みなさま、こんにちは。

今日は韓国で5月に公開されたイ・ジェフンさん主演映画『探偵ホン・ギルドン~消えた村~』についてアップしようと思います。

日本公開、ないんだろうなと勝手に思い込んでいたのですが。

なんと日本でも上映されているのですね、この映画。
7月15日まで心斎橋シネマート、7月16日から1週間は新宿シネマートで。
(シネマートのウェブサイトはコチラ

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今見たら、チョ・ジョンソクさんの『時間離脱者』もシネマートで公開されてたんですが。いやはやいつの間に。(笑)

しかしそうでしたか~。

思いっきりネタバレ満載で書こうと思っていましたが、書かなくて良かったです。

見に行くつもりのみなさま、楽しんでいらしてください。

案外面白かったので、興味のある方はご覧になられてもいいのではないでしょうか。

韓国で5月4日に封切りになったこちらの映画。観客動員数は143万人ほどとふるわず、残念ながら損益分岐点を超えられなかったそうなのですが、これは公開時期の問題もありそうですよね。

5月11日の『哭声コクソン』公開以降、スクリーンジャック状態だったので、こちらに観客・話題性ともに持って行かれてしまった感がなきにしもあらずですが、実際の映画は地味ながらそこまで悪くはなかったです。
私自身はソン・ジュンギさんとパク・ポヨンさんの映画『私のオオカミ少年』を撮った監督さんの最新作ということでこの映画は見に行ったのですが、長編2作目にして監督のカラーがはっきり打ち出されていると感じました。

・基本は童話的ファンタジー。

・映像には遊び心。

・時代背景は、ぼんやり。

・状況説明と掘り下げは相変わらず不足気味。

毒がありそうでいて、そこまでないところも、この監督のカラーかもしれません。

気軽に見に行くにはいい映画だと思います。
イ・ジェフンさんはかっこいいですし、なにより子役が可愛すぎます。
なんなら子役の女の子が8割持っていってます。(笑)

映画紹介はシネマートのウェブサイトから抜粋してみます。


『事件解決率99%、悪党よりもさらに悪名高い探偵ホン・ギルドンが20年間探せなかった唯一の男、それは母親を殺した仇キム・ビョンドク。長い努力の末に、ついに彼を探し出したが、間髪の差でビョンドクは誰かに拉致されてしまう。ビョンドクの家に残されていたのは二人の孫娘ドンイとマルスン。「おじいさんを探してほしい」と願う二人を連れて、再びビョンドクの手がかりを探っていくが、そこには韓国を飲み込む巨大な黒組織の存在があった・・・。』

はい、そういうことです。(笑)

ホン・ギルドンは韓国では知らない人のいない義賊。
1500年頃、朝鮮王朝第10代王である燕山(ヨンサン)君の時代、現在のソウル近郊で活躍した武装農民集団のリーダーです。圧制と搾取に抗して戦い、支配層の邸宅や蔵を襲い、のちにホ・ギュンにより書かれた小説『ホン・ギルドン伝』のモデルとなった人物です。
小説『ホン・ギルドン伝』のなかでホン・ギルドンは「活貧党(ファルビンダン」という組織を束ねていて、実際に1900年頃には「ホン・ギルドン伝」にならって「活貧党(ファルビンダン)」と名乗る義賊集団が登場するのですが、映画のなかのホン・ギルドン(イ・ジェフン扮)は探偵で、「活貧党(ファルビンダン)」という謎の興信所組織の一員という設定です。

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ホン・ギルドンは母を殺したキム・ビョンドク(パク・クニョン扮)を20年間追い続けています。

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執念でキム・ビョンドクの居所を見つけ出し、いざ敵討ちに行くのですが、キム・ビョンドクは一足先に誰かに連れ去られていて、残されていたのは彼の孫娘ドンイとマルスンだけでした。

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「おじいちゃんを探し出してあげる」と身分を偽って子どもたちに取り入り、一緒に連れ歩くホン・ギルドン。勿論、仇のキム・ビョンドクを見つけ出して殺すまでのダシに使うためなんですが。

なつかれる。そして頼られる。(笑)

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仇の孫なのでちっとも良くしてあげたい気持ちになれないはずなのに、気づいたらなんか面倒見ちゃってる俺ってば。という展開です。
自由すぎるマルスンにことごとく邪魔されるのも観客爆笑ポイント。

ちなみに二人のおじいちゃんを連れ去ったのは、この人。

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カン・ソンイル(キム・ソンギュン扮)。

もー、この人が。
怖いんです。(笑)

この人もホン・ギルドンの仇であるキム・ビョンドクをとある目的から監禁しているのですが、とにかく強くてホン・ギルドン、全然歯が立ちません。しかもホン・ギルドンとカン・ソンイルは旧知の仲っていう。

どんな仲かはネタバレになっちゃうので、書きません。ごめんなさい。(笑)

というわけで、予告編、まいりましょう。


俺の名はホン・ギルドン
不法興信所、活貧団(ファルビンダン) の私立探偵だ

何がそんなに楽しい?

〈私のオオカミ少年〉のチョ・ソンヒ監督

人探しに一日とかからない俺が
20年もの間探し出せなかった唯一の人

俺がおじいちゃんを探してあげられると思うんだけど

うちのおじいちゃんを誰かがさらっていったんですけど、このおじちゃんが・・・・・・

探すの、探さないの?

どうして? 協力してるのに

おじいちゃん! おじいちゃん!

爺さんから探し出さなきゃ

私たちも一緒に行っちゃ駄目ですか?

キム・ビョンドクがすべてを知ってる

どこにあるんです、あれ?

光隠会。これか

この仕事がすめば、新たな世界がくる

災いをもたらそうとしているカン・ソンイルと光隠会

そういうやつらを片付けるのが、俺の仕事さ

まあ、俺も大していい奴じゃないがな

待ちに待った復讐の時

相手が大きすぎる。平凡な犯罪組織にできることじゃないわ

おじちゃんがおじいちゃんを探してくれるって言ったんじゃない!

厄介なことになってしまった!

やっときたか、ホン・ギルドン

イ・ジェフン

キム・ソンギュン

コ・アラ

分もわきまえずこのホン・ギルドン様に歯向かった罰だ

探偵ホン・ギルドン 消えた村

5月4日大公開

この映画はですね。
私の感想ですと、予告編が、明るすぎる。(笑)

ポスターも予告編もコミカルな感じに仕上がっていますが、実際にはもっと暗いです。その暗さを救うのが、マルスンちゃん。
この子がいなかったらこの映画どうなってたんだろうと思うほどの活躍ぶりです。

CGを多用した映像は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は楽しめました。
ただ、『オオカミ少年』の時もそうだったのですが、内容面で深く描ききれないのが、この監督の弱みかもしれません。もしかしたら、シリーズ化を念頭においてのことかも知れませんが。

そしてこの映画。

実はコ・アラさんを再発見できる映画です。

コ・アラさんはホン・ギルドンがいる「活貧党(ファルビンダン)」のボスで、莫大な秘密資金を駆使しつつホン・ギルドンをサポートしているのですが。

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すごくカッコいいんです。

コ・アラさんのこういう感じって見たことがなかったのですが、いかにもボスという感じがとてもハマってました。これからコ・アラさんのこうしたクールな役、増えるのではないでしょうか。

そして最後にこの映画。
ビックリの人が登場します。
本当にビックリしすぎて、声が出てしまいました。(笑)

韓国での映画紹介ページにも書かれていなかったので、出ていることすら知らなかったのですが、最後の最後で歓喜してしまいました。ええ、誰かは伏せますが。

是非みなさまもご覧になってお確かめください。
劇場に行けない方はDVD化を信じてお待ちに・・・・・・。(笑)

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見た人からはシリーズ化を望む声が漏れなくあがるこの映画。

確かにドンイ&マルスンとホン・ギルドンの組み合わせ、この1話で終わるのは惜しいです。

出番は多くなかったものの、新しいイメージの役柄がハマっていたコ・アラさんのボスぶりもまだ見足りないですし。

気軽に見れるシリーズものとして、次回を期待したくなる映画です。