みなさま、こんにちは。

急展開を迎えた『アイリス2』第6話、引き続きまいります。

前回5話。

頭部に銃弾を受け、レイに連れ去られてしまったユゴン。
飛行機の中で緊急オペを受けます。

ミスターブラックに女の正体がばれたと報告するレイ。まだ使えるので、処遇は自分に一任して欲しいと願い出ます。まだNSSに協力者がいると口にするレイ。

一方意識を失ったままのユゴン。

血圧はどんどん下がり続け・・・。

NSSでは。

がっくりと肩を落としている要員たちに、そんなことでユゴンを見つけ出せると思うかと発破をかけるチーム長。
要員の一人が、ユゴンは頭部を撃たれたようだと報告しますが、ユゴンが死んだと言いたいのかと一喝します。
アイリスの車両をどうやってでも探せ。探し出せばそこにユゴンがいるとチーム長。檄を飛ばし、要員たちを任務につかせます。

おりしも戻ってきたヒョヌとスヨン。

カン・ビョンジンはヒョヌに話をしようと声をかけ、意味ありげにCCTVを見つめます。それを合図に、一斉に移動する要員たち。

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チーム長は、二人は行き先が二つだと事前に知っていたのかと尋ねます。
かすかにうなづき、誰がスパイか分かったのかと尋ねるスヨン。
局長から自分にだけ答えるように言われたとの同僚の言葉にヒョヌは気色ばみます。
誰だが分かったら、報告の前にその場で逮捕すべきだろうとヒョヌ。

「誰なんだ?」

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ヒョヌの問いにためらうチーム長。それを遮るようにカン・ビョンジンが答えます。

「局長だよ」

移送作戦の数時間前に武器の搬出記録を検索し、作戦の間にユゴンとチェ・ミン民の位置を追跡したログ記録が残されていたとカン・ビョンジン。

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「局長なんだよ」

再び念を押すカン・ビョンジンの言葉に呆然とするスヨン。

スヨンは科学捜査担当のオ室長を訪ね、意見を聞かせて欲しいといいます。

オ室長は言いよどみながらも、収集した検体は脳組織で、アイリスメンバーの痛いと比較したところ、ユゴンのものと思われると答えます。

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おそらく現場で死亡したのだろうと、科学捜査チームのキム。

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スヨンは遺体が発見されるまで断定できないと言います。
ユゴンの自宅に行ってくるので、何か分かったら連絡を欲しいと言い残し、スヨンは出て行きます。

廊下をうつろに歩くスヨン。
崩れ落ちそうな体を壁で支えながら、大粒の涙を落とします。

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ユゴンの部屋に着いたスヨンは。

机の上を物色し、ユゴンがなにを探していたのかを見つけようとします。
本棚は回転式になっており、裏の鏡にはハ警部補やペク・サンの写真が。

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「一体、私の知らないなにがあったの?
私が必ず見つけ出すわ」

ユゴンの写真をなでながら、そう決意するスヨン。

チェ・ミンを訪ねたヒョヌ。

ユチーム長はどうしているかと尋ねられ、困惑しつつも先にチェ・ミンに知らせることには同意したとヒョヌは答えます。

だが正直に言えば証拠に乏しく、一番の問題は動機がないということだとするヒョヌに、局長はNSSを無くしがっていた、それ以上の動機はないとチェ・ミンは反論します。
まずはログ記録と照らし合わせ、局長の動きを把握するよう命じるチェ・ミン。外部の協力要員二人をつけるので、証拠探しに専念するよう伝えます。

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こうしてつけられた新参要員二人。
一大スペクタクルを期待して諜報機関にやってきたのに、これではただの小間使いではないかとユン・シヒョクは不満顔です。

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二人がやってきたのは、局長が女と酒を飲みにきたバーでした。

局長の写真を見せ、バーテンダーに見覚えがあるかと尋ねるシヒョク。
この客ならたびたび来ていると答えます。
連れはいたかとの質問に、毎回同じ女と一緒だったとバーテンダー。

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ソン・ヨンミンはCCTVを見せて欲しいと願い出ます。

二人が持ち帰った動画をNSSで分析するヒョヌたち。

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女が化粧室に向かいながらバッグを持ち込んだ場面を見て、IDカードくらいは十分隠せる大きさだと確認します。

イ室長の位置を追跡して欲しいとのヒョヌに、自分の等級ではできないとカン・ビョンジン。ユチーム長が自分がやると申し出ます。

新参者二人に分かったら出動して欲しいと言い残し、チェ・ミンに報告に行くヒョヌ。シヒョクはまた徹夜だと露骨に嫌な顔を見せます。

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・・・これは、ビースト(ヒョヌ)対エムブラック(シヒョク)+A-JAX(ヨンミン)の構図?(笑)

一方スパイのイ・スジンは。

自宅でレイと電話していました。

言われたとおり削除しているとイ室長。ユゴンは一緒なのかと尋ねます。そうだと答えるレイ、ユゴンは死んだと言います。

電話を切ったらすぐ電話機を初期化し、USIMカードも捨てろとレイ。
なぜ急にと問いかける言葉に答えずに電話を切ってしまいます。
嫌な予感のするイ・スジン。

イ・スジンの自宅には既に特殊部隊が集まり、突入のタイミングを見計らっていました。

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電話を初期化する最中に押し入ってきた特殊部隊。シヒョクは携帯とパソコンを押収します。

「なにするのよ!」

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「内部情報流出の罪で緊急逮捕します」とシヒョク。

ヒョヌはイ・スジンを前に尋問します。
こちらに正体がばれた以上、アイリスも放っておかないだろうとヒョヌ。情報を渡し、こちらの保護を受けたほうがいいと言います。ほかの事はさておいても、ユゴンがどこにいるかだけは言えと迫るヒョヌ。

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取調べを見つめるチェ・ミンの傍に局長がやってきます。
本当なのかと尋ねる局長に、彼女のノートパソコンから門外不出の機密情報を盗乱した痕跡を探したとチェ・ミン。
それだけで配送情報を流したという証拠にならないという局長に、局長の保安カードを使って局長個人のパソコンとサーバー室を行き来していた証拠もあるとチェ・ミンは続けます。
もしや彼女について知っていたのではと疑いを向けるチェ・ミン。
なにを根拠にと噛み付く局長に、二人で手を取りあって写った写真を見せます。

「ありがちな構図が連想されますね。私的な関係を築いてアプローチし、今度はそれを使って、脅迫」

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その言葉に、局長は苛立ちながら資料を閉じます。

「脅迫はない。知っててやられるほど、私が間抜けだと思ってるのか?!」

チェ・ミンは、それは分かっていると答えます。メインサーバーのログ記録が残された時間帯は局長は家にいた。また、イ・スジンが局長の保安カードをコピーした事実もつかんでいると。

知りつつ聞いたのかといきり立つ局長に、手順を踏んだまでだとチェ・ミン。今後の手続きは、不名誉な退職をすることになるだろう。局長の座には自分が着くだろうとチェ・ミン。

お前の望みはそれかと尋ねられ、正確に言えばその地位がもたらす力に関心があるとチェ・ミン。いくつか約束してくれるなら、しばらくの間一緒に進むこともやぶさかではないと言います。

そして取調室には。

スヨンが入ってきました。

ユゴンが銃に撃たれたのは知っているだろうとスヨン。探し出せるよう助けて欲しいと言います。あなたも利用されただけではないかとスヨン。どこになぜ連れて行ったのかだけを聞かせて欲しいと。

横を向いて聞き流していたイ・スジンがスヨンを見て薄笑いを浮かべるや、スヨンは近づき銃を構えます。色めきたつ取調室。

「言え。チョンチーム長はどこにいる?」

銃を下ろせとのヒョヌに、近づくなとすごむスヨン。

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ユゴンがどこにいるか分かるまで、この女と自分はこの部屋から一歩も動かないとチェ・ミンに伝えるスヨン。女は薄笑いを浮かべたままです。

「逮捕された以上、どうせ私は殺されるわ。私がこんな猿芝居に怖気づくとでも?」

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近づくヒョヌに止められる前に、スヨンはイ・スジンの足を本当に撃ちます。

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うめく女の頭になおも銃口を寄せるスヨン。

「猿芝居? 言いなさい」

諦めて口を開くイ・スジン。

「あいつらが連れて行った。逮捕される直前にチームリーダーと電話で話した。私も知りたかったのよ。チョン・ユゴンをなぜ、どこに連れて行ったのか。生きているのか」

「それで? それで今どこなの?」

「はっきり聞いたわ。チョン・ユゴンは、死んだって」

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涙ぐみながらその場に座り込むスヨンをヒョヌが支えて部屋から出そうとします。

「嘘に決まってるわ」

「そうさ」

「あんたは信じられる?」
涙を流しながら尋ねるスヨン。

「チョンチーム長が本当に・・・そういうことになったって?」

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「いいや。俺も信じない」

スヨンの顔を見ずに答えるヒョヌ。

「俺の目で直接見るまでは、信じないよ」

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呆然と立ち尽くすスヨン。
後ろからチェ・ミンに促され、ヒョヌはスヨンを連れて出ます。

一方捕らえられたジュンウォンとヨナは。

パク・チョリョンを呼び出し、何かを報告しようとしていました。

ヨナは立ち上がり、パク・チョリョンに紙を見せます。
このとおり新聞に出せば、答えが帰ってくるだろうとヨナ。

どれくらい待てばいいのかと尋ねるパク・チョリョンに、忘れた頃に返事がやってくるだろうとヨナは答えます。

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ジュンウォンは建物から出して欲しいと訴えます。返事が来たら出してやるとの返事に、若い男女を同じ部屋においておくのはどうなんだと文句を言います。

立ち去ろうとし、ヨナを振り返ったパク・チョリョン。
「気づかないところだったよ、ヨナ」と声をかけます。驚いてパク・チョリョンを凝視するヨナとジュンウォン。

「お母さんのことは、申し訳なかった。信じられないかもしれないが、私もどこかでお前の姉さんが生きていてほしいと願ってる」

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パク・チョリョンは整形しアイリスに入ったヨナの気持が分かっていたのでした。
涙を流すヨナ。ジュンウォンは自分は何も耳打ちしていないと言います。

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スヨンはユゴンの実家を訪ね。

アルバムを見ながら涙を拭くユゴンの母がそこにいました。

「ユゴンの一切の時の写真よ。恥ずかしいからやめてくれって、あの子嫌がるかしら?」

写真を見ながら母が語り始めます。

「5年生の時だったかしら。転んで膝を怪我したのに痛いとも言わないから、私は気づかなかったの。家に帰ってきて、破れた運動着を見て・・・。痛みには・・・痛みには子どもの時からよく耐えた子だったから、今もきっと、我慢してるわよね?」

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涙でその言葉を聞くスヨン。ユゴンの母の肩に両手を置き、かつてのユゴンとの思い出を思い浮かべます。喧嘩をして傷ついたユゴンに絆創膏を張ってあげた日。ユゴンとクラブで踊り、じゃんけんしながら飲み比べた日。NSSの訓練でプールではしゃいだ日、二人で行った海の旅行、二人の夜・・・・・・。

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NSSでは。

相変わらず局長はその座に収まっていました。
取調べの最中に容疑者を撃ったスヨンに懲戒が必要だと局長。そんなことは法治国家ではありえないと言います。現場の責任を問うなら、自分に問うべきではないかと反発するチェ・ミン。スヨンに必要なのは懲戒ではなく休息だと言います。

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法的な問題があるなら、自分が解決すると出て行くチェ・ミンです。

一方スヨンは、ペク・サンを訪ねていました。
まだユゴンを見つける端緒がつかめないのかと案じるペク・サン。

「どこかに生きていることさえ分かれば・・・・・・」

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「生きてるだろう。アイリスがチョンチーム長を連れて行ったということは、彼を生かして利用しようと思っているからだ」

「本当にそうでしょうか?」

「私を信じなさい。やつらが連れて行ったとしたら、必ず生きている」

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ペク・サンにうなづくスヨン。

チェ・ミンは要員を集め、この間の状況を整理していました。
アイリスの活動が再指導したことによりペク・サンの隠れ家が襲撃され、ペク・サンからは警告が出された。ハンガリーではクォン代表がアイリスの手に落ち、我々はチョ前大統領の警護に失敗。
カンボジアでは捕らえたユ・ジュンウォンを取り逃し、一級情報にアクセスできるイ・スヨンがアイリスのスパイだった。ペク・サンを使ってアイリスをおびき寄せようとした作戦が局長の保安カード情報を盗まれることで敵に流出し、作戦のさなかにユゴンは銃に撃たれて失踪。我々は彼の生死すらわからないにある。

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数ヶ月内に起きたことが数年にも感じられるほど、この間嫌と言うほどNSSの甘さが露わになった。これ以上アイリスにしてやられるわけにはいかない。

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自分はNSSを以前のような強固な組織にするとチェ・ミン。大統領の了解もえているとし、先制攻撃こそが最大の防御だと分かっているなと要員たちに尋ねます。

「今この瞬間から、無気力なNSSは歴史の中に葬られる。アイリスの痕跡は何でもいいから探すのよ。そして自分の目で確認すること」

チェ・ミンは局長に向き直り、他の意見があれば今言うように促します。何もないと局長。

チェ・ミンはスヨンをAチームのチーム長に指名します。
カン・ビョンジンとキム・ジヨンの後方支援チームは今後現場の要員として投入するとチェ・ミン。

アイリスとの本当の戦争は、ここからが始まりだと言葉を結びます。

苦虫を噛み潰した顔で廊下を歩く局長。

そこにどうでもいいパリバケットの配達シーンが挟まれ、緊張感を台無しにしてくれ。(笑)

ちなみに配達に来たのは、お笑い芸人のキム・ギヨル。

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緊張感が台無しだと、演出に大ブーイングの説もあります。(笑)

あくる日。

ペク・サンに、核はどこにあるのかと迫るチェ・ミン。
ペク・サンはそのときが来たら教えてやるので自分を信じろと答えます。

口先だけで通じる状況ではないと厳しい表情のチェ・ミンに、なぜ自分がNSSに投降したと思うかと尋ねるペク・サン。

私はこの国の安保のためにすべてをかけてきた。前にも言ったが、私が信じる正義はこの国だ。
アイリスは私から何を得ようとしていると思う?
彼らは核兵器を奪って戦争を起こそうとしているんだ。
私はその惨事を防ごうとしている。
しばらくはNSSが私を保護しなければならないだろう。

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チェ・ミンはペク・サンの言葉を無言で聞きます。

まだ大統領に核兵器の存在について話していないようだがとペク・サン。チェ・ミンはもう少し確実になったら報告すると答えます。

「やめておけ。とてつもない混乱を招くだけだ。言ったが、NSSと大統領府の中に、まだアイリスの影が残ってる。しばらくは私と君だけが知る秘密としておこう」

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窓辺に佇むペク・サン。

昔のことを思い出しています。

決心は変わらないのかと尋ねる男。
「仕方ない。後悔しない決定になることを願う。行け」

意外な答えに驚くペク・サン。

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男はペク・サンを行かせます。

花屋でかすみ草の花束を作ってもらうペク・サン。電話をさせて欲しいと頼み、洋装店の女性に電話します。若き日のユゴンの母です。

電話に出たユゴンの母は、傷だらけで息も絶え絶えでした。「こないで」の言葉と同時に切られた電話。

急いで駆けつけたペク・サンは複数の男たちに襲われ、体中を切り付けられます。傷だらけのユゴンの母にペク・サンは倒れながら手を伸ばしますが、男に角材で殴られ気を失います。

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とある寺院で目を覚ましたペク・サン。

瀕死のペク・サンに向かって男が言い放ちます。

「今日からお前の名は、ペク・サン。完全に別の身分となって生きるんだ。まずは体を治せ。最初の任務はCIAの犬どもを始末すること」

「あそこにいた女は・・・?」

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「死んだ。腹の中の子どもも一緒に」

涙を流すペク・サン。立ち上がる男。

・・・って、えーーー?!

どどど、どゆこと?!

この人、本当は、誰?!

男は今度は病室のユゴンの母のもとに行きます。

生き残りたければ、我々が変えた身分になって静かに生きろと男。子どもも幸い無事だと言います。子どもの名は父親ではなく自分の姓をつけるよう男。

ベッドの上でユゴンの母は、「サンジュンさんは?」と涙ながらに尋ねます。

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「何度言えば分かる? 子どもの父親のユ・サンジュンは、死んだ」

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って、えええええーー?!

ユ・サンジュンが、ペク・サン?!

ってことは、ペク・サンがユゴンのパパ?!

今の今まで写真に写ってる上役のな男がユ・サンジュンだと思ってたのに!

まー、仰天しました。

アイリスも2ともなれば、これくらいは必要ってことですか?(笑)

昔を思い出し溜息をつく今のペク・サンと、泣きながらユゴンを待つ母。

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スヨンは荷物をまとめ、どこかに出かけようとしていました。

棚に飾られたユゴンとの写真とユゴンのくれたマトリョーシカを見つめるスヨン。

家の外ではヒョヌが待っていました。

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本当にそこで過ごすのかとヒョヌ。今はユゴンが生きていると信じられるので、ユゴンの部屋を誇りまみれにしたくないのだとスヨンは答えます。
部屋にこもりきって過ごすのはもうおしまいだとスヨン。なぜならユゴンは生きているのだからと。

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歩き出したスヨンのバッグを持ってあげる優しいヒョヌです。

ユゴンの部屋にやってきたスヨンは、窓を拭き、トイレを掃除し、トレーニングも欠かしません。

そうやって9ヶ月が流れ。

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スヨンはセクシーないでたちでホテルのバーにやってきます。
スヨンを横目で眺めるカウンターの男。

スヨンは爆弾を取引するグループを捕まえるために潜入操作をしているのでした。

取引の場に出向き、爆弾を確認するスヨン。

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ペンダントに仕組まれたカメラで、爆弾の詳細がNSSの同僚に送られていました。

いつでも踏み込めるよう、近場で控えているヒョヌたち。
ブツがホテルの地下駐車場にあることを伝えるスヨン。ヒョヌを乗せた車がすばやく動き出します。
金はどこかと尋ねられ、この建物にあると答えるスヨン。

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静かに出て行こうとしますが、ヒョヌたちの車に気づいた犯行グループの仲間の知らせにより、スヨンの正体がばれてしまいます。

男二人を相手に大立ち回りを始めるスヨン。

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息もつかせぬ激しいアクションシーンが展開されます。

仲間が到着し、ようやく拳をおろすスヨン。

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NSSでは。

下手をすれば爆弾が爆発していたかもしれないとスヨンをなじる局長。
スヨンは十分統制可能な状況だったと答えます。
現場に一人で乗り込むとは、自信があるのか、それとも無謀なのかと嫌味を言う局長。

スヨンは犯人からアイリスとの取引記録も入手したと報告します。
調査の精密度を上げれば、アイリスにより近づけるとスヨン。

プロセスが多少危険だったものの、最近では最も大きな成果だと褒めるチェ・ミン。スヨンは短く礼を言います。かつての明るさがすっかり影を潜めたスヨンです。

科学捜査チームでは。

オ室長が、ヒョヌに話しかけていました。
以前、ユゴンにこう言ったことがある。
お前はいつ暴走するか分からない怪物だから、誰か導く人が必要だと。
でも今はスヨンがもっと怪物みたいになっている。

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お前はどう思うかと尋ねるオ室長。
何のことかと聞き返され、なんでもないとはぐらかします。

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スヨンは収容されているイ・スジンに会いに行きます。
スヨンを見るなり、ここから出して欲しいとすがりつくイ・スジン。

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アイリスが再び活動を始めたとのスヨンの言葉に、イ・スジンはおびえてベッドに戻ります。

助かりたいかと尋ねるスヨン。切実な顔でスヨンを見つめるイ・スジンに、もっと情報が必要だと冷たく伝えます。

一人居酒屋で晩酌するスヨン。
やってきたヒョヌが焼酎を奪います。

自分の祝い酒を一人で飲むなよとヒョヌ。自分の祝い酒だから一人で飲むんだとスヨン。

「今日の酒代はお前持ち?」

「おうともさ」

スヨンは切れた唇が痛むのか、顔を歪めながら酒をあおります。

「なんだよ、女の癖にその口は」

「なに? セクシー?」

「なかなかいいよ」

スヨンは噴き出します。

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コチュジャンつけてるみたいだと冗談を言いながら、酒を注ぐヒョヌ。二人で楽しげに焼酎をあおります。

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ヒョヌはスヨンのマンションまで送ってきます。

「護送作戦の日、私終わったらチーム長にプロポーズするつもりだったんだ」

「ったく、女の癖に」

ヒョヌの憎まれ口に、プロポーズに男も女もあるかとスヨン。好きならすればいいと続けます。そんなスヨンを痛々しく見つめるヒョヌ。

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あの日、無線でユゴンが代わってくれと言ったが、何か特別な言葉でもあったのかとのヒョヌの言葉に、ただの日常会話だったと答えかけ、マトリョーシカのことを思い出すスヨン。

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急いで部屋に一人駆け上がります。

明かりをつけ、マトリョーシカを手に取るスヨン。

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緊張の面持ちでひとつずつ開けていきます。

最後のマトリョーシカの底に入っていた指輪。
メモも一緒に入っています。

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震える手でそのメモを開くスヨン。

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愛してるよ スヨン

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メモを見つめ、声を震わせて号泣するスヨン。
銃弾を浴びて崩れ落ちたユゴンの姿が脳裏をかすめます。

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あーー。
視聴者も号泣。

そして。

秋田。

広い田沢湖に浮かぶ一艘の小船。男の子と男の人が乗っています。

「ケンちゃん、今日も一匹も連れなかったら、もう諦めようね。この湖には魚だけを食べる怪物がいるんだよ」と日本語で話す男の子。

「そしたら、怪物を捕まえよう。リンタロウちゃん」と韓国語訛りの日本語で答える男。

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ユゴンでした。

ケンちゃん呼ばれるユゴンは、男の子と楽しそうに寄り道しながら岐路に着きます。

家にはリエと呼ばれる若い女性が。他にも中高年の男女が二人。

釣りに出て15日目なのに何も釣れないと恨みぶしのりんたろうに、ミミズをつけないと魚は釣れないと男性。りんたろうが餌などつけずに釣り糸をたらしていると言うと、男性は「ケン君はは思い出がつりたいのかな」と笑顔を見せます。

ユゴンのゴンから取ってるんでしょうね、ケンちゃん。(笑)
漢字で健ちゃんって感じでしょうか。(笑)

リエと呼ばれる女性の前職は、日本の内閣室の要員でした。
雪の中を歩くユゴンとリエ。

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リンタロウがケンのおかげで明るくなったとリエは韓国語で礼を言います。
両親を失った痛みはすぐには消えないだろうとユゴン。

リエはもしかしたらケンも両親についてや、他にも何か思い出したことがあるのかと尋ねますが、ユゴンは首を振ります。

あまり急がなくてもいいとリエ。今の状態も悪くないのならと言葉を付け加えます。

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並んで歩く二人。触れる手と手。リエからはユゴンへの好意がにじみます。
手をポケットにしまって雪を眺めるユゴン。

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午前2時。

目覚ましで目を覚ましたユゴン。
とある旅館で酒を飲む男に銃を突きつけます。

振り返った男に「役に立たないものはいらない。アイリスのメッセージだ」と告げ、銃を放つユゴン。

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勺をしていた女は命乞いをします。結局その女も射殺するユゴン。

朝。

ユゴンはリエに起こされます。

リエはお茶を運びがてら、来客だと伝えます。待っていたのは、なんとレイでした。

一杯やりに行こうとレイ。

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っていうか、自動車がKIAだし。(笑)

日本でKIA自動車は、ありえないっす。
しかも、なんでアイリスが日本で韓国車?
でもちゃんと秋田ナンバー。

間接広告、要所要所でギャグにもなってます。(笑)

そしてヨナは。

とうとう返事が来たとジュンウォンに伝えます。

驚いて紙面を見つめるジュンウォン。

レイとユゴンはレストランでビールを酌み交わしていました。

雪は世界を白く彩ってくれてきれいだとユゴン。魂も洗われると言います。

昨日の任務は立派だったとの言葉に、女を殺すのは乗り気がしないとユゴン。レイはまだ確信が持てないのかと尋ねますが、ユゴンは分からないと答えます。

バベルの塔の話を知っているかとレイ。

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大洪水のあと、人々は神に挑戦するために高い塔を建て始めた。
力を合わせて高い高い塔を。
怒り心頭に達した神は、人間が二度と力を合わせられないよう、人々に異なる言語を与え、方々に散り散りにした。
神はこの世に混乱を与えたのだ。
我がアイリスは、そんな神の志を引き継ぐ十字軍さ。

レイの言葉をうつろに聞くユゴン。

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そしてどこかに船旅に出るジュンウォンとヨナ。
アイリスを続けるつもりかと尋ねるジュンウォン。お前には似合わない。この辺で手を引けといいます。
すべてを捨てて、誰もいないところでと言いかけ、上から海を見つめているパク・チョリョンに気づくジュンウォン。ヨナに近寄り、小声で「俺と新しく始めよう」と言いますが、言い終わらないうちに拒絶にあいます。

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「なんでお前は人の言葉を途中で遮るんだよ! それ、悪い癖だぞ! 分かってんのか!」

大声を上げるジュンウォン。

パク・チョリョンのもとに、10分後に出発だと部下が伝えにきます。

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到着したらすぐに動ける手はずを整えておけとパク・チョリョン。管理するようにと鍵を渡します。

ユゴンの部屋で熱心にアイリスとの関係を探るスヨン。

スヨンは夜遅く、ユゴンの実家に訪ねて来ます。
母が見当たらず、ユゴンの部屋に足を踏み入れるスヨン。

何の気なしに辺りを見回し、本を手に取るうちに、本棚の上にある手帳に気づきます。

手帳を紐解き、中身に釘付けになるスヨン。

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ハ警部補の残した『ペク・サンがユ・ジュンサンを殺害したという証拠は見つからなかった』の文字。

ペク・サンと若き日のユゴンの母、そして男が写っている写真を見つけ、スヨンは固まります。

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混乱するスヨンとスリーショットの写真で、ラスト。

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NOーーーーーー!

ちょっとぉお。

ユゴンがただのアイリスのヒットマンになってるじゃないですか!

いやすぎるーーーー!(泣)

リエ役のユミンこと笛木優子さん、初代アイリスにも出てましたよね。
まさかここでも復活出演だったとは。

どうやらユゴンは記憶喪失状態らしいですが、早く自分を取り戻して欲しいです。
こんなユゴンはイヤー! カムバック、ユゴーン!

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しかし『アイリス2』、アイドル満載すぎませんか? ヒョヌ役のユン・ドゥジュンさんは本当に演技がめちゃめちゃ上手いので、アイドルで役者肌という括りでは私も好きなチェ・シウォン君と双肩になりそうな予感ですが、新参のお二人は演技云々はさておいて、もうちょっと滑舌をどうにかして頂けると嬉しかったりします。(ああ、ファンの方、ごめんなさい! でも本当にセリフが聞きづらい!笑)

次回予告ではアイリスとなったユゴンにパク・チョリョンが気づくみたいですが、ユゴンがケンちゃんのままだと、一途なヒョヌに女性票が流れそうですね。(笑)