みなさま、こんにちは。
関東地方、昨日の雷がまるで嘘みたいに、今日は初夏を思わせる晴天が広がっています。

この1週間、慌しく過ごしていたためブログの更新ができませんでしたが、今日からはまたぼちぼち綴っていこうと思います。
それにしても、朝鮮半島の津々浦々で色んなことのありすぎた1週間でした。怒涛のような1週間に受けたもろもろの心的ダメージを癒しつつ、心の安寧を取り戻したいと思います。(笑)

そんなわけで、今日は歌の動画を貼ります。
韓国のディーバ、パク・チョンヒョン(박정현)さんの歌う『それだけが私の世界/그것만이 내 세상』。

この動画はMBCの人気番組『私は歌手だ/나는 가수다』にパク・チョンヒョンさんが出演していた時のものです。
私は韓国に行っても、番組オンエアのある日曜夕方はどこにも出かけずにテレビの前にいました。(笑)

この番組は、簡単に言うと、現役歌手によるオーディション番組です。どんなに人気と実力を兼ね備えていても、票が集まらないと降板させられるという過酷さゆえ、有名歌手が出たがらないことで知られています。

番組ではトップ歌手が7人集められ、出されたテーマに沿って他人の歌をアレンジして歌い、視聴者や番組観覧者の投票により順位が決まります。数次のチャレンジの上、最も得票の少なかった歌手が番組を退場させられ、退場した人の後釜に、また新たな歌手が加わるという仕組み。コメディアン7名もマネージャーとして登場し、歌手と運命をともにします。

去年の3月から番組が始まったのですが、最初の退場者がなんと韓国で知らない人がいない大物シンガーソングライターのキム・ゴンモだったことで、ひと悶着起きました。
番組のルールは、最も得票率の低かった人が一発退場ということだったのですが、それがよもやのキム・ゴンモ。「大好きなキム・ゴンモ先輩を退場させるなんて、ありえないわ!」と本番中に出演歌手のイ・ソラさんが収録現場を飛び出し、どうにかその場を収めようとユンドヒョンバンド(YB)のマネージャー役のキム・ジェドンさんがキム・ゴンモさんを救済すべくリベンジのチャンスを提案、急遽ルール変更されたことで番組はのっけから混迷へ。視聴者の抗議が殺到したのです。「これじゃなんのためのルールだ!」と。(笑)

番組のプロデューサーが責任を取って降板する騒ぎに発展し、ひと月番組を休んで5月から新ルールで番組が再開、一発退場ではなく、3回まで予選をし、その合計得点で脱落を決めるというものになりました。その後は7回連続で生き残った歌手を卒業させるというルールが導入され、1位の得票で栄えある初卒業生となったのが、この動画の主人公、パク・チョンヒョンさんです。韓国国外ではリナ・パク(Lena Park)と呼ばれていますね。

パク・チョンヒョンさんは2002年の日韓共催サッカーワールドカップの時に、ケミストリーともに大会広報歌手として歌ってました。アメリカ育ちの在米コリアンであるパク・チョンヒョンさんの歌声は、この華奢な体のどこからこんな声量がと舌を巻くほどにパワフルです。

私もパク・チョンヒョンさんは好きで、デビューアルバムなど何枚かCDを持ってますが、彼女の歌の上手さを再確認させられました。
自分のヒット曲を歌って観客を沸かせるというならお手の物でしょうが、他人の曲、それも大ヒット曲となれば、そうもいきません。観客も殆どが元歌を知っているため、編曲と歌唱法を少し変えたくらいでは、「元のほうがいい」となりがちです。
ところがパク・チョンヒョンさんの場合、どの歌を聞いても、まるで初めから彼女の歌だったみたいなんですよね。

この動画の『それだけが私の世界(그것만이 내 세상/It’s only my world)』は、原曲はトゥルグックァ(들국화:「野菊」の意)のものです。トゥルグックァは80年代半ばにデビューし活躍した韓国の元祖ロックバンド、といったところでしょうか。
ロックバンドなのに「野菊」ってあたりがおかしいのですが。(笑)

彼らの代表曲『それだけが私の世界』は私の大大大好きなYBもカバーしているので、今まではYBのカバーバージョンが私の中で最高でしたが、YBのカバーを凌駕するパク・チョンヒョンさんの新しい編曲と歌唱力は圧巻という他ありません。
加えてこの歌の独特な世界観に、魂をわしづかみにされるんですよね。

番組のハイライトは観客を入れてのライブなのですが、歌い終わった歌手たちは楽屋でライバルの歌唱を見守ります。その表情や反応がなんともいえません。感嘆したり、一緒に歌ったり、思いっきり焦っていたり、”本気”が伝わります。

ちなみにユン・ドヒョンも初回からパク・チョンヒョンさんと競っていたので、この動画にも映っています。ゼブラ柄の人です。パク・チョンヒョンさんの歌が終って感嘆しているメガネの男性はキム・ボムスさんですね。『天国の階段』の主題歌『会いたい(보고 싶다)』を歌っていた方です。

ではディーバとしての位置を確固としたパク・チョンヒョンさんの歌声を、どうぞ。


 

그것만이 내 세상

세상을 너무나 모른다고
나보고 그대는 얘기하지

조금은 걱정된 눈빛으로
조금은 미안한 웃음으로

그래 아마 난 세상을 모르나 봐
혼자 이렇게 먼 길을 떠났나 봐

하지만 후횐 없지
울며 웃던 모든 꿈 그것만이 내 세상

하지만 후횐 없어
찾아 헤맨 모든 꿈 그것만이 내 세상

그것만이 내 세상

세상을 너무나 모른다고
나 또한 너에게 얘기하지

조금은 걱정된 눈빛으로
조금은 미안한 웃음으로

그래 아마 난 세상을 모르나 봐
혼자 그렇게 그 길에 남았나 봐

하지만 후횐 없지
울며 웃던 모든 꿈 그것만이 내 세상

하지만 후횐 없어
가꿔왔던 모든 꿈 그것만이 내 세상

그것만이 내 세상

(하지만 후횐 없지
울며 웃던 모든 꿈 그것만이 내 세상)
(하지만 후횐 없어
찾아 헤맨 모든 꿈 그것만이 내 세상)

하지만 후횐 없지
울며 웃던 모든 꿈 그것만이 내 세상

하지만 후횐 없어
가꿔왔던 모든 꿈 그것만이 내 세상

그것만이 내 세상

내 세상

 

世間を知らなすぎると
あなたが私に言う

少しは心配そうな目をしてみせながら
少しは申し訳なさそうな笑みをうかべながら

そうね 多分私は世間を知らない
一人きり遠い旅路に着いてしまったのかもしれない

でも後悔はない
泣いて笑ったすべての夢 それだけが私の世界

でも後悔はない
探し求めて彷徨ったすべての夢 それだけが私の世界

それだけが私の世界

世界を知らなすぎると
私もあなたに教えてあげるよ

少しは心配そうな目をしてみせながら
少しは申し訳なさそうな笑みをうかべながら

そうね 多分私は世界を知らない
だから一人きり この道に残ったのでしょう

でも後悔はない
泣いて笑ったすべての夢 それだけが私の世界

でも後悔はない
大切にしてきたすべての夢 それだけが私の世界

それだけが私の世界

(でも後悔はない
泣いて笑ったすべての夢 それだけが私の世界)
(でも後悔はない
探し求めて彷徨ったすべての夢 それだけが私の夢)

でも後悔はない
泣いて笑ったすべての夢 それだけが私の世界

でも後悔はない
大切にしてきたすべての夢 それだけが私の世界

それだけが私の世界

私の世界

 

セサンウ ノムナ モルンダゴ
ナ ポゴ クデヌン イェギハジ

チョグムン コッチョンデン ヌンピチュロ
チョグムン ミアナン ウスムロ

クレ アマ ナン セサンウ モルナバ
ホンチャ イロッケ モンギル トナンナバ

ハジマン フフェン オ
ミョ ウットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

ハジマン フフェン オ
チャジャ ヘメン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

クゴンマニ ネ セサン

セサンウ ノムナ モルンダゴ
ナ トハン ノエゲ イェギハジ

チョグムン コッチョンデン ヌンピチュロ
チョグムン ミアナン ウスムロ

クレ アマ ナン セサンウ モルナバ
ホンチャ クロッケ ク ギレ ナマンナバ

ハジマン フフェン オ
ミョ ウットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

ハジマン フフェン オ
カックォ ワットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

クゴンマニ ネ セサン

(ハジマン フフェン オ
ミョ ウットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン
ハジマン フフェン オ
チャジャ ヘメン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン)



ハジマン フフェン オ
ミョ ウットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

ハジマン フフェン オ
カックォ ワットン モドゥン ク クゴンマニ ネ セサン

クゴンマニ ネ セサン

ネ セサン