方タミー・ホンは、セギョンを案じていました。




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心配してセギョンに電話するタミー・ホン。
スンジョには会ったかと尋ねます。

カラオケに行き、スンジョの父とも一緒に会って来たと聞き、安堵するタミー・ホン。そんなことなら自分に知らせるべきではないのかと不満を言います。

「一日中心配してたんですよ。僕もセギョンさんと一緒に人生がかかってるの、分かりません?」



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腹を立てるタミー・ホン。セギョンは謝ります。
気を取り直し、チャ会長になんて言われた詳しく話して欲しいというタミー・ホンに、セギョンが詳細を話し始めます。

「カラオケに行ったんです。スンジョさんと会長、初めて一緒にカラオケに行ったみたいです。一緒に歌ってもすっごくぎこちなくて。
それでも会長は本当に喜んでました。結婚も許してくれましたし、うちの父にも、先に許可して欲しいと頼んだそうです。それに、明日の夜も、家で一緒に夕食食べようって」




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受話器から聞こえてくる、セギョンの気落ちした声。

「いま、泣いてるんですか?」

「いいえ。泣いてません。いま泣いたら、悪い女じゃないですか」

「明日、また電話しましょう」

静かに電話を切る2人。




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セギョンは直後にユンジュにも電話します。


翌日。
ユンジュに会うセギョン。



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「変わりはない?」

「嵐の前の静けさってやつよ」

そっけなく答えるユンジュ。

「聞きたいことがあるの。パリであんたがいなくなった後、スンジョさんがどんな状態だったか教えて」

「なぜ? 別れるつもり?」

「ううん。別れないわ」

「知ってるでしょ。チャ・スンジョがどういう気持ちで韓国に来たか」

「復讐」

「でもあんたの場合は当てはまらない。復讐しても仕方ないってこと、もう分かってるから。つまり・・・・・・」

「復讐すらできないってことね」

「でも何か探すはず。生きるために」

当時を思い出したのか、つらそうにユンジュは視線を落とします。

「あんたは探せた?」

「考え中。あんたがよく使う手があるでしょ」



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「まさか・・・・・・」

正面突破を匂わせるユンジュ。
話はこれで終わりだろうと席を立ち上がりかけたユンジュは、ホ・ドンウクという友達がいるとセギョンに教えます。


「その人が一番よく知ってる。私がいなくなったあと、どうなったか」



会社に夫を訪ねていくユンジュ。



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電話もなく訪ねて来たユンジュに、なにか話でもあるのかと夫は尋ねます。

言いよどむユンジュを案じるミニョク。



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「最近何かあるんだろ? ホミンや実家に何かあるの? 大丈夫。話してみて。俺のできることなら、助けるから」

優しい夫の言葉に胸の詰まるユンジュ。

「あなた、私を愛してますか?」



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ミニョクは急にどうしたのかと笑います。

「あなた。私ね。私、実は・・・・・・」

その瞬間、狙ったように入ってくるイナ。

「ごめんなさい。お義姉さんが来てるっていうから。お義姉さんに聞きたいことがあるんだけど、ちょっといいでしょ?」

兄に許可を取り、ユンジュを外に出します。

「ほんと生意気ね。告白するつもり? なに勝手に告白なんかしようとしてるの? 可哀相なフリ、いい子のフリして、ぶちまけようっての? 駄目よ。それは私の計画にそぐわないわ」



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「自分の兄に動画を送るのが、その計画じゃなかったの?」

「あぁ、あれはありがとう。動画を消してくれて。ハン・セギョンの言うとおり、あれは卑怯な真似だったわ。人生の汚点になるところだったのに、あんたが止めてくれたのよね。私が手を汚す必要なかったのよ。おかげで私はまたシン・イナに戻ってこれた」

「ただビジネスだけを考えるシン・イナ? そうよね。あんたがここで全部ぶちまけたら、ビジネスに支障をきたすかもしれないものね。たいしたものね」

その言葉を鼻で笑うイナ。

ユンジュに近づき、なにやら囁いて去っていくイナです。



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様子を見に出てきたミニョク。
何の用だったのかと尋ねられ、新しい縁談先について聞かれたのだと答えるユンジュ。

「ずいぶん気にしてるようだな。君がちょっと考えてやってくれ」
ユンジュは頷きます。

「ところで、さっきの話はなんだったの?」

イナに言われた言葉がよぎるも、言わなきゃと言い聞かせるユンジュ。これ以上は引き伸ばせないと。
ユンジュが口を開く前に、話し始めるミニョク。

「最近本当におかしいね。さっき答えなかったからそうなの? 愛してるさ、勿論」

辺りを見回し、ユンジュを抱きしめるミニョク。



「愛してるよ」


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ユンジュの目に涙が浮かびます。

「だから俺を信じて、つらいことがあったら何でも話すんだよ。君がつらい思いをするのは、嫌だ。いいね?」



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暖かいまなざしで見つめるミニョクに、ユンジュはそれ以上切り出せません。



しかしこのシーン。

視聴者が最も気になったのは、到底真冬と思えないユンジュのいでたち。
おへそが透けて見えそうなシースルーのブラウスは、いくらなんでもありえないのではないでしょうか。お腹壊しちゃいます。(笑)



そしてイナは。
なんとタブレットを持って、チャ会長に会いに行ってしまいます。
一体いつタミー・ホンのところからこれを回収したのか、まったく謎ですが。(笑)

敷地の開発計画書、とてもよくできていると褒める会長。
挨拶を交わし、イナは本題に入ります。



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「お見せしたいものがあります」」



その頃セギョンはトンウクに電話し、今日の午後会えないかと尋ねていました。時間が取れず明日会う約束をするセギョン。なにかあるのかと聞かれ、何もないと答えます。


そして例の動画を見せるイナ。
チャ会長は厳しいまなざしで動画を見つめています。



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「何度もためらいました。ソ・ユンジュはうちで解決すればすみます。ですがハン・セギョンは、会長がロイヤルグループの嫁に迎え入れれば、会長とチャ・スンジョさんの名誉にとって、大きな打撃になります。放っておけませんでした」

「ありがとう」

礼を言われ、表情が緩むイナ。

「滅相もありません。会長と私たちは、ビジネスパートナーではありませんか」

「パートナー? ひとつだけ頼みがあります」

「ええ、どうぞ」

「伏せておいてください」



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思いがけぬ言葉に、イナは固まります。

「このことは、伏せておいてください。スンジョの父親として頼む。あいつは私とは違う。耐えられないでしょう。すべてが駄目になります。あいつと私と、GNと進めているこの事業も。シンチーム長も事業家でしょう?」


今はGNとロイヤルグループ、アルテミスにとって大事な時なのに、スンジョにしがみついても何もいいことないと言われてしまうイナ。

「頼む。伏せておいてくれ」


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廊下でよろけるイナ。
ロイヤルグループにセギョンを入れるつもりなのかと心でつぶやきます。


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今見せられた映像を思い返し、チャ会長は胸を痛めます。
「可哀相なやつ」と呟くチャ会長です。



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そうとも知らず、父に会いに行くスンジョとセギョン。

セギョンはすっかり緊張しています。

「答えたくないことを聞かれたら、答えなくてもいいですから」



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心配するスンジョに、心配しなくてももうスンジョの父とは気楽に接することができると答えるセギョン。

「気楽とか言いながら、そんな顔して」

「違いますってば」

頬を触りながらセギョンは緊張をほぐします。


家に着き、チャ会長と食事するスンジョとセギョン。



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セギョンの父が決めてきた日取りが書かれた紙を渡すスンジョ。こんなに早くかと父は小さく異議を唱えますが、すぐにでも結婚したいとスンジョは笑顔を見せます。

ご飯を食べ終わったら離れを案内するというスンジョ。
どんな場所かとセギョンに尋ねられ、子供の頃遊んだ場所だとスンジョは答えます。
離れには自分が案内するとスンジョの父。
セギョンも父と一緒に見ると応じます。

父は子供の頃スンジョが遊んだ部屋を案内します。
そこにはおもちゃなどが並んでいました。



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「全部取っておいたんですね」

「取っておいたのではなく、捨てさせなかったんだよ。ある日すべて捨てたんだが、あいつがいなくなったんだ」

「いなくなった?」

「街中を探したのにいないんだ。反抗してるんだろうと思って鍵を閉めたんだが、夜中にこれを全部もって帰ってきた。街中を探し回って見つけてきたんだ。愛情欠乏症だと言われたよ。この家であいつなりに心を寄せられる場所だったんだな」



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スンジョの父は言葉を続けます。

「毎日一回は目を合わせて愛していると言うように、医者に言われた時も、そんなものは犬にでも食わせろと言ったんだ。わしにはそんなことはできん」

セギョンに向き合う会長。

「スンジョに生涯、あの医者が言ったようにできるか?」



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はいと答えるセギョン。

「一生抱えていく自信はあるか?」

「はい、お父様」

「一生伏せておく自信もあるのか?」

何事かと見つめるセギョンに、スンジョの父はイナがきたと伝えます。




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「お父様・・・・・・」

「黙れ! 本当は今すぐ追い出したいくらいだ。そら見たことか、この馬鹿め! なぜ毎回阿呆みたいにやられるんだとな! でももっと腹立たしいのは、あいつには絶対耐えらないということだ! 捨てたら自分が死んでしまうだろう。認めたら、あいつがおかしくなる。そんな筈はないとどれだけ信じたいか? わしだってこんなに間違いだと思いたいのに」



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涙を浮かべるセギョン。

「一生黙ってスンジョの傍にいるんだ。楽になろうとスンジョに話すような真似をしたら、そのときはただじゃおかない」

「はい。分かっています。絶対にスンジョさんに知られぬよう、生涯罪を償って生きていきます」




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その言葉にため息をつくチャ会長。



イナの心は、ますます乱れていました。
あなたは私に負けたのだと言ったセギョンの言葉。
伏せておいてくれとのチャ会長の言葉もよみがえります。



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ビジネスなど放り投げてしまいたいイナ。





スンジョの父は、セギョンだけを帰し、スンジョに泊まっていけと言います。


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二人きりになり、スンジョに酒を勧める父。

「そんなに好きなのか?」

「うちより多くのものを持っている人なんです。うちよりもたくさん与えてくれる人だし」



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痛々しくスンジョを見つめる父。

「好きです」

スンジョの言葉に、たまらず酒をあおるチャ会長。スンジョは父に酒を注ぎながら、セギョンに優しくしてくれと頼みます。



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タミーホンに報告にいくセギョン。
イナが会長に会いに行ったと聞いてタミー・ホンは驚愕します。



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「それで?」

「すべて伏せてくれと、頼んだそうです。私にも、一生黙って暮らせと仰いました。もしかしたら、ロイヤルグループの奥様に、なれるかも知れません」

すっかり気落ちしているセギョンを見て、タミー・ホンは心が痛みます。

「先生との約束も、守れると思います。もうこれで、いいんですよね? これからは、私さえうまくやればいい。スンジョさんとお父様も、何の問題もなくなると思います」

「今からでも、パリに行きますか?」

思いがけないタミー・ホンの言葉に、セギョンは驚きます。

「なに言ってるんです? 全部うまくいったって言ってるのに」

「費用は僕が持ちます。ここの状況も、僕が責任もって片付けます」

「だから、なぜそんなことを?」

「セギョンさん、今なに考えてます? 欲望と挫折、怒りでここまで来たじゃないですか。だったら最後までそれでいかなきゃいけないんですよ。でも、今のセギョンさんは違うみたいだ」



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「どういう意味です?」

「ここでは自分を毒だと思う必要があると言ったでしょ? 今もそう思ってます? そう思うには、自分を愛しすぎてると思いません? セギョンさんの気持ちは、今はすべてがマジじゃないですか。それでうまくいかなかったら、セギョンさんはどうなるんです?」



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真心を疑われ、傷つくことになるセギョンを案じるタミー・ホン。

セギョンは顔を上げ、強がりを言います。
「ビビッたんですか? 怖いんですか? 失敗するかもしれないと思って?」

呆れて首を振るタミー・ホン。

「2009年。雑誌で”失敗したあとのことは考えない。考えても無駄だから”と」

かつて自分が雑誌で答えたことをインプットしているセギョンに、タミー・ホンは驚きます。

「そんなことまで調べたんですか?」

「私もです。失敗した後のことは、考えません」

そういい残して帰っていくセギョン。 

「ところが。初めて失敗したあとのことを考えてるんだ。俺が」



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独り言を呟くタミー・ホンです。



そして。

酒を飲みすぎた父をベッドに寝かすスンジョ。



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行こうとするスンジョに、父が呟きます。

「わしがあまりに酷いことをしたんだ。わしがあまりに酷かったから、お前の母親があんなことをしたんだ。お前を憎んでたんじゃない。わしを憎んでいたから。すまない」

その言葉に、涙がこぼれるスンジョ。父も泣いています。




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久しぶりに自分の部屋に入るスンジョ。写真を撮ってセギョンにメールを送ります。



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「よく頑張りました」と返信するセギョン。

スンジョは嬉しそうに眠りにつきます。


いとおしげにスンジョの写真を撫でるセギョン。



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翌日。

ユンジュは夫の忘れ物を届けに会社に来ていました。
イナに代わり、アルテミスとの会議に行く予定のミニョク。
イナはスンジョとの一件もあるので、自分が担当したほうがいいだろうとミニョクは考えていました。
失敗のないよう、ミニョクが担当しろという意味で、父親の期待が大きいとわざと口にするユンジュです。

部屋を出たユンジュに、話があるので会いたいとタミーホンからメールが入ります。
夫の部屋に向かうイナをユンジュは見逃してしまいます。

プロジェクトから外れない限り、どのみち顔を合わせるので、自分が引き続き担当するとイナ。兄は一瞬戸惑うものの、イナに資料を渡します。



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例のPCを持って会議に向かうイナ。




一方のセギョンは、約束どおりトンウクと会っていました。

「結婚おめでとうございます。日取りが決まったそうですね」



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「はい。色々ありがとうございます」

「ありがとう? 礼を言うのは僕ですよ。セギョンさんには本当に感謝しています。スンジョが結婚する日が来るなんて、想像もできませんでした。お父様とも全然和解できなかったし」



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「以前はどうだったんですか? パリでお父様と絶縁して、彼女と別れた後。話していただけますか?」


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タミー・ホンのブティックでは。

ユンジュにセギョンから聞いた話を報告するタミー・ホン。

「シン・イナが?」

「ところが、セギョンさんに生涯黙っていろと仰ったそうです、チャ会長。シンチーム長にもビジネスがかかっているので、なかったことにしろと」



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「伏せるでしょうか?」

「チャ会長がビジネスと絡めて話したんですから、暴露するのは容易ではないでしょう。とはいえ、セギョンさんがロイヤルグループの嫁になるのも、受け入れがたいでしょうしね」

ため息をつくタミー・ホンに、一本の不穏な知らせが届きます。


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スンジョは会社でネットの情報を見て喜んでいました。自分とロベル会長と父とセギョンが写った写真。やってきたムン秘書が、からかうように軽口を叩きます。



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「株主は知ってますかね? 給料もらってこうして写真ばっかり眺めてること」

ムン秘書はイナが到着したと伝えにきたのでした。



シン・イナがアルテミスに会議に現れたと報告を受けるタミー・ホン。

その会議には夫が行くはずだったのにとユンジュ。


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ユンジュはイナの言葉を思い出します。
ユンジュに近づき、イナはこう言ったのでした。

「私がビジネスだからこうしてるんだと思う?」

その言葉の意味がようやく分かるユンジュ。

「タミー・ホン。私たち、どうやら失敗したみたい」


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「失敗って?」



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「ある変数を見逃してました。シン・イナが、女だということ」






会議室にやってきたスンジョ。



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スンジョはまずイナに謝ります。

家同士が縁談を進めていたのを知っていたが、不本意ながら申し訳ない結果になってしまったと。

イナは親同士が進めていたことなので大丈夫だと答えます。
敷地について動画を見せながら説明し始めるイナ。



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トンウクは聞かれるがまま、セギョンに昔の話を聞かせていました。

「2006年のクリスマスでした。パリに行ってスンジョと楽しく遊んだんです。半月ほど滞在して戻ってきたんですが、韓国に帰ってきてから知ったんです」

「何をですか?」

「彼女が急にいなくなったのが、半月前だったってこと」

「スンジョさん、黙ってたんですか?」



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視線を落とすトンウク。



映像を見せながら、計画を話すイナ。
仁川空港と芸術センターを結び、観光客を誘致が可能になると話します。
開発提案書は受け付けられたかと尋ねられ、そうだと応じるイナ。

「では、次の映像をご覧ください」



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流れるユンジュとセギョンの映像。驚いて見入るスンジョ。



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「言わなかったんじゃないんです」とトンウク。

「じゃあ、なぜ?」




黙って映像を見つめるスンジョ。



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スンジョは見終えると、笑みを浮かべます。
その反応に驚いて見つめるイナ。



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「これ、なんですか? 僕の知っている人に似てる人が、二人もいる」



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ショック状態のスンジョの顔にかぶさるトンウクの声。


「スンジョは現実を認めなかったんです。現実を認めたら、生きていけないから」




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壊れてしまったスンジョと、恐れをなすセギョンの顔で、ラスト。



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うーわーーーー。

これどうしましょうか? 若干恐怖映画はいってきました。

そして・・・・・・重っ!!(笑)

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ちょっとイナ、いい加減にして欲しいですよねぇ。

ラストのスンジョの表情があまりに可哀相で、「いつの間にタミー・ホンのところにおいてきたタブレット取ってきたんだ?」とか、そういう細部がどうでもよくなっちゃいました。(笑)

はぁ。言葉が出ません、13話。

そして14話予告のスンジョが、怖すぎます・・・・・・。