みなさま、こんにちは。

ゴールデンウィークも終わり、日常モードに戻った方が大半だと思いますが、連休は楽しまれたでしょうか?
もしかしたら楽しんだというより、どっと疲れたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなみなさまは、お疲れ様でした。(笑)

さて、今日は韓国でいま話題のCMについて。


2日前の6日にyou tubeで公開されたシッケのコマーシャル特別編が、いま韓国で話題となっています。

この商品、おそらくみなさまもご覧になったり召し上がられたことがあるのではないでしょうか。




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韓国ではそこかしこで売られていますし、日本でも韓国料理店や韓国スーパーに売られていますよね、シッケ/식혜。

シッケは韓国風甘酒とでも言いましょうか。
アルコールはないに等しいですが、麦芽とお米の発酵飲料で、ほんのり甘いです。そして、私的にはなんとなくぼやぼやした味です。(笑)
韓定食屋さんなどに入ると、食後に出てきたりしますよね。
もとは、お盆やお正月、誕生日やお祝いごとの宴など、たくさんご馳走を食べたあと消化を助ける飲み物として出されたのがシッケ。
市販のものはこの黄色い缶の「ピラクシッケ」がもっともメジャーです。(というか、他にもシッケの商品があるのかどうかは知りません)

商品名「ピラクシッケ」の”ピラク/비락”は、実はもともと93年にこの商品を製造・販売していた会社の名前なのですが、その後韓国のヤクルト社の傘下にピラク社の飲料部門が入り、そのまま商品名として受け継がれています。(その後またピラク社は飲料を製造販売しています)
ちなみに現在「ピラクシッケ」の製造・販売はまた変わっていて、2012年にヤクルトからパルト(팔도)社になりました。


さて、そんな色んな手に渡ってきた黄色い缶のシッケですが。
今回新たに公開されたCMのインパクトがすごいんです。

「なにこれ?」と思わず大笑いしてしまうウザ芸ぶりを発揮してくれたのは、“義理の男”と呼ばれるキム・ボソン/김보성さん。
私の目には藤岡弘さんと激しくかぶってます。(笑)

私はキム・ボソンさんはバラエティー番組でしか拝見したことがないのですが、れっきとした映画俳優。
いつも大きな声で「義理!」と叫んでいるのでちょっぴり苦手だったのですが、このCMで好感度アップ。

韓国語で「義理」は의리と書き、発音は一応「ウィリ」なのですが、実際の発音は「ウリ」に殆ど近いです。というか、「ウリ」でいいです。
と言い切っていいんでしょうか。ま、いいでしょう。(笑) 
「ウ」の音は口を横に引き気味にして発音する「ウ」。口を突き出し気味に発音する「ウ」とは区別が必要です。ってどうでもいいですね。

このキム・ボソンさん、登場のたびに「ウ(ィ)リ~!」と叫んでいるので、“ウリ”を二度重ねた“ウリウリハダ/으리으리하다”と重ねて表現されることが多いです。ウリウリハダは「物々しい」という意味。
表現こそ悪い意味ではないですが、要はうるさいってことですよね、この場合の「ウリウリハダ」は。(笑)


そんなキム・ボソンさん、今回もCMの中で自身のキャッチフレーズを連発しているのですが、色んな単語に無理やり詰め込まれた「ウリ」にお腹がよじれます。

例えば水やキムチなどをためておく壷、瓶(かめ)のことを韓国語で「ハンアリ」というのですが、わざと「ハンアウリ」と発音したり、「その土地の人にはその土地でとれた農産物が体に合う」という意味の故事成語「身土不二(シントプリ)」を「シントプウリ」と言ったり、「アメリカーノ」を「アメウリカーノ」と発音するなど、これでもかと続く無理筋。(笑)



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装い新たにプラ容器に入ったシッケをぐるぐる回すシーンのテロップも“회오으리/フェオウリ”のこだわりよう。ほんとは“회오리/フェオリ”(渦巻き、竜巻の意)ですけども。



タフガイらしい一気飲みシーンも。




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つか、誰向け?(笑)




そんなこんなで解説がないとなんのことだかさっぱり分からないCMなのですが、今回韓国語も入れてみましたのでご覧ください。

こちら、製造販売元のパルト社のyou tube公式チャンネルから。




炭酸もカフェインも色素もない。だからあるんだ、我らの体への義理が!
伝統の味が入れられた瓶(かめ)。そうだ、「身土不二(シントプリ)」。
会議の時はみんなで238ミ(ウ)リ。
凄いだろ? ピラクシッケにはカップもあるんだぞ。
アメリカーノの代わりに体へのウリ(義理)!
ママ、パパ、弟妹もウリ(義理)! 義理! 義理!
我が家のウリ(義理)飲料。
おしまい。俺はこれでパルトへの義理は果たした。
広告主は甲! 俺はウリ(義理、乙)だから!
我らの健康と体に対する義理!
柔らかく義理堅く。ピラクシッケ。パルト!

탄산도 카페인도 색소도 없다.
그래서 있다. 우리몸에 대한 의리!
전통맛이 담긴 항아으리. 그래 신토부으리.
회의 할 땐 다같이 238미으리.
놀랍지 않나? 비락 식혜는 컵도 있지.
아메으리카노! 대신에 몸에 대한 으리!
엄마 아빠 동생도 으리!
으리으리음료!
마무으리! 나는 이것으로 팔도에 의리를 지켰다!
광고주는 갑! 나는 의리니까!
으리의 건강과 몸에 대한 으리! 으리! 으리!
부드럽게 으리있게. 비락식혜. 팔도!




どうしましょう。

表現・・・・・・しきれません!

この言葉遊びの面白さを存分に伝えたいのに、悔しい。(笑)

「会議の時はみんなで238ミ(ウ)リ。」の意味、お分かりになりましたか?
容量が238ミリリットルなんです。
知らんわ!(笑)


私的に一番爆笑したのは「広告主は甲! 俺は乙だから!」のところです。
「乙だから」の部分、発音は“을이니까/ウリニカ”となるので、またしても乙に義理(ウリ)とかけてます。

「甲と乙の関係」という言い回しは、契約上の抜きがたい上下関係をさす言葉なのですが、「甲」と「乙」は韓国ではここ数年とっても人々の心をザラザラさせる事件のキーワードにもなっていまして、例えば親会社である「甲」が子会社の「乙」の派遣社員を全員整理解雇しただの、「甲」の立場である製造会社が「乙」である販売店に乳製品を無理やり買い取らせて業績を上げていた(具体的にはズバリ「南陽牛乳」事件)、などの社会的物議をかもす事件が引きも切らず。そんな中、個人レベルでも“上司である「甲」の無理難題をパワハラとともに受け入れざるを得ない「乙」な私”、という表現が散見されるようになっていて、横暴さを連想させるとても嫌な響きの言葉なのですが、「甲」と「乙」。


このCM、はっきり言っちゃってます、「広告主は甲!」。
でもかすかな抵抗。「俺は義理だから!」
ここでかすかなガス抜きをした人が、実はたくさんいるかも?(笑)


いままで一本調子のおじさんだなと思っていましたが(ごめんなさい!笑)、CMを見終えた瞬間からシッケを欲している自分がいます。キム・ボソンさんの広告効果ったら、凄いです。
今みんな買いに走ってるんじゃないでしょうか。滅多に欲することのない、あのぼやぼやした味を。
そして絶対やってますね、「ウ~リィ~~~!!」。(笑)



典型的にマッチョなタフガイキャラであるキム・ボソンさん。
実は化粧品のCMにも登場していました。
しかもイ・ミノ(イ・ミンホ)さんと共演。



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せっかくなので、こちらも同じく韓国語つきでご紹介しておきます。

こちらは3月19日に公開されたイニスフリー社のyou tube公式チャンネルより。





キム・ボソン: 男! 荒っぽい男! 荒っぽい男!

イ・ミノ: こんにちは。

キム・ボソン: おぅ。・・・男前だな。

イ・ミノ: ありがとうございます。
    
イ・ミノ: お先に失礼します。

キム・ボソン: おう。あ、ミノ! 化粧水忘れたぞ! ・・・義理のプレゼントか?

男の新しい化粧水の公式
パーフェクト・オールインワン・スキン


キム・ボソン: これから男は、ふき取り化粧水。

イ・ミノ: パーフェクト・オールインワン・スキン。


김보성: 남자! 거친 남자! 거친 남자!

이민호: 안녕하세요?

김보성: 어. ・・・잘 생겼어.

이민호: 감사합니다.

이민호: 먼저 가 보겠습니다.

김보성: 어, 그래 그래. 민호야, 스킨 놓고 갔어! ・・・의리의 선물인가?

남자의 새로운 스킨 공식
퍼펙 올인원 스킨


이제야 남자는 닦아 쓰는 스킨.
퍼펙 올인원 스킨




出だしが意味不明すぎ。(笑)


いいですね、イ・ミノさんとの対比。
イ・ミノさんが当代きっての優男というわけですよね、要するに。
イ・ミノさんのファンは中国にも物凄く多いそうなので、キム・ボソンさん、これで韓流スターに名を連ねるかもしれませんね。

おもしろCMのおかげで久しぶりに笑わせてもらいました。