みなさま、こんにちは。

日付変わって、昨日は関東地方、すごい雪でしたね。
通勤・通学でお出かけのみなさま、凍結など足元お気をつけ下さい。
かくいう私は、すっかり雪見を楽しんでいました。

さて、今日も引き続きパク・シフさんの出演された『スター人生劇場』の動画をアップします。

(*リンク切れのため動画を差し替えました)

09:46から19:55まで。

再び始まる日常。
広告の撮影日にシフさんに会いに行くことにしました。
でもここで、撮影クルーよりも、シフさんよりも先に会うことになったのは、シフさんのファンたち。

「すっごい好きです。見るたびに好きになります」
「人柄がとてもいいんです」
「中国のファンも大好きです。サランヘヨ(愛してます)」

早朝の飛行機に乗って中国から飛んできたファンもいますね。

朝からこんなにファンが駆けつけ、待っていていくれていたことに、シフさんもちょっと驚いています。

自分を待っているファンを見つけたら、そのまま通り過ぎることのできないシフさん。
まず挨拶をして、必ずカメラ向けのポーズも取ってあげます。
だからこそ、シフさんの撮影現場には特にファンがたくさん集まるのかもしれません。

(外にファンがかなりいましたけど?)
「毎日地方で撮影していて、久しぶりにソウル近郊での撮影なんですが、たくさん来てくださいましたね」

今日の撮影は、そんなシフさんの優しくて柔らかなイメージをそのまま生かし、コンセプトにしています。
最も難しいのが、優しい微笑と柔らかな表情なのだそうですが。

「はい、もう一度撮ります」

「これはさっき撮ったものですけど」
「もう一回。暖かい雰囲気のやつを、もう一回撮り直します」

「アクション」

こんな風に、今日もシフさんの気に入るまで撮影は続きます。

でも、この男にも諦めるべきことがあります。
自分では一生懸命やってはいますが、包丁さばきがまるでなってませんよね?

親しい先輩のクウクさん。

「変だった?」
「だって、時代劇ではキム・スンユ、ダークスンユだったのに、包丁さばきがあれじゃダメだよ」
「じゃあ、こう? こう? こうやればいいの?」
「カッコよくやらないと」

「僕と初めの頃、一緒に演技を始めた先輩です」
(ほぉ~)
「今は服屋をやってます」

「ぶっちゃけ、はじめは僕のほうがちょっとイケてました。その時は、その時はね、僕も可愛かったんです」

二人は15年前、シフさんが俳優になる夢を抱いてソウルに初めて来た頃に出会いました。

「漠然と演技をやりたいと思っていた時に、初めて出会ったんです」
「一緒にアルバイトしたり」
「一緒にアルバイトもしてね」
(どんなアルバイトをしたんですか?)
「それは、あの、あれです」
「言っちゃダメだって!」
「いや、デパートの前で香水をふりまいて」
(どういうことです?)
「新製品です、と言いながら香水を紙に吹き付けて配ってたんです」
(エスカレーターの前とかで?)
「エスカレーターの前とか、正面入り口で」
「今はモデルの方がやるじゃないですか。ナレーターモデルの方とか。つまり、僕たちが大韓民国の初のデモンストレーション・ボーイだったんです。ナレーターモデルね」

「せっせとアルバイトに励んでいたら、急にどこかで光ったんです。『誰だろう?』と思って見てみたら、芸能人なんですよね。サイン会をやってるんです。僕は香水を配っているのに。きっとその人にも香水を配ったと思う。“どこどこの製品です。一度嗅いでみてください”などと言いながら配ったと思うんです、その人は覚えてないでしょうけど。それが誰かと言いますと、ナムジュさんでした。ナムジュさんがファンのサイン会をなさってたんです。ナムジュさんに一度もそのことを話したことなかったんですけど、今思い出しました」

当時はこんな風にトップスター、キム・ナムジュと一つの作品で相手役として熱演を繰り広げることになろうとは、想像もできなかったでしょう。

「あの、ちょっと。ちゃんと前を向いて歩いてくださ・・・・・・。なんなの、あれ」

「お前からまずクビにするぞ!」

でも俳優パク・シフはそれを堂々とやってのけました。

「おお、こわ。やっぱり人生は甲か乙かだな」
「おい! 甲とか言うなっつってるだろ! ったく、あのおばさんめ」

「はい?」
「お前、“ナ・シ・オ”って知ってる?」
「は?」
「俺、“ナ(ンパ)し(たい)お(とこ)”なんだよ」

そして、今を大切にすることも知っています。

「人は誰かが成功すると“あの人変わった”などと言うじゃないですか? シフは絶対変わってませんよ。なぜならシフは、うーん。その頃からスターだったんです。
なんでなんで? 事実じゃん。そうだろ?
よく知らない人たちは、“売れていきがってんじゃない?”などという目で見たりしますが、若い頃を知っている僕に言わせれば、絶対変わってません」

感謝を知り、謙虚でいられるのも、辛い時期があったからこそです。

日が暮れかかる頃にようやく終わった撮影。

「サングラスをかけないと、四方八方から写真を撮られるので、目を瞑った写真とか、呆けた顔の写真など、変なのも全部映っちゃう」

ファンのカメラに少しでも綺麗に写るための、シフさんだけのノウハウだそうです。
寒さにもかかわらず一日中待っていてくれたファンのために、わざわざ挨拶するシフさん。

「帰りますね」
「はーい。お気をつけて」

こういうファンが今日のパク・シフを作ってくれたパワーなので、そのまま通り過ぎることなどできないのでしょう。

「僕を見ようと遠くまでいらしたのに、ちょっと見ただけで行かなきゃいけないのが悪くて。とても申し訳なくも思ってますし。寒い日に苦労して待っていてくださるのに」

撮影が終わった日の夜、ジムにやってきたシフさん。

(お連れの方はどなた?)
「親しい後輩です。一緒に運動する子なんです」
「こんにちは。パク・チェミンと申します。お会いできて嬉しいです」
「体がすごくいいんですよ」

なにやら見覚えがありますね。
ドラマ『王女の男/姫の男』で筋肉質の体を見せつけ、短いながらも強烈な印象を残したパク・チェミンさん。

撮影を通じて親しくなり、近頃では一緒に運動する仲になりました。
がっちりした筋肉質の体を誇るシフさん。秘訣は暇さえあれば行う運動にあるのですが。デビュー前から運動してきたので、体力にはいつでも自信があります。

「子どもの頃から運動するのが好きでした。懸垂とか平行棒が好きでしたね」
(ここでちょっと見せてもらってもいいですか? 懸垂とか)
「今はツライですよ。昔ほどはできません」

できないと言いつつも、内心では自分の実力が気になるシフさん。結局懸垂を試してみますが。
さて、一体何回できるでしょうね。

「・・・・・・4、5、10回までね、6、7、8、大きく、9、ラスト、10」

表情はちょっと残念そうですが。

「ヘルプがあったから、できたんです」

(3回?)
「3回で終わるところだったけど、手伝ってくれたおかげで10回できた」

「先輩がトレイナーなのは知ってたんですけど、撮影現場では主演俳優はすごく大変なんですよ。時間もないのに、寝る時間を削って運動なさるんですよね。(スポーツ)バンドを買ってきてもらって暇を見ては運動してましたし、必ずしも人に見せるためではなく、健康への関心が高いんですよね」
「見せるためにやってたんだよ」
「そうなの? それは知らなかった」

(疲れません?)
「疲れますよ。仕方がないんです。脱がなきゃいけないシーンがあるので」

ドラマで見せてくれたシフさんのボディライン。とても素敵でしたよね。
こうした素敵な体を見せるために、甚大な努力が隠されていたのですね。生まれつきというわけではないのです。

「そういう(撮影を控えている)時は、2週間ほどは絶食して調整したりもしますし、時間のある時は運動したり、ウォーキングなどしないといけないんです。体を作らないと」
(ワンシーンのために?)
「そうです。ワンシーンのために」
(今も食事制限してるんですよね?)
「最近は露出シーンが終わったので。
ちょっと前に映画で水泳のシーンがあったんですけど、撮り終えたあとちょっと自由になりました」

毎回同じ運動ばかりだと、ちょっと飽きますよね。
今日は別のものをやってみましょうか。

「一般人じゃないから」
「そうなんだよ」
「メッチャ上手。わお。センパイ、やってみたくないですか? 一回やってみたくありません?」
「一回やってみる?」
「あれ、マジでカッコイイ。面白そうですよ」
「カッコイイよね」

さて、シフさんも一度試してみることにしたのですが。
(ここまで)

 

あの方だったんですね。あの筋骨隆々の方。よく覚えています。
私もドラマをみながら、ものすごい筋肉アピールに「これから売り出される新人俳優さんかな?」などと思っていました。確かにあの筋肉は、とてつもなくアピール度が高かったです。


時々思うのですが、筋肉が付き過ぎていても、劇として不自然な時がありますよね。イルジメの公式ガイドブックの中でイ・ジュンギさんも、「弱々しい父親の体を見て悲しむはずのシーンなのに、お父さんが脱いだら体があまりに筋肉質だったので笑ってしまった」との主旨のことを仰っていたのですが、この彼も同じパターンですよね。私も『王女の男/姫の男』の遭難シーンでの、名も知らぬ囚人役の彼のあまりの筋肉ぶりに、ちょっと笑ってしまったのを思い出しました。(笑)
この役者さんも、これからご活躍されるといいですね。
しかし、改めて映像をみて気付きましたが、キム・レハさんの筋肉ぶりも凄いです。
脇役も、40代も筋骨隆々。これぞ韓流の真髄、でしょうか。(笑)