みなさま、こんにちは。

今朝は福島県沖で津波を伴う地震がありましたね。
津波警報の出された地域の皆様はどれだけ怖い思いをされたことでしょう。
幸い大きな被害なくすみましたが余震があるかもしれないとのことなので、皆様どうぞ気をつけてお過ごしくださいませ。

さて今日は、韓国で11月16日から公開されているカン・ドンウォンさん主演映画『隠された時間』(邦題仮)のポスター及び予告編を取り上げてみようと思います。

11月16日から公開されている『隠された時間』。
英語タイトルは“VANISHING TIME: A BOY WHO RETURNED”となっています。
この映画は、謎の失踪事件ののち時空間の止まった世界に閉じ込められ、一人ぼっちのまま大人になり戻ってきたソンミン(カン・ドンウォン扮)と、彼の言葉を唯一信じてくれたかつての友だち少女スリン(シン・ウンス扮)との物語を描いたファンタジー映画。韓国での公開に先立ち米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、中国、日本、フィリピンの9カ国で配給権が買われた、注目の映画です。

ということは、日本でも早晩公開されるということですよね。
これは期待大です。

まずはポスターをご紹介しましょう。
クリック2回で拡大できます。

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すべてが止まってしまった
僕の時間以外は・・・

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「僕がソンミンだってみんな信じてくれるだろうか?」
ソンミン/カン・ドンウォン

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「心配しないで。私だけは君のこと分かるから」
スリン/シン・ウンス

この映画の主役としてオーディションで選ばれたシン・ウンスさん。
中学2年生のシン・ウンスさんは、今回6年生のスリンを演じています。
雰囲気がカン・ソラさんに似ていますよね。
シン・ウンスさんはカン・ドンウォンさんよりも出演分量がずっと多く、実質的にこの映画を率いる役割なのだそうです。

監督は、これが初めての長編商業映画となるオム・テファさん。
卓越した映像の美しさに手腕が光る方だそうです。

なんと俳優のオム・テグさんのお兄さんなのですね!

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一角で「リュ・スンワン、リュ・スンボム兄弟、うかうかしていられないぞ!」との声が上がったほど強力な監督と弟の兄弟タッグを見せた『イントゥギ』という映画が、オム・テファ監督の代表作だそうです。
ちなみにこの『隠された時間』にもオム・テグさんは出演されています。

私は見ていないのですが、あの辛口で有名な映画評論家のパク・ピョンシクさんが『イントゥギ/잉투기』になんと7点もあげているのを見て、俄然見たくなっています。
パク・ピョンシクさんが7点をつけたということは、きっと実質95点。(笑)

時空を超えて大人になった「少年」と少女のファンタジーと聞けば、真っ先に思い浮かぶのがソン・ジュンギさんとパク・ポヨンさんの『私のオオカミ少年』ですよね。
韓国ではファンタジー映画がなかなかクオリティの上でも成功しづらいと言われており、この映画もカン・ドンウォンをもってしても成功が難しいのではないかと言われていますが、見たところ評論家の評価はまずまずのようです。

私もはじめは特にこの映画に興味を持っていなかったのですが、『釜山行き』での悪役ぶりで一躍脚光を浴びた俳優のキム・ウィソンさんが勧めているのを見て、「これはなにかありそうだな」とにわかに興味をそそられています。

ちなみにこの映画。公開から1週間たちましたが、興行成績は芳しいとは言いがたいようで、同じ日に公開されたJ・K・ローリングさん原作の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に圧倒的に押されているようです。

でもそれはもう。仕方がありませんよね。J・K・ローリングと競ってはいけません。私でも最初は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』をきっと観に・・・・・・。(笑)

興行成績の伸び悩みに関しては、「競合相手」が強いというのもありますが、公開時期がまさに「いま」であるということも大いに響いているだろうと思います。
実はいま、韓国のエンタメ界、特に映画やドラマに従事する人々の間では、敗北のムードが漂っているのだそうです。

なにに対する敗北かと言えば。

『現実が、映画やドラマを軽々超えてくる』

・・・・・・。

たしかに。(笑)

私の周りにも、今ドラマを見ているという人が本当に一人もいません。見る気が起きないと口をそろえているのですが、無理からぬことでしょう。
「マクチャンドラマ」よりも「マクチャン」で、『内部者たち』も色褪せるほど不正腐敗が横行していた現実。
韓国の脚本家と映画監督はもっと頑張らなきゃいけないんじゃないの。全然甘いんじゃないの。完全に現実に負けてるんじゃないの。
これが巷の共通意見なのですから、本当に物語を作る人たちにとってはえらいことになりました。

時局は時局として、それでも私が今一番見たい映画はこれなので。

来月韓国に行った時には是非観に行けたらと思っています。

というわけで、予告編にまいりましょう。

動画はSHOWBOXのyou tube公式アカウントより。

「あんた、私のこと好きなの?」

「うん」

「ねえ!」

「ソンミン! ヨ・ソンミン!」

「友だちだけが急に消えたんです」

『昨日の午後、ファノ島チャヨン村で小学6年生の男の子一人が現在まで行方不明になっています』

「スリン」

隠された時をへて 少女に出会う

「ソンミンなんですか? 本当にソンミンなんですか?」

「この話を君は信じてくれるだろうか」

「髪の毛切ったら昔の面影が出てきたね」

世界は信じてくれない

「君だけが僕だってこと分かってくれればいい」

二人だけの特別な物語

『容疑者は185センチほどの長身で・・・』

「あの男がどこに行ったか知ってるよな?」

「捕まっちゃ駄目!」

隠された時間 11月16日公開

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やはり若干『オオカミ少年』が重なりますね。(笑)

予告を見るだけでも分かる、美しい映像。
ストーリーは見るからに悲しそうですが、映像が斬新だとあちこちで評価されているので、是非私も見て確かめてみたいと思います。

見てみてよかったら、またご紹介しますね。