みなさま、こんにちは。

9月に入った途端、一気に秋が来てしまった感のある今日この頃。
日本を留守にしている間、東京のほうはかなりの猛暑が続いていたそうなので、この涼しさにやっと一息つかれている方も多いかもしれませんね。私はなんとなく、もう一回くらい暑くなったあとでゆっくり秋に移行して欲しい気分ではあります。
夏はいつも、去りゆくのが寂しい季節ですよね。

そして2014年の夏、私の最大のイベントといえば、チョ・ジョンソクさん主演ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』を観に行ったこと!

今日はネタバレ満載で書かせていただきます。



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6月27日に初演を迎え、9月14日が楽日となる『ブラッド・ブラザーズ』。

簡単な紹介はコチラでも書いているのですが、公開されたポスターを見て完全に早合点していたことに、当日気づきました。




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大体こういう感じで出回っていたんです、商材写真。

なので、てっきりチョ・ジョンソクさんと組むのはオ・ジョンヒョクさん、ソン・チャンイさんと組むのがチャン・スンジョさんなのかとばかり思っていましたが、違いました。



写真がこの並びだったら、間違いなかったんですけどね。



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ってそういう問題じゃないですよね。(笑)


なにしろVIP席Bゾーンの前から3列目をゲットしておきながら、リサーチ不足でCゾーン寄りの通路側を取ってしまった私。その敗北歴は伊達ではありません。相手役の出演スケジュールを未確認のまま見に行くなどという芸当も、平気でやってしまいました。
さらば、緻密だった頃の私。(そんな頃があったのかっていう。笑)



ちなみに以前も貼りましたが、座席配置はこんな感じ。

濃いブルーの一帯がVIP席、グリーンがR席、空色がS席、オレンジがA席で、舞台に一番近い前2列はOP席という区分。(グレー部分は売れちゃってます)


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私が押さえた座席は、赤丸部分のこの3席。


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はい。
エディ役のチャン・スンジョさんと、エディのお母さん役のキム・ギスンさんを見るには、ベストポジションでした。
エディの家は向かって右側、かたや我がチョ・ジョンソクさん扮するミッキーの家は、向かって左側にあるんです。チケット予約後、チョ・ジョンソクさんは前半の殆どを家の前で過ごすという驚愕情報をコメント欄より頂戴していた私。

当日は友人らを通路側に、自分は少しでも中に分け入るという蛮行に出たのは、言うまでもありません。
友よ、ごめんなさい。(笑)


しかし、座席割を見ていただけばお分かりかと思いますが、VIP席が結構多いんです。
私が見に行った日は空席が見当たらないほどぎっしり詰まっていたのですが、同じチケット代でVIP席の最後尾があんなに遠いのかと、ちょっと驚きました。きっと見え方がだいぶ違いますよね。
勿論、ステージ全体を俯瞰できるという意味では、いいかもしれませんが。

全体的な俯瞰よりも、とにかく生で俳優さんたち、もっと言うとチョ・ジョンソクさんを凝視したいということなら、絶対OP席が最高。
OP席の方々は、俳優さんたちの息遣いやら、視線やら、ずばり唾やら(!)も飛んできていたと思います。
私も知っていればOP席の左に陣取りたかったです。あのあたりは、見終わって絶対魂抜かれる席です。(笑)



そんなわけで、そぼふる雨の木曜日、3人連れで見てまいりました。

車で移動中、開演時間を間違えて、1時間早く出発したことに気づく私。
なぜか今回、とことん抜けてます。(笑)
おかげでちょっとタイトだったはずが、いきなり開演2時間前のゆとりの到着。


着くなりテンションMAXの私、振って沸いた時間を有効活用とばかりに、人気のない会場で撮影大会を敢行しました。


公演会場の弘大大学路アートセンター(ホンデ・テハンノ・アートセンター)では、入るなり地上1階から3階まで『ブラッド・ブラザーズ』の垂れ幕がお出迎え。



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こういうのが目に飛び込んでくる瞬間って、本当にウキウキの絶頂です。(笑)


一方、「テハンノ(大学路)にあるくせに、なんで名前が弘大なのよ。紛らわしい」と3回は言っていた友人。

実際、このミュージカルを見るのに、勘違いしてホンデのほうに向かった人がいるとかいないとか?!
日本からの方はそんなうっかりはないと思いますが、念のためお気をつけくださいませ。「ホンデに着いたらそのへんできこう」などというアバウトな発想で出かけると、大変な目にあいます。(笑)


チケットの交換は2階、公演は3階から入場。

2階には、私たちの他にもうっかり早く来てしまったのか、それとも知ってて早く着いているのかは分かりませんが、4人ほど人がいました。

「チケット交換は開演1時間半前から」の立て札とロープが、時間を間違えた寂しさを倍化させてくれます。(笑)


それでも私の目は、2階に着くなりこれに釘付け。



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『どうぞ写真をお撮りください』と言わんばかりのフォトゾーン。

勿論、即座に飛び込みました。ええ。人のいない隙を縫って、これでもかというくらい写真を。
ぐいぐい自分をチョ・ジョンソクさんに寄せたのは言うまでもありません。(笑)


その姿に触発されたのか、静かに時を待っていた他の人々も、フォトタイム開始。



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こちらは20代と思しきカップル。


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もろもろ好都合にピンボケしております。(笑)


ちなみにですが。
実際に会場がオープンして中を見回してみると、圧倒的に若い女性ばかりでした。20代から30代前半くらいに見受けられる女性たちで埋め尽くされていて、チョ・ジョンソクさんの若い女子からの人気の高さに驚愕。(笑)


2階での撮影を終えた私は、3階へ直行。

なぜかこれだけは知っていたのです。3階にもっと立派なフォトゾーンがあることを。
殆どの人は、あまりの人の多さに自分が立つのを断念したり、仕方なく知らない人を映りこませて写真を撮るのだそうですが、私が上がったときは言うまでもなく貸切り状態。
時間を1時間間違えてしまったことをこんなに幸せに思ったこと、かつてありません。






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無駄に半々で撮ってみたり。


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ここでさらに激しくチョ・ジョンソクさんに擦り寄ったのも、みなさまお察しのとおりです。(笑)


“Today Cast”と記された看板も。

興奮しすぎて写真がちょっと斜めってます。



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これ見ても、まだ今日のエディがチャン・スンジョさんだって、気づいてなかったんですよね。
どんだけチョ・ジョンソクさん以外眼中になかったんでしょう。
自分でも呆れます。(笑)

このミュージカルは、双子のミッキーとエディの他に二人の生みの親であるジョンストン夫人がク・ウォニョン(구원영)、チン・アラ(진아라)両氏のダブルキャストとなっており、ナレーター役をムン・ジョンウォンさん、ミッキーの幼馴染の女の子リンダをチェ・ユハさん、エディの育ての親ライオンズ夫人役をキム・ギスンさんが務めています。



前半後半あわせて約2時間45分。間に15分間の休憩が挟まれる構成。

午後8時開演の場合は終了時間が11時前とかなり遅くなるので、電車で帰る場合は終電時間はちゃんと抑えておかないといけない感じです。
ソウルは東京と比べると終電の終わる時間が早いんですよね。



楽日が10日後の9月14日と迫っているので、これからご覧になりに行かれる方はさほど多くはないかと思いますが、念のためご案内しておきますと、このホールの中には何軒か食べ物やさんもあります。

私たちは同じビルに入っている、しゃぶしゃぶチェーン店“마루샤브/マルシャブ”というお店で夕飯を食べてから観劇したのですが、ここ数年ぐっと増えた韓国では人気のビュッフェ形式のお店で、人々の間では美味しいと言われています。しゃぶしゃぶの他、サラダバーでは野菜や果物は勿論、ピザやパスタなどのイタリアン、お寿司やお蕎麦などの日本食、中華料理、デザート各種など、メニューはかなり多様かつ豊富にそろっています。
しゃぶしゃぶや日本食はどうしたって日本で食べたほうが美味しいですが、それ以外のメニューは日本から行った人でも結構口に合うと思います。

ただしこちらのテハンノ店、かなり混んでいて、私たちはたまたま最後の1席に座れましたが、予約をしないとかなり待たされるかもしれません。

ちなみに地下の駐車場は、公演を見に来た人はお得なサービス料金で利用が可能です。


そんなわけでお腹も満たされ、いざ公演会場へ。

会場に入った瞬間から、撮影は一切禁止。
みんなちゃんと分かっていて、スマホを舞台に向けようとする人は見当たりませんでした。
寒い人は入り口で毛布を借りられます。
ただ、身分証と引き換えに、ですが。(笑)

開演前の舞台には二つに分かれた太い木が描かれたシースルーの幕がかかっていて、奥には音を調整するミュージシャンたちの気配。
暗い雰囲気の木の絵は、まさにこのミュージカルの象徴でした、終わってみれば。



このミュージカルのストーリーは、いたってシンプル。

貧しさゆえ離れ離れにされることになった双子の兄弟が、血の繋がりを知らずに親しくなるも、やがて社会的地位の違いから心が離れていき、一人の女性を巡って悲しい結末を迎えるというもの。


時代背景は1960年代の英国の工業都市、リバプール。
若き日は舞踏会で踊るたびにマリリン・モンローに似ていると言われるのが自慢だった、ジョンストン夫人(チン・アラ扮)が主役です。

結婚後も次々と子どもが生まれますが、夫は若い愛人とともに身重の妻を残して家を出てしまい、一人残されたジョンストン夫人は家政婦をしながら身を粉にして働き子どもたちを一人で育てます。


そんなジョンストン夫人とともに物語りを導くのは、ナレーター役のムン・ジョンウォン(문종원)。ナビゲーターでありながら、牛乳屋や医師など、一人で何役もこなします。時に道化のように観客を笑わせたり、時に物語りの進みいきを補完的に説明したり、時に登場人物たちに悪魔のささやきを浴びせたりしながら、重苦しい物語の中でふっと観客の緊張を抜いて見せる彼は、観客と舞台との間を橋渡しする役割と言えましょう。



こちらはジョンストン夫人のお腹の子が双子だと告げるシーン。

医師に扮しています。



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ちなみに上記はチン・アラさんではなく、ク・ウォニョンさんです。



ミュージカルという括りながら、限りなく演劇に近い『ブラッド・ブラザーズ』。一番歌うシーンが多いのは、ジョンストン夫人とナレーター役のムン・ジョンウォンさんでしょうか。
チョ・ジョンソクさんにいたっては、一曲しか歌わないという。(笑)


しかし、そんなことはまったく気になりません。

俳優の演技がじっくり見れて、私はむしろよかったです。


一人ならどうにか頑張って育てられても、双子と聞いて頭を抱えてしまったジョンストン夫人。彼女は家政婦として働いているライオンズ家の夫人に「子どもが出来ないので、一人養子にくれないか」と頼まれます。ちょうど夫が何ヶ月も海外出張に出かけているので、その間に妊娠が発覚し出産したことにしたいと必死に頼むライオンズ夫人。
ジョンストン夫人はそんなことは出来ないと首を振るのですが、子どもを二人も一度に育てる自信もなく、毎日顔を見に来てもいいという条件で泣く泣く子どもを渡すのですが。


心変わりのライオンズ夫人。

夫に知られてはいけない、何よりもエディを取られてはいけないという思いから、ジョンストン夫人を解雇し、出入り禁止にしてしまいます




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悪魔に魂売るってやつでしょうか。


ライオンズ夫人役のキム・ギスンさんの様変わりしていく様子、鬼気迫っていました。



離れ離れになった双子が再び出会う時、それは死をもたらすとの迷信を信じるライオンズ夫人。
子どもたちを守りたければ、絶対に互いを会わせてはならないとジョンストン夫人に釘を刺すのですが。



7歳になったミッキーは、「いいとこの子」のエディに「友だちになろう」といわれ、すぐに心を開きます。

こちらはエディに変なことを教えるミッキーと喜ぶエディの図@公開練習。




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初めはどうなるのかと、怖いもの見たさ半分でした。

チョ・ジョンソクさんが演じる7歳児。

なにしろ、こんな絵面だったので。




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でも、ミュージカルを見終えた今は、こんなミッキーにもまったく違和感ありません。(笑)



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ミッキーと、ミッキーの幼馴染のリンダと、新たに友だちになったエディは、子どもらしく毎日仲良く過ごすのですが、早晩それぞれの母に知られることとなり、引き裂かれる羽目に。

エディは突然遠くへ引っ越してしまいます。


このスチールは、いなくなってしまったエディが恋しくて、家まで訪ねていく可哀想なミッキーのシーンだったんですね。



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ここで初めてチョ・ジョンソクさんの歌が出てきます。



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エディが去った後、ほどなくミッキーたちの住む区域は再開発のための立ち退き区域に指定され、代わりに新しい場所での新たな住まいを提供されることに。



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こうして新しい家に引っ越すことになったジョンストン家の歓喜の中、一幕は終了。

二幕からは14歳になったミッキーとリンダがエディに再会し、友情と恋を育む一方で、貧富の差による境遇の違いがミッキーの心をエディから遠ざけ、思いがけない悲劇へと向かう様子が重たく重たく描かれていくのですが。


ここもネタバレしたほうがいいですか?(笑)


ストーリーについては、2009年に日本で公演された時の東宝ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』の公式ページに書いてあることとほぼ同じなので、よろしければそちらでご確認ください。(東宝ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』の公式ページはコチラ


いえ、手を抜きたいわけではないのですが、実は後半の写真が殆どないんです。
ラストシーンのもの以外、殆ど。
さすがにラストシーンだけ出すのは、気が引けます。


このミュージカル、コメント欄より後半お楽しみがあるとの情報も頂いていたのですが。


ほんと、すごいのきました!


なぜ私は通路席に座らなかったんでしょう!


強欲かました自分が恨めしすぎる! (笑)



私たちの席は、本当にドンピシャでした。

今でも幻影がチラチラと。



・・・・・・言ってもいいですか?


とんでもないネタバレですが、言ってもいいですか?



言いますよ! 言いますので、知りたくない方はここで閉じてください!


本当に言いますから!





なんと!!




通るんです!!(笑)





もーーーーーー。

これ知っていたら。

自分がその瞬間なにをしたか分かりません。


なので。

知らなくてよかったってことで。ええ。
それ以外自分にかける慰めの言葉がありません。

羨ましすぎる。友よ。(笑)



舞台は最終的にはスタンディング・オベーション。
出演者の迫力に、立ち上がらずにはいられないラストでした。
舞台の上で涙ながらに演じているチョ・ジョンソクさんはじめ俳優のみなさんの熱演に、素直に感動。

とはいえ、私が泣きはしませんでしたが。(笑)



物語り自体は非常に単純でさほどひねりもないので、ミッキーとエディがなぜ強烈に惹きつけられたのかや、二人(特にミッキー)が階級の違いを痛切に感じるに至る出来事などがもう少し描かれていれば、悲劇へと疾走するミッキーの行動に観客もより感情移入できたのではと惜しまれる部分もありますが、ある種の演出上の足りなさを補って余りある俳優たちの熱演だった気がします。

勿論その筆頭はチョ・ジョンソクさんなのですが。

私はジョンストン夫人の演技にもかなり引き込まれました。



こちらがジョンストン夫人を演じていたチン・アラさん。


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1986年にデビューし、以来ミュージカル俳優として活動されてきた方だそうですが、とってもよかったです。チン・アラさんよりク・ウォニョンさんのほうがメディアに取り上げられる度合いが高いのですが(こちらはなんとチョ・ジョンソクさんとの“浮いた話”まで?!)、私はチン・アラさんの深くて伸びのある歌声にすっかり魅了されてしまいました。

実力があって経験も豊富なのに、これといった代表作にめぐり合えて来なかったと評されるチン・アラさん。エンターテインメントの世界って本当に厳しいんだなと、またつくづく。

このミュージカルの主役はジョンストン夫人と言っていいと思うのですが、チン・アラさんは歌は勿論上手で、音程などもまったく外さない歌唱力の上、演技も安定感抜群でした。


内容的には重苦しい物語でしたが、このキャストで見れてよかったです。


いやぁ、それにしても本当にチョ・ジョンソクさん。

ますますファンになってしまいました。

とりあえず、演技が上手すぎる! 
天分の才能を感じます。

それにしても凄かったのは、彼の一挙手一投足に送られる嬌声。
あの日あの舞台を見ていた人、もしや全員チョ・ジョンソクさんのファンなんじゃないかっていう位の勢いでした。
特に二幕冒頭、チョ・ジョンソクさんが園児から成長して制服姿で登場した瞬間の悲鳴のような歓声。凄かったです。
客観的にはそれほど容姿がかっこいい人ではないと思うのですが、どうしてあんなに黄色い声を浴びるんでしょう。
って浴びせているのは私もですが。(笑)

他にも、あまり写真がなくて載せられていないのですが、実はエディ役のチャン・スンジョさんも凄くよかったです。歌の上手さではもしかしたらチョ・ジョンソクさんより上?!
演技もとてもよく、なによりすーごいイケメンっていう。

JYJのジェジュンと見まごう容姿。
美しかったです。
実物は『ブラッド・ブラザーズ』用商材写真より、はるかに美しいです。

この顔の雰囲気に近いですね。



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奇しくも今日、秋に結婚することが報じられたチャン・スンジョさん。
お相手の方もミュージカル女優さんだそうですが。
是非お幸せになっていただきたいです。



華やかなミュージカルが全盛の中、歌も少なく地味な演目なので見劣りして受けないのではと言われていた割りに、蓋を開けてみたら興行的にも成功を収めているとされる『ブラッド・ブラザーズ』。
やっぱりこれこそ俳優の力ですよね。

この演目は今回が韓国初演とのことなので、これからも続いたらいいなと思います。