みなさま、こんにちは。

今日もまいります、『大丈夫、それも愛だよ』(邦題仮)。

「内容はいいのに、いまひとつ視聴率が伸びない。惜しい」

そんな声がちらほら聞こえてくる『大丈夫、愛だよ』。

現在同じ時間帯に放送中のKBS2のドラマ『朝鮮銃使い』(邦題仮)の最新視聴率は11.7%。MBCの『運命のように君を愛す』(邦題仮)は11.1%。対するわれらが『大丈夫、愛だよ』の10話視聴率は10%。

確かにちょっとだけ差がありますね。

しかし私としては、ちょっとではなく結構心配しています。

内容はいいんですが。

このところラブの分量が多い。

特に9話。

付き合い始めたジェヨルとヘスの、恋愛部分でのやり取りが多いのですが、正直頭に残らないんです。全然。まったく。(笑)

こんな現象は初めてです。ラブが頭に入ってこないなんて。

このドラマに完全にロコを求めていない自分に、9話を見てはっきり気づきました。そしてやっぱり、いらぬ予言をしてしまったかも、と。

4話のラストを見て、全16話の元を取った気分と書きましたが。
あれ、当たっちゃってるかも知れません。
ということは、展開にもどかしさを感じても、元取った以上文句は言えないってことになりますよね。(笑)

とはいえあんな鳥肌の立つような4話のラストシーンを見せられたら、次も次もと期待してしまうのが人情というもの。
二人が愛を深める過程をしっかり描いてこそ、ジェヨルの傷やヘスの温かいキャラクターがより鮮明に描けるのだろうということは分かるのですが、どうも配分的にミスっている気がしてなりません。
もしかして、D.O.君のスケジュールが忙しくて、あんまり撮影時間が取れないからガンウの登場シーンが極端に短いとか?!

私的には痴話喧嘩があちこちのカップルで続く9話は、ハイライトと呼べるシーンはナッシング。
とはいえ押さえておきましょう。

 

沖縄の夜の海辺で初めての夜を迎える二人。

 

 

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不安神経症から全身に汗をかきながらも、頑張ったヘス。

それをいとおしそうに見つめるジェヨル。

 

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ヘスは泣いていました。ジェヨルはそんなヘスを見つめながら無言で涙を流し。ヘスはジェヨルにまだ愛しているとは言わないと告げます。涙のわけを聞かれ、本当にジェヨルを愛するようになったら、いま自分がどれだけエゴイスティックなことを考えていたかを話してあげるとヘス。

 

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もしかしたらこの回では、この後がハイライトでしょうか。

眠っているヘスの傍らで仕事をするジェヨルでしたが。
いつしか眠りに落ちたジェヨルが海辺で悪夢を見るんです。

笑顔で自転車をこいでいるガンウが突然車にはねられ・・・・・・。

 

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そして兄ジェボムが登場。

ジェヨルを刺し。

 

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そして浮かぶ、鏡の中の恐ろしげな顔の母の顔。

 

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ヘスが気づき、悪い夢を見たのねとジェヨルを落ち着かせます。

 

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ジェヨル。

どんどん閉ざしていた記憶が鮮明になってきているのでしょうか。
弟が義父を刺したのだとあれほど執拗に主張するのを、ジェボムの人格障害ゆえだと視聴者は思っていたわけですが、この9回からはそれがはっきりひっくり返り始めます。

 

沖縄から帰るとすぐ、ヘスそっちのけでガンウの家まで会いに行くとジェヨル。空港に迎えに来ると約束したのに姿が見えないのだと、ジェヨルは心配そうです。

ガンウのこととなると、車が来るものかまわず走り出すジェヨルが心配なヘス。

駐車場に向かったジェヨルは、そこでガンウを発見。

「遅いですよ! 1時間も遅刻!」

「なに言ってんだよ! 7番ゲートで待ち合わせだっただろ?」

 

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怒りながらもほっとした様子のジェヨル。

ガンウはヘスの姿がないのを確認し。

「1人なんですか? ヘスさんは?
なるほど。先に行かせたんですね。僕の家に行こうと思って。僕が心配で」

「嬉しいか?」

「そりゃ嬉しいですよ。僕には先生しかいませんもん」

 

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なんだろうこの悲しさ。

ガンウがジェヨルの分身、というか幻覚、だと分かっている視聴者には、ガンウの登場やセリフの一つ一つがズシーンときます。

バッグから原稿を取り出すガンウ。

「はい、これ。脱稿しました」

 

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青春のにわか雨

 

「なんだ、このおセンチなタイトルは?」

「内容はおセンチじゃありませんから」

バス停留所まで送るとガンウに気遣いを見せるジェヨルは、お母さんは元気かと尋ねます。
それに答えずに、核心に迫るガンウ。

「やりました?」

「この! ガキのクセにませやがって」

「やったんだ! やったんでしょ?」

 

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「彼女がいじけちゃったら、お前のせいだからな」

「寝ました? やっぱ寝たんだ?」

「もう、行け! 行けってば!」

 

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こうしてガンウのお尻をガシガシ蹴りながら楽しげに去っていく二人です。

そして刻一刻と迫りくる、ジェヨルの秘密が暴露される時。

警察はジェヨルの通報にもとづき、ジェヨルの言っていた場所に出向いた際、ジェヨルの落としていった名刺入れを拾っていました。取りに来るよう出版社に勤務するテヨンに伝える警察。

現場の監視カメラを見ていた警察は、そこに映し出された驚くべき光景に驚愕します。

 

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独りで格闘する、悲しきジェヨル。

義父殺人事件の真相解明も近づいていました。

面会に来たテヨンと母を拒絶するジェボム。ジェボムはもうドンミンにしか会う気がないと二人は告げられます。

そして母に手渡された一冊の本。

 

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母も息子に一冊の本を託します。

 

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息子の度重なる拒絶。

母は事件当日のことを思い出します。

帰宅した部屋で、夫の腹からナイフを抜いていたジェボム。
傍らで気を失っているジェヨル。

 

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「ジェヨルがナイフで刺したんだ」

 

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震えていたジェボムの声。

ジェボムが母に渡した本の中には、一枚のメモが挟まれていました。

 

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なんで俺の言うことを信じなかったんだ
あいつを殺したのはジェヨルなのに
あなたの愛する息子に
あなたが捨てた息子が
これからなにをするか見てろよ

 

兄、怖いから。(泣)

でもまた真実に近づきました。
すっかりジェボムが刺したのだと思っていた視聴者も、ナイフを義父に向けたジェヨル、気絶しているジェヨル、そして、度重なる一貫したジェボムの主張に、徐々に刺したのは本当にジェヨルだったのではないかと思い始める9回。

ちなみにヘスに振られたテレビ局勤務のチェ・ホはジェヨルへの腹いせなのか、兄弟の出来事を番組化しようとしています。いやらしすぎてむかっ腹が立ちます。

9話のラストは、シェアハウスでは原稿が書けないから自宅に戻ることにしたと宣言するジェヨルと、急な引越し宣言に狼狽するヘスで終わります。

ちなみに海辺の夜でのヘスの涙は、もしかしたらヘスのヨンジンへの告白が真相かもしれませんね。
先輩であり上司でもあるイ・ヨンジンに、初めての体験の後お母さんの顔が浮かんだかと訊ねられたヘスは、泣きながら浮かんだと答えます。浮かんだけれども、今までのような嫌悪感ではなく、暖かい気持ちを感じたと。母がどれだけつらかったか、キム社長との恋愛がどれほど母の支えになっていたのか分かったと。



体の不自由な父の友人とキスする母を見て以来、性的な関係を嫌悪するようになってしまったヘスでしたが、そちらのほうは9話でクリアされたようです。

他にもドンミン&ヨンジンの元夫婦としての未練話や、スグァンと問題児ソニョとのやり取りなどが結構な比重で扱われているのですが、ばっさり割愛して恐縮です。(笑)