みなさま、こんにちは。

今日は『六龍が飛ぶ』の33話と34話をまとめてみます。


今回のまとめは簡単に筋だけ押さえています。
ほぼ私の記録用です。(笑)

私のまとめは簡単ですが、物語としては歴史の史実に向かって大きく一歩近づきました。

33話、とうとうチョン・モンジュがチョン・ドジョンを失墜させるために動きます。


32話のラストで土地台帳を燃やし、新たに土地の分配をしなくてはならない状態に強引に持っていったチョン・ドジョンは、イ・シンジョクの調査結果を土台にとうとう最もアンタッチャブルな宗教問題に手をつけます。


仏教を国教とする高麗王は代々「王師制度」によって高僧より教えを得、仏閣を丁重に扱ってきましたが、全国の土地調査の結果が60万ギョルにしかならないのは、土地の没収を恐れた者たちが仏寺に土地を「寄付」し、調査対象から免れているためだという事実を突き止め、その根拠となる資料を提示しつつ、まともな土地の分配を行うために寺の持っている土地を全て国有化させるための改革を国王に求めたのでした。
あわせて、これまで王が諮問を得てきた「王師制度」も廃止するよう強く要求。




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ナム・ウン、チョ・ジュンらとともに強行に推し進めようとした「廃仏」は、高麗の歴史よりも長い1000年の伝統を誇る信仰に対してはあまりの劇薬であるため、当然身内からも大反発を買い、イ・ソンゲの長兄などはチョン・ドジョンがこういう滅茶苦茶なことをするから父が王座を狙っていると醜聞が立つのだと怒り心頭です。

チョン・ドジョンは一気にやり抜けないと勝てないと分かっているのですが、この作戦に決定的に危機感を抱いたチョン・モンジュは、まずは信仰心に篤いイ・ソンゲを口説いてチョン・ドジョンの改革に少し制動をかけて欲しいと取り入るのに成功。イ・ソンゲに議会を欠席させている間に結局チョン・ドジョンを弾劾し、地位を剥奪してしまうんですよね。

何も罪のないチョン・ドジョンを追い落とすための唯一の方法として、チョン・ドジョンの出自を「賎民出身」とし、「身分を偽って官職を強奪した」ということにしたチョン・モンジュ。



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成均館の儒学生だった昔からこの悪意ある噂は流されており、チョン・ドジョンは苦しんできたのですが、自分の母方の祖母が奴婢の娘だと聞いたことがあるとかつて涙ながらにチョン・モンジュに打ち明けたことがあったチョン・ドジョン。
その時チョン・モンジュはそんなことがあるわけがないと言下に否定し、誰にもその話をしてはいけないと忠告したのですが、今そのことをまさに持ち出して自分に迫ったのです。
成均館時代に自分にそのことを自白したことがあったかなかったか、答えてみろと。



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鬼と化しました。

ここまでやるのにかなり悩み苦しんだチョン・モンジュでしたが、結局やりました。


引き立てられていくチョン・ドジョンを見ながら苦悩の表情を浮かべるチョン・モンジュと、駆けつけたバンウォンで33話は終わり。




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続く34話でもチョン・モンジュは攻撃の手をさらに強めていきます。


王を説得し、チョン・ドジョンを流刑に処すチョン・モンジュ。
イ・ソンゲはしばし寺にこもっていてこの事態を知らないのですが、イ・ソンゲが知らない間にこっそりと都から出してしまおうというわけです。



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この時、チョン・ドジョンを殺して、歴史上に名を残してやると言うんですよね、チョン・モンジュ。
傾いている国を救うべく懸命に改革に取り組む過程で処刑された儒学者として、名を残してやると不敵に。

怖い、怖い。

一度やり始めたら一気にやらないと、今度やられるのは自分なので、チョン・モンジュにも容赦はありません。

この人も「虫」に動かされてしまいましたね。


罪人を運んでいるとばれないようにわざわざ籠に乗せたため、突如流刑に処されたと知ってバンウォン、タンセ、ムヒュルをはじめみんなで必死に探すのですが、探せる筈もなく。


一方寺から戻ったイ・ソンゲは、ほんの少しの間官職を離れさせると聞かされていたのにこんな事態になったのを知り驚愕。加えてバンウォンから、はじめからこちらに賛同するつもりはなく、チョン・ドジョンを潰す機会を狙うために欺いていたのだと聞かされ、怒り心頭に。



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刀を突きつけてチョン・ドジョンを戻すよう迫るのですが、チョン・モンジュは頑として応じませんでした。
自分を殺し、その足で王も殺しにいき、王座につけばいい。
血塗られた玉座に座ったあなたを民衆はどう思うか。
それを思えばあなたには自分を斬ることなど出来ないはずだと。


イ・ソンゲはそもそも権力欲で玉座につきたいと思っていないので、それを正確に見抜いての発言なわけですが、この言葉が見事に刺さり。
イ・ソンゲはチョン・ドジョンを救いたい焦りと、チョン・モンジュを斬れないジレンマで、思考停止に陥ります。

こんな時に、ジランを連れて狩りに出てしまうという。


チョン・モンジュは自分たちの勢力を増やすために、弾劾により流刑に処されていたイ・セクらを復職させ、イ・ソンゲ一派を討つための足場固めを着々と進め。


一方「無名/ムミョン」はイ・ソンゲがチョン・モンジュと対立構図にあることを知り、邪魔なイ・ソンゲを殺すことにします。

イ・ソンゲ殺しを命じられたのはキル・ソンミ。


チョン・ドジョンを救いに行かなければならない状況なのに狩りをしているイ・ソンゲに、焦りを隠せないイ・ジラン。



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チョン・ドジョンのことは当然気がかりなものの、チョン・モンジュはどうしたらいいのか、そこの腹が決まらないイ・ソンゲ。

一人になりたくてしばし離れるのですが、そこへキル・テミが「極楽へお連れする」と暗殺にきたことを告げ。



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二人が対峙しているところへ、隠れていたチョ・サンウォンがイ・ソンゲめがけて矢を放ち、驚いた馬に振り落とされて落馬したイ・ソンゲは、山を転がり落ちて大怪我を負うことに。



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このことがチョン・モンジュの耳に入ると、チョン・モンジュはこの機を逃すまいとイ・ソンゲ一派の官僚を一網打尽に捕らえるため、王命を要請。

バンウォンたちも父が落馬し重傷だと伝えられ、チョン・モンジュに一気に攻撃が仕掛けられると察知して避けようとするのですが、一足及ばずチョ・ジュンやナム・ウンらが続々と捕らえられてしまいます。




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兄も官職を解かれ、身内がみな囚われの身となり、このままでは全滅させられると悟ったバンウォンは、残りの身内を集めて各々に役割を指示。

処刑される危険性のあるチョン・ドジョンのもとにはタンセを走らせ、万一のときは逃がすよう指示し、ヨンギュにはイ・ソンゲの私軍を集めさせるなど、戦う構えを見せます。




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ムヒュルと共に父の元に向かったバンウォンは、起き上がることも出来ない父にこのままでは殺されてしまうので都に戻らなければいけないと訴え、無理矢理連れ出すことにします。




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もう既に刺客が送られているかもしれないので、敵の目を欺くために誰も乗っていない籠を二つ用意し、イ・ソンゲと自分が乗っているかのように見せかける作戦を取るバンウォン。


案の定、外にはイ・ソンゲを殺そうと刺客を率いているウ・ハクチュ。
イ・ジランが護衛している籠にイ・ソンゲがいるものと思い、そちらを攻撃するのですが勿論中は空。

一方ムヒュルが先導している籠を襲ってきたのはユンランことチョク・サグァン。
ユンランは、もしイ・ソンゲの怪我が軽傷だったら自分を殺しにくると怯えきっている王のためにイ・ソンゲを殺しにきたのでした。

ムヒュルたちは殺そうとせず、籠にだけ刃を向けますが、こちらももぬけの殻。

バンウォンが父を荷車に乗せて運んでいるのですが、父はいかにも苦しそうです。



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狩りに出る前に夢を見たのだとイ・ソンゲ。

誰かに攻撃されたので矢を放ったのだが、その人は矢が首に刺さったまま自分の手足を切り落としてから死んだ。その人は今思えば王健(初代高麗王)だったのではないかと語ります。

こうして落馬したのも王健の呪いだとすっかり気弱な父。どうしてあのチョン・モンジュがそれほど変わってしまったのだろうかと涙を見せているのですが、バンウォンは「これは覇業(武力や権謀術数で世を統治すること)だからです」と答えます。
自分たちのやろうとしていることははじめから「覇業」だったのに、そこに建国やらと美名や理想をかぶせてきたばっかりに、その過程で当然避けては通れない流血の惨事を見ないふりしてきただけだったのだと。

自分たちは理想に酔いしれるあまり「覇業」の本質を見ずにきてしまったが、われわれの「覇業」を止めようとした張本人のチョン・モンジュこそ、ことの本質を最初から分かっていたのだ。だから今こうなっているのと怒りながら語るバンウォン。



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一介の学者ごときに負けてたまるかと力を込めつつ、バンウォンが父とともに追っ手から身を隠しているところで34話は終わります。

要するに、「無血革命」などは最初からありえない話だったということをいっているわけですね、バンウォンは。それに気づいたと。
そして、それにこちらが気づいていないことを見抜いていたチョン・モンジュに、「争いを好まないイ・ソンゲ一派」が今総攻撃をこうして食らわされているのだと。


ん~~~。



またまたきましたね。

バンウォンがまた、えらいことに気づいてしまいました。

こうなるともう容赦なく、本当に容赦なく敵を討ち始めますよね。

次回以降、返り討ちにあうチョン・モンジュが描かれるのでしょう。