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28 2015年11月
みなさま、こんにちは。
急に寒くなりましたね。
12月ももう目前。みなさまも風邪にはお気をつけ下さいませ。
さて、今日は以前予告編を取り上げたファン・ジョンミンさんとユ・アインさん主演映画『ベテラン』について。
来月12月12日から日本でも公開されるそうです。
しかし、随分早いですね、日本公開。
ついこの間韓国での上映を終えたばかり・・・・・・っていうか、まだ上映している地域もありますが?!(笑)
いやー、あまりの早さに驚きました。
実は、映画の感想を書こうと思っていたんです。事細かに。
もしかしたら日本公開が決まっているかもと思い調べてみて、公開情報を知ったわけなのですが。
公開されるだろうとは思っていたものの、こんなに早いとは予想できませんでした。
『ベテラン』の日本公式サイトはコチラ。
各地の公開日程なども掲載されています。
そしてこちらが日本版の予告編。
ユ・ヘジンさんがわっるーい顔して笑ってます。(笑)
今見たら、この予告編動画は9月30日には公開されていたのですね。
この早さには・・・・・・うん。ついていけないです。(笑)
8月5日に韓国で劇場公開されたこの映画は、瞬く間に観客動員数を伸ばし、8月29日には1000万の大台を突破。11月26日現在で1341万人と、韓国映画史上3番目の観客動員数を記録しています。
今年の夏は1000万人動員を超える映画が2本も出て、ひとつはこれより先に公開された『暗殺』、続く2本目が『ベテラン』ですが、実は公開前や直後は『ベテラン』の観客動員数は700万台くらいではないかと予測する声が多く見られました。
当のリュ・スンワン監督も9月10日付の京郷(キョンヒャン)新聞とのインタビューで「ここまで大きな興行(成績)を期待した映画ではなかったので、500万人で“ありがとう!”という感じだったのだが、まったく予想していなかった結果が出た」と語っているとおり、この映画は「大作のかほり漂う」というよりも、「気軽に観られる娯楽映画の装い」というほうがふさわしく、実際観てみてもやっすーい感じのシーンがとても多いんです。(ここで言う「やっすーい感じ」は、悪い意味ではないです。単に、ほんとに、「やっすーい」としかいいようのない感じ」。オ・ダルスさんのせい、とは言いません。笑)
1000万を超えてさらに341万人も上乗せするほどの装いには一見見えないこの映画がどうしてここまでの観客を集めたのか、その理由を「これだ」と決めうちで言うことは出来ませんが、近年韓国内で一般に広まっている「甲と乙」というフレーズ、そのフレーズが意味するところの「力のある甲と力のない乙の理不尽な関係」が社会のいたるところで顕在化していることが影響しているというのは、ありそうです。
TVドラマは財閥お坊ちゃまを繰り返しイケメン王子として描いていますし、テレビに時折映し出される財閥の姿は紳士淑女そのものですが、一般人が決して知り得ないその素顔の一端が例の「ナッツ・リターン」で世にさらされた後の公開だったというのも、観客を引きつける上で大きく作用したでしょう。
「甲」の権化ともいうべき「なにをやっても咎められない財閥」に人々が自らの現実を重ねた部分もあるでしょうし、現実世界ではついぞ探すことの出来ない「誰であろうと正義を追求する刑事」の登場に胸を熱くした結果としての1341万人とも言えると思います。
なによりよく出来た映画なので、興味をお持ちの方は是非ご覧になってください。
私はお勧めできます。
少なくても「見て損した」などということには、絶対ならない映画だと思います。
ええ、断言。(笑)
実はこの映画にはモチーフになっている事件があり、本当はそのことを書こうと思っていたのですが、これから楽しみにご覧になる方にとってはネタバレ要素になってしまうので、書かずにおきます。
映画の上映があらかたすんだ頃、また折を見て書くことにします。
そして私の感想も、自動的に次回に持ち越しといたします。
・・・・・・と思ったのですが、ひとつだけ。
ひとつだけ感想書きますね。
ひとつだけとか言いつつ、これが核心でもあるので、精一杯オブラートに包んでみます。
包んでみますし、そこそこ包めるとは思うのですが、それでも人の感想に影響を受けたくない方が当然いらっしゃると思うので、そのような場合はどうぞこの先はお読みにならないで下さい。
書きます。
書きますね、私の一言感想!
この映画を観ている間の、そして観終えての、私の心の声は。
「ぜんっぜん娯楽映画じゃないじゃん!」
この一言に尽きます。(笑)
娯楽映画だと思って見に行くと、思わぬ怪我をします。心が。
以上です。
いい感じにぼんやり包めたと自負しておりますが、ぼんやり具合、いかがでしたでしょうか。(笑)
ちなみにユ・アインさん。
この映画のために10キロ太ったそうですよね。
監督は鋭利さを表現すべく痩せるよう注文したそうですが、自分が見た財閥二世・三世はみないい暮らしをして肉付きがいいからと、逆に10キロ体重を増やしたユ・アインさん。
10キロ太るのもすごいですし、10キロ太ってもあのレベルっていうのも、またスゴイです。(笑)
そういえば26日に行われた第36回青龍映画祭で、リュ・スンワン監督が『ベテラン』で監督賞を受賞されましたね。
ユ・アインさんは、映画『思悼-サド-』のほうで主演男優賞を受賞。
ドラマ『六龍が飛ぶ』でも活躍中のユ・アインさん、これからもますます演技の幅を広げて活躍してくれそうです。
以下は主演女優賞のイ・ジョンヒョンさんとの一枚。
ちなみに『六龍が飛ぶ』をご覧のみなさまには、『ベテラン』のもう一つの楽しみ方、あります。
時々入ってくるんです、「六龍」のイ・バンウォンに『ベテラン』のチョ・テオが。
シリアスなバンウォンの場面で混ざってきた日には、集中力が一気に切れます。
「チョ・テオか!」とバンウォンに突っ込むこと、幾度。
私の中では、お笑いのロバート秋山さんが昔やっていた、「山本正会員」という時の声とかぶってます。
・・・・・・ってどうでもいいことでしめて、すみません。(笑)
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6 Responses for "映画『ベテラン』 12.12より全国順次公開"
白香夏さま、こんにちは(´∀`)
毎回コメントしてすみません。
たぶん、このブログ記事がアップされた頃、ちょうど私、『ベテラン』観てました(´艸`)
字幕なしですので完全理解ではありませんが、とても楽しかったです。
最初の方は、ホントに声を出して笑ってしまう場面もあり…。
でも、そのうちにんん?となって、ユ・アインさんのエキセントリックなお坊ちゃまに引いてしまったシーンもなきしにもあらず…。
ジョンミンさんのファンが友人にいますので、その方からの情報ですが、
8月5日の韓国公開日の一カ月後の9月最初には、日本公開日が決定していました。
でも私の住む地方では、上映館がすごく少なくて、観に行けるかどうかわからなかったので、
昨日、字幕なしでも観られて嬉しかったです。
そうですか…。バンウォンにテオが…(・∀・)
『六龍が飛ぶ』も、KNTVで来年2月から放送が決定しましたね。
ちょうど契約したばかりで、こちらも観れそうで楽しみです。
テオを見つける楽しみも増えました(´艸`)
オ・ダルスさんも青龍映画祭で助演男優賞受賞されましたよね~
ユ・ヘジンさんともども、なくてはならない人たちですね。
ヘジンさんは、あのニヤリがマンジェ島の方とは思えません(´艸`)
日本でもヒットするといいですね。
白香夏さまの感想が待ち遠しいです。
NICOさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
バンウォンに「チョ・テオ」が入ってくるのは、誰かと激しく対立している時のほんの一瞬だけなのですが、ちょっと笑ってしまいます。
楽しみ方が間違ってますが。(笑)
『ベテラン』は、予告の軽妙さを期待して観にいくと、遥かにキビシイ内容に震えがくる映画なので、どういうコメントでお勧めしたものか迷いますが、軽妙さを期待してグッサリ刺されるのも映画ならではの経験なので、素直にお勧めしておこうと思います。
ファン・ジョンミンさんは言うまでもないとして、ユ・アイン君は本当に、ものすごい役者になるんじゃないかと思いました。
そう考えると、役者にとってハンサムすぎないのは、大事かもしれません。
日本でもヒットするといいですよね。(^-^)
ありがとうございました。
白香夏さま
こんにちは!
『ベテラン』の日本上映!すごく早いですよねぇ、びーっくり。
驚いてます。
こんなに早く上陸する作品もあれば、『弁護人』みたいな傑作が未上陸だったりして…。
でもでも、楽しみが増えました!
大好きなファン・ジョンミンさんの出演作なうえに、共演者たちの豪華なこと!
リュ・スンワン監督とファン・ジョンミンさんの『不当取引』も面白く観ましたが、
あれはあれで心がヤラれた作品でした。
韓国の映画って、予告よりもずっとヤバい世界が広がってること結構ありますよね~。
私はそれが面白くもあります。
え、こういうことだったん??みたいな意外性w
ユ・アインさんも引っ張りだこですね~おまけに受賞ラッシュ。
将来有望な役者さんで、ますます韓国映画が発展していくだろうことが嬉しいです。
あ、関係ないんですけどね、「山本正会員」の声は分かりませんが、
私はロバートだったらどうしたって秋山派です笑
ナオさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
さすが、『不当取引』のほうもご覧になったのですね!
2010年の作品ですが、配役もかぶっていて『ベテラン』の前シリーズのような雰囲気ですよね。リュ・スンワン監督映画としてどちらが傑作かと言ったら、こっちだと言う人もいますが。私も折を観て紹介を書きたいと思っている映画です。
いい映画が多くて宿題が溜まる一方なのですが。(笑)
ユ・アインさんは、今もいいですが、30半ば過ぎくらいからものすごく化ける気がします。
いまは若いうちにしか出来ない役をしこたまやって頂いて、すべてを肥やしに化けていってもらいたいです。(・・・誰目線?笑)
ロバートは秋山、私もです。(笑)
機会があったら是非「山本正会員!」って言ってる映像、ご覧になってみてください。
お腹よじれます。(笑)
ありがとうございました。(^_^)
白香夏さま
こんにちは!
観てまいりました~『ベテラン』!
平日一番の上映を狙って行ったのに、超満員w
レディースデーというのもあったのですが、おじいちゃんとかもいらっしゃりw
グモーとイビキをかきながら爆睡の方もいたり、奥様方も多く、皆さん自由に楽しまれているようでした笑
私も友人と一緒でしたが、ちょっと在米コリアンの方達と観ていた頃の再現のようで、心から楽しく観ました。 痛いシーンはキャーキャー言って、笑えるところは大笑いっていうね。
日本では皆さん、静かに観られている方が多いイメージ。
それにしてもユ・アインさん。
怖すぎ!そしてチョ・テオのふてぶてしさと焦燥感が入り乱れる感じ!お上手だなーと感心しました。あれ、太った?って、役作りだったんですね~。
すごい!
ユ・アインさんはけっこう前からドラマなどで拝見してましたが、初めて「お!」と目を見張ったのがドラマ『密会』だったんです。とにかく表現力が素晴らしい!『ベテラン』の撮影はその頃と時期が重なるようなので、まったく異なるキャラクターではあるけれど、一種の「狂気」という部分でどこか共通する人物を演じていたんだなぁと、改めてスゴイ!と思いました。
それにしても、白さまがおっしゃっていた「ぜんっぜん娯楽映画じゃないじゃん!」が分かるような気がしました。実際の事件がモチーフになっているのだとしたら、なおさら心が折れます。
友人はヨーロッパ的にはNGな要素が盛りだくさん、と言ってました笑
次回に持ち越しの白さまの感想と、モチーフの部分のお話、楽しみにお待ちしております。
あ、「山本正会員」が探せず、です。ちゅん。
ナオさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(*^_^*)
『ベテラン』、ご覧になったのですね!
きゃーきゃー騒ぎながら見るのが楽しいですよね。特にこの映画は笑っちゃうし、痛いしで、到底黙ってみることは不可能です。(笑)
ご友人の「ヨーロッパではNG要素」も興味津々です!
ユ・アインさんのチョ・テオ演技は、ほんとに憑依ぶりがすごいですよね。悪を演じてもどこか目の片隅に一瞬くらいは善良な「素」が覗きそうなものですが、一切ないっていう。ユ・アインさんが嫌いになりそうに怖かったです。(笑)
しかし、映画でも心が折れるのに、元になった事件があると分かったら、もっと心が折れるんじゃないかとちょっと心配になってきました。(^_^;)
といいつつ、また改めて書きますね。
ありがとうございました。(^-^)
(「山本正会員」は、もう宇宙に葬り去ってくださいませ。変なことを書いた私がいけませんでした。笑)
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