みなさま、こんにちは。

今日は先日韓国での放送を終えたJTBCの『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』(邦題仮)を見終えての感想などを書いてみようと思います。













3月30日から金土ドラマとして全16話で放送され、先日5月19日に最終回を迎えたこのドラマ。

ソン・イェジンさんと新鋭チョン・ヘインさんを主役に迎え、年上の女性と年下の男性の恋愛を描いたこのドラマは、初回視聴率4%を皮切りに順調に視聴率を伸ばし、第4話を終えた時点で爆発的な盛り上がりを迎え、最終話を迎える頃にはJTBCドラマ史上最高視聴率を上げるのではないかと期待されていました。

私も第4話を終えた時点でいても立ってもいられなくなり、キャーキャー言いながら取り上げ始めたのですが、今日はこのドラマを全て見終えての感想を、まとめてみようと思います。

最終話の内容まで触れていますので、これからドラマをご覧になろうというみなさまは、悪しからずここでページを閉じていただければ幸いに存じます。


よろしいでしょうか?


閉じていただいたと思って、進めます。


進めますよ?




いやーー、このドラマ。

私も4話を見終えた時点から書き始め、10話までは内容をまとめていましたが。

まいりました。
4話を見終えた時点でも、ここまでがきっと一番楽しいであろうという確信がありましたが、ここまでその確信通りになるとは。(笑)

10話までの内容は改めて書きませんが、書き続ける気力をすっかり萎えさせた11話以降が本当に見るのが耐え難く。
「これ一体何のドラマ?」と腹が立つこと山のごとしでした。(笑)

ドラマが途中から別物になってしまうケースがままありますが、こちらもまさにそのケースだったと思います。
あー、書くの中断して正解。
書いていたら、毎回プンプン怒ってばかりになっていたに違いありません。(笑)










はー、ほんと。

テヒオッパことチョン・ヘインさん見たさに耐えました、全16話。

そして結局、この猛烈に共感できないドラマの筋ながら、最後まで視聴に耐えさせた彼のビジュアルったら!(笑)

今から書くのは、正直ぼやきです。
いえ、基本ぼやきたくはないのですが、どー考えてもぼやきます。
ですので、最後まで楽しくご覧になれたという方には、これは共感いただけない文になること請け合いです。
予め、ごめんなさい。(笑)


5歳年上の、姉の親友かつ友人の姉で幼馴染でもあるユン・ジナの美しさに気づいて電撃的に恋に落ちちゃった30歳のソ・ジュニ。









爽やかだなぁ~。

ジュニは本当に素敵でしたよね~。
完全に、現実離れ。そんな話、あるかい!な設定。
なので設定自体にはキュンとこないものの、ジュニの存在、一挙手一投足に、初めから完全に目がハートでした。


なにしろこの子ったら、のっけからジナヌナをストーカー的元彼から救ったり。
















わざと傘を一本だけ買ってきて、ヌナと相合傘したり。










この手が、グイっとね!!!

ん~、たまらん!!!

となっていたわけです、万国のヌナたちが。(笑)


しかもヌナのために怒ったりもね。








きゃ

ストーカーな元彼を駆逐するために首根っこつかみに行くこの感じ、たまりません。
ヌナ殺し、間違いない!

実際このドラマ、ヌナ(と呼ばれたい人)たちがこぞって見ていたそうですよね。
私が聞いたところでは、このドラマをリアルタイムにみるために、金曜夜は残業しない、子どもを早く寝かしつけて11時にテレビの前を死守する、夫が帰ってくると本気で見向きもしない、などなどがあり。

男性陣からはチョン・ヘインさん、今現在もかなり「チェッ」な八つ当たりを受けていそうです。(笑)


二人の思いが成就したあたりも、視聴者にやけが止まりませんでした。











ここまでで見るのをやめておけば、ずっと幸せだったのに。(笑)


このドラマで一番視聴者をイラ立たせたのは、ジナが嘘ばかりつくところだったんじゃないでしょうか。
それも、つかなくていい嘘を毎回ついて、それが悪い形でバレる。

ジナはその嘘を、いつも「ジュニに心配かけたくなくて」という動機でついていることになっているのですが、それ以外も不可解な行動が多く、同姓としては信頼のおけない女性に映っていました。
前半だけでも、携帯電話が元彼名義になっていることを隠したり、無理やり襲って復縁を迫るような元彼と一緒に名義を変えに行かなきゃいけない危ない状況を自ら作ったり、警察に突き出してあまりある元彼と別れの握手をしようとしたり。

全く理解に苦しみます。

なんというのか、キャラクターが定まってないんですよね。
仕事ができて性格もさっぱりした「出来る女性」風に登場しながら、恋愛面では俗物でからきしダメな女、という設定なのでしょうか。
頻繁につく「嘘」からは、「出来る女性」像も連想しがたく、説得力がいちいち落ちる点がこのドラマの脚本の一貫した弱点だったように思います。


かたや、キャラがいたってはっきりしている、ジュニを始めとした周辺人物。

ジュニは一貫して嘘がなく、自己犠牲をいとわず、すべてにおいてジナを優先。

例えばこの子の純愛一筋ぶりったら、あの鬼婆なジナの母が夜中に非常識にも押し掛けてきた時、「ジナヌナがショックを受けるので帰ってください」とお願いしてるんですよね。









自分はさておき、まずはジナから慮る。
ジュニまでキャラクターが崩壊していたら、このドラマ、もっともっと多くの視聴者が離れていたことでしょう。
ジュニまでおかしなことになっていたら、到底見続けられなかったと思います。


ジナ、母が強引に決めてきた見合いに行ったりもしたんですよね。会う約束をしていたジュニに嘘ついて。
それを、カナダから来た父に会いに来た親友のギョンソンに見られたりして。
ジュニと別れる気がないのにどうして見合いに行くのか、視聴者には理解不能。


ギョンソン&ジュニの父が、ジナの父と飲んだあとジナの家に送り届けにきてそのまま酔いつぶれ、連れて帰るようギョンソンとジュニが呼ばれる場面でも、母と口論の末、なぜかジュニと別れると宣言してみたり。















万事が万事、意味不明すぎるんです、この人。

この後、「別れる」は本気じゃなかったことが分かるのですが、なんというのか、シナリオを軽々しく書きすぎなんじゃないかと思いますね。


後半でも、不動産屋さんと一緒に部屋探しをしているのを、電話でジュニに隠したり。その前からジュニと一緒に不動産屋を回って部屋探ししていたので、隠す必要が皆無なのにです。

そしてさらに部屋を契約してきたことを隠し、引越ししたことすらも隠し。


彼氏に引っ越すことを隠すんですよ?
私だったら、嘘ばかりつくこんな女は、別れます。(笑)


ジナのキャラがこんな調子で不愉快極まりないので、途中からは「『よくおごってくれる素敵な年下の彼』の間違いなんじゃ?」の声も多数。
まったくです。「おごってくれる=頼りになる」のイメージをつい持ちがちですが、この綺麗なお姉さんは本当にダメな子。



でも私が、ジナに完全に愛想が尽きたのは、15話ラストでした。



ジュニと別れて3年経った頃の、弟スンホの結婚式。

ここでまさかの、ジナの新しい彼氏、登場。










目が点になりました。

男が途切れたら生きていけないタイプなのね。はいはい、さようなら。と。(笑)


もう、ジナが最悪すぎます。15話ラストの時点で、私の中でこのドラマ、完全に終わりました。

結婚式の始まる前に、仕事の電話を受けて抜け出すジナの彼。

むくれるジナをなだめるように頬をなでるその様を、アメリカから来たジュニが目撃。









この時、思ったんです。

ジュニとジナ、全然似合ってないなって。
ジナ、ジュニよりよっぽどこの男がお似合いだなって。
なんならギュミンも、実はお似合いだったんじゃないかと思いました。

とにかく、ジュニが、もったいない。

そこまで視聴者に嫌われる主人公も、なかなかいないですよね。(笑)


私はソン・イェジンさんは好きな女優さんなのですが、ジナが嫌すぎてソン・イェジンさんのイメージまで悪くなりかかっています。
ほんと、ゆゆしき事態です。(笑)



最後はハッピーエンドなんだろうと思いながら、惰性で見届けた16話。

既に13話あたりからは話の筋よりチョン・ヘインさんの素敵さに注目して見ていたのですが、16話の結婚式シーンでもそれは変わらずで、話の筋に興味をなくしている分、ジュニの美貌が目につくつく。(笑)










「『あの子は頭の形まで可愛い』とうちの奥さんが友達とメッセしてた」との、ある男性のボヤキをラジオできいたのですが、まさに。

後頭部までカッコイイ。(笑)



結婚式の集合写真シーンでは。









「夫がタコに見える」とは、まさにこのこと。(*タコじゃなくてイカです!笑)

韓国ではよく、イケメンを見た後自分の彼や夫が「オジンオ(イカ)に見える」という言い方をするんですが、チョン・ヘインさんのおかげでタコ扱いされて憤慨する夫、続出だそうです。

でも、しょうがない。チョン・ヘインさんの隣にいると、他の人たちが・・・・・・(以下自制)。(笑)

チョン・ヘインさんは一見平凡そうな雰囲気ですが、他の人たちに交じるとイケメン度が歴然ですね。


16話ではジュニがジナとのラブラブな思い出を悲しく回想するシーンがあるんですが。










ちょんまげすら似合っちゃう。(笑)


そういや回想シーンで思い出しましたが、このドラマで彼は半裸にもなってました。









上腕二頭筋が、素敵











・・・・・・お腹はややぽっちゃり?


と正直、集中して見なければならないはずの最終回も、視聴者にとってはジュニをただただ見つめる回でしかありません。(笑)


そして16話のジナにも最後までうんざりさせられる視聴者。

ジナって、逆切れする特徴も持ってるんですよね。




























これからは付き合う以前の関係に戻ろうなどとジナが言うので、怒ってジナの家に行き「そんなこと、可能なの?どうやったら可能なの?ひどい女だね」と怒るジュニ。

そのあとジュニのいる家に押しかけて、自分だって3年間一人ぼっちで苦しんできたんだ、自分が勝手に逃げたんじゃないか、何も知らないのにひどい女なんて言われる覚えないなどとキレに来るジナ。

視聴者の目には、逆切れです。(笑)



ジナ、13話でも逆切れしてました。
ジュニに内緒でジュニの父に会おうとし、それがバレ、そういうことをして欲しくないと心からの叫びで訴えてるジュニに、「私には大人ぶったことするなってことね?ああそうですか、分かりました」と逆切れで返すっていう。





















最後は毎度自分が「かわいそう」なポジションに収まって、ジュニに罪悪感抱かせるこの手法、ものすごく癇に障りました。(笑)



そんなイライラさせられる傍らで、何を着せてもさまになるジュニに、また目がハート。

お母さんのお墓の前に喪服で座り込むジュニも。










かわゆい



逆切れして帰ってしまったジナを必死に追う姿も。










画像じゃお分かりいただけないでしょうが、カッコいいんです。
運動神経よさそうな動きで。(笑)



視聴者としては、八方ふさがりの状況を打開するためにアメリカに一緒に行こうというジュニを断って、一人残る決意をするジナ自体が理解不能ですし、毎回意地を張る地点が間違ってるように思うんですよね。
直前まで「ジュニさえいればいい」と言っていたのに、急に「私には私の人生があるのよ」的な自立した女のフリをするのも、キャラクターがまた別人になっていてついていけませんでした。
そしてまた解せないのが、「ソ・ジュニのせいで私は強く変わった」ということに、どうやら脚本家がしたがっている点。

強く変わったんじゃなくて、あれは、客観的にはジナがジュニを捨ててるんですが。

でも脚本上は、ジュニがジナに愛想をつかしてアメリカに行ったことになってるんですよね~。

とことん破綻。


と、最終回に至ってもなお破綻を上乗せしてくるので、ドラマの監督さんについても疑念を抱かずにおれませんでした。自分の中には描きたい物語があるのでしょうが、独りよがりがすぎます。なにも伝わるものがないのに。
チョン・ヘインさんが出てなかったら、このドラマはとっくにもう終わってました。とっくに終わっている破綻した物語を、主役二人が何とか引っ張って終わらせた、というところではなかったかと思います。


一応最後はどうなったかと言いますと、同僚クム・ボラの言葉に甘えて、職場を退職しボラが経営する済州島のカフェで一緒に働くことにしたジナに会いにジュニがやってきて、また復活して終わるというもの。








































二人をつないできた傘だとか雨だとか担いで走るだとかの「アイテム」を最後ここぞとばかりに出してきて、視聴者を感動させようというつもりなんでしょうけど、正直冷え切ってます。(笑)

いえ、二人がハッピーエンドなのはいいのですが、「こういうのでキュンとくるだろう」と思って書いてる(撮ってる)んだろうというのが見え見えで、白けちゃったんですよね。



最後は二人で浜辺を歩いて、終わり。





















やっと終わった。

の気持ちで見終えました。(笑)





途中で脚本家が変わったのではないかと、真偽の定かでない憶測が聞こえてくるほど、流れがおかしくなってしまった『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』。

全話通して見終えても、一体何が描きたかったのか、物語の核がさっぱり分からずじまいでした。

社内のセクハラ問題にしても、結局ジナが本社から倉庫勤務に飛ばされて、3年後に退職するという、ここだけ妙に「現実的」な描き方をしましたが、これにも共感できませんでした。

こんなふうに何の建設的な提案も胸のすく対処法も示さず「しょせん」と女性たちをへこませるくらいなら、取り上げなきゃよかったんじゃないの、アナタタチ。


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と、見終えてぼやきばかりですが、それでも唯一このドラマから獲得したものがあるとしたら、チョン・ヘインさん。

チョン・ヘインさんの魅力は、この嫌気がさしてくるドラマをそれでも最後まで見届けさせるほどでした。
ジナと別れて一人アメリカに発つという、最後にきての解せなさを除いては、ジュニのキャラクターが一貫していたことも、魅力に大きく作用したのは間違いありません。
「ジュニみたいな子、周りにいないかな」とヌナたちをキョロキョロさせ、「いないよな」と落胆させるという罪を作ってもくれました。(笑)

チョン・ヘインさんのこれからのご活躍、是非期待したいです。