みなさま、こんにちは。

暑いですね。
寄せては返す波のように、引いてはまたぶり返す夏の猛暑。またバテそうです。

前回のブログでも触れましたが、この夏のお盆休み、私は『幽霊/유령』に一球入魂しました。
いえ、なんのことはない、『幽霊』をいちから見直したというだけのことですが。

『幽霊』、私の中ではブラボーです!
ブラボーにつぐブラボー!
見終えて画面に向かって拍手喝采しました。
やはりドラマはこれくらい気合を入れて見ないといけません。(笑)

そんなわけで、惜しみつつ『幽霊』最終話・20話のあらすじ、まいります。


チョ・ヒョンミン(オム・ギジュン扮)がナム・サンウォン殺害時、現場にいたことを示す動画が法廷で流れ、裁判は結審を延期。
公判終了とともにチョ・ヒョンミンはナム・サンウォン殺人容疑でクォン・ヒョクチュ(クァク・トウォン扮)に手錠をかけられます。














メディアもこぞって、大財閥のいとこ同士が繰り広げる殺人疑惑を報道します。







手錠をかけられたからといって、チョ・ヒョンミンがこのまますんなり逮捕されるはずもありません。



取調室のチョ・ヒョンミン。向かい合うは狂牛ことクォン・ヒョクチュ。

「俺は財閥は大嫌いなんだよ。金持ってて強力なコネ持ってるやつに、後ろ暗いところのないヤツはいない」

その言葉に不敵な笑みで返すチョ・ヒョンミン。












「ナム・サンウォンを殺したのはお前だろ? 正直に吐け」

クォン・ヒョクチュをあざ笑うかのように、チョ・ヒョンミンは言葉を続けます。

「見ましたか? 私が殺すところを? 毒を入れるところを?」


予想はしたものの、あまりのふてぶてしさに激昂するクォン・ヒョクチュ。

「ナム・サンウォンだけじゃない。シン・ヒョジョン、ヨム・ジェヒ、ハン刑事、チョン局長、全部てめえが殺したんだろうが!」









チョ・ヒョンミンも負けじと声を張り上げます。

「だから! 証拠を持ってきなさいって。証拠」









その様子を別室から沈うつな表情で見守るキヨン(ソ・ジソブ扮)。

確かに、あの映像だけでは殺人の証拠にはならないのです。










チョ・ヒョンミンによる殺人の事実を裏付けるため、セガン本社の家宅捜査に入るピョン・サンウ刑事(イム・ジギュ扮)とユ・ガンミ刑事(イ・ヨニ扮)。







ところが時すでに遅し。

違法な情報収集を行うウイルス駆除ソフト開発に関する証拠は、すでにムン常務により隠滅されたあとでした。












財界が政府に圧力をかけ始め、国会議員も警察を叱責。
チョ・ヒョンミンを拘留できるのはあと数時間だけ。

手詰まりの状況に、クォン・ヒョクチュの苛立ちが募ります。









「金さえあれば、人を殺してもいいのか!」と叫ぶクォン・ヒョクチュに、「金じゃない」とキヨン。

「チョ・ヒョンミンは情報を握って政財界、要人たちを操っているんです」









その頃、トゥルーストーリーのチェ・スンヨン記者(ソン・ハユン扮)は、毎日日報のク・ヨンジュ記者(ユン・ジヘ扮)に呼び出されていました。
露骨なまでの買収工作です。
キム・ウヒョンの正体がハーデスかも知れないと最も説得力を持った記事を書けるのは、元同僚のあなただ、もしいい記事を書いてくれれば特別採用枠の記者に推薦し、紙面に記事を載せてもらえるようにするというのがク記者の趣旨でした。

いつかは大新聞に席を移したいと願っていたチェ記者は、舞い込んできたビッグチャンスにいささか心が揺れます。











再び警察。

取調室に入るキヨン。
遺伝子検査を受けさせる方法はまだまだあるぞとチョ・ヒョンミン。

キヨンは無言で手錠を外します。

拘束礼状、棄却。釈放です。


















計算どおりの展開に、納得したように席を立つチョ・ヒョンミン。
ドアに手をかけ、キヨンに声をかけます。

「もう諦めなさいって。僕を捕まえておけるのは、僕だけですよ」













静かにその言葉を聞くキヨン。



チョ・ヒョンミンが去った後、「起訴されるに違いない。殺人現場にいたんだから、せめて起訴はされるはずだ」と祈るようにつぶやくクォン・ヒョクチュ。












表では“芋の煮っ転がし”ことチェ記者がクォン・ヒョクチュを待っていました。







ク記者に言われたことを相談に来たものの、結局いつものように憎まれ口を叩くだけで終わるチェ記者。
このあとなぜかクォン・ヒョクチュが、台風に備えて雨具を買ってあげます。





・・・・・・てか、いまこのシーン、いる?


と世界中の視聴者が叫んだ瞬間です。(笑)



それで言うと、もう一丁。






このシーンも、いりません。(笑)


イ・ヨニさん、韓国のSKⅡのCMに出てるんですよね。だからって署内で化粧水はたきますかね?
実はこれも、ユ・ガンミ刑事に憧れるピョン・サンウ刑事がプレゼントしたんですよね、前の何回かの時に。
妙なところまで緻密。(笑)




オフィスに佇むキヨン。
ウヒョンとの写真を見つめながら、物思いにふけります。
浮かんでくるのは、チョ・ヒョンミンの投げかけた言葉たち。

『遺伝子検査を受けさせる方法は、いくらでもある』

『もう諦めなさいって。僕を捕まえられるのは、僕だけですよ』










そしてチョ・ヒョンミンは、証拠不十分につき、お咎めなしに。










「殺人現場に居合わせた者が何の罪にも問われないなんて、こんなのないよ!」

悲痛に叫ぶピョン・サンウ刑事。
キヨンは静かに出て行きます。
後を追うクォン・ヒョクチュ。


「あいつは人を殺しても、なんとも思わない人間です。
このまま置いておけば、まだまだ人を殺す」

「お前、まさか妙な気でも起こしたんじゃないだろうな?」

キヨンのただならぬ様子に、クォン・ヒョクチュが問いただします。

「あいつと同類にならないために、法で裁きたかった。
でももうどうでもいい。俺は、俺のやり方でやります」

そう言い残してキヨンは部屋を後にします。











裁判所からの送迎車内。
チョ・ヒョンミンの携帯電話が鳴ります。
かけてきたのはキヨンでした。

「情報を握れば、巨大な権力になる。
でも、ひとたびその情報が公開されてしまえば、それはもはやただの紙くずに過ぎない」

意味深な言葉を伝え、一方的に電話を切るキヨン。












これはパク・キヨンの宣戦布告であり、決意表明でした。



翌日。

テヨンチームと呼ばれるハッカー集団から押収した資料を持って、キヨンが姿を消します。
気を揉む同僚刑事たち。
キヨンが持ち出した資料には、ハッカー集団が収集した政財界、高位級幹部らの情報が収められていました。




車で移動中のチョ・ヒョンミン。

車窓からふと、目前の大型電光掲示板に目をやります。
その目は瞬く間に険しくなります。

浮かび上がる文字。「Xファイル チョ・ヒョンミンリスト」











なるほどーー!!


チョ・ヒョンミンの言葉のとおり、自分のやったことで首を絞めさせたのですね!

素晴らしい!




チョ・ヒョンミンが密かに集めていた政財界、高位級公職者の不正リスト50名分がインターネットを通じてばら撒かれます。
セガングループの株価がいっせいに下落、大量に売られます。










勿論そこには、昇進が決まっていたシン・ギョンス局長の情報も。










約束が違うと激昂するシン・ギョンスに「チョ・ヒョンミンと共謀してキム・ソクチュ課長を殺そうとした殺人未遂罪で、刑務所に入りたいですか?」と切り返すクォン・ヒョクチュ。







なんと、ウヒョンのお父さんを事故にあわせ、寝たきりにさせたのもシン・ギョンスだったんですね。
ムカムカムカ!


このことだけは伏せておいてやるから、局長も知ってることは全部忘れなさいとクォン・ヒョクチュ。
つまり、キヨンの正体を黙っていることと取引したのです。






なんだかクォン・ヒョクチュ、どんどん裏取引上手になっていきます。(笑)



かくしてシン・ギョンスは警察庁長官に呼び出され・・・。




同じ頃、毎日日報のク記者は、とある記事を食い入るように見つめていました。
チョ・ヒョンミンリストを取り上げ、疑惑に切り込んだトゥルーストーリー、チェ・スンヨン記者の記事です。









お芋ちゃん、鼻をあかしてやりましたね!




記事を書かせたのは、キヨンでした。

「どうして分かったんです? チョ・ヒョンミンリストが公開されるって」

その質問に答える代わりに「よく書けてるね」の言葉を残し、電話を切るキヨン。

キヨンはリストを裏付ける証拠も続々とインターネット上にアップします。














お得意のハッキングでポータルサイトの検索語上位ランキング10位までをチョ・ヒョンミンリストで埋め、街角の大型電光掲示板にもチョ・ヒョンミンリストの存在を映し出す、天才ハッカー・ハーデスことキヨン。





・・・・・・あの。

これはほんとに、いいんでしょうか。

ハッカーが。すっごく。カッコいいんですが。
青少年に。与える影響が。気になるんですが。

でもカッコいいから、許します!(笑)




こうなると手も足も出ないのは、チョ・ヒョンミン。
SNSを通じて、爆発的な勢いで情報が拡散していくのを止めるすべもありません。
なにしろ向こうに回したのは、自分ですらかつてハッキングを依頼したことのある、天才ハッカーなのですから。









リストで秘密をばらされたセガンテレコムの会長が、鬼の形相で訪れます。

「あなたに秘密を握られたから、仕方なく先代会長を裏切ったのに、こんなふうに裏切るとは! 絶対にただじゃおきませんぞ!」












真相究明委員会が設けられ、追い詰められるチョ・ヒョンミン。
理事会が招集され、検察にも呼ばれます。

もう検察にも、後ろ盾になってくれる人はいませんでした。

ムン常務はほとぼりが冷めるまで姿を隠せといいます。










シン・ヒョジョンを突き落として殺害したあの高級マンションの自室を訪れるチョ・ヒョンミン。













「遅かったですね」の声に驚いて振り返るチョ・ヒョンミン。

声の主は、キヨンでした。








いよいよ二人の直接対決です。



これに先立ち、シン・ヒョジョンがデジカメを渡した相手から、デジカメを貰い受けていたキヨン。
画像は削除しても再現することができるのです。
そこに写っていたシン・ヒョジョンの写真。
一見すると自室からの風景のようですが、シン・ヒョジョンをハッキングしていたキヨンは気づいたのでした。

微妙に建物の角度が違う。

そう、ちょうど隣の部屋で写した写真かのように。






キヨンはここから、この部屋を割り出したのでした。




「なぜここに来た? まだ逮捕するつもりか?
人々は忘れっぽい。大きな事件がひとつ起きれば、こんな事件すぐに忘れる」

そういってせせら笑うチョ・ヒョンミンに、キヨンはひとつ聞きたいことがあってきたと答えます。

なぜシン・ヒョジョンを殺したのかと。

顔色が変わるチョ・ヒョンミン。










「ひとつ小説を書いてみようか」

いつものお決まりのセリフで推論を述べ始めるキヨン。

「5月16日、あなたはシン・ヒョジョンと一緒にヘミョンリゾートにいた。そこであなたはナム・サンウォンがウヒョンに証拠となるPCベータバージョンを渡していたことを聞いたんだろう。ちょうどその日、チョ・ジェミンがナム・サンウォンと会う手はずになっていた。
あなたはウヒョンを殺人現場にわざと居合わさせ、彼に重石をつけた。
シン・ヒョジョンは眠剤を飲ませたし、疲れているからすぐ寝るだろうと思ったんだろう。
でもシン・ヒョジョンは寝てなかった。そして殺害の現場を携帯で録画してしまった」




















それでも悪びれないチョ・ヒョンミン。

「13年前、自分も父親も純真だったためにあんな目に遭った。
力さえ手に入れれば、もう大切なものを失わずにすむ」

キヨンは答えます。すでにあなたは大切なものを失ったと。



亡くなったシン・ヒョジョンの母は、生前、娘の遺品の一部を墓地に集めていました。
そのことを思い出したシン・ヒョジョンの叔母から事実を聞いたユ・ガンミが墓を訪ね、行方知れずだった携帯電話を見つけたのです。











「あなたが一度でもシン・ヒョジョンのところに墓参りしていたら、我々より先に彼女の携帯を見つけただろうに」









「この携帯の中に動画の原本があった。でも俺が見たphantomファイルは原本とは違っていた。あんたの顔が消されていたんだ。
告発メールを送る直前、彼女は弱気になった。
なぜなら、愛する男だったし、その男の子どもを身ごもっていたから」











「嘘を言うな!」 と立ち上がるチョ・ヒョンミン。







「俺には、違うと言った」

言い訳のようにつぶやくチョ・ヒョンミン。動揺を隠し切れません。

「この中に入っているのはナム・サンウォンの動画だけじゃない」

そう言ってキヨンは携帯電話をチョ・ヒョンミンに渡します。

「あんたはあの時、シン・ヒョジョンの言うとおりにすべきだったんだ。
自分が一体なにをしでかしたのか、自分で確かめてみろ。
そして、自分の罪を認めるんだ。
シン・ヒョジョンと、もう一人のために」

そういい残して部屋を出ます。



一人部屋に残され、携帯電話に手をやるチョ・ヒョンミン。
そこに写っていたのは・・・・・・。












チョ・ヒョンミンの脳裏にさまざまなことが思い起こされます。

二人で妊娠検査薬を買いにいった夜のこと。

シン・ヒョジョンを殺して証拠を隠滅した、あの日のこと。










がっくりと頭を垂れるチョ・ヒョンミン。










キヨンは一人淡々とエレベーターに乗り、マンションを後にします。
















その時、頭上の背後から・・・・・・。


























ぎょえ~~~~~~~~。



強烈。



落ちてくるかもしれないと予想はしましたが、本当に落ちてくると、やはりぎょえ~という感じです。



チョ・ヒョンミン。
こんな形でしか、自分の罪を償えなかったんですね。




こうしてチョ・ヒョンミン事件は幕を閉じ・・・・・・。





ウヒョンの息子、ソヌを連れて、ウヒョンの墓参りに訪れたキヨン。

「このひとだあれ?」と尋ねるソヌに「パパのともだちだよ」と告げるキヨン。
キム・ウヒョンとして生きることに決めたのですね。ソヌのためにも。















「すべて終わったよ。これですべて」

友の霊前に、心の中で祈りをささげるキヨン。
傍ではソヌが熱心に祈っています。
本当は父の墓とも知らずに。

「おじいちゃんの意識が戻ったら、また三人でこようね」

そういって墓を後にするキヨンです。














切ない・・・・・・。




さて。
サイバー捜査チームのその後も触れておきましょう。



えー、クォン・ヒョクチュ。

なぜだか知りませんが、「私たち、つきあおっか?」とチェ記者に唐突に告白され、付き合うことに。










喜ぶクォン・ヒョクチュのお口の三角度合いが漫画みたいなので載せてみましたが、正直、正~直、このカップル誕生シーン、いります?

誰向け?

もしやクァク・トウォンさん向け?(笑)




そして、ユ・ガンミとキヨンの最後のツーショット。


「何事もなかったみたいに世の中は静か。あんなに多くの人が亡くなったのに」

「犯罪者たちは、絶対表に出てこない。平凡な人々のふりをして、仮面をかぶってるんだ。俺みたいに」

あなたはもう立派な警察じゃないの、と返すユ・ガンミに、俺を簡単に信用するなとキヨン。

それでもあなたは立派な警察よ。

そういってユ・ガンミは、ウヒョンからの最後の留守電メッセージを聞かせます。










『警察は、諦めたら駄目だ。真犯人は捕まえなければならない。それが俺の原則だが、今回ばかりは難しそうだ。
最初から間違ってたんだ。
お前は俺みたいになるな。いい警察に、なれよ』













かつてのウヒョンのように、後輩たちに講義するユ・ガンミ。

















さあ、いよいよラストシーン。



サイバー捜査チームは、日夜振り込め詐欺団を捕まえるため、奔走しています。










逃げようとした詐欺団メンバーの前に立ちはだかる人影。









「どなたですか?」










「俺?」









「大韓民国の警察」








めっちゃカッコいいです、ソ・ジソブさん!



詐欺団を捕まえるも、PCに自爆プログラムが仕込まれていて証拠が消されそうになるサイバー捜査チーム。
キヨンがUSBを取り出し目配せすると、クォン・ヒョクチュが犯人どもを一斉に追い出します。














なんとハーデスのプログラムを使って、無事証拠保全。

って、犯罪じゃん!(笑)


喜ぶ面々。
















サイバー捜査隊の顔とともに、キヨン/ウヒョンの最後の独白がきこえてきます。




お前は俺みたいになるな









いい警察に








なれよ





(END)




くぅ~~~~~。

思わず拍手してしまいました。

ソ・ジソブさんの最後のモノローグ、最高によかったです。



「お前は俺みたいになるな。いい警察になれよ」

普通の刑事ドラマであれば、お仕着せの警察正義幻想を補強するに過ぎない、ただただヨイショで陳腐なだけのセリフが、このドラマで放たれるとまったく違う響きに感じられます。

不正・腐敗がはびこる中、それを監視し、正すべき機関にいる者たちが職務を果たさず権力におもねり、あるいは圧力に屈し、むしろ正しいことのほうを捻じ曲げるいまの社会にあって、警察への不信感から刑事になる夢をあきらめた天才ハッカーが、ありのままの姿で刑事を務め、イレギュラーな方法を駆使してでも不正を正すという設定の中で、画面の向こうにいる人々に言葉を放つのです。
「お前は俺みたいになるな。いい警察になれよ」、と。


最後のメッセージは、現状への痛烈な皮肉であるに留まらず、いままさに現場で働いている刑事たちへの、あるいはこれから公職を志そうとする若者たちへの「汝、正義たれ」というメッセージに聞こえ、思わずグッときてしまいました。
『幽霊』は絵空事の設定にあってなお真実を見出せる、類い稀なドラマでした。

って、ドラマの感想が何でこんなに大袈裟なんでしょう。すみません。(笑)



イヤ~~~、でも良かった!

見た甲斐ありました!

ソ・ジソブさんの演技、本当に1級です!

クァク・トウォンさんという新たな魅力にも出会えましたし、本当に充実した、緻密なドラマでした。

きっと日本にも早いうちに入ってくると期待して。