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25 2011年3月
皆さま、こんにちは。
いかがお過ごしですか?
私は地震以来、仕事が手につかない日々を送っています。
地震と津波と放射性物質のことをずっと考えながら、ときに思考を強制終了させて納期の迫った仕事に取り組んでいました。
このような非常時にはことさらに仕事のありがたみをつくづく感じます。
だからこそ、ほんとうにこの度の地震と津波と原発事故のおかげで筆舌に尽くしがたい被害をこうむっている人々のことが頭から離れません。
どれだけ不安な日々をお過ごしのことでしょう。
これからの生活のことを考えて、眠れぬ夜をお過ごしだろうと思うと、胸が張り裂けそうになります。
先日、春の高校選抜野球が開幕したそうですね。
選手宣誓で代表者が述べた言葉をみて、心が揺さぶられました。
ここに全文をご紹介させていただきますね。
宣誓
私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で多くの尊い命が奪われています。私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地ではすべての方々が一丸となり仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えられると信じています。
私たちに今できること。それはこの大会を精いっぱい、元気を出して戦うことです。
頑張ろう!日本。
生かされている命に感謝して、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。
あの阪神淡路大震災の時に生まれた子どもたちが、こうして甲子園に立っているのですね。
涙が出ました。
被災地で生まれる新しい命もある。
首都圏の華やかな暮らしが、東北の人々の犠牲の下に成り立っているのだということを、想像力をフル稼働して考えなければいけないと私は思っています。
地域住民のいのちとふるさとを奪うようなエネルギー政策は間違っているのだと大人たちが認識することが、そして、どのような代替エネルギーが可能なのかを予断を排して真剣に考えることこそが、生きている私たちが次世代のために、犠牲になった人々のためにすべきことではないのかなと考えています。
楽しいお話をまだ書けそうにありません。
せっかく読んでくださったのに、申し訳ありません。
この悲しみを強く抱きしめながら、ひとも、くにも、被災地も、被災地以外も、みんないっしょに新しくならなければならないのだと感じています。
愛のあるほうへ。優しさに満ちた未来のほうへ。
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