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26 2014年2月
みなさま、こんにちは。
とうとう今週で終わってしまう『星から来たあなた』。
ラスト2回を前に、視聴者の意見が大きく割れる波乱の展開となりました。
『星から来たあなた』19話、早速まいります。
冒頭は、ほんわかさせる朝鮮時代シリーズ。
今回は強力なカメオが登場です。
リュ・スンリョンさん、まさかのホギュン役で登場。
そう。『王になった男』と同じ役。
いきなり視聴者を鷲掴みです。(笑)
歴史上の実在人物ホギュンは、光海君に仕え、韓国史上初の小説『ホン・ギルドン/洪吉童』を記したことで知られていますが、そのホギュンがト・ミンジュンを訪ねて来たわけは、小説『ホン・ギルドン』を書くために妖術を見せて欲しいというもの。
妖術を使って主人公ホン・ギルドンが貧しい百姓を救うストーリーなのだが、直接妖術を見て実感を出したいとはホギュンの弁。
妖術使いだと思われているト・ミンジュン。
望みどおり妖術を見せてあげます。
헐!
すみません。
つい書いてしまいました。
これは헐/ホルと読みまして、驚いた時や呆れた時に使ういわば感嘆詞ですが、こんな時代に言うわけないだろう、っていう。(笑)
そして今度は後ろからト・ミンジュンが現れるのですが。
ガッ!
爆笑!
勿論「オーマイガ!」のことなんですが、カッ(갓)とはこの握っている帽子のことでもあるんですよね。
「そっちかい!」みたいなツッコミが、恐らく韓国全土から。(笑)
幻か確認のために、ほっぺをギュッとかも。
もしもし?
ホギュンに対し、自分が使ったのは妖術ではないとするト・ミンジュンに、ホギュンはその特殊な能力を使って民草を助けてはどうかと尋ねますが、自分はそんなことはしないと断言するト・ミンジュン。
なぜその貴重な能力を隠して生きているのか尋ねるホギュンですが。
能力を使って助けたこともあるが、怪物扱いされただけだったとト・ミンジュン。
以来能力は使わないことにしたのだと。
ホギュンは愛する人のためになら正体を明かして助けるのではないかと尋ねますが。
自分には愛する人などいないとト・ミンジュン。
今はそうでも、長い歳月の間いろいろな人と関わるうちにそういう人が現れるのではないかと粘るホギュンですが。
自分はいずれ自分の星に帰らなければならないので、どれだけ長い間多くの人と交わろうとも、そのような愚かな真似はしないと断言する朝鮮時代のト・ミンジュンです。
これが言うならば予告だったわけですね。19話の。
18話ラストでト・ミンジュンの日記を読んでしまったソンイは。
チャン弁護士の元を訪ねていたのでした。
この間はなぜもうすぐト・ミンジュンは遠くに行くと言ったのかと尋ねるソンイに、チャン弁護士は全て知ってて訪ねて来たのではないかと反問し。
ソンイはこの目でいろんな事象を見てもなお、信じられないのだと言います。
本当に彼は別の星から来たのだろうかと。
しかも日記を読んでしまい、そこにはこのままでは死ぬと書いてあったのだと。
ため息をつきながら、最近ト・ミンジュンはめっきり体が弱ってしまったと話し始めるチャン弁護士。
「以前は暑さ寒さなどは感じなかったのに、この頃はいつも寒がるようになって。能力も急になくなってしまったり・・・・・・」
ソンイは本当に死ぬかもしれないのに彼は自分の傍にいると言ったのかと当惑しますが、チャン弁護士はソンイよりはるかに前からト・ミンジュンはソンイのことが好きだったのだと伝えます。
「チョン・ソンイさんが思っている以上にあなたのことが好きでした。
チョン・ソンイさんを傷つけたくなくて、こうならないように随分努力もなさったんです。私も何度も止めましたが、仕方がありません。自分の命を賭けてでも傍にいたいというんですから」
その頃ト・ミンジュンは。
とある場所の前に立っていました。
ノックをしても何も反応がないため、中にテレポートするト・ミンジュン。
そこにいたのはフィギョンでした。
酒に酔い、泣きはらしたような目をしたフィギョン。
「さすが。ドアを開けてやらなくても入ってくるとは、すごいね。
ところでト・ミンジュンさんの正体って、なに? 魔法使い?」
そんなことを聞くために呼んだのかと怪訝な表情のト・ミンジュンに、フィギョンが構わず言葉を続けます。
「あんたの能力はどこまでなんだ? 12年たっても顔は変わらないし、ものすごい速さで動けるし、触りもせずにドアを通過できる。俺が15年間一途に思い続けても手に出来なかったチョン・ソンイの心も物にして」
「何もかも手に入れてる。俺はあなたが羨ましいよ」
「私は、あなたが羨ましい」
ト・ミンジュンの言葉に、身を乗り出すフィギョン。
その目には見る見る涙がたまります。
「俺が羨ましいって? 俺はね、俺の肉親が俺の愛する人を殺そうとして、長兄を殺されたんだ」
思いがけぬ話に表情の硬くなるト・ミンジュン。
長兄が死んだ夜のことを思い出しながら、フィギョンは言葉を続けます。
「あの日。上の兄が死んだ日。俺があれを届けたんだ。俺が・・・・・・」
フィギョンが運んだジュースを飲んで、長兄ハンギョンは亡くなったのでした。
「あんたのせいじゃない」
フィギョンの頬をとめどなく伝う涙。
「世間にすべてが知られたら、父さんと母さんはどれだけつらい思いをするだろう。うちはどうなるんだろう」
弱気なフィギョンにト・ミンジュンは冷静に、気持ちは分かるがこのままなかったことには出来ないと告げます。
「既にイ・ジェギョンはイ・フィギョンさんに悪感情を抱いたに違いないし、となれば再びチョン・ソンイに手をだすかもしれないんだ」
フィギョンはため息をつきながら「だからあなたを呼んだんだ」と答えます。
「どうすべきなのか。俺がそれを聞く相手があんただってことがすごく嫌だけど・・・・・・。答えてくれ。俺はどうすべきか」
このドラマで一番可哀相な人は間違いなくフィギョンです。
この回は言うならばフィギョンの回。
ト・ミンジュンが暗い面持ちで部屋に戻ると、そこにはソンイの書置きだけが残されていました。
今日は疲れたので明日会おうと書き残したソンイ。
ト・ミンジュンは疲れた顔で渡し損ねた指輪を取り出し、「そうしよう」と一人呟き。
洗面台で、チャン弁護士に言われた言葉を思い出し、ト・ミンジュンに聞こえないように水を流しながら泣くソンイ。
まぁ。
こうなってくると、もう読めますよね。
この回は、いつソンイが切り出すかがテーマだと。
翌朝。
ジムで汗を流すジェギョンのもとに、見知らぬ番号から電話がかかってきます。
『助けてくれ』
ハンギョンの声。
ランニングマシーンを離れ、ト・ミンジュンかとすごむジェギョンですが、電話はフィギョンからでした。
『あんたが殺したイ・ハンギョンの弟、イ・フィギョンだよ』
薄笑いを浮かべながら、ジェギョンが答えます。
「お前、何持ってるんだ? 俺が全部説明してやるよ。どこにいる?」
こうしてフィギョンのいるホテルにやってきたジェギョン。
フィギョンはへべれけの状態でした。
「飲めない酒を飲んだのか。誰からもらった? あの女か? ヤン・ミンジュ?
7年間も捨て置かれていたのに、すっかり俺を騙したんだな」
「だから俺が変われないんだよ。気に障ることがあったらすぐ始末しないと、こうして必ず面倒になるからな」
怒りに潤んだ目で兄を見るフィギョン。
「だからか? 兄貴とハン・ユラと。他に何人やったんだ?」
一方セミの家では。
かくまわれているヤン・ミンジュが不安そうな表情を浮かべていました。
実は自分が言ったことでフィギョンを危険な目にあわせてしまっているかもしれないと案じるヤン・ミンジュ。
驚いたセミはすぐにフィギョンに電話しますが、繋がらず。
フィギョンの頭を撫でながら、懐柔するかのような言葉を吐くジェギョン。
フィギョンには何の悪感情も抱いていないし、言うことを聞けばお前には手を出さないと言います。
麻酔銃を取り出し、フィギョンに向けるジェギョン。
「さっき聞かせてくれたやつ、どこにある?」
「知らない」
「ここで俺のいうことを聞かないと、お前は麻酔銃で撃たれて死ぬS&Cの悲運の王子になるぞ。これはお前の名義で買ったんだ。俺は一足遅くお前に会いに来て、急いで病院に担ぎ込むが、助けられないというわけだ」
「どこだ? 録音ファイル。そしてヤン・ミンジュも」
押し黙っているフィギョンにジェギョンは言葉を続けます。
「いいさ。その程度のもの、お前がいなくなった後でも探し出せる」
フィギョンに向かって引き金を引いた瞬間、ジェギョンの腕から消える麻酔銃。
フィギョンがト・ミンジュンと仕組んでいたんですね。
「援軍を呼んだんだな」と笑うジェギョン。
「自首しろ」
その言葉にせせら笑うジェギョン。
フィギョンは言葉を続けます。
「自首すれば、少なくとも死ぬときは牢獄から出ているはずだ。そして二度と家族の前に姿を現すな」
ジェギョンはト・ミンジュンに約束が違うと言いますが、ト・ミンジュンは言いたいことは他の人たちの前で話せと応じ。
ジェギョンの襟をつかんでエレベーターに瞬間移動すると、ホールに引きずり出します。
そこに待っていたのはユ検事たち。
ジェギョンに対し、殺人、殺人未遂、監禁罪で緊急逮捕すると告げます。
フィギョンが設置した監視カメラが今の部屋にあったのだとユ検事。
ジェギョンはそれでも、今のは些細な兄弟喧嘩に過ぎないし、実際弟に何もしていないのに殺人未遂とはどういうことかと自信満々ですが。
パク刑事が引き立ててくる、ジェギョンの部下。
フィギョンの情報提供で、すんでのところを捕らえたのだと言います。
万事休すのジェギョン。
のはずはないんですよね。
ここからがピョルクデ始まって以来の大論争シーン。
フィギョンは兄の逮捕を決定付けるために多くのメディアを呼んでいました。
ところがそれを逆手に取られます。
「記者呼んだんだ? ちょうどいい。テレビも来てるのか? 動画の撮影もやってるよな。
フィギョン。俺は最初からお前に麻酔銃を撃つつもりなんてなかったんだよ。その代わり、別の仕掛けを用意しておいたんだ。チョン・ソンイが一番好きなワイン。シャトーパトリス93年もの」
「なんの話だ?」
思わず口を挟むト・ミンジュン。
ジェギョンは薄笑いを浮かべたまま続けます。
「チョン・ソンイ行きつけのワインレストランに、予約を入れておいた。ト・ミンジュン、あんたの名前でね。
チョン・ソンイはあんたが招待したと思って今そこにいる。
多分今頃チョン・ソンイにワインが届けられたはずだ。
自分が一番好きなワインだ。注がれたらすぐ飲むんじゃないか」
「勿論それを飲んだらどうなるかは、俺は知らんがね」
怒り心頭に達したト・ミンジュンは記者たちの前でジェギョンの首を締め上げます。
フィギョンがソンイに電話をかけるも、既にジェギョンの手下がソンイがテーブルに置いていた携帯を持ち去ったため繋がりません。
ト・ミンジュンにやめるようなだめるユ検事。
たかれるフラッシュ。
ジェギョンは薄笑いを浮かべながら言葉を続けます。
「こんなことしている場合か? 今頃飲んでるだろうに。消えてみろよ。チョン・ソンイを救うにはそれしかないだろう? ああ、そうか。駄目だよな。人が大勢見てるもんな」
やめてやめてやめてやめて。
後ろに一杯空間あるし。
建物に隠れられるし。
そこで消えなくてもいいから。ね? やめてね、絶対。
と万国の視聴者が願ったことでしょう。
記者たちに向かってジェギョンの体を放り投げたト・ミンジュンは。
視線がそれた隙に正面に向かって、ダイブ。
・・・・・・オーマイ。
記者たちが騒然とする中、変わらず薄笑いを浮かべているジェギョン。
「ト・ミンジュンはチョン・ソンイを助けられないだろうな」
その言葉にフィギョンは階段を降り、ジェギョンにつかみかかります。
ジェギョンを拳で殴るフィギョン。
「殺してやる。殺してやる!」
ト・ミンジュンの暴走はこれだけに留まりません。
ソンイのいるワインレストランに落下。
テーブルを壊しながら派手に着地した後、ソンイに近づきます。
既にソンイはワインを飲んだ後。
近づいてきたト・ミンジュンにそのまま倒れこみ。
ソンイの存在に気づいた客がカメラを構える中、またテレポートするト・ミンジュン。
今度は病院に。
毒物中毒なので胃洗浄が必要だとするト・ミンジュンですが、看護師は医師がいないので待てと言います。一刻を争う状況に、自ら治療を行うト・ミンジュン。
不審者の行動を止めようと近づく職員たちを寄せ付けまいと、ありとあらゆるカートを超能力で引き寄せ、遮断。
・・・・・・終わりました。
情報は瞬く間にマスメディアに載り。
ソンイがレストランから忽然と姿を消し、救急患者となっていることを知ったセミは、急いで車を病院に向かわせます。
そして食事を取っていたチャン弁護士も。
職員がよくここに来る人ではと見せてくれた写真から、ト・ミンジュンとソンイの事態を知ります。
病院では。
既に詰め掛けている記者。
なぜか病院内にまで。
てかなんだろう、この演出ー。
ありえないですよねぇ。
記者を入れるわけないじゃないですか。病院なのに。
突然超能力を人前で濫用し始めたト・ミンジュンに視聴者がクラクラしているというのに、ここにきてこの荒っぽい描き方。
視聴者の心に不協和音が鳴り響きだします。
目を覚ましたソンイ。
フラッシュがたかれ続けているのに気づきます。
弱々しい声で話すソンイ。
「人が多いね。騒がしい。人のいない静かなところに行こう」
こうしてまた記者の目の前で姿を消してしまうト・ミンジュン。
もう破れかぶれなんでしょうか、この人は。
それとも本当にソンイが死にそうなんでしょうか。
その答えは、この後すぐに出ます。
どこか知らない場所の美しい庭園に降り立った二人。
こんなに遠くまで来たのは初めてだと満足そうなト・ミンジュン。ここなら誰にも見つからないし二人しかいないと笑みを浮かべます。
その言葉に、もしやあなたの住む星かと尋ねられ、そうだと頷くト・ミンジュン。
・・・・・・え?
「でも大丈夫みたい。浮いたりしないし、息も出来る。
ト・ミンジュンさん、私大丈夫よ!」
・・・・・・え?
「バカか」
「え?」
「そんなわけないだろ。あそこがどれだけ遠いと思って」
・・・・・・なに、もう。
てかもう、なによ、ほんとに~!(笑)
勿論がっかりしまくりのソンイ。
「別の星だったら、どうしたの?」
「生きるわよ。私、息さえできれば生きられるわ。私くらいの美貌なら、ト・ミンジュンさん星でも引けを取らないと思うわよ。大人気だと思うわよ。何をしてでも食べていくわよ」
そして探検に出たソンイ。
歓声を上げて走り回ります。
「誰もいないぞー! 警察も、記者も! 二人っきりだぞー!
私、チョン・ソンイよー! ついてきてみなさいよー!」
「この人も宇宙人よー! 捕まえてみなさいよー!」
「私たち、ここで二人っきりよー! ここで一緒に住むからねー!
ここで二人っきり、幸せに暮らすからねー!」
ソンイの言葉に思わず表情が曇ってしまうト・ミンジュン。
ソンイはト・ミンジュンにも同じようにやれと言います。
言われたとおり、素直に応じるト・ミンジュン。
「幸せに暮らすぞー! 二人っきりでー!」
・・・・・・いいんですけどね。楽しそうで。元気一杯で。
さっきまで死に掛けてさえいなければ。ええ。
もうこのあたりで集中力がだいぶ途切れてしまいました。
いいんです。人前で超能力を見せたところまでは。
でも。
ソンイが元気一杯すぎるのは。
それは違うだろ。
それは違うだろ!!
と。(笑)
元気一杯なソンイと連れ立って、庭園の散歩を楽しむト・ミンジュン。
途中、ト・ミンジュンが連理の枝の説明をしてあげたりして、ソンイが自分とト・ミンジュンを重ね合わせたりも。
別々の木がひとつに合わさって生きている様を羨ましがるソンイ。
死ぬまで一緒にいられると。
悲しい気持ちを打ち消すために、記念写真を撮りまくりのソンイです。
なんて絵になる二人なんでしょう。
ユーたち付き合っちゃいなよって言うところですよね。
残念。人妻だなんて。(笑)
ソンイはト・ミンジュンと幸せな散策を楽しみながら、語り始めます。
「あのね。ト・ミンジュンさんの星と地球の時間の流れが違うように、ここでもそうしようよ。ここでの私は全国民に憎まれるチョン・ソンイじゃない。そしてト・ミンジュンさんも正体を明かしてはいけない宇宙人じゃない。そんなの関係ないの。ここにいる間は、外の世界のこと忘れよう」
「そうしよう」
二人は歩みを止め向き合います。
「ト・ミンジュンさん」
「うん」
「愛してる。あなたがこの星で暮らすなら、私もここで暮らしたいし、あなたが別の星に行くのなら、私もついていきたいくらい、愛してる」
「あなたがすぐにもいなくなりそうで不安だけど、私たちがともに過ごす時間を永遠に止められるなら、魂でも売り払いたいくらいだけど。こんな自分がつらすぎて、時にはあなたに会わなければと思ったりもするけど」
「それでも。時間を巻き戻しても。私はあなたにまた出会うだろうし、あんなふうに喧嘩するだろうし、あなたを好きになっただろうし。愛すると思う」
ソンイの涙を拭うト・ミンジュン。
「うん」
「なによ。私がここまで話したのに、それだけ?」
「女が恥を忍んでこういうことを言ったら、それなりの答えを・・・・・・」
で。
「くっそ!」
やっぱりこのオチ。(笑)
その頃下界(?)では。
ソンイの元事務所に集まったマネージャーや社長。
検索後ランキングの1位から10位までが全てソンイ関連用語に占められていると大騒ぎしています。
そればかりか、ハン・ユラ殺人容疑者が逮捕され、ソンイへの同情票が高まっていると聞かされる社長。
「やっぱりソンイ姉さんは恋愛するにもスケールが違うんだよな~。
超能力者とだなんて! 神秘的だよ~」
セミを捨てる気なんですね。(笑)
もともとソンイのことが大好きだったので、心底嬉しそうです。
元事務所をいまだにソンイの所属先と勘違いした広告主から依頼が殺到していると聞かされ、欲に目を光らせる社長。
「こないだ撮影現場でソンイが一人だったのが気にかかってたんだよ!」
なんかむかつくんですが、やっぱり戻っちゃうんでしょうか、ソンイ。(笑)
そんな能天気な人たちとはうってかわって、こちらは葬式のような雰囲気のチャン弁護士。
「これで気が済みましたか?」
報道を見ながら、悲しげに一人呟くチャン弁護士です。
発熱したト・ミンジュンとともにしばしの休息を取ったソンイ。
目を覚ますと既にト・ミンジュンのほうが起きていました。
早くも熱が下がっているト・ミンジュン。
ソンイは徐々に耐性がつきつつあるのではと言います。
美しい夕焼けに、また写真を撮りたいと言い出すソンイですが、ト・ミンジュンは空腹ではないのかと尋ね・・・・・・。
ラーメン食べてます。
どこから仕入れたのか、キムチも。
胃が強靭すぎませんか、ソンイ。
普通はお粥だと思うんですが。(笑)
食べながら、子どもは何人にしようかと突然家族計画を語りだすソンイ。
吹き出す純情なお爺ちゃん。
子どもは何人欲しいかと尋ねられ、7人と即答するト・ミンジュン。
しかも7人とも娘がいいと言います。
「でも私の思い通りにはならないし。間に息子が生まれたら?」
「しょうがない。育てなきゃ」
・・・・・・その年から7人産もうと思ったら、今からだと毎年妊娠してないといけない勢いなんですが、そういう知識はない二人なんでしょうか?
そんな現実的過ぎる視聴者をよそに、まだまだ続く妄想話。
「7人も子育てしようと思ったら、今の家じゃ無理よね?」
「たぶん」
「ソウル近郊の田舎。マンションよりは一軒家がいいよね。庭があるような。
うちの叔母がピョンテクに一軒家で暮らしてるんだけど、すごく手入れが大変なんだって。そりゃそうよね。犬も何匹か飼おうか?」
「どうしたの?」
「いいや。私も庭のある家がいい。犬もいいね」
「だよね?」
こんな話をしながらも、内心ではト・ミンジュンが自分の運命を打ち明けてくれないかと願っているソンイ。何も言うことはないのかと尋ね、ないと答えるト・ミンジュンをまた写真に収めるソンイです。
罪深いですよね。
果たせない話をこんなふうにするなんて。
利己的な宇宙人。
ソンイが写真ばかり撮るのが決して間接広告のためばかりではないことが分かっている視聴者には、未来予想図話も切ないばかりです。
さて。
そろそろ登場する時間ですね。
サスペンス部門。
淡々とした表情で留置所に入れられているジェギョン。
そのジェギョンを放免させようと、父は汚い手を尽くしていました。
検察に手を回してなんとしても放免させろ。メディアには一切記事を出させるな。さもなくばわが社のCMを全て撤退させると脅せと息巻く会長。
フィギョンは部下をどやしつけている父の前にワインとグラスを静かに置きます。
フィギョンを忌々しく思う父は、あらん限りの暴言をフィギョンに吐き。
「こんなことをしたからって、お前が兄の座を奪えるわけではないぞ。些細な欠点で問題にもならぬものを、それを口実に兄を転落させるのか!
なにさまのつもりだ! お前にはジェギョンの分は何一つ渡さんからな!」
父の罵倒を淡々と聞くフィギョン。
「なにも要りません。僕は父さんに、兄貴の罪をもみ消さないでほしいと言いにきたんです。兄貴は多くの過ちを犯しました。今日はソンイを殺そうとしました」
「バカをいうな! 何もかも手にしてるんだぞ! 何が悲しくてそんなことをする!」
フィギョンは栓をあけ、おもむろにワインをグラスに注ぎます。
「今日兄貴がソンイに飲ませようとしたワインです。幸いソンイは致死量を飲まず、大事には至りませんでした。
飲みます。僕が。僕がこれを全部飲んだら、その時は信じてください。
イ・ジェギョンは、己の目的を果たすためなら人を殺すのもいとわない、怪物です!」
ジェギョンがワインを飲もうとした瞬間、とっさにグラスを払いのける父。
「もしお前の言うとおり、ジェギョンがチョン・ソンイという子に何かしたなら、それなりの理由があったはずだ。何の理由もなくそんなことなどしない、ジェギョンは」
その時、父の耳に聞こえてきた声。
『助けてくれ』
とうとうボタンを押したフィギョン。
「誰の声だか覚えていますか?」
狼狽する父の前に、フィギョンが跪きます。
「すみません、父さん」
悲壮な表情でボイスペンの再生ボタンを押すフィギョン。
父の前に12年前の悪魔の声が現れます。
『酔ったみたいなんじゃなくて、麻痺してきてるんだよ、兄貴。すぐ手足の力が抜けて歩くのもままならなくなり、息苦しくなって、舌が麻痺してくるよ。結局寝入ってしまうだろうし』
『お前、何を言ってるんだ?』
『そして、高速道路のど真ん中で発見される。飲酒運転で死んだことになるだろう』
『ジェギョン・・・・・・』
『前々から兄貴さえいなければと思ってきたんだ。すごく気に障ってたんだよ。父さんは俺が兄貴より遅く生まれたってだけで俺には何のチャンスもくれなかった』
『助けてくれ、ジェギョン』
「申し訳ありません、父さん」
椅子に崩れ落ちた父に詫び続けるフィギョンです。
悲しすぎる。号泣。
フィギョンが可哀想でたまりません。
あの明るかったフィギョン。今や面影もなく。
こうなってくると、もうソンイを思う気持ちを持ち続けられないですよね。
罪悪感で一杯で。
あーーー、ほんとに可哀想。(涙)
ソンイの消えた自宅では。
救急に駆けつけるも姿を消してしまったソンイに、一同衝撃を受けていました。
ト・ミンジュンの電話が繋がらないことに、怒りを爆発させる母。
ト・ミンジュンの正体を曲がりなりにも知っているユンジェは、ト・ミンジュンならソンイを危ない目に遭わせたりは絶対しないと母に言い聞かせ。
父もあの青年ならいい人そうだし、ソンイが大好きな人でもあるので、無事帰ってくるだろうとソンイの母を落ち着かせます。
そんな外の世界をよそに、夜中の海辺を散策する二人。
ソンイはト・ミンジュンの星はここから見えないのかと尋ねます。
遠くて見えるわけがないと答えるト・ミンジュンに、せめて方角だけでも教えて欲しいとソンイ。
ソンイがト・ミンジュンと別れた後のことを考えているのがモロ分かりの視聴者は、段々つらくなります。
焚き火をしながら、穏やかなムードの二人。
「寒くない?」
「暖かい。ト・ミンジュンさん。私たち、夏になったら毎年ここにこよう」
「そうしよう」
「うちの子7人と、犬5匹連れて。もっと後になったら孫たち連れて。わざわざ遠い海外に行くことないよ。ここに来よう」
「そうだね」
「大家族だよね。子どもたちを食べさせるためにはもっと仕事しなきゃ。ト・ミンジュンさんは講義のコマを増やして、私は助演でもなんでも手当たり次第引き受けて」
「そうしないとな。そうしよう」
「約束だよ」
まだ続く、幸せな未来予想図語り。
そしてソンイは歌を歌って欲しいとせがみます。
「歌って。今まで歌ってくれたことないでしょ」
「どんなの歌?」
「私がト・ミンジュンさんを思い出す歌。ト・ミンジュンさんも私を思い出すような歌。二人がいつまでも覚えているような、そんな歌」
ソンイのリクエストに答えて、静かに歌いだすト・ミンジュン。
星がひときわ明るい今宵 この時が過ぎれば
行ってしまうというあなたの言葉が私を悲しくさせる
暮れ行く夜 幸せだった頃の二人の約束が
何度も耳元を通り過ぎては私を悲しませる
あなたのせいじゃない
なぜだか泣きたくなる
私は蒼すぎる夢をみていました
ささやき声で礼を言うソンイ。
歌が長すぎてビビる視聴者。
ほんと、ごめんなさい。
歌のチョイス、おかしくないですかね。
完全に別れ前提じゃないすか、これ。
そんな視聴者の戸惑いをよそに。
ト・ミンジュンは立ち上がり、ソンイに跪きます。
「チョン・ソンイ。君が聞きたがる言葉を全て聞かせてあげられないけど。
君が思い描いている未来を私も共にしたいと思っているのは、確かだ」
ポケットから指輪を取り出しソンイに差し出すト・ミンジュン。
ソンイは開けて中を見ると、はめて欲しいと差し出し。
「こういう幼稚なプロポーズ、絶対してもらいたいと思ってたんだ」
「こんな幼稚なプロポーズするなんて、思ってもみなかったよ」
ソンイは涙を浮かべながら空を見つめます。
「完璧に幸せだ」
その目はすぐに悲しみに覆われます。
悲しくト・ミンジュンを見つめるソンイ。
「ト・ミンジュン」
「なに? チョン・ソンイ」
「私が愛するト・ミンジュン」
「どうしたの?」
「私たち、もう夢から覚める時間よ。あなたは私のために、どこかに存在していて。私のために、死なずにどこかにいて」
「だから私が言いたいのは。行って。あなたが元いた場所に」
視聴者がいつくるかと待ち構えていた場面をようやく迎えての、ラストでした。
歌のチョイスさえ間違えなければね~。
もう少し入り込めたんですが。多少長くても。(笑)
エピローグには再びリュウ・スンリョンさん演じるホギュンが登場。
「今日はいいお話をありがとうございました。小説を書く上でもたくさんの示唆を頂きました」
「そうですか。よかったです」
「帰る前に、ひとつだけ申し上げてもいいですか?
「どうぞ」
「私は預言者ではありませんが、私がお見受けしたところ、先生はここを発たれる前に、必ずや心から愛する女性に会うことになるでしょう。
その女性のために、先生は自分の全てを捨てることになるやもしれません」
「なぜそう思うのですか?」
「愛という感情は、手に負えないものです。特に、それを信じない人ほど、かえってがんじがらめにさせられてしまうものなのです」
というわけで、終わりました19話。
これは、成功してるんでしょうか、失敗してるんでしょうか。
私が思うに、もともとこういう無茶な感じで正体がばれるという想定は、されていたような気がします。
それってつまりは、無茶をした後、二人はやっぱり別れるという前提があって。
別れることが前提なら、人々の前で消えてみせたりも納得できます。どうせいなくなるので。
ただ問題は。
ここにきて、帰らないという筋にやっぱりするんじゃないかということと、・・・・・・間延び?
やはり1話増やしたおかげで、ちょっと延びた感出てきたでしょうか。
緊張感も落ちました。
フィギョンのシーンはとてもいいのですが、やはりソンイが毎度あまりに回復が早いのも、ちょっと気にかかってきました。
視聴者が見たがっているだろうと予想してつくられているであろう場面が、必ずしもそうでなかったりしてないでしょうか。
泣いても笑っても今日明日で終わりですが。
さて、今日も動画を貼りましょう。
まずは、19話の主役、フィギョン王子のシーンから。
フィギョンに銃を構えるジェギョンと、フィギョンを救いにくるト・ミンジュン。
ジェギョンの手下が捕まるところまでが収められています。
こちらは初めに広告が入ります。
酔ったふりをして兄を騙すなんぞ、さすがです。
とはいえ筋書きは、恐らくト・ミンジュンが書いたんですよね。
そして問題のシーン。
ト・ミンジュン、メディアの前でテレポートの図。
やっぱり理解に苦しみますね。
裏にあんなに隠れるところあるのに、なぜ?(笑)
そして、19話切っての名シーンは、やはりフィギョン。
フィギョンが父に長兄の死の真相を知らせ号泣するシーン。
すごいですよね、パク・ヘジンさん。
完全にフィギョンです。
長兄を殺したのも、ハン・ユラを殺したのも、ソンイを殺そうとしたのもジェギョンだったと知ってしまった絶望的な悲しみを体現してくれています。
これはもう、ソンイを今までのように想えなくなって、結果的にセミと結ばれたとしても、視聴者はなんでも許します。
せめてフィギョンを少しは幸せにしてあげてください。(涙)
主役二人のシーンも載せましょう。
やっぱりここは外せない、ソンイの愛の告白とト・ミンジュンのキスシーン。
ちなみにこの場所は、椿で有名な慶尚南道の統営(トンヨン)市に属するチャンサ島のチャンサ島海上公園でございます。
地図だとこのあたり。
拡大するとこんな感じ。
相当どうでもいいですよね。
拡大する意味ナッシング。(笑)
そして海辺のプロポーズからラストまで。
長い歌をご堪能ください。
あまりに歌い上げてくれたので、驚いてしまいました。
いえ、いいんです、歌が長くても。お上手ですし。余韻は大事ですし。
ただ、チョイスがね。(笑)
ちなみに曲名は、임병수/イム・ビョンスさんの歌う『約束』でした。
動画の最後は、やっぱり貼らないわけにはいきません。
冒頭、リュ・スンリョンさん演じるホギュント・ミンジュンとのシーン。
みどころは、「ホル」と「ガッ!」です。(笑)
すごいな~、あの「ガッ」。
よくあそこであれをつかもうと思いつきましたよね。
正確には「カッ」ですが、韓国語は濁音の区別が日本語のように厳密でないので、ひとまず訳は「オーマイガ」の「ガッ」でいいでしょう。(笑)
なんだかんだと言いながらも、既にレジェンドの予感がしている星君。
俳優の皆さんの素晴らしすぎる演技に、これは相当よその国に持っていっても評判になる気がします。
要所要所韓国の古い文献や人物、言い回しを紹介したりするあたりも、韓流としては価値が高まりそうですし。
あと残るは、とにかく着地の美しさ、ですよね。
みんな忘れかけてますが、例のかんざしの子。あれって結局ソンイとはなんだったのっていう。生まれ変わりじゃなくて、まさかほんとに単に似てる子なのっていう。(笑)
忘れずにまいた種を拾っていただきたいと願いつつ。
いずれにしても、これが終わったらしばらく放心しそうです。
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