みなさま、こんにちは。
関東地方、このところ、冷たい雨が続いています。
一雨ごとに暖かくなるのは、まだもう少し先でしょうか。

さて、今日は前回書きましたパク・シフさん出演番組、「スター人生劇場」について書いてみます。

きっとあるだろうと思いましたが、やっぱりありましたyou tubeの映像。(by:sword271さん)

年末のKBS演技大賞での受賞シーンなども、密着映像の中で見るとより感情が伝わってくる気がするので不思議です。
スピーチの中でファンに触れた部分は、”제 보물1호”の字幕がついてました。てっきり「私の春を実現してくださり/제 봄을 이뤄」かと思いきや、「私の宝物1号」だったのですね。韓国で「国宝1号」とか「宝物1号」などという時の、あれですね。

それにしてもパク・シフさん、売れる前は随分と苦労されたんですね。雨漏りのする地下倉庫で暮らしていたことがあったなんて。以前『一枝梅公式ガイドブック』を翻訳させていただいた時は、イ・ジュンギさんが売れる前にかなり苦労したという話が綴られていたのですが、パク・シフさんにも負けず劣らずの苦労話があったとは。

なるほど、昔は大変だったという話は、成功した暁に披露してこそ意味があるんだな、などと映像を見ながら妙なところで感じ入ってしまいました。
(*リンクが切れていたので動画を差し替えました。)
 

 
冒頭から15:52まで。


 

今日からご覧になる「スター人生劇場」の主人公は。
“が、が、頑張ら、頑張ってみましょう! あ~、ぎこちない”
正真正明の旬な男、パク・シフさんです。

近頃街で最高の人気。時にはタフに、時には甘く、千の顔を持つ神秘的な俳優。ベールに包まれた「人間パク・シフ」の魅力。
(*共演者インタビュー訳なし)

“パク・シフの1回目の人生劇場、今始まります”

彼の秘められた日常と演技への情熱が今から一つずつ公開されます。

“考えてみるに、一歩ずつ段階が上がるみたいなんですよね。なので、一気に、一回の作品で頂点にいける俳優が不思議なんです。どうやったら、って”

芸能界に身を置いて、早15年目。一段階ずつ頂上に向かって歩んできた俳優パク・シフに会ってみましょう。

ソウル江南区

冬の朝、まだ日も昇る前。シフさんの一日は既に始まっています。

“撮影に行く前にこうやって朝運動すると、気分もすっきりしますし、朝はかなり顔がむくむんですよね。むくみも取れるので、撮影に向かう前に20-30分ほど軽く運動するほうです”

一歩一歩集中して歩くシフさん。しばらくそうして汗をかきます。
そして撮影に向かう前に、もう一つ必ずやることがあるのですが。

“チャミ~”

シフさんが大切に育てている、猫です。ある時は長い付き合いの友人のようであり、ある時は愛嬌たっぷりの子どものようなのだそう。

(この子の名前はなんですか?)
“チャミです、チャミ”
(どれくらい経ちました? この猫と一緒に暮らして)
“7年目です”

チャミのおかげで我らが男子も寂しさを感じる暇がありません。

“帰ってくるとドアの前で待っていて、嬉しいと5回転するんです”
(5回転ですか?)

こんな風にチャミの愛らしさをしばし堪能し、撮影に出かける準備を急ぐシフさん。そろそろ俳優パク・シフに変身しなければならない時間です。

“チャミ、バイバイ。バイバイ”

“行ってきます”

“うん。行ってらっしゃい。これ車の中で食べて。チュッしてくれないの?”

“行ってきます”

久しぶりに故郷のプヨからシフさんのお母さんが上京してるんですって。いつでも母にはスイートな息子。

“行っちゃうの?”

頬にチュッとキスして出かけます。

“ありがとう”

映画の撮影現場に向かう途中。「スター人生劇場」撮影初日でもあります。

“こんにちは”
(今日からひと月の間私たちが密着しますが、どうです?)
“決まり悪いですね。決まり悪くもあり、面白そうでもあり、いい思い出になりそうでもありますね”

映画の撮影も、私たちの番組の撮影も、期待できそうですね、シフさん。

本格的に撮影が始まりました。今日の最初の場面は主人公シフさんの登場シーン。シフさんは今回の映画で、自らの殺人行為をそっくり本に書いてベストセラー作家になったイ・ドゥソク役を演じます。
そのファンサイン会のシーンを撮っているのですが、本物のファンがこうして買って出てくれるのは、ありがたく、心地良いことでしょうね。
続けて室内撮影を準備する間、シフさんはスタッフたちとああしよう、こうしようと熱心に即席会議。

(先輩、サイン作っておいたのあるんですか?)
“ない”
“ないんだよ。作ってるんだけどイマイチで。10分で作りますから、ちょっと待っててください”

“今、劇中のドゥソクのサインを決めないといけなくて”

どんな字体がいいだろうと、皆頭をつき合わせて大いに悩んでいます。

これが、熱い討論の末に作られたサイン。

(いいね。雰囲気出して書けば)

さあ、ここからは全神経を集中させる時間。フィルムが回ります。
サイコパスで連続殺人鬼。なのに、公訴時効を迎えた自らの殺人事件を本にし、ファンクラブまで率いる美男子。その謎かけのような人物に扮するシフさんです。

でも、映画のワンシーンは簡単には出来上がらないと言いますよね。

とうとう待ちに待った我らが主人公が。
撮影をともにしてくれたファンにいちいち礼を伝えます。
大ヒット記念のプレゼントも発見しましたね。

“では、「私が殺人犯だ」大ヒット! ファイト!”

ご機嫌で美味しそうに一口食べます。そしてその心をファンと分かち合います。俳優でなければ、これだけの大きな愛を受けることがあったでしょうか。こんな時はいつも、無い力も湧き上がってくるような気がするシフさんです。

“気の毒に思うこともあるんです。撮影に入る時にちょっとご覧になって、お帰りになればと思うんですが。寒いので大変じゃないですか。撮影の間は出てくるわけにもいきませんし。早くお帰りになって欲しいのですが、終わるまで待ってて下さるんですよね。一度はこう言ったんです。一旦帰って、またきてください。まだまだ時間がかかりそうだから、と。そんなことがありました。前に”

今日のこの人気を得るまで。皆さんの記憶の中にも『王女の男』のパク・シフがはっきり刻まれてますよね? 愛と復讐、メロドラマとアクション演技の間を飛び交いながら、演技の上手な俳優として確実な地歩を固めました。彼の名演技、もう一度鑑賞してみましょうか。

“よくも私の前に姿を現わしたな。私の手でお前とお前の父の息の根を止めてやる。ズタズタにしてやる”

『王女の男』のキム・スンユ役で大きな賞を3つも手にしましたよね。

“『王女の男』のパク・シフさん”
“『王女の男』のパク・シフ。おめでとうございます”

彼の感想はこうでした。
“この一年は私が自ら俳優として目標としてきたものに一歩近づけた年だったように思います。これからもその目標に向かって一歩一歩近づける、粘り強い俳優になります。そして最後に、私の宝物1号、私を愛してくださるファンの皆さんと、この喜びを分かち合いたいと思います。”

嬉しく、感激する瞬間。ですがこの日を迎えるのに15年の年月が流れました。

“最初はすぐにうまくいくと思って始めたのですが、比重のおかれた役を任されるまで10年かかりました”

高校を卒業したての二十歳の頃、ソウルに上京したシフさん。演劇俳優として、雑誌モデルとして、そして台詞一つない端役として、10年もの長い無名時代を送りました。

1999年の作品、映画『春香伝』ですが、このシーンの誰がシフさんか、見つけられますか?
左に立っていた兵(捕卒/ポジョル)が、まさに無名俳優パク・シフです。

“あの当時僕が住んでいた空間がどんなところだったかと言いますと、これくらいの地下通路でした。人がちょうど一人通れるくらいのこれくらいの空間だったんですけど。階段を降りると下に空間があるじゃないですか。そこにジュースのケースを積んでたんですよね。倉庫として使われていたところなんです、見えない場所だから。で、その空間に木の板で簡易ベッドを作って、そこで生活を始めることになったんです。
雨が降るとちょっと水が溜まったり。地下なので。水が溜まるので新聞を敷いて寝たりもしました。布団をかけられないじゃないですか、濡れるので。新聞紙をかぶって寝たりしましたね”

倉庫で浅い眠りにつきながら固めてきた俳優の夢。今日のこの瞬間があまりに大切に思えるシフさんです。

“多分僕が初めて台本をもらって、キャラクターについて感じたことを書いておいたんだと思います。今見てみても、こんなこと書いたっけ? って”

キャラクターを研究した跡が細かく残されてますね。

そして再び映画の撮影現場に。ところで、現場にみなぎる緊張感がすごいですね。特にシフさんの演技が重要なこのシーン。相手役の俳優チョン・ジェヨンさんもかなり心配な様子ですが。

走る車の上で格闘シーンを繰り広げなければならないシフさん。

“こうすればいいですね”

細かく動線を確認した後、始まった撮影。

特に今回の映画では難易度の高いアクションシーンが多いそうなのですが。
殺人鬼に秘められた内面の演技とともに、シフさんがこなすアクションシーンが、映画の興行における重要な勝負どころです。

この映画を撮るためにシフさんはどんな準備をしてきたでしょう。

ひと月前に会った時のシフさん。
アクションスクールで練習の真っ最中でした。
華麗な見せ場となる様々な受身の動作を試していたのですが。

“これ、やめます”

コーチは危険だからと引き止めるのですが。

“一回だけ。もう一回だけ”

引き続き試みるシフさん。

“頭を早くあげないと。あがないと頭を痛めるから。首が”

怪我も恐れず練習します。

全身あざだらけ。夜も眠らずに備えてきた格闘シーン。我らがシフさん、上手くやり遂げられるといいのですが。走る車の上で果敢なアクションを繰り広げるのは、決して簡単とは思えません。

気に入るまで繰り返し、また繰り返し。

こうしてシフさんの演技は一日中続いています。

“モニターで見たら、風が強くなびいてて、いいですよ。いい”

“絵がいいそうです”

シフさん特有の爽やかな笑顔。今日のシーン、自分でも満足しているようです。

 


以上、6日の放送分のちょうど半分くらいでしょうか。
訳をつけたはいいけど、長っ!(笑)

あまりに長すぎましたね。さすがに10分を超える映像に訳をつけるのは見づらいです。この見づらさに負けてこれっきりで終わる予感。

まだ1回目の半分ですが、これっきりになったらすみません。(笑)

いやぁ、それにしても階段の下の空間で寝ていたなんて、衝撃です。