みなさま、こんにちは。

立冬を迎えた今日、各地で気温がぐっと下がったそうですが、初夏のような汗ばむ陽気が続いていたソウルもここ数日でようやく平年並みの気温になりました。

銀杏の木も美しく色づいているというのに、11月に入り連日初夏のような暑さが続いていたソウル。
街の風景と気温とが完全にアンバランスな状態で、場所によっては春の花であるケナリやつつじが咲いていたそうです。
私も滞在先のベランダから半袖姿で銀杏の木を撮影し、なんだか妙な感じ。(笑)

先週の金曜日などは気象観測以来、11月最高気温を記録したと報道されていたのですが、翌日の土曜日もかなり暑く、ソウルの午後5時の気温は25℃でした。
10月下旬には急激に気温が下がり、日中の気温が2℃ほどだったため、真冬並みの服を持って出かけていた私は、予想外の初夏の陽気に着るものがありません。紅葉と銀杏並木が目を楽しませてくれる徳寿宮(トクスグン)を袖を捲り上げて汗を拭いながら歩く始末でしたが、今週はようやく持っていった服を着れそうです。とはいえ、まだタートルネックを着るほど寒いとは言えないのですが。

友人の職場が徳寿宮(トクスグン)に近いため、食べ過ぎてしまったお昼ご飯を消化すべく散歩にやってきたのですが、入り口で写真を撮る人のほとんどが外国人であるのと正比例するかのように、中はほぼ韓国人のみ。ちょっと意外な感じがしましたが、確かに観光客にとってはさほど観るべきものがないかもしれません。美術館があるものの、散歩やウォーキング目的で訪れたと思しき人が大半です。

ところで、韓国では大学入試日になると「受験寒波」に見舞われるのをご存知でしょうか?
毎年受験の日になると、必ずと言っていいほど気温が急激に下がるのです。
もちろん、入試の時期が季節的にちょうどそういう時期なので偶然重なるのでしょうが、それにしては本当に気温がぐっと下がるから不思議です。ソウルの初雪が大学入試と重なることもあるほどなので、受験生の苦しみが寒波になって現れるのだと冗談交じりに言う人もいます。
大学入試日に交通事故が生じたりすると、警官が受験生を優先的に会場に移送する姿などを日本でも時々ニュースで見かけますよね。


全国の人々が受験生を優先する「大学修学能力試験」、今年は11月10日に行われます。

希望にあふれる受験生の皆さんに、いい結果がありますように。

・・・・・・と言いつつも、今年もやっぱり受験寒波がやってくるのか、そして私はとうとうタートルネックを着られるのかが、今の私の関心事であることを告白します。ごめんなさい。(笑)