みなさま、こんにちは。

大荒れの天気となっているところが多いようですね。
12月半ばでこの寒さ。今年の冬を無事乗り切れるか不安になる寒さです。

そして、とうとうあと2回を残して終わりを迎えてしまう、2014年最高のドラマ『未生/ミセン』。2014年どころか、2015年も最高のままなんじゃないかと思っておりますが。
早速まいりましょう、第18話。

 

18話の冒頭は。

意を決して出かけるオ次長の姿が描かれます。
殆ど着ない高いスーツを着て出てきた夫に、妻は覚悟を読み取り。

 

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今日は高級な一日にしろと妻。悪いものを寄せ付けないようにいい服を着て、高いものを食べろとタクシー代まで渡します。

妻の励ましを背に会社に向かったオ次長は、まずイ部長に報告に行き、そして専務のところへ。

 

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専務はしばしオ次長をみつめ、「よくきたな」と着席を促します。

以前とは異なり、専務の近くに座るオ次長。

 

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専務は長らく悩んだ甲斐があると口を開きます。

そうです。オ次長は引き受けることにしたのです。

ポシンは太陽光の国策事業に乗り出したばかりだと専務。ワン・インターナショナルがこれまで進めて来た太陽光パネル事業には、その変数が反映されていないと説明します。ポシンの変数を反映し、オ次長のチームで能力を発揮して欲しいとの言葉に頷くオ次長。

 

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久しぶりに一緒に働くことになり、いい気分だと専務は言います。昔を思い出し、血がたぎると。淡々と話を聞いているオ次長は、一つだけ質問したいと口を開きます。

「なぜ私なのですか? なぜ営業3課に?」

「オ・サンシクだからに決まってるだろう。他に理由があるか?」

 

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営業3課の面々はオ次長の決定に驚きを隠せません。

 

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「やることにしたんですか? 大丈夫ですか?」

「いいご決断です。これを機にトイレ脇のポジションを脱しましょう」

一人だけ事情の飲み込めないグレに、資料を見せるキム代理。

 

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「アイテムは2件ですか?」

「そう。こっちの太陽光発電所の事業は、5億ドルだよ」

「え?!」

驚くグレは‘関係’はどうするのかという、チョン課長の発した初めて聞く言葉にまた耳を奪われます。

「‘クァンシ’?」

 

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原価を調整し、こちらのマージンを減らすことでポシンの利益を高く設定する方法を取ると、相変わらず頭を抱えたまま答えるオ次長。

キム代理は、オ次長が以前言っていたように、ポシンが太陽光の事業を取れる可能性は100%ではないのではなかったかと尋ね。

今はそうだが、危険要素を減らす方法があるとオ次長。中国政府が望むのは、ハイクオリティの太陽光パネルと設備。取引量が多く、大きな開発事業が出来る会社を望んでいると話します。ポシンとしては、太陽光パネルを最大限たくさん集めることで、太陽光発電の事業を取れる可能性が高まるのだと。

太陽光パネルを最大限確保すると聞き、キム代理はさらに疑問を持ちます。

「前に進めていたチームは、なぜこんなに少ない設計にしたんでしょう?」

「その時は発電所事業とは結びついていなかった。状況が変わってまだそれほど経っていない」と、チェ専務から聞いた変数を説明するオ次長。

つまりは、うちのやりよう次第なのだなとチョン課長。

キム代理も、むしろこちらが‘関係/クァンシ’をもらうべきなのではと冗談を飛ばします。
笑い出す二人をいさめ、それぞえに仕事を振るオ次長。キム代理はポシンとの連絡、チョン課長は太陽光パネルを確保できる欧米のラインを確認するよう役割が振られ、グレにはしっかりサポートしろと伝えるオ次長。

「この前みたいに、チャンチーフ病になるな。仕事しないで哲学し始めたら、クビにするからな」

 

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クビにするつもりなんて一ミリもないくせに。(笑)

出て行くグレの背中を見つめ、一人つらそうな表情を見せるオ次長です。

 

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「‘関係’ってなんですか?」

部屋を出て尋ねるグレに、グレは知らないほうがいいというキム代理。一方チョン課長は、あれもビジネスのマニュアルだと返します。

「中国には、制度ではなく‘関係’を作らなくてはという言葉があるほどなんだよ」

 

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「それほど中国人にとっては法律より人脈を加えた結果のほうが重要なんだ」とキム代理。ビジネスとなれば、更に言うまでもないとチョン課長は補足します。

つまり、‘関係’とはなんなのかと尋ねるグレに、指を鳴らすキム代理。

 

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キム代理の作った丸に、お金のことだと理解するグレ。

「‘関係’を単純な賄賂だと受け取っちゃ駄目だよ。感情的な結びつきを作るのが先決なんだ」 by チョン課長

 

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それでもオ次長のスタイルではないというキム代理に、チェ専務のアイテムでもあるのになぜ引き受けたのだろうと疑問を隠さないグレ。「チョン課長の表現で言えば、トイレ脇を抜け出すため! 臭いだろ?」と煙に巻くキム代理です。

資源2課では。

ヨンイの案が再び戻ってきます。
本社がヨンイのアイテムがいいと、差し戻したのです。

 

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「課長、じゃあマ部長の3課の件は?」

 

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やった! やつは終わったのね!
もうちょっと派手に終わってもらっても、全然構わないんですけど。いえ、むしろプリーズ。(笑)

チョン課長もハ代理も実に嬉しそうです。ハ代理に至っては、ヨンイにおめでとうの言葉まで。

「おめでとうじゃありませんよ。うちはこれで本当に死にました」と泣き声のユ代理ですが、感謝の気持ちでみんなにコーヒーを淹れにいくヨンイです。

給湯室に行く途中、ベッキに「久しぶりですね」と声をかけるヨンイ。

 

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自分がプレゼントしたシャツのことを言っています。

ちょうど目撃したソンニュルは「なにが?」といつもの野次馬を発揮しますが、プレゼントのことは言わない二人。みんなで給湯室に向かいます。

でもタンクの水が切れ。

ヨンイにタンクを替えろと、ハ代理の不愉快な物真似を繰り出すソンニュル。

 

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冗談でもちょっと嫌ですよね。(笑)

ムッとするヨンイの前で「下半身が! 下半身が!」とオ次長に転ばされた時に言われた言葉を繰り出しながらヨロヨロするソンニュルなのですが、ここはマッチョ君の腕力の見せ所。

 

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軽々。(笑)

ああいけない。
ほんとにいけないんですが。

ソンニュルよりも、ベッキかな。ここだけ見ると。(笑)

ちなみにソンニュルがベッキの体を撫でたことで、シャツの感触から高い生地だと気づいたらしく。
ソンニュルが懐メロ歌いながら退場したあと、本当に高かったのではと尋ねるベッキに、ヨンイはセールだから大したことはないと答えます。
ヨンイは父から電話がかかり、狼狽してコーヒーを置いたまま出て行ってしまうんですけどね。

繊維課では。

納品をチョンソル実業に決めたことを課長に大丈夫かと確認するソンニュルは、ソン代理がその業者の納品の度重なる遅れを既に課長に報告し、次遅れたらペナルティを課す契約を結んだと報告していることを知ります。

本当にそんな条項を入れた契約を結んだのかと詰め寄るソンニュル。

 

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ソン代理は上役でもないのにお前にそんなことを確かめられる筋合いはないと相手にせず、自信満々にお前は俺の手の平の上で遊ぶ猿だと言い残して出て行きます。

 

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オ次長は専務とイ部長を前に食事。

 

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オ次長の皿に刺身を乗せてあげながら、パートナーの管理が仕事の核心になりうると専務。
随分変わったとは言え、まだ中国では‘関係’が大事だと強調します。それが悪いことでも慣習なのだと。

自分が5年間駐在している間に築いたパートナーはすべて独立したと、専務は続けます。そしてとても儲かっていると。

その言葉に、事業は基幹産業が一番だと合いの手を入れるイ部長。
ずっとやり続けられる基幹産業を手に入れたいと、専務は欲しているのです。
それらの言葉を浮かない顔で聞くオ次長。

「サンシク。今回の件、成功させよう」

「はい」

オ次長の返事に満足げに頷く専務。

 

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専務はオ次長に電話をかけ、番号を通知します。これからは以前のようにしょっちゅう電話しあおうと専務。

一方、業務遂行中の営業3課。

キム代理はオ次長の言うとおり、中国側が積極的であることを確認します。

その時、保育園のハ先生からグレにメール。
それを見たキム代理は、グレに気があるのではと言いますが、グレはちょっと重いと答え。

 

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メールの返信くらいしろとキム代理。そして今明かされる後日談。

実は3人で飲んだ日には続きがあったとグレが口を開きます。

 

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2次会に行こうというキム代理を体よく断り、酔っ払いグレの後を付いて来るハ先生。自分の家もグレの方角だと、見え透いた嘘をついています。

 

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帰れと言われても帰らず、結局グレの家を見ていくハ先生。
もうメールするなというグレに、またするとめげません。

「ね? 重いでしょう?」

キム代理は笑い出し、女の子がそこまで積極的に出るのは滅多にないことだと諭すのですが、グレは自分の席に掲げてある「契約社員」と明記してあるプレートを見つめ。

「僕が恋愛してる場合ですか?」

 

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そうだと即答の上司二人。
何事にも時があるのだと、口々に言います。

その時、厳しい顔で戻るオ次長。二人は調べて得た結果を報告します。

キム代理は、ポシンに中間管理者がいないことも報告します。書類上には書いてあるのに、代表への電話にダイレクトに繋がってしまうと。

 

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何か引っかかるオ次長。

すぐにイ部長に言いに行くのですが、大事な事業なので直接やっているだけだろう、うちも専務がやっているじゃないかと取り合わないイ部長。オ次長はこちらは自分たちが中間に入っているし、もし何かあった時に相手にしらばっくれられてしまうと危険性を訴えるのですが、既に話がついていて何も問題になることはないのに、なぜ難しく考えるのかと怒られてしまいます。早く判子をつけと急かすばかりのイ部長です。

グレはサンドイッチを買いに出る途中、戻ったオ次長の元気のない様子に気づきます。

「チャン・グレ。仕事は慎重にやろう」

その言葉に、しばし戸惑うグレ。

 

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何かを感じているオ次長です。

SUBWAYを広告するために、サンドイッチを買いにきたグレ。

 

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同じくお使いでやってきたベッキと顔を合わせます。

戻る道すがら、営業3課に専務からの仕事が振ってきたのだが、オ次長が何か気が進まない様子だと話すグレ。それでもオ次長はチームを大きくするために引き受けたようだと付け加えます。

 

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いつぞやオ次長に自分が話したことを思い出しながら、オ次長もプライドだけでは超えられない差がチェ専務との間にあると分かっているから引き受けたのではないかとグレは考えていました。

組織の長だから、みんなのことを考えてのことだろうとベッキ。グレのことを言いかけ、やめます。

ベッキは席に戻ると、さっきの疑問点をカン代理に尋ねます。

チームが大きくなり、規模や位相が変わると、なにがどう変わるのかと。

「人員の増員を要請できるようになります」

 

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もしや、契約職を正規職にも出来るのかと尋ねるベッキに、可能だと即答するカン代理。

ベッキはオ次長の本当の意図に気づいてしまいます。

 

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サンドイッチを頬張りながらみんなと忙しく働くグレを、遠くから見つめるベッキ。その後ろにいるオ次長。

 

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その姿をしばし見つめ、戻っていくベッキです。

もう駄目だ。視聴者涙目。
でもベッキはこのあと視聴者を更に涙目にさせます。

ロビーでオ次長と顔を合わせるベッキ。

営業3課は残業らしいですねと声をかけるベッキに、グレが不満でも言っていたかと応じるオ次長。ベッキは笑い出します。

ベッキは行こうとするオ次長を呼び止め、新規事業を始めたと聞いたのだがと切り出し、ためらいながら言葉を続けます。

「そんなことはないと思いますが、もし僕に何か出来ることがあれば、やらせてください」

 

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ベッキ~~~~!

グレを思う気持ちに泣けます。(涙)

グレは家に仕事を持ち込み、キム代理の「オ次長のスタイルではない」という言葉を思い出しています。

チームが大きくなるためはありえる結論だとベッキに言った、自分の言葉も思い返すグレ。

 

 

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だが、にもかかわらず僕の心を離れない疑問の欠片

なぜ・・・・・・?

 

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次長はいつになく確たる姿勢で仕事を推し進めていた

ポシン側に中間管理者がいないという

かすかに釈然としない問題については

不問に付すことにしたようだった

 

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代わりに太陽光パネルの物量確保問題にチームの力は集中した

業者の確保は思った以上に順調に進んだ

物量や単価、品質に至るまで これ以上の条件はないとポシンが同意した

 

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次長は契約書を作成しポシン側に送り、いまや判をつくのみとなった

すべてが順調かに見えた

でも思いがけないところから問題が発生した

 

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「なんだ、これは!」

 

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突如大声を上げるオ次長に驚くキム代理。
ポシンの社長に電話を繋いでくれとオ次長は厳しい顔です。
専務になぜ自分なのかと尋ねた時、「オ・サンシクだから」と答えたのを思い出すオ次長。

『こういうことですか、専務?』と心で呟くオ次長です。

営業3課は早速会議に入り、大声のわけを聞かされます。それまで話に出ていなかったエージェントを介在させろと、契約書の返信にポシン側が突然入れてきたのです。
要求されたコミッションは2.5%。

予算組は既に終わっているため、これを自分たちのマージン3%から出さなければいけない状況になってしまった営業3課。‘関係’を考慮し、当初からマージンを5%に設定し、そのうちの2%をコミッションに設定している状況なのに、突如突きつけられた無理難題。

先方はすでにチェ専務と口頭で合意済みと主張している事実を聞かされ、みんなは更なる驚愕を隠せません。

 

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キム代理はコミッション(‘関係’)を除いた利益が3%なのに、そこからさらに2.5%引くのは社内的に問題になりうると懸念を表明しますが、チョン課長は別の意見を繰り出します。確かにうちの利益が減るが、0.5%の事業は他にもやっている。この後の太陽光発電所事業と合わせてみれば、この2.5%も‘関係’に含まれると考えられるため、問題にはならないと。

・・・・・・チョン課長、大丈夫ですか?
にわかに視聴者に緊張走ります。

イ部長に言うべきことは言わないとと話しにいくオ次長を見送り、グレが心で呟きます。

 

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何かははっきり分からないけど

一連の状況にずっと危機を感じてる

合わないサイズの服を無理矢理着せられている感じ

不自然なのだ

 

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僕の心に増幅していく疑問

一体なんなのだろう?

 

オ次長はイ部長に会いに行き、ここまで無理な条件だと知っていたのかと尋ねます。こちらは既に価格調整を終えているのに、一方的にポシン側のエージェントにそれを投げろと言ってくるなんて、こんな条件は度を過ぎていると訴えるのですが、さして驚いた様子も見せないイ部長。答えはまたしても「早く判子ついて終わらせろ」でした。

 

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知っててやっていたのかと尋ねるオ次長に、確かに利益は少ないが、社内では何の問題にもならないとイ部長。「この事業はおかしいです。中間管理者がいないのもそうですし、これもそうです。問題が生じたら営業3課だけが死にます!」とオ次長は訴えるのですが、イ部長はそんなことに気をとられるなと苛立ちながら、どのみち次の太陽光発電所事業に移るための前段階なのだから、早く終わらせろとごり押しです。

はー。出た。出ましたね。

こうなってくると、引責辞職したキム部長の健全さを激しく感じますね。

イ部長との面談を終えたオ次長は、「中国の件は、一旦ペンディングにしろ」と部下たちにお達し。

今後は中国関係のやり取りはすべて電話を録音しろと言います。

 

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にわかに緊張高まる営業3課。

以前中国駐在員のソク代理と話したことのあるグレに、どんな印象の人物だったか尋ねるオ次長。グレは、嘘は言わない人だと感じたと、信頼できる感じがしていることを伝えます。

オ次長はグレの感覚を信じているんですよね。
この子には見抜く目があるから。

オ次長はキム代理に、ソク代理に連絡を取り、ポシンが設定したエージェントがどんなところか、また、ポシンがこれまでにエージェントを挟んで進めた事業があったかを調べてもらえと指示します。連絡はオ次長に直接させ、余計な話は慎んで静かに進めて欲しいと伝えるよう付言するオ次長。

グレは一人になり、さっきの会議での会話を思い出しています。

 

 

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突然差し込まれたエージェント。

要求するコミッションは2.5%。

そのことは既に専務と口頭で合意済み。

『中国のアイテムに関わるすべての電話を録音しろ』

 

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「なにかおかしい・・・・・・」

普段ならこの事業に初めから手をつけない筈のオ次長なのに、なぜと疑念が募るグレです。

ソンニュルは。
課長に、チョンソル実業が納期遅延で訴訟沙汰になっていると報告しますが、ソン代理に聞いて既に知っていると課長。
課長は知っていながら、ソン代理を信じているといいます。
仕事の細かい人がそう断言しているのだから、それなりの理由があるはずと。

 

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この課長も駄目そう。

ソン代理、高級車を買うとか言ってますからねぇ。
確かに怪しいです。(笑)

そんな緊迫するやり取りが続く中、突如ピンクムードをかもしてくれる、ベッキ。

なにかそわそわしているベッキの足元には紙袋。
結局買ったんですね、ヨンイに靴を。

ヨンイのところに行き、どうやらさりげなく渡したかったみたいですが、タイミングがつかめず渡せません。

結局メールで呼び出して、渡すことに。

 

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なんだこの絵面!

告白か!

「どうしました?」

「あの、だからその。Yシャツが高そうだったから。知らなければそのままにしますが、知ってしまったので」

 

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「5千万ウォンです」と冗談を繰り出すベッキ。本当にセールで買ったので、気にしないでくれと言うベッキは、サイズが合うか履いてみたらと促します。

履いているところへ、お邪魔虫君登場。

 

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自分もヨンイの右のヒールがグラグラしてるのに気づいていたとソンニュル。

ベッキが見るに見かねて買ってあげたんだなと。わざとか本気か、そんな筋書きにしてくれてます、ベッキの恋心を勝手に。(笑)

 

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ソンニュルはここで、名前は伏せつつ今繊維課で起きているソン代理を取り巻く事態について話し、これは裏金に決まっていると思わないかと二人に尋ねますが、慎重な二人はソン代理のことだと分かるだけに、だんまりを決め込み。

大丈夫かなぁ。なんだかソンニュルは危なっかしいところもあるので心配になりますね。

貼っておきましょうか。二人のほんのりピンク色なほんわかシーン。

 

 

 

お邪魔虫君、最高です。
「俺が君の靴に注目したんじゃなくて、君のユラユラ靴が俺の耳目を引いたんだ。君のユラユラ靴が主体」って、説明が長いよ!(笑)

そして、中国駐在員のソク代理からオ次長に入る待望の連絡。

例のエージェントは確かに法人ではあるものの、新しく出来たばかりで情報がないとソク代理。しかもポシンがこれまで仕事の途中でエージェントを噛ませたケースはありませんでした。必要なら初めからエージェントをセッティングしてきたと。
コミッションも普通は1%なのに、2.5%とは話にならないとソク代理。

 

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また、ワン・インターナショナルのマージンが3%では安すぎると言います。関係者の話によれば、太陽光パネルはハイクオリティな上、こちらが彼らを助けているので、マージンをもっと高くしても十分取引が成立したと聞かされたことも付け加えます。ポシンが急いでいる事業でもあるので、なおさらそうできたと。

『なんか怪しいですよね?』

ソク代理のその言葉を、あくまで受け流すオ次長ですが。

二人を屋上に呼ぶオ次長。

新規事業者の上、こちらのマージンも最初に設定した5%以上にできたらしいと聞かされ、キム代理は驚きを隠せません。

 

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「次長はどうお考えなんです?」

 

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「もしや・・・・・・専務がリベートをもらっていると?」

 

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キム代理はこの件はここで止めようと言います。オ次長がこの件を引き受けた理由は理解しているものの、下手をすればチームが死ぬと。

「次長。何をためらってらっしゃるんですか? 何か別の考えでもあるんですか?」

 

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しばしの沈黙の後、とうとう口を開くオ次長。

「チャン・グレが・・・・・・かかってるんだ」

 

その頃グレは暗いフロアに一人ぽつんと座っていたのですが、そんなグレにベッキが気がつき。

 

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うつろなグレにベッキが話しかけます。

「うまくいってます?」

「ああ、新規事業?」

「何がそんなに心配なんです?」

「いや、別に・・・・・・」

 

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「チャン・グレさん。何がそんなに引っかかってるのか分かりませんけど。進めてください」

 

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「ただやればいいんです。何も振り返らず、何も聞かずに、ただオ次長を信じてやってください」

席を立つベッキをグレが呼び止めます。

「どうしてです?」

「言ってましたよね。今回の事業はオ次長がチームを大きくするために引き受けたんだと。チームが大きくなって部署長になれば、チャン・グレさんを・・・・・・。正規職として採用できるチャンスがあるそうです」

 

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・・・・・・言っちゃった。

ベッキは無理に笑みを浮かべていますが、そんなことで喜ぶグレのはずがなく。

「チャン・グレさん。何を心配しているのかは知りませんが、僕はチャン・グレさんにやって欲しいです」

 

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自分では考えもつかなかったことを知らされてしまったグレ。

はー。ベッキ。
はーーー。

 

「正社員に、ですか?」

こちらも多いに悩んでしまう営業3課の上司たち。

「絶好のチャンスなのは、確かです」

キム代理の言葉に頷くオ次長。

「だからだ。押し切ればチームに危機を招くかも知れず、かといって止めれば、チャン・グレにとって最後となる絶好のチャンスを無にしてしまうんじゃないかって」

 

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「次長。専務がリベートを受け取っているという確たる根拠があるわけでもないですよね? もう少し慎重にお考えください」

 

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「そうしてください、次長。チャン・グレが掛かっているなら、僕もやれるところまでベストを尽くしたいです」

 

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泣かせる。

でもその橋は、渡っちゃいけないんでは?(泣)

 

フロアに残るグレには、さっきのベッキの言葉がこだましています。

立ち上がり、オ次長を探しに行くグレ。オ次長に電話をかけ、話があると上がっていきます。

 

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先に行かされ、無言でエレベーターに乗る二人。

 

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チョン課長はちょっと考え事をして戻るとエレベーターに残り、内緒で一人で専務のところへ向かうのですが。

グレを思うオ次長を思い返し、結局専務のところには行きません。

チョン課長。専務が半ばスパイとして営業3課に仕込んだわけですが、今この瞬間の彼は、もう営業3課の一員なんですね。

屋上でオ次長と向き合うグレ。

「僕のせいなのですか?」

「なんだ?」

「今回の事業に釈然としない状況が色々あるのに、普段の次長なら看過されることのない状況に目を瞑っていらっしゃるのは、僕のせいなのですか?」

 

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「なんちゅう生意気なことを言うんだ」

 

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「僕のためなら、おやめ下さい」

何の話か分からないととぼけるオ次長。くだらないことをいわずに仕事をしろと降りていこうとしますが、グレは引き下がりません。

「契約書にありもしなかったエージェントが登場し、コミッションまで要求する状況が、理解できませんでした」

「判断するのは俺だ」

 

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「次長の判断が、もしや僕のせいで曇っていらっしゃりはしないかと、申し上げてるんです」

 

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「生意気なガキ。自分を何様だと思って俺の判断力を・・・・・・」

「僕を救おうとしてなさってるんじゃないですか」

 

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ちょうど屋上への階段を上がっていたチョン課長の耳に入る、グレの声。

 

「僕を正社員にするためになさってるんじゃないですか。だから今、普段なら決して手を結ばない人と手を結ばれたのではないのですか?」

 

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「僕のせいでチームを危機に陥れたくありません。お願いします。止めて下さい」

その言葉に怒るオ次長。

「お前が何を思ってるかは知らんが、専務を非難するつもりならやめておけ。確かに俺は専務とは仲が悪い。だがな、公私の区別はつく人だ、あの人も俺も。会社がお遊びか?」

「専務には他の企みがある気がします。それにうちを利用していらっしゃる気がします」

 

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グレにさらに怒るオ次長。

「なに馬鹿なことを言ってるんだ! お前より遥かに優れた実績を出された方だ! 俺より遥かにこの会社に寄与された方だ! 俺やお前よりもずっと長いこと会社のために働いてこられた方だぞ! いくら俺が憎いからって、自分のチームに、会社に、害をもたらすような真似などなさらん!」

 

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「心配するな。この件は俺が必ず成功させる。誰一人危険にさらさない。ベストな結果を導くための方法を探す」

「次長・・・・・・」

「そうだ。お前を救うチャンスだ。だから俺が最後に出来ることをするつもりだ。何故かって? 今やらなければ、次にチャンスがきたとしても俺が・・・・・・」

 

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「もう一度そういう気持ちになれるか分からないから」

 

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オ次長の脳裏に浮かぶ、あの日の会話。

グレも聞いてしまった、あの日の会話。


『駄目だって言ったんだ。ウンジの時より厳しい時代じゃないか。何の手立てもない希望が、無責任な慰めが、なんの役に立つんだ』

『手立てのない言葉だけでも切実に求めている人が、たくさんいるんですから』

『それでも・・・・・・駄目だ』

 

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「戻れ。お前がすべきなのは、仕事だ。それ以外のことは何もするな。
何も疑うな」

 

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涙が出る・・・・・・。

グレとオ次長の屋上のシーン、貼っておきましょう。

 

 

 

オ次長の怒鳴り声が悲しすぎます。
専務がどんな人間か誰よりも分かってるのに、グレを説得するためにあんなに必死になって。

グレだって本当は専務が過去オ次長になにをしてきたか知っているので、オ次長が本心じゃないことを言っていると分かってるんですよね。

帰宅の途についたベッキはロビーでヨンイに遭遇。

靴を確かめるようなヨンイの歩き方に、気に入らないのかと冗談を飛ばすベッキ。ヨンイはヒールのある靴を履く時にがに股になる癖があるので気をつけているだけだと、ばつが悪いのか大真面目になり。そんなヨンイにさらに嬉しそうなベッキ。

仕事の雑談をしながらにこやかに出口に向かって歩く二人だったのですが、顔色を変え、突如立ち止まるヨンイ。

 

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「どなたかな?」

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「私はヨンイの父だが」

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同期入社のチャン・ベッキだと慌てて挨拶するベッキに、ヨンイは先に帰れと言います。

シンチーフには酷いことをしたと父。ご飯を食べに行こうと言う言葉をベッキは聞いてしまい・・・・・・。

冷たく父を見るヨンイ。

 

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そんな目で見られると酒がもたれると父。母が風邪で寝込んでいるので、自分は恨んでも母は憎むななどと、同情を引く作戦です。

 

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シンチーフに挨拶に行ったという父に、固まるヨンイ。

ヨンイが騒ぐので礼も言えずにいたが、人として礼も言わないのはなってないと思って行っただけだと父は釈明します。

なぜきたのかと尋ねるヨンイに、マイナス通帳をつくったそうだが、全部返し終えたかと父。借りた金を埋めてやれなくて悪いが、無駄なことに金を使わずまた通帳に金をためておけと言います。急な時にまた自分が使えるように。

「それでな。50万ウォンだけ、また送金しておけ」

「どうすればいいですか?」

 

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「私はどうすればお父さんから逃げられますか?」

 

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「金を送れ」と言い残して父が去った後、泣き出すヨンイ。

ベッキは密かに待っていて、ヨンイが泣いているのを見てしまいます。

 

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ヨンイにメールを入れるベッキ。

『飲みません?』

こうして二人、川べりで黙ってただ座っています。

 

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携帯を取り出して着信履歴を見せ、この「・・・」が父だとようやく話し始めるヨンイ。

 

軍人だった父は、ヨンイが男でないのが気に入らず、自分は父に「お前が男だったら良かった」とばかり言われ続けて育ったのだと言います。母には女の子になにもしてあげるなと言い続けた父。

 

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学費をもらったこともなく、高校生の時からバイトを始めたヨンイでしたが、父親が軍を辞めて色んな事業を起こしては失敗したため、そのうちバイト代も巻き上げられたと言います。

 

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全額奨学金をもらって大学に通い、父にバイト代を渡す日々だったと回想するヨンイ。

卒業前にサムジョン物産に就業していたことも告白します。

 

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以前の会議でのシンチーフの様子に合点がいくベッキ。

「シンチーフのところ?」

「ええ。直属の上司でした」

ヨンイはサムジョン物産を辞めるに至る経緯を説明します。

娘の就職を聞きつけ、年俸や待遇を聞いてくる父。「大きな会社だから大金を借りられるだろう?」と。

自分もずっと金を貸し続けたが、終わる気配のない父のたかり。父はある日、ヨンイの知らないうちにシンチーフを訪ねていってしまいました。

「シンチーフはアン・ヨンイとして生きる方法を教えてくれた人なんです。‘男じゃなくて申し訳ない女’ではなく。働く喜び、私自身、自分の未来、価値が急に大切に思えるようになったんです。あの人がシンチーフの前に現れる前までは」

シンチーフに、自分に内緒で父に金を貸したことをなじる、かつてのヨンイ。

『シンチーフは偽善者です。私がどれだけ惨めになるか分かっていて、この状況を楽しんでらっしゃるんでしょう!』

 

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そんな風にめちゃくちゃなことを言い、終わったのだと。

仕事を辞めてからは半年間死んだように引きこもっていた。本当に死にたいと思っていたのだが、ある日テレビでドキュメンタリーを見ることがあり、このまま死んではいけないと思ったとヨンイ。

内容を聞くベッキに、サラリーマンがわらわらと出てきて、今日のランチは誰が払うかなどというせこい内容だったのだが、見ているうちに‘あの中に自分がいなければ。自分の人生を生きなければ’と思ったのだとヨンイは涙ぐみます。

「シンチーフのこと、好きだったんですか?」

 

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ヨンイは、ため息で答え。

気分を変えるために、ベッキが深夜のホラー映画を見に行こうとヨンイを誘い、二人は連れ立って映画に行くのですが。

 

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どうしましょう。可哀相過ぎる。
ものっ凄くむかつくんですが、ヨンイの父が。
ヨンイもなんで駄目親父にお金あげ続けるの?

二人のシーン、貼っておきましょう。
父の話を始めるヨンイのシーンから。

 

 

 

泣けますね。ヨンイ。
あんなお父さんで、どれだけつらいでしょう。
ああいうお父さん、お母さんは、実際にも結構な頻度で見聞きしますけど・・・・・・。
だからヨンイは、あんなぎょっとするタイトルの本を読んでいたのでしょうか。死を覚悟した女性が死んだ気になって頑張って、人生を好転させる内容のようですが。

しかしヨンイは、心を鬼にしないと親が邪魔して幸せになれそうもないですよね。親も自分も自分の人生を生きるしかないと、ヨンイが早く気づいてくれればいいのですが。
だからあんな理不尽な待遇を職場で受けても耐えていたのかと思うと、不憫でなりません。

にしても最後の質問は余計でした、ベッキ。
シンチーフのことを好きだったか聞くなんて、あれはないな。あれを聞いた時点で、この子はモテないんじゃないかと思ってしまった視聴者です。(笑)

 

グレは一人、屋上で言われた言葉を思い出しています。

この件を成功させると言った、オ次長の言葉。

 

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帰り道のグレにも、やはりオ次長の言葉ばかりが浮かび。
沈鬱なグレです。

翌日も、深刻な表情のグレ。

ソンニュルが声をかけられないほど、グレは悩みきっていました。

 

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グレは専務への疑いを口にした時のオ次長の怒りを思い出していました。


『専務には他の企みがある気がします。そこにうちを利用していらっしゃる気がします』

『なに馬鹿なことを言ってるんだ! お前より遥かに優れた実績を出された方だ! 俺より遥かにこの会社に寄与された方だよ! 俺やお前よりもずっと長いこと会社のために働いてこられた方だぞ! いくら俺が憎いからって、自分のチームに、会社に、害をもたらすような真似などなさらん!』

 

「チャン・グレ」

 

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「またなにを考えているんだ? 哲学するなと言っただろう」

話しかけようとするグレを遮るオ次長。

「話は昨日で終わった」

「次長・・・・・・」

「仕事しろ」

 

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グレは意を決し、オ次長の前に歩み出ます。

 

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「次長」

 

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「僕のせいで次長やチームが危機になるなら、何の意味もありません。
僕を助けて下さろうと思った、その気持ちだけで十分です」

 

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涙をためて一礼し、遠ざかるグレ。

オ次長はその背中を見つめ。

 

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一人になったグレに入る電話。相手は母でした。

ネクタイのクリーニングをどこに出したかと、たわいもないことを尋ねる母なのですが、グレは母に、自分が就職したせいで低所得者に斡旋される公共サービス業の仕事を受けられなくなって寂しいかと尋ねます。

 

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以前グレのインターン試験の時、もし受かったらやれなくなると残念がっていたではないかとグレ。
母は残念に決まっているだろうと一言。

・・・・・・こんなことを聞くってことは。

備えてるんですね。仕事を辞める日に。

しょんぼり戻るグレは、オ次長の席に掛かってきた電話をしばしみつめ。

 

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ためらいの後受話器をとります。

相手はソク代理でした。

オ次長がいないので、自分でよければ録音もしてあるので、そのまま話してくれとグレ。

『ポシン側の側近に尋ねたところ、今回の太陽光パネルの件が上手くいけば、発電所の件も受注したも同然との噂が回っています』

 

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「ならばなおさらワン・インターナショナルがこんな条件で取引する必要がないのではないですか? 物量を確保し、ポシンが発電所の事業を取れるよう、うちが後押ししている状況なのではないのですか?」

グレの言葉に、そのとおりだとソク代理は答えます。
自分が調べた結果、こういう場合はこちらが遥かにマージンをもらっても仕事にはなんら差し支えない筈だと、オ次長にも言ったのだと。

 

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「ところがポシンは、うちがもらうべきコミッションまでもエージェントに渡すよう要求しているんですよね? ‘関係’の名目で」

『そうです』

「ソク代理。一つお伺いします。だとすると、これではうちがお礼されるべきところを、むしろご挨拶に伺っているのも等しいのではないですか?」

 

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「何故かは分からない専務のご判断によって、礼を言われるべきうちの会社が、礼を言う状況になってるんじゃないですか、ソク代理?」

その時。

 

「チャン・グレ!!」

 

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響き渡るオ次長の怒声。

オ次長はグレが録音ボタンを握っているのを愕然と見つめ・・・・・・。

 

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ラスト。

あーーー。

この子は。この子はまた。

自分のチャンスを自分の手で。潰しにかかったんですね。
自分のために危ない橋を渡ろうとするオ次長以下営業3課を救うために。
なんて子なの。(涙)

グレがしたことがどんな結論になってしまうのか。営業3課は無傷でいられるのか。まさか考えもしないひどい結末が待っていたりするのかと、恐ろしいです。
しかし、ほんと食えない、専務! 怒!

泣いても笑っても、とうとう残り2話となってしまいました。
終わってから・・・・・・書けるかなぁ。
気持ちが落ち着いたひと月後くらいに書いてもいいですか?(笑)

はぁ。こないで欲しい、最終回。

終わって欲しくないですね、『未生』。