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8 2014年8月
みなさま、こんにちは。
またしても台風ですね。
明日あたり、西日本に上陸の恐れもあるそうなので、みなさまお気をつけください。
さて、今日も『大丈夫、愛だよ』の話題を。
順調に観ています、『大丈夫、愛だよ』。
これはちょっと。私は好きです。
「教育テレビみたいでつまらない」などという声も一部あるようですが、これがつまらなかったらそのかたは普段なにが面白いんでしょうね。
って軽くムッときてるのバレバレですが。
感じ方は人それぞれですものね。大人気なさ炸裂ですみません。(笑)
時間さえ許せば、久々にストーリー全カバーし始めちゃいそうな予感すらする、『大丈夫、愛だよ』。
全16話のうち目下6話まで終わっていますが、私的には今年の年末のSBS演技大賞はこの作品で決まりじゃないかと。どう考えてもチョ・インソンさんが持っていくだろうと。
はい。毎度気の早いことを申しております。(笑)
このドラマって、ジャンルわけしたら間違いなく医療ドラマですよね、実は。
「ロコ(ロマンティック・コメディ)って誰が言ったの?」っていう。(笑)
しかし、考えてみたら精神科を舞台にした医療ドラマって私は観たことない気が。
実際の精神科の病棟があんなに明るくて開放的で暖かい医療スタッフに本当に囲まれていたらいいのになと思いながら観ておりますが。
精神科医のチ・ヘスが主人公なだけに、毎回病院や患者さんたちの現場を舞台にエピソードが盛り込まれているこのドラマ。
5話ではヘスの女性患者にスポットが当てられました。
ヘスがファンを自称する歌手ユンチョルと、その妻で統合失調症を患う女性ヘジン。
ヘジンは妊娠中のため、胎児への影響を考えて服薬をとめてしまっており、二人を励ましがてらフラッシュバックなどの症状が出ないか様子を見るべく郊外のライブ会場に出かけるヘスとドンヨル、スグァン、そしてなぜかジェヨルの面々なのですが、結局ヘジンが発作的に川に飛び込んでしまい、ジェヨルに助けられるというハプニングが起き。
一晩たって落ち着きを取り戻したヘジンを念のため入院療養させる手はずを取り、笑顔で夫婦と分かれるヘス。
そして、ソウルに一緒に帰らなければならないジェヨルの姿が見当たらず、あちこち探すヘスですが。
なんとジェヨルが寝ていたのは、屋外のトイレ。
汗をにじませながらうなされるジェヨルの姿に驚きながらも、その場ではただ声をかけて起こすだけのヘス。
そう、5話ではジェヨルの心の傷が、また一歩明らかになるのです。
どうしてあんなところで眠っていたのかと訊ねないヘスに、自らそのわけを話し始めるジェヨル。
少年の頃、暴力の絶えない義父から逃げ惑う日常を送っていたジェヨル。
ある時、学校の授業料をよこせと義父に追い回され、ジェヨルは村の共同便所に逃げ込みます。
義父から逃れるべく、トイレの中に入って隠れたジェヨル少年。
ちゃらちゃらしたプレイボーイだとばかり思ってきたジェヨルのあまりに過酷な過去を知り、ヘスは絶句してしまいます。
以来、トイレが一番自分にとって安心できる安全な場所になってしまったのだと悲しげな笑みを浮かべて話すジェヨル。豪華なベッドはただの飾りで、これまで付き合ってきた女性たちもトイレで眠るジェヨルを知るや、みんな結局離れていったと告白するジェヨルの言葉に、ヘスは黙って耳を傾けます。
ジェヨルの心の傷を知り、少し距離を縮めた二人。
ジェヨルはヘスを自分だけのとっておきの場所に連れて行き。
嫌がるヘスをいきなり投げ込む。
このへんが、ロコ?
そして案外まんざらでもないヘス、「気持ちいいー!」と大はしゃぎ。
このへんも、ロコ?
そして出ました。いきなりのキス。
ロコの鉄板ですよね、一応。奇襲キス。(笑)
こんな具合で終わる5話。
5話は要するにジェヨルの心の傷事情を深める回、です。
何しろジェヨル、とうとう妄想の産物であるハン・ガンウを、具合が悪いと思って病院に連れて行ったりまでしてしまっています、5話。
勿論看護師さんは、受付されてもいない人物なのにジェヨルが早く診てくれというので怪訝顔。
ジェヨルが妄想の産物ガンウを連れて行ったのはヘスの勤める総合病院なので、後々このジェヨルの行動が回りまわってヘスに伝わるんでしょうね。
そして問題の6話。
この回では、ヘスに訪れた大きな変化を扱う一方、どんどん症状の重くなるジェヨルを描いています。
5話ラストの奇襲キスの後、われに返ってジェヨルの頬を打つヘス。
遊び人にたぶらかされるのはごめんだとプリプリ怒っているヘスなのですが、ジェヨルはキスの瞬間ときめいたのではないのかと詰め寄ります。
感じるものがあったのに、シラを切るヘス。
シェアハウスに帰ってからも、わざとドンミンとスグァンの前でジェヨルにされたことをばらしたりして。
ところが負けてないのがジェヨル。
2度目のキスのときは、君だって感じたはずだとまたしても問いただし。
慌てた様子で部屋に入るヘスを追いかけるドンヨルは、本当のところはどうだったのかと訊ねます。
キスしたとき、母親のことを思い出したかとドンヨル。
その問いにはっとし、思わず涙ぐむヘス。
ヘスは思い出さなかったと答えます。
そして、キスのときどんな気分だったかを、いい悪いの二者択一で答えろと迫られ、よかったと素直に認めます。
男性恐怖症をジェヨルで克服しつつあるヘス。
当のヘスにとって信じがたい事実であるのはさることながら、スーパーバイザーとして心理相談に乗ってきたドンミンにとっても驚きの新事態。
二人の会話を部屋の外で聞いていたスグァンは、自分も早く病を治し、女性とベッドにいても発作が起きなくなるようになりたいとヘスを羨みます。
でも、みんなはまだ知らないんですよね。
ジェヨルの中の、ガンウの存在を。
6話の私的ハイライト、ここからです。
「なーにが恐怖症だよ。絶対ぶりっ子ですよ」
「その人、わざと先生をじらしてるんじゃないんですか?」
ジェヨルの話を聞き、ヘスに不満を表明するガンウ。
「嫌がる人じゃなくて、他の女性と付き合ったらどうです?」
ガンウの言葉に笑いながらジェヨルは答えます。
そこまでの女性がいないのが問題だ。ヘスはとても魅力的なのだと。
「なんていうか、こう・・・・・・」
「魂を救ってくれそうな感じ? ぼくのヒョンジュみたいに?」
「ははは。ヒョンジュとは、どうだ?」
「いえ、特に。書くのに集中しようかと」
「こいつめ、駄目だな。いまだに家の前で顔を見るだけか?」
「ええ。あの子は見るたびにきれいになってます」
そんな会話を交わしながら、途中なぜか逆送してくる車に驚かされつつ、ガンウの家に到着したジェヨル。
そこは見るからに荒れた、貧しい家です。
公募締め切りまでに小説を書きあげて作家デビューするんだぞと励ますジェヨルに、両手を挙げて笑顔で答えるガンウ。
「先生もお兄さんと会ったら、今度こそ仲直りしてくださいね!」
笑顔で去っていったはずのガンウの顔は、女性の悲鳴とともにすぐさま消えます。
逃げ惑う母を追いかけ、殴りつけている父。
すかさず止めに入るガンウですが、力及ばず、投げ飛ばされます。
思わず駆けつけ、ガンウの父親を止めるジェヨル。
地面に叩き付けられたガンウは、怒りに震え。
かつての自分とオーバーラップしてしまうジェヨル。
ジェヨルは必死でガンウを落ち着かせようとします。
「落ち着け! 落ち着くんだ!」
怒りが収まらないガンウの頬をはたき、理性を取り戻させるジェヨル。
母親を連れて逃げるよう大声で指示すると、身代わりのようにガンウの父にやられます。
オーバーラップする、幼き日の自分。
ガンウが消えた後、ジェヨルは怒りの形相で反撃に出ます。
そしてその一部始終は村の防犯カメラに収められているという・・・・・・。
この場面、切なすぎです。
思わずうるっときてしまいました。
だって。
これ全部ジェヨルの一人芝居なんですもん。(涙)
警察に行き、とんでもない暴力親父がいるので捕まえるよう訴えるジェヨルですが、その家は空き家なのです。
防犯カメラに映っているんでしょうね。悲しすぎるジェヨルの姿が。
顔も傷だらけということは、自分で自分に危害を加えたのでしょうか。
悲しすぎます。
傷だらけで戻ってきたジェヨルのただならぬ様子に、部屋までいって手当てをするヘス。
ジェヨルはヘスに初めてガンウの存在を話します。
人の家のことに首を突っ込むからこんなことになるのだというヘスに、みんながそういって何もしてくれなかったから、我が家は大変な事態になってしまったのだとジェヨル。
ヘスに心を開き始めているジェヨルは、カーテンをかけていた自分のバスルームをヘスに見せます。
布団が敷かれたバスタブ。
その周りには、本棚が。
この一件でヘスとジェヨルはさらに互いに心の距離を縮めるのですが、6話のラストは刑務所から仮出所したばかりのジェヨルの兄ジェボムが、またしてもジェヨルに襲い掛かることろで終わりました。
二人の恋愛が徐々に盛り上がりを見せるのと平行して、ジェヨルの心の傷跡がどんどん可視化されつつあるという、なかなかにつらい展開。
義父を殺したのはジェヨルだと執拗に主張する兄が人格障害を患っているのか、それとも、本当にジェヨルが義父をあやめてしまったのか。二人の母が知る事実は、一体どちらなのか。
そのあたりの展開も今後さらに濃くなっていきそうですが、私としては、とにかく気になるのがガンウ。
ジェヨルがガンウの姿を見始めたのがいつ頃からなのかはまだ分かりませんが、物語の中ではジェヨルの症状はどんどん重くなってきていますよね。
そのうちヘスにガンウを紹介したりする場面が出てきてしまうのでしょうか。
想像するだけでも切ないです。
最終的には適切な治療を受け、ガンウがいなくなるのだろうと想像しているのですが。
というわけで、6話のハイライト、ガンウとジェヨルの場面を貼っておきます。
こちらの動画はyou tubeのSBS公式チャンネルより。
はー。きついです。
このシーンはもう、悲しすぎる。
全部幻影だなんて。
それにしても、はじめは「またアイドルか」とちょっと思ったのですが、D.O.君、演技上手いですね。彼の八の字眉とか、すごく表情豊か。
って、演技じゃないじゃんって感じですが。(笑)
なんと言うかこのドラマは、題材が題材なだけに、必要な人には適切な治療があってほしいと。扱うのが心だからこそ、丁寧で人間的な医療が施されて欲しいと、そう願わせるドラマですね。
人で傷ついた心が、人で癒される。
そんなラストを迎えて欲しいと思わずにおれません。
というわけで、私はとても気に入ってみているのですが、ひとつだけ。
ロコって区分け、やっぱり無理あると思います、これ。(笑)
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チョ・インソン コン・ヒョジン D.O.出演 を読む
4 Responses for "『大丈夫、愛だ』第5話6話
チョ・インソン コン・ヒョジン D.O.出演"
素晴らしいです。
表現力やまとめ方がとてもすんなり入っていきます!
7月にソウルへ来たばかりで聞き取れないところも多いですがほんとに楽しみに見ているドラマです。
楽しく読ませて頂きながらとても勉強させられました。
これからも楽しみにしています!
cotsubuさま
はじめまして。
コメント大変嬉しく拝見いたしました。
ありがとうございます。(*^_^*)
私もこのドラマ、とても楽しみに観ています。
特に4話が終わったあたりからは、頭の中にドラマのBGMがやたらと流れる状態になっております。
この後もどんどん良くなりそうですよね。
ご一緒に楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。
よろしければまた遊びにいらしてくださいませ。
ありがとうございました。(^_^)
はじめまして。
インソンさんのファンとしてこちらにたどり着きました。
インソンさんは、前作の「その冬風が吹く」より、演技も化粧も(特に眉!-笑)も自然で、いいですよね!
視聴率よくないようですが、努力が報われるといいなと思います。
これからも感想お聞かせくださいね!
midoriさま
はじめまして。
コメント大変嬉しく拝見いたしました。
ありがとうございます。(*^_^*)
midoriさまはチョ・インソンさんのファンでいらっしゃるのですね。
すみません、私は今までチョ・インソンさんのドラマをちゃんと観れておらず、この作品でようやく魅力に開眼したところです。
今回の役柄、とてもいいですよね。
チョ・インソンさんは『バリでの出来事』の印象が制作側にとっても強すぎて、実はクセの強い役柄がずっと続いていたのではないかと、今回のドラマを見ながらちょっと思ったりもしています。同じ「痛々しい」でも、痛みが攻撃性で表現されない今回の役、凄くいいですね。優しさの滲む柔和な感じ、新鮮です。なんだか初めてチョ・インソンさんを知った気分がするくらいです。こんな表情もある方だともっと早くから知っていればと、ちょっぴり後悔も。
視聴率、確かに10%ちょっとですが、決して悪くはないと思います。むしろ、同時間帯のKBSのイ・ジュンギさん主演ドラマとMBCのチャン・ヒョクさん主演ドラマより後発なのに、同じくらいの視聴率を取れているあたり、かなり善戦ではないでしょうか。
他の二つは観ておりませんが、私の感覚ではこのドラマは内容的にはかなりいけていると思います。内容が本当にとてもいいです。面白いですし私は好きです。
これからもまた書くと思いますので、一緒に楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
よろしければ、またどうぞ遊びにいらしてくださいませ。
ありがとうございました。(^_^)
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