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26 2014年11月
みなさま、こんにちは。
11月も残すところあとわずか。
日本はにわかに選挙に突入ですね。
しかし衆議院の任期は2年も残っているのに、700億もの巨費を投じてまで一体何しに?? ついていけないこの唐突感。
この700億が加われば、この3年間、選挙の事務費用だけで税金1900億円が使われることになるのだそうですよ。(記事はコチラ)かと思いきや、現役閣僚が株価上がった恩恵で資産激増との記事も目にするし。もうあんぐりっていうかアングリーっていうか。
有権者のみなさま、必ず投票に行かれて下さいね。
では、まいりましょうか。本日も『未生/ミセン』第11話。
11話の幕開けを飾るのは、駆け回るソンニュルです。
グレがパク課長のことでしでかしたとベッキに大騒ぎしてるソンニュル。
そこへ戻ってきたグレ。
まずはベッキにお礼です。
そう。パク課長の件で、調べるのを手伝ってくれたんですよね、ベッキが。
監査がやってきてパク課長の荷物を運び出し、オフィスは物々しい雰囲気に包まれ。
みんなが懸念したとおり、パク課長の件でキム部長の立場は本格的に危うくなってしまいました。
ヨルダンの中古車輸出の件でパク課長の事業に関連する人々が次々に監査に呼ばれることになるのですが、前所属部署だった資源課のチョン課長も参考人として呼ばれ、不正事件当時の次長二人とキム常務も監査を受けることに。
やはりキム部長も責任を逃れることは出来ませんでした。
その頃専務の部屋では。
一度だけ見逃してくれと震えながら専務に哀願するパク課長。
専務は商社マンは時に詐欺師にもギャンブラーにもなると笑顔を見せるんです。
娘の結婚式の時はありがとうと過去を振り返る専務。
あの時は出張先から息を切らして駆けつけてくれたと。
・・・・・・え、なに許すの???
とやっぱり思ったらしいパク課長も笑顔を見せるのですが。
次の一言でその淡い期待はもろくも崩れ去ります。
「お前はそういうやつだった。遅れそうになっても必ず間に合わせられるやつだったのに。今回は遅れたな、随分と」
涙を流すパク課長。
これでジ・エンドです。
かくして会社のロビーには辞令が張り出され。
何人もの役員がこの事件の責任を負うことになりました。
中には悲しいかな、キム部長の名前も含まれています。
専務の派閥が半分やられたと口々に噂する社員たちのやりとりを、複雑な心境で見つめるグレです。
唐突にやってきたキム部長とのつらい別れ。
涙する営業部員たち。
キム部長は一人ひとりに声をかけながら穏やかな顔で握手を交わします。
落ち着いたら連絡するので、その時は焼酎でもおごれと笑顔を見せる部長に、オ課長は顔を上げられません。
去っていく背中を見送りながら、新入社員の時のことを思い出すオ課長。
切ない・・・・・・。
胸を張って歩いていく部長と深々とおじぎするオ課長の丸い背中のコントラストに、視聴者も涙目です。
一連の切ないお別れシーン、動画貼っておきましょう。
次々監査に呼ばれる関係者たちのシーンから始まっています。
部長は分かっていて、それでもオ課長に調べさせたんですもんね。
こんな人が実際にもいるのかは、定かではありませんが。
責任ある姿勢、立派です。
勿論この人も、退場。
会社始まって以来の汚職事件だそうですので。
刑事訴追は免れないでしょうね。
みんなが意気消沈しているところに、思いがけぬサプライズ。
事件の関係者が社を追われたあと、社長がじきじきに営業3課をねぎらいにきたんです。
よくぞ会社の損害を防いでくれたと声をかけつつ、全員に褒賞として金一封を手渡す社長。
社長はここでオ課長に課長職は何年目かと尋ね、昇進させると約束します。
社長が来ていると聞き、慌てて降りてくる専務ですが。
営業3課の前でチクリと言われてしまいます。
「褒めるべき者には褒賞を、罰を与えるものには罰を与える。それが君の仕事じゃないのか」
緊張の面持ちで社長の言を聞く専務。
なんだか専務が追い詰められそうな雰囲気、漂ってきました。
うふ♪
って喜ぶところじゃないですか?(笑)
グレにもいい働きをしてくれたと声をかける社長。
営業3課とて決して喜んでいるわけではないのですが、去っていく社長を見つめるこの人たちの目がオフィスの雰囲気を物語っていたりして・・・・・・。
逆恨みのゴング、鳴ってます。
仕事の早い社長、1週間後に控えた昇進人事でオ課長を次長にするよう早速指示。
ただし嫌なこともついてきました。
資源課のマ部長が営業部の部長を兼務することに。
今後の雲行きが怪しくなりそうです。
帰宅したオ課長は次長に昇進すると妻に告げ。
次長がなにかは分からずとも、とりあえずはしゃぐ子どもたち。
喜ぶ妻を見てオ課長、あらためオ次長も嬉しそうです。
こうしていよいよ人事が正式に決まり。
次長になったオ次長も、いつもどおり仕事に没頭しています。
一見何も変わらない営業3課ですが。
でもグレは気づいているんです。
誰もパク課長のことを語らないことを。これまでになく寡黙なことを。
仕事ばかりしているのは、自分たちの上げた成果が喜びよりも悲しみをもたらしたからだと、心で呟くグレ。
みんなが3課をみつめる視線が、痛いほど突き刺さります。
内部告発者を責めたてるような、冷たい目。
つらい。
実際社内イントラネットでは、責任を取らされた常務らへの同情論や、自分たちはそんなに身奇麗なのか、なぜここまでことを大きくする必要があったのか、同僚を売ってまで利益が欲しいのか、などの批判があふれていたんです。
不正を暴いたおかげで、一気に厳しい立場におかれることになってしまった営業3課。
オ次長はグレとキム代理を屋上に呼び出します。
「これからは辛くなると思う。でも反応するな。俺たちはやらなければならないことをやっただけだ」
こうしてオ次長の決めたガイドラインに沿うことにしたグレとキム代理です。
裏切り者を見るかのような理不尽な視線も我慢しなければならないなんて。
あんまりですね。
一方資源課では。
ヨンイが肥料を一人で運ぼうとしていたのだろうと、課長とユ代理がハ代理に話しかけていました。
なぜ知ってるのかといえば、ソンニュルが同期に喋ってるのを聞いたから。
お喋りな子。いつか粗相するに違いない。(笑)
ハ代理はヨンイを休憩室に呼びつけ。
ロシア語は得意だろうと仕事を渡します。
放っておくとまた何をしでかすか分からないので、ロシアの行政のほうを担当しろと言いながら、ヨンイを「仕事」に復帰させるハ代理。
「女だからって容赦しないからな」
去っていくハ代理の背中を感激の面持ちで見つめるヨンイです。
感激するようなことじゃないですけどね、しょーじき。
ハ代理が何様なんだっつーね。ええ。
そして最近素直なベッキはというと。
カン代理に事業報告書が冗長だといわれ、戸惑っていました。
どこらへんが冗長なのかと尋ねるベッキに、まず専門用語をちゃんと使うこと、そして自分の事業だと思って主体的な言葉で書けばこうなってないと指摘するカン代理。
わかったと一応は答えるベッキなのですが、カン代理は分かってないはずだとお見通しです。
紙を渡され、作文のお題を出されるベッキ。
この文章を短くしてみろと言うのです。
以前ならむくれて終わるベッキですが、いまや一生懸命修正。
愛され系に生まれ変わったようです、ベッキ。
そして早速マ部長の嫌さ加減が炸裂する事件発生。
オ次長と話していたソン次長が部下に呼ばれ、席に戻って話を聞くと。
事業のことでなにやらマ部長に意味不明なことを言われた様子。
埒が明かないのでソン次長がじきじきに話を聞きに行くのですが。
しきりにFTAの認証がどうのとしたり顔で言ってます。
どうやら「FDA/アメリカ食料医薬品局」と「FTA/自由貿易協定」を間違えている様子。
・・・・・・うざ!
ただの老化現象じゃん!(笑)
正確な用語が出てこないから伝えられないくせに、「これだから女のチームはなってない」などとまた性差別発言を繰り出すマ部長。
たまりません。
「‘なんたら’ってなんですか? ちゃんと言葉を思い出したらまた言ってください」と、ぴしゃりとはねつけるソン次長。
それまでは計画通り進めるからと。
完璧に負けてます。(笑)
悔し紛れに今度は、「夫にありがたく思え、お前みたいな女と暮らしてくれるんだからな!」などと暴言を吐くマ部長なんですが、「セクハラが2回になれば、減給では済みませんよ!」と毅然と睨み返す、かっこよすぎるソン次長です。
そして。
誰もが行きたがらない営業3課に、とうとう新人がやってきます。
チョン課長。
その顔を見て喜ぶオ次長。
グレはキム代理から、新たにやってきたチョン課長は、転職組の中途入社なのだと聞かされます。
中途入社なので社内基盤も弱く、他の人たちみたいに同期もいないのだとキム代理。
髪型からして察しがつきそうですが、仕事も始まる前から早々に机を整理する、気難しくて几帳面そうなチョン課長。もともと営業3課にいてオ次長ともキム代理とも仲が良かったという触れ込みながら、グレにどこか緊張を与える人なんです。
なんか、いやーな感じ・・・・・・。
そしてソンニュルは。
ソン代理とは相変わらず冷戦状態にありました。
自分の仕事は自分でやってくれと、結構はっきりものが言えるソンニュル。
ソン代理の仕事はやらないと言われて、ソン代理は切れてます。
自分としてはソンニュルに仕事を与え、失敗から学ばせているんだと。
それが俺の本心だと強弁するソン代理。
ものは言いようですよね。(笑)
とはいえ新人なので、ソンニュルも先輩ほどには当然仕事が出来ないわけで。
報告書の貿易用語を間違え、うってつけな感じで怒られてしまうのですが、そんなソンニュルをグレはキム代理と偶然通りがかり目撃します。
エレベーターに乗りながら、ソンニュルはソン代理にはなかなか勝てないだろうとキム代理。案外手ごわい人みたいです、ソン代理。
グレは本当によく貿易用語を覚えていると褒めつつ、気づけば二人、貿易用語当てごっこ開始。
出された質問に、正確に答えるグレ。
「ほぉら、これだよ。まるで自販機だな。押したら出てくる」
露骨なまでのじゃれあい。(笑)
グレは用語の語尾を連関付けて覚えれば簡単なのだと答えます。囲碁もそうだと。
だとしたら企画書の内容も追っていけば分かるはずなのに、毎回聞いてくるのはなんでだと急に軽いイジメが入るあたりが、キム代理の可愛らしいところでもあります。(笑)
ちょうどやってきたベッキがエレベーター乗り場の踊り場で落とした紙を見て、カン代理が毎度の文章短縮トレーニングをさせていると察するキム代理。
あれをやらせると、そのあとは一目で分かる報告書を作れるようになるのだという言葉に、今度はグレがすねます。
「いい報告書が書けるようになるなら、どうして僕には教えてくれなかったんですか」
「心配すんな。報告書書いたら、一杯やらしてやるよ」
だからいちゃつくなって!(笑)
絶対これ狙ってる。
二人のシーンが可愛いから、絶対増やしてますよね。(笑)
二人のシーン、動画貼っておきましょう。
ソンニュルが怒られているのを目撃するところから、グレのいじけるシーンまで。
グレが可愛きゃ許されると思ってませんか、制作陣!(笑)
さて、本領発揮を許されたヨンイはというと。
さっそく得意のロシア語を駆使して仕事です。
ヨンイの有能ぶりにあんぐりのユ代理。
負け惜しみなのか、変わらず小間使いに使おうとする課長とユ代理なのですが、今度はハ代理、ヨンイの見ている前でユ代理に文句を言うんですよね。仕事中なのに雑用やらせるなと。
ヨンイはちょっと嬉しそう。
今回は分かりやすいツンデレでしたね。(笑)
コピー室でグレと会ったヨンイは、ハ代理の件でよほど機嫌が良かったのか、いきなり謎な絡みを見せます。
「社会の窓開いてますよ」
「あいさつ、どうも」ってからかってるんですが。
謎過ぎるわ、急にこんな絡み!(笑)
ちなみに韓国語では「南大門が開いてる」と言います。
いわゆる「社会の窓」のこと。
夜は作文が終わらないベッキ以外の同期で、ソンニュルの愚痴を聞くための飲み会。
一番悪いのは後輩を利用し、手柄を横取りする先輩だ。
もっと悪いのは、自分のしたことに気づかないふりをする先輩。
ピュアなふりするな!
と一人気炎を吐いているのですが、酔って悲しげに電話をかけてきたソン代理にうっかり騙され、結局駆けつけちゃいます。
ヨンイとグレは放置。(笑)
せっかく二人きりなのに、いそいそと帰るべく立ち上がるグレがちょっと小憎らしかったのか、ヨンイはまたしてもチャックが開いていると。グレはその手には引っかからないと言うのですが、なにやら今度はほんとっぽい?!
で、また騙されました。(笑)
「この女・・・・・・」
なーんて凄んでも全然怖くないので、しょうがないです。
意外におもちゃにされるタイプでした、グレ。(笑)
しかしヨンイもおばちゃんっぽいですよ、言うことが!
気をつけて! まだそっちいっちゃ駄目!(笑)
そして視聴者の9割がたが「行かなきゃいいのに」と思っているところへノコノコ行ってしまったソンニュルは。
「俺の仕事を押し付けてるんじゃなくて、全部お前の仕事なんだよ!」の一点張りされてます、ソン代理に。
それでも食い下がるソンニュルに「ソシオパスみたいだ」のひどい一言を投げかけ。
ソシオパスではないけど、確かに変わってはいます。(笑)
興奮してつい先輩相手にタメグチになったソンニュルは、今度はソシオパスではなくサイコパスだとまで言われてしまい、気付けばまたしても酒代払わされて終わります。
ソンニュルがそんな目にあってるとも知らず、グレとヨンイはなにやら恋人同士のように枯れ葉散る道を歩いてます。
上着をかけてくれるグレに、「彼女が出来たら愛されそう」とヨンイ。
多分ヨンイにはさほど大意はないんでしょうが、「彼女」の響きに慣れてないのか、すぐ赤くなるグレ。
ヨンイになにを照れてるんだと言われ、暑いだけだと言い張ってます。
ピュアすぎて視聴者心配。(笑)
「すぐに秋も過ぎ、冬も過ぎ、すぐに春がきて、いつの間にやら1年ですね、うちら(우리/ウリ)」
「うちら(ウリ)」で一瞬固まるグレ。
またオ課長のこと思い出しています。
「ウリエ/うちの部下」と呼んでくれたあの日。
嬉しくて一人泣いた、あの夜のこと。
「春頃は、‘ウリ’に飢えてたんです」
「もう少ししたらまた春がきて、そしたら一年ですね。うちら」
意味がよく分からないながら、グレの嬉しそうな顔に釣られて笑うヨンイ。
また耳が赤くなったと言われ、暑いと耳が赤くなるのだとまた言い訳するグレ。
軽くいなすヨンイに「ほんとなのに」と笑顔を見せるキュートなグレです。
ベッキはようやく宿題を終え、結局ソンニュルは一人酒。
新入社員それぞれの夜がふけていきます。
枯れ葉の小路を仲良く歩くグレとヨンイのシーン、動画でご覧ください。
OST『明日』がBGMになっていて、なおのことほんわかします。
っていうか絶対ヨンイよりオ課長のほうが好きでしょ? ね?
と妙な突っ込みを入れたくなるグレのシーンでした。(笑)
そしてまた新しい一日の始まり。
営業3課にチョン課長が正式に配属されてきます。
「気楽に接して下さい」と言う割りに、いきなりグレに髪は長すぎる、前髪と襟足を切れと注文をつけるチョン課長。
視聴者、いやーな予感してました。
風紀委員じゃあるまいしなどとキム代理はじゃれているのですが、業務について説明を聞きたいとグレを一人残してキム代理と出て行ってしまうチョン代理。
二人きりになると、いきなり声色を変えます。
「ふざけてるのか?」
「会社は遊びか? 俺たちともだちか? 少しは緊張しろよ」
・・・・・・出た。
またやなヤツ登場ですよ。
仲良くすごした3年前のことは忘れろとチョン課長。
これは何かあるなとキム代理も当然悟ります。
この課に来たのには何か他にわけでもあるのかと尋ねられ、少なくとも自分には理由はないとチョン代理。「送った人間の気持ちは分からないが」と、専務が送ったことを暗に示します。
「好き好んでお前の課に行きたいやつはいなくても、見てる人はいるってことは自覚しておけ。狙われてるってことだよ。俺を疑うなら、疑われるとおりに行動するまでだ。だからごちゃごちゃ考えるな」
「お前らは何も間違ったこと、してないよ。よくやったさ。でもそういう人たちが傍にいるのは、気詰まりなんだよ。まだ何の指示も受けてないが、必要になれば俺を使うはずだ。俺は方向性決めたから、慣れてくれ」
「・・・・・・なんでチョン課長を送ったんでしょう?」
「仲がいいからだよ。仲悪いのを送ったら、またお前らのフィルタリングにかけられて、どんな事態が起きるか分からないだろ」
適当に付き合おうと席に戻るチョン課長なのですが。
戻ってきたキム代理の顔を見て、何かあると即座に感じるオ次長。
パク課長はキム代理から仕事の説明を受けても、「これがパク課長がやられた件か」などと嫌味な態度で威圧しています。
その様子に、突如「チョン課長!」と大声を上げるオ次長。
「面白いやつだな。仕事をしろよ、ちゃんと。さぼらずに。どうして人がゲームにハマるか知ってるか?」
「はい?」
「ゲームなんかやるからおかしくなるんだよ」
「仕事をしにきてゲームなんぞに興じてると、自分が真っ先にゲームに溺れるぞ」
それでも夜は飲みに行こうと誘うのも忘れない、懐の深いオ次長です。
夜。
みんな一緒にご飯食べにきた営業3課の面々。
おばちゃんひそかにグレを狙ってます。
あれは鷹の目だわ。(笑)
チョン課長は自分が色々社内政治を考えすぎておかしな行動になっていたことを詫びます。
チョン課長の苦悩がここで垣間見られるんですよね。
仕事関係者といるといつも気を抜けず、家に帰ると必ず自分だけのために酒を飲みなおすというチョン課長。
キム代理も家でくつろいで飲むお酒が一番だと応じます。
不安を強く感じているんですね、この人は。
出世がしたくて、強い人を後ろ盾につけたくて、風見鶏のようになってしまっているんでしょうか。
きっといらない空気を読みすぎる人なんでしょう。
そんな中でもひときわ一生懸命食べてるグレ。
チーズ伸び伸びです。
本気でお腹空いてるんじゃ?
タッカルビ美味しそう。(笑)
オ次長はチョン課長の気持ちが分かっているのか、楽しくやろうと乾杯。
「仕事、楽しくやろうな! 昔みたいに」
何か言いたいことがあれば言えとチョン課長に促され、「髪切らなきゃ駄目ですか?」と実は気になっていたことを尋ねるグレですが。
無言のチョン課長。
切れとオ次長にも笑われてますが、まさか切りませんよね?
グレで切らなきゃいけなかったら、ソンニュルはどうなります?(笑)
こうして気持ちも新たに仕切りなおした営業3課は、来年度事業計画を立てるための会議に他部署同様突入します。
何日も夜遅くまで残業し、計画を練る営業3課。
ですが、これといった事業の決め手がなかなか浮かびません。
疲労の色が濃くなるオ次長。
疲れきったみんなを眺めるグレは、なぜ囲碁が伸びないかを師匠に説かれた幼い日を思い出します。
格式を破るんだ
さもなくば強くなれない
いい事業計画を作成するためには、タブーなく挑むことも必要だと考えたグレは、沈滞する空気を一変させる一言を投げかけます。
「ヨルダンの事業は、どうですか?」
あまりに型破りな意見に、固まる一堂。
驚いて聞き返すキム代理に、はっきり繰り返すグレ。
「ヨルダンの事業、もう一度やってみるのはどうかと思うんです」
パク課長の案件を言っているのかと確認するチョン課長にも、臆さずそうだと答えるグレ。
新人だから分からないかもしれないが、人の仕事は取るもんじゃないとチョン課長。キム代理もしばらくはヨルダンのヨの字も口に出すなと厳しい調子なのですが、グレは不正を除けばあの案は魅力的な事業だと思うと自分の意見を最後まで言い切り。
会議は一気に冷え込みます。
ちょうど通りがかったソンニュルは、グレの顔色がさえないのを見て何か怒られてるのかと気になり、出てきたグレに「何の件で怒られてるの?」と野次馬発動。
この子が知ると、ろくなこと起きないんですけどね。(笑)
結局グレが何を言って上司たちを凍らせていたのかを聞き出したソンニュルは、早速ベッキとヨンイを集め、「あいつ、パネエ! よく言えるよな!」と大興奮してます。
「相変わらず空気読めない人だな」と苦い顔のベッキに反し、ヨンイは「勝負師みたい」と高く評価。
「チャン・グレさんって、どこか勝負師みたいなところ、ありません?」
「惚れたの?」
「はい?!」
「ヨンイさん。チャン・グレさんを高く評価しすぎでは?」
「嫉妬してる?」
「はい?!」
当たり!(笑)
ソンニュルはグレばかり目立っていると素直に悔しがってます。
いくらオ次長でも、この件は承認しないだろうと言い残すベッキですが。
予感しますよね。承認しそうな。(笑)
そして営業3課はというと。
一気に通夜のようなくらいムードに陥っていました。
沈鬱とした雰囲気を背後に感じながらの、グレのモノローグ。
完全にストップした議論
凍りついた雰囲気
予想された論争と
予想された誤解の他に
予想外の被害が見込まれた
それでも新人の口から出た型破りなアイデアに
誰も安易に駄目とは言わない
新人の提案を拒否するためにも当為が必要なのだ
それがチームというもの
それでもこの提案は悩ましい
「やりたくない」のか
「やったところで」なのか
「やってはいけないもの」なのか
「それでもやれるもの」なのか・・・・・・
悩んだオ次長はソン次長に相談に行きますが、「それでもやってはいけないと思います」がソン次長の答えでした。
「事業が道半ばだということは、みんな分かってます。それでもみんなやりたがらないでしょう?」
「人の成果をかっさらったと誤解されたくないから」
「そうです。何の利害関係のない課ですら、そうなんです。ところがそれを、事件当事者である営業3課がやるって言ってるんですよ」
「そうだよな」
うなだれるオ次長。
次に相談されたコ課長も「それは絶対ありえん!」と強く反対。
じゃあお前のところがやれと言われても、コ課長はとんでもないとばかりに呆れます。
「新人の意見に流されるなんて、どうかしてるぞ」
「じゃあ、捨てようか?」
「そうだよ。捨てろ。他にもたくさんあるだろ」
「他になければやってもいいのかな?」
内心揺れているオ次長にコ課長は驚きを隠せません。
「言葉遊びのつもりか? やめとけって。大儀名分がないんだよ」
再びソン次長に相談し、ここでも同じことを言われるオ次長。
どうしてもやりたいなら、妥当性を付与しなければならないのではと。
この案件を説得力を持って営業3課が事業化するには、収益性が高いということを上回るより高い次元の価値が必要だとの言葉に納得しつつ頭を悩ませるオ次長は、席に戻るとグレを屋上に連れ出します。
「一つ聞こう。ヨルダンの件は、収益を逃すのが惜しいのか? だから勿体無いと?」
「それだけではありません。いい事業だとは思っていますが」
「では、この事業を引き継がなければならない理由は?」
「うちがすべき仕事がまだ終わってないと思うからです」
「終わってない?」
「侮辱されたと思うんです」
「・・・・・・侮辱?」
「この会社のみんなが、パク課長に」
「こんな事態になったのに、うちはパク課長を告発しただけで果たして十分なのかって・・・・・・」
「十分じゃないと思うのか?」
「最後の締めが終わってないと思うんです」
「締め?」
「会社のマニュアルとシステムを最大限に活用して最高の利益を残せるよう、あの事業を本来の形に戻す作業です」
グレの言葉に感じるものがあるオ次長。
「侮辱を受けた。パク課長に俺たちが。そう言いたいんだな。
不正を取り除けば・・・・・・。そう。これはいいビジネスだ」
「新入社員だから。総合商社の新入社員だからこそ、思いつく考え方だ。
それでこそ商社マンだよ」
決意したように空を見つめるオ次長は、グレに向き直ります。
「よし。やってみよう、この事業」
「やってみよう」
笑顔で見つめるオ次長とグレで、ラスト。
良いな~。
いちいちオ課長、もとい、オ次長の表情がいいんですよねぇ。
グレを励ます時の顔。
4話ラストで「俺たちはみんなまだ未生だ」と言った時の顔も素晴らしい表情でしたが、今回の最後の顔も最高にいいです。
ラストシーンも動画でご覧いただきましょう。
オ次長がグレを屋上に呼び出すところから始まっています。
このドラマは屋上からの風景までもが大いにものを言いますね。
切り取られた街や空までもが雄弁です。
ソンニュルの変顔シリーズも貼っておきましょう。
ソン代理に呼び出され、ソシオパス呼ばわりされた挙句酒代を払わされるシーンと、翌日領収書を突きつけたところまたもやソシオパス呼ばわりされてソンニュルが真っ赤な顔で怒りに耐えるシーンが編集され、収められています。
サービスで(?)ヨンイがグレを「社会の窓が開いている」とからかうシーンも含まれています。
こちらは公式のものではないのでリンク切れになるかもしれません。
ソンニュルの顔、マジで真っ赤!
ピョン・ヨハンさん、表情豊かですね。
折り返し時点で課長から次長に格上げになり、いよいよ内容も濃くなりそうな『未生』。
続く12話は、正直、その辺のホラーより怖いです。
と先にネタバレ。(笑)
ちなみにこの回から視聴率6%を超えました。
おそらくこの勢いで最終回まで伸び続けるのではないかと思われます。
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4 Responses for "『未生/ミセン』 第11話"
ほんと、屋上からの景色もチェゴ~♪
たまにドラマで、実はCGだった!ってこともありますが、それでもいいです(笑
愛すべき、オ次長~
白香夏さん、いつも充実のblogで拝見するのが楽しみです
みーこさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
屋上からの景色、いいですよね。
ソウル駅の目の前にある、かつてのテウビルの屋上がロケ地になっていて、まさにソウルのど真ん中から見渡せる景色を溶け込ませていて。
余力があればロケ地そのものについても書きたいと思っているところです。(^^)
社内はスタジオなので、外に見える風景は思いっきりCGですが。(笑)
いつもご覧くださって、ありがとうございます。(^_^)
白香夏さん、そんなソウルのど真ん中の屋上だったんですね!!
なんだか さらに興味が湧いてきました☆
ぜひ余力のある時にロケ地についても書いて頂けると嬉しいです。
メッセージありがとうございました!
みーこさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
そうなんです。本当にソウル駅のまん前に。ロッテモールのあるほうなので、もしソウルに行かれる機会があればご覧になってみてください。テンション上がっちゃうと思います。実際、いつも見ているはずのソウルっ子たちもテンション上がっているようです。(笑)
ありがとうございました。(^_^)
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