みなさま、こんにちは。

12月も半ばに差し掛かり、慌しさの増すこの頃。
今日は師走の忙しなさをほんのひととき忘れさせてくれる静かな歌をアップしてみます。
現在tvNで放送中のドラマ『応答せよ1988』のOSTより、オ・ヒョクさんの歌う『少女』。イ・ムンセさんの曲のリメイクです。


大好評を博している『応答せよ1988』。
現在12話まで放送が終わっていて、残すところ8話となっています。




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今日はネタバレはしませんが、視聴者の間で「シリーズ最高」の声も多く聞かれるこのドラマ。視聴率の上でも更新を続けています。

ドラマが始まる前、俳優たちは「視聴率が○○%になったら○○を行う」との恒例の「公約」を掲げていました。もっとも、期待される数字は前作の成功と比較すれば、出演者自らにとってもさほど高いとは言えないものでした。

ドクソン(ヘリ扮)の姉ボラ/ポラを演じるリュ・ヘヨンさんは、視聴率が8%を超えたらヘリさんと男子校に行くと「公約」し、男性俳優たちは10%を超えたら女子高に行くと生放送の番宣で約束。これらの発言からも見て取れるように、俳優たちの間でも達成目標は視聴率10%ぐらいが相応とされていました。
プロデューサーも「失敗すると思う」と発言するなど、弱気な姿勢を見せていたので、彼らが掲げた8%や10%という数字は達成したい目標としては順当なものだったのでしょう。

そこで終われば良かったのですが、ソヌを演じるコ・ギョンピョさんがあろうことか「その数字は達成可能だと思う。8%と10%を足して18%になったら、トボン区のサンムン洞でサイン会をやる」と続けてしまい。
あの瞬間は、応援したい思いでいた視聴者ですら、さすがに白けたのではないかと思います。どう考えても実現のしようがない数値と思えるので。


ところが。

視聴率6.1%で始まった『応答せよ1988』の最新12話の視聴率は、13.8%。瞬間最高視聴率は15.2%(いずれもニールセンコリア調べ)。
驚いたことに「視聴率18%」を狙える射程距離圏内に入ってきました。

これは、ひょっとしたらひょっとしそうです。
私もすっかりこのドラマにハマっているので、コ・ギョンピョさんに「疑ってごめんね」と謝る瞬間を心待ちにしているところです。(笑)


さてこの「1988」。他のシリーズ同様、今回もドラマを盛り上げてくれているのは時代を象徴する懐かしの歌。
中でもその中心にあるのが、1978年にデビューした歌手イ・ムンセさんです。




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こちらは3枚目アルバムのジャケット。




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1959年生まれのイ・ムンセさんは、いまも現役で活動している往年の大スター。イ・ムンセさんの歌とともに青春を過ごしたという方には、歌を聞くと鼻の奥がツーンときてしまう存在ですよね。

イ・ムンセさんを押しも押されもせぬ大スターにしたのは、作曲家の故イ・ヨンフンさんとの出会いと言われているのですが、実際イ・ヨンフンさんから楽曲の提供を受けて発表した1985年の3枚目アルバムはレコード150万枚のミリオンセラーとなり、4枚目はさらに記録を上回る285万枚の売れ行き。5枚目アルバムも含めた3枚でイ・ムンセさんはゴールデンディスク3連覇を達成したのですが、3枚のアルバムのうち26曲がイ・ヨンフンさんの曲でした。

今日ご紹介する“소녀/少女”も、イ・ムンセさんの3枚目アルバムに収録されているイ・ヨンフンさん作詞作曲の曲なのですが、『応答せよ1988』のOSTででリメイクを歌っているのは、いまをときめくと形容していいのでしょう、インディーズバンド出身혁오/ヒョゴ(Hyukoh)のボーカル、オ・ヒョクさんです。





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ルックスはご覧の通り、若干いかついオ・ヒョクさんですが、特色ある歌声にはうっとり聞き惚れてしまいます。

1993年生まれのオ・ヒョクさんは4人編成のバンド“ヒョゴ”のリーダーで、メンバーは全員同い年。
作詞・作曲・編曲をすべて一人で行うのはオ・ヒョクさん。数え19歳の時から独学で曲作りを始めたそうです。

“ヒョゴ/hyukoh”は2014年9月にEPアルバム『20』をリリース。
今年の5月に2枚目のEPアルバム『22』を発表した彼らの存在を大衆に知らしめたのは、MBCの番組『無限に挑戦 歌謡祭』でした。


ボーカルのオ・ヒョクさん、声がとにかくいいんですよね。
ハスキーで甘いっていう。
若い女子に人気が出そうな佇まいも、いいです。

親世代が甘酸っぱく青春を回想しちゃうイ・ムンセさんの名曲を、イマドキバンドNO.1と言っていいヒョゴのオ・ヒョクさんに歌わせたあたり、ニクイです。
これは濡れ手に粟、きてるでしょうね。(笑)
10代から50代までをターゲットにする作戦、功を奏していることでしょう。


そんなわけで、まいります。

『応答せよ1988』のOST part3として11月21日にリリースされたオ・ヒョクさんの『少女』。






소녀


내 곁에만 머물러요
떠나면 안돼요
그리움 두고 머나먼 길
그대 무지개를 찾아올 순 없어요

노을 진 창가에 앉아
멀리 떠가는 구름을 보면
찾고 싶은 옛 생각들 하늘에 그려요

음 불어오는 차가운 바람 속에
그대 외로워 울지만
나 항상 그대 곁에 머물겠어요
떠나지 않아요

노을 진 창가에 앉아
멀리 떠가는 구름을 보면
찾고 싶은 옛 생각들 하늘에 그려요

음 불어오는 차가운 바람 속에
그대 외로워 울지만
나 항상 그대 곁에 머물겠어요
떠나지 않아요

내 곁에만 머물러요 떠나면 안돼요


ぼくの傍にだけ いたらいい
どこかに行っては駄目だよ
恋しさから遠くへ行こうとも
君よ 虹を見つけられはしないんだよ

夕焼けの窓辺に座り
遠くへと流れゆく雲を見つけたら
取り戻したいかつての思いを 空に描いてみる

um 吹いてくる冷たい風の中
君は寂しさに泣いているけど
ぼくはずっと君の傍にいるからね
どこにも行きはしないよ

夕焼けの窓辺に座り
遠くへと流れゆく雲を見つけたら
取り戻したいかつての思いを 空に描いてみる

um 吹いてくる冷たい風の中
君は寂しさに泣いているけど
ぼくはずっと君の傍にいるからね
どこにも行きはしないよ

ぼくの傍にだけ いたらいい
どこかに行っては駄目だよ


ネ ギョッテマン モムロヨ
トナミョン アンデヨ
クリウ トゥゴ モナモン キ
クデ ムジゲル チャジャオ スン オソヨ

ノウジン チャンカエ アンジャ
リ トガヌン クルム ポミョ
チャッコシプン イェッ センガトゥ ハヌレ クリョヨ

um プロオヌン チャガウン パラソゲ
クデ ウェロウォ ウジマン
ナ ハンサン クデ キョッテ モルゲッソヨ
トナジ アナヨ

ノウジン チャンカエ アンジャ
リ トガヌン クルム ポミョ
チャッコシプン イェッ センガトゥ ハヌレ クリョヨ

um プロオヌン チャガウン パラソゲ
クデ ウェロウォ ウジマン
ナ ハンサン クデ キョッテ モルゲッソヨ
トナジ アナヨ

ネ ギョッテマン モムロヨ
トナミョン アンデヨ





情感あるバラード。
歌詞も叙情的で、なんだか遠くに連れていかれそうです。

動画でネタバレしないよう上記を選びましたが、実はyou tubeにはCJENMMUSIC Officialによる公式MVがあります。

公式のMVのほうも貼っておきます。

こちらのミュージックビデオにはドラマのネタバレシーンが多々含まれていますので、これからドラマを楽しみに見るという方は、ここで閉じていただくか、薄目を開けてお進みください。(笑)














・・・・・・なんかもう。
既に切ないんですが。

ドラマが終わった後にこのMV見たら、号泣しそうです。(笑)


ちなみにですね。

「リメイクなんて必要ない! 原曲のほうが全然いい!」という根っからのイ・ムンセファンが当然いらっしゃいまして。
そう仰るのも頷ける話。

そうなんです。
原曲の歌声、素晴らしいんです。


原曲のほうもご紹介しておきます。
こちらは公式のものではないので、リンク切れになるかもしれません。










この微妙に時々ぶれる音程が、味ですよね。
時代を感じさせる箇所よりも、時を超えた名曲という部分のほうが際立つ一曲です。
ちなみにイ・ムンセさんの3枚目のアルバムには、故キム・グァンソクさんと故ユ・ジェハさんがつくった曲も含まれています。
ドラマの人気ともあいまって、イ・ムンセさんのかつてのアルバムも、懐かしくまた聴かれていくのでしょうね。



当時、文字通り少女たちの心をも鷲づかみにしていたそうなのですが、この歌を聞くと頷けますね。
恋に恋する乙女な年頃にも刺さりそうな、甘い歌声。
80年代後半の少女時代をイ・ムンセさんに燃えて過ごした人たちが、90年代はソ・テジにガッツリ持っていかれたとの説も、よく聞く話ではありますが。

この他にも『応答せよ1988』はOST、挿入歌が名曲揃いなので、おいおいご紹介していこうと思います。