みなさま、こんにちは。

今日は一昔前に流行った韓国の「放送事故」動画をご紹介してみようと思います。



放送事故と言えば日本でも色々あるかと思いますが、韓国ではなんと言っても今日ご紹介する放送事故が最も笑えるものとして有名です。

人呼んで、『国の経済を話しているのに、ハエが止まりました』。

・・・・・・いけない。タイトル書いただけで、もうおかしい。(笑)


この「放送事故」が起きたのは、今からさかのぼること16年前の2001年。

かなり前の出来事ですよね。

ですが、動画が広く出回って多くの人の話題に上ったのはもう少し後で、私が見たのも10年ほど前だったように思います。

この「放送事故」は韓国では「レジェンド級」と称えられ(?)、ネットサーフィンをする人たちなら恐らく一度は見たことがあるであろう、なんなら見たことない人がいないと言い切ってもいいかもしれないほど、有名なものです。


「放送事故」の舞台となったのは、「韓国経済WOW TV(現:韓国経済TV)」、通称「WOW TV」。
韓国経済新聞が親会社となるケーブルテレビ放送で、経済と株式情報を専門にする放送局です。

刻々と変わる市場の動向を毎日生放送でキャッチアップし、ウォール街の証券市場の動向や変数をアナリストが正確に解説することで投資家の投資戦略に役立ててもらうとの趣旨で、2001年に生放送を含めた12本の新たなラインナップを発表し、大々的な番組改編を行ったWOW TV。

その意気込みが並み居る地上波を差し置いて「放送事故界の伝説」を残すことになろうとは、この時誰が思ったでしょう。(笑)


「伝説」の主役は二人。
番組の司会進行を務める韓国経済TVの、カン・ギスさんと、大信証券の「投資分析チーム(当時)」のチーフで、番組の解説者を務めていたナ・ミノさん。


いかにもお堅い絵面の中で景気の動向や今後の見通しなどを話しているお二人なのですが、まじめに話しているナチーフの眼鏡にハエが止まってしまったことから、思わぬ喜劇が始まります。




いつものように滑らかに話を進める司会進行(以下MC)のカンさん(右)と解説者のナチーフ(左)。









解説者が真顔で話していたところ、どこからともなくハエが飛んできて、眼鏡の右下に止まってしまい。









ハエを払う解説者。

話を続けようとするも、笑ってしまいます。


カメラはMCに切り替わり。

フォローしつつ、話を続けようとするMCなのですが。


ここで伝説となる、余計な一言を発します。






「国の経済を話しているのに、ハエが止まりました」




この一言で、一気に崩れ落ちる二人。
といった内容です。


動画を貼りますが、ご覧になる際には以下のことにご注意されるようお勧めいたします。


1.電車の中で観ないこと。

2.会社のデスクで観ないこと。

3.飲食しながら見ないこと。


以上のことに留意して、動画をご覧頂くのがよいかと存じます。
ええ、私の経験上。この動画、キケンです。(笑)


ちなみに動画に訳を付けましたが、読まなくても十分伝わります。
否、むしろ読まないほうが集中できるでしょう。

「じゃあ何のために無駄な労力を?!」と我ながら思いつつ。(笑)


では、どうぞ。
『国の経済を話しているのに、ハエが止まりました』。
ちなみに元の画質が鮮明ではないので、できれば大きな画面で見たほうが細かい表情がわかると思います。





MC:・・・指標になるのではないか、という期待が出されていますが、3.7%。どうでしょう、これは肯定的に解釈すべきでしょうか?

解説者:まずは肯定的に解釈すべきだと思います。事実上昨年の3、4分期では(・・・)景気が底を打つ可能性は非常に高いですが、今のところは、すぐ景気回復に転換されると楽観的に考えるのは早いと思われます。
ですがこれが株式市場においては、私たちがひと月前に米国市場で見たように・・・。
あ、すみません・・・。米国で、企業の実勢が悪化した場合、FRBの金利引き下げが起こることからも、我が国の、経済・・・。

(解説者:申し訳ありません。)

MC:生放送ですので、最近は事故も多いです。実は、ナ・ミノチーフがお話しされている途中に、眼鏡にハエが止まりました。申し訳ありません。
引き続きお話を伺おうと思います。
国の経済を話しているのに、ハエが止まりました。

解説者:・・・それで、究極的には、我が政府が、経済成長において、徐々に、多くの・・・。多くの、努力を傾けると思いますので・・・。

(タイトル映像割り込み)

MC:申し訳ありません。話を続けてまいります。ナチーフ、そうなりますと、成長率が4%になったということは、ひとまずは経済回復への期待感を持った、まずは肯定的に表れた、だが景気が完全に底を打って上向いたわけではないと。まずは景気が底を打ったということで解釈いたします。
・・・明日の投資戦略はどう・・・。

(夜景映像割り込み)

MC:明日の投資戦略について伺います。ナチーフ、明日の投資戦略はどうすべきでしょうか。

解説者:まずは今630ポイントまで肉薄しましたので、事実上、現在の局面では。(終了)





涙出る!(笑)

音楽が挟まれた後、MCが必死に原稿のみ見てるのが、最高ですよね。
決して目を合わせない。合わせたら終わるから!(笑)

最後、夜景のところでテロップには「スタジオでは大目玉が」とあるものの、真偽のほどは分かりません。
でも確かに大目玉を食らったのかもしれない二人。最後は立て直して番組を終えていました。

しかし、立て直したのを見てホッとするより、ちょっぴり残念な気持ちになってしまうのは、どういうことでしょう。(笑)


実は韓国では「ハエ」と「経済」には関わりがあります。
韓国では「閑古鳥が鳴く」という意味の慣用句に「ハエ」が使われているのです。

“파리(를) 날리다”。「ハエを飛ばす」という直訳になります。

お客さんが全く入らない状況を形容するときに使われるのですが、きっとあれですよね。MCの方。なんかそれっぽいイケてる感じのこと言おうとして、策士策に溺れたと。(笑)


この動画、私も初めて見て以来、年に何度か見直していますが、いつ見ても笑えます。
みなさまもこれから是非ご活用ください。


ちなみにこの「放送事故」、あまりにも有名になって数々の都市伝説まで生まれました。

最もまことしやかに流布されていたのは、この二人がこの後5年間、テレビに出られなくなったというもの。
とあるネットメディアの報道に端を発し、KBS2も面白ニュース紹介の中で真に受けて触れていました。

「こんなに笑わせてくれたのに、テレビに出られなくなったなんて!」と私もその情報を信じてショックを受けたものですが、これは完全な「誤報」で、実際にはそんなことは一切なかったそうです。

司会進行役を務めていたカン・ギスさんが2011年8月23日付「週刊京郷」のインタビューに答えて言うには、実は当時、上層部はこんな「放送事故」があったことすら知らず、のちに動画が有名になったおかげでばれたのだとか。

ああ、ヒドイ目に遭ってなくて、ほんとよかった!(笑)


ちなみにこのカン・ギスさん、放送事故の星のもとに生まれているのではないかと思える事件が他にも。
実は別のアナリストと共演中にも、セットが崩壊するという事態に見舞われていたんです。


こちらのほうもオマケで貼っておきます。













相当びっくりしたでしょうに、頭上にガーンと壁(パネル)が落ちてきた後も解説を続けているアナリストの方が、すごいです。そしてMCも、よく笑いませんでしたよね。
ガーンってなりながら喋ってるのを隣でモロに見たら、私だったら無理かも!(笑)

そしてさらにおかしいのは、そろりそろりと戻っていく壁。
カメラに映らなくなったのを見計らって、このアナリストの方がそーっとそーっと壁を押し戻していたらしいです。
なんて健気!

もっと関心持ってお金もかけたげて、上層部!(笑)



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いやー、MCのカンさん。

2度も「放送事故」の主役になるなんて、こういうのを「持ってる」って言うんでしょうか。

というわけで、いつかはみなさまにもご紹介したいと思っていた面白動画を、ご紹介してみました。

書きながらも100回くらい笑えて、我ながらとても楽しめました。

寒い冬、免疫力がいささかアップした気がします。(笑)