みなさま、こんにちは。

今日は、いま韓国で売り切れ続出となり、熱い注目を集めている話題のポテトチップスについてご紹介します。


「一体全体なにがどうしたからって、連日この話題なんだろう?」

「私も確かめなくっちゃ!」


この感じ。

どうもつい最近も似たようなことがあったなと思っていたのですが。
何に似てるか分かりました。

そう、この感じって。この夏1700万人もの韓国人の足を映画館に運ばせてしまった映画『鳴梁ミョンリャン』。
あの時の現象を彷彿とさせます。
まさに猫も杓子もの様相。(笑)

大ヒット商品って、つまりは社会現象の域に達したから、それこそ「大ヒット」してるんですよね。
内容そのもの以上に「みんなが話題にしてるから、私も」という欲求によって生み出されるんだなぁと思いつつ。


今韓国では、8月に新発売になったとあるポテトチップスが熱いんです。

メディアもこぞって取り上げはじめ、社会現象の域に達したといってもよさそうなその商品の名は、「ハニーバターチップ」。



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もう、すごいんです。

えらい騒ぎなんです。

私の友人も子どもにねだられて買いにいき、やっぱり手に入らなかったと。


そこまでじゃなかったのに、こうなると欲しくなるんですよね、人って。(笑)


こちらの商品、画像をご覧いただけばお分かりだと思いますが、日本のカルビーのロゴが入ってます。


そうなんです。

実はこの大ヒット商品、韓国の「ヘテ製菓」と「カルビー」が2011年につくった合資会社「ヘテ・カルビー」の新製品。


ヘテはカルビーとは合資会社を作る前から長らく業務提携を結んでいたのですが、2011年6月にヘテ製菓が江原道にあるムンマク工場を現物出資、カルビーがそれと同程度の資金を出資する形で「ヘテ・カルビー」をスタートさせました。


「ヘテ・カルビー」設立から3年半でヒット商品を生み出したというわけです。


ハニーバターと名打っているとおり、味はハチミツ&バター味なのだそうですが、甘じょっぱくてかつ新鮮さが感じられるハニーバター味を出すため、担当者は開発におよそ2年の月日を費やしたのだそう。

美味しそうですよね、ハチミツとバターの組み合わせなら。

ちなみにカルビーは昨年末の2013年12月から2014年3月まで期間限定で「しあわせバター味」のポテトチップスを製造していたのですが、それとは結構味が異なっているそうです。カルビーの「しあわせバター味」もハチミツが入っているのですが、ヘテ・カルビーの開発担当者が目指したのは「しあわせバター味」よりもバターの風味を押さえた、ほのかな甘み。配合を重ねた結果、「これだ!」とたどり着いたのが、アカシアのハチミツとフランス産発酵バターの組み合わせだったのだそう。


韓国でポテトチップスといえば、オリオン。
オリオンの「ポカチップ」は88年の発売以来、ポテチ部門の不動の1位に君臨しています。

つづく二番手はノンシムの「スミチップ」。三番手もプリングルスが占めるなど、ポテトチップス分野では完全にマイナーといえるヘテなのですが、この「ハニーバターチップ」は8月の発売から現在までの100日足らずで、なんと売り上げ103億ウォンを記録。韓国ではお菓子の新商品が年間100億ウォンを売り上げれば大ヒットだそうですので、これはマイナーからの驚くべき飛躍、どころか、もしかしたら上位圏内突入もあるのかもしれません。


「ハニーバターチップ」開発者がベンチマークしたカルビーの「しあわせバター味ポテトチップス」は、こんなパッケージ。



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韓国の「ハニーバターチップ」が食べられないなら、せめてカルビーの「しあわせバター」でも食べたいところですが、既に生産終了というのが残念です。
ポテトチップスは普段殆ど食べないのですが、こうなると俄然食べてみたくなるんです、カルビーのほうも。(笑)


日本でも数年前に桃屋の「食べるラー油」が大ヒットとなり、需要と供給が追いつかないと景気のいいニュースが報じられていましたが、ヘテ・カルビーの工場もいま24時間体制でひたすらポテチをつくっているのだそうです。
それでも全然店頭に並んでいないというのですから、よほど買われてるんでしょうね、並んだ瞬間。(笑)

「大手スーパーにはなかったけど、近所の小さなスーパーにあった」、「どこどこで買えるらしい」など、売り場情報を熱心に交わしている人々の無駄な情熱は笑えるとしても、気づくと出所不明の怪情報まですぐに広まってしまうのが、SNSの怖いところ。
やれ、工場で火災が起きて生産中止になっただの、コンビニのバイトの人が全部持っていっているだの。

後者は知りませんが(いやいや、そんなわけないです・・・・・・よね?!笑)、前者に関しては完全に事実無根だそうですので、「買いに走ったのに無かった」という方は、今しばらくお待ちになればよろしいかと。


いやしかし、さもありなんというべきか、オークションで一袋5000ウォンで売り出す人も現れているんだそうですよ。

「ハニーバターチップ」は普通に買えばスーパーで1300ウォンほどらしいので、5000ウォンなら3倍の値段です。
ポテチ一袋に約500円・・・・・・。

みんな、正気に戻って!

届いたときは粉々だから!(そっち?笑)



話のついでに私が好きなヘテのお菓子もご紹介。

これです。
homerunball_image 「ホームランボール」。



ヘテ製菓を代表するお菓子の一つである「ホームランボール」は1981年から発売されているロングセラー商品ですが、要するに日本の「ポポロン」に類似する商品で、もともとはチョコレートクリームが入っていたんですよね。

でも、私が好きなのはチョコのほうではなく、数年前に出た「生クリーム味」改め「低脂肪乳味」です。
なんで名前変えたんだろ。絶対「生クリーム味」のほうが美味しそうなのに。


さらに話のついでに言いますと。
ヘテ製菓は韓国で一番古い製菓会社で1945年に前身が設立され、1997年のIMF金融危機で一度倒産。その後再建するも、結局2005年1月にクラウン製菓に経営権を100%買われたんです。
ブランド力のあるヘテの称号はそのままに、クラウン製菓の子会社になったということですね。

しかし買った甲斐があったというもの。

クラウン製菓の株価は「ハニーバターチップ」が頑張ってるおかげで上昇し、11月頭に17万ウォン台だったのが現在は25万ウォン台まで伸びているそうです。


って話がポテチから完全に離れましたが、要するになにが言いたいかといいますと。

食べてみたいんです、わたくしも。(笑)


日本のお菓子って美味しいですよね。比較対象が無いとピンとこないという方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に美味しいと思います。日本のお菓子が標準だと思っていると、韓国のお菓子で唸らされるなんてことは、ほぼ皆無です。私が唯一嬉々として買ってしまうのが「ホームランボール低脂肪乳味」なのですが、それだって客観的にはそんなに美味しいわけではないのかもしれません。私はあの乳臭さが大好きですが、あえて人にお勧めしたこともありません、そういえば。(笑)

だからそんなに韓国のお菓子に期待してないんですが。


それでもこの「ハニーバターチップ」は、なんか期待できそうなんです。

やっと人に聞かれてお勧めできるスナック菓子になりそうな気がするんです。

世の中の大体のバター味って、美味しいですし。


とはいえ。

この間ヘテ製菓の自信作(のはず)のトッポッキ味のスナック菓子を食べて、「もう二度と血迷わない」と固く決意したところなので、やはりここはひとつ。食べてみてからということで。過度な期待はなしよということで。ええ。(笑)


もし今韓国にいらっしゃって、なおかつこのポテチを偶然見つけちゃったという方。
ラッキーでいらっしゃいますね。こんなチャンス、滅多にありません。
目立てます。大いに自慢して下さい。袋を手に持って街を闊歩して下さい。なんなら勝ち誇ったように微笑みかけちゃって下さい。そしていよいよ公衆の面前で袋を開け、寄って来た人に分けましょう!
瞬間的にヒーローになれますYO!
ラブ&ピース!

・・・・・・って寄ってくるわけないですよね。
いい加減なこと言ってすみません。(笑)