みなさま、こんにちは。

今日あたりからお盆休み明けの方もいらっしゃると思います。
楽しい夏休みを過ごされたでしょうか?
私はお盆休みを使ってソ・ジソブさん主演の『幽霊』を一話から最終回まで全話見直してしまいました。
やはりドラマは一気見に限ります。(笑)

でも、今日は『王女の男』第6話です。

私の中では、まだ落ち着いてみていられるのは、6話まで。
7話以降はキャピとドヨーンが交互に押し寄せ、9話から14話まではキャピがほぼゼロというオソロシイ展開。
このあとの悲しさを考えるなら、もうなんなら6話で終わってもいいです。小さな幸せの思い出だけで一生生きていってもいいくらいです。(笑)

さて。

6話といえば、まずはこの一枚でしょう。

王危篤の知らせを兄から受け、父の助けとなるべく帰京したスンユが市場でバッタリセリョンに会ってしまう一連のシーン。
冷たい言葉を言い放ち、通り過ぎるんですよね。
そのくせ目がちょっと赤かったりして。
パク・シフさんの繊細な演技が光ります。

一連シーンの動画はこちら。冒頭より。

スンユ
무사히 뵈니 다행입니다.
ムサイ ペニ タヘンイニダ
ご無事そうでなによりです。
그럼 이만.
クロ イマン
では、これで。

セリョン
스승님.
ススンニ
先生。
한상 마음에 걸렸습니다.
ハンサン マウメ コリョッスニダ
いつも気がかりでした。
저 때문에 고초를 겪으시고 어찌 지내고 계시는지.
チョ テムネ コチョル キョックシゴ オッチ チネゴ ケシヌンジ
私のせいでつらい目に遭われて、どうされているだろうと。

スンユ
다시는…마주치지 말았으면 합니다.
タシヌン…マジュチジ マラッスミョン ハニダ
二度と・・・顔を合わすことがないよう願います。

きつーいひと言ですよね。
これは泣きます。普通の女子なら泣きます。
案の定、セリョンは母に叱られながら号泣。

この回は、宮殿から追い払われるように出されてしまったキョンヘ姫が、やり切れずにプチ家出をする場面が描かれていますが、実はいきなり宮殿を追い出されたわけではなく、伏線となるやりとりがキョンヘ姫とスヤンとの間でありました。

さきほどの動画04:05から05:43にNHKBSでカットされたシーンがありますね。

王世子に対し「兵曹(軍)と刑曹(司法部)の人事異動内容です。許可して下されば右副承旨(ウブスンジ:シン・スクチュの役職)がこのとおり処理します」と息も絶え絶えの王の傍でなにやら王の勅令らしき公文を見せるスヤン。

「王様が叔父である私と一緒に議論したものです。何も心配せず許可なさりませ、世子様」といかにも怪しく言葉を続けるスヤンに対し、弱々しい弟に代わって立ち向かう姉、キョンヘ姫。
「それは一体いつのことですか? いつ何時、お父様がそんなことを仰ったんでしょう?」

この後スヤンは、そんなにこの叔父が疑わしければ、宦官に聞いてみろと声を荒げ、王世子に承諾させます。キョンヘ王女を宮殿から排除したのは、そのあとのシン・スクチュの提言によるものでした。シン・スクチュがキョンヘ王女の影響力が王世子に及ぶのが厄介だとスヤンに進言していますね。

このシーンがあれば、キョンヘ王女の家出も充分納得が行ったのですが、カットされてたのでちょっとわがまま王女みたいに映ってしまったのが残念です。

なにはともあれ、家出をしてくれたおかげで、図らずもセリョンとスンユがふたりで探しに出かけることができたので、よしとします。
なんだかんだ、この二人を結び付けてるのは、キョンヘ姫ですね。

この一連のシーン、やはり特筆すべきはこれでしょうか。

出たーーー!

なんすか、その手はーーー!

韓国コンナムファンが「自動安全ベルト」と名付けてウキャウキャしたシーンですね。
はい、ここにも約一名。(笑)

第6話は名付けてズバリ、「スンユ、ツンデレの回」で間違いないのではないでしょうか。
言っていることとやっていることがかけ離れています。

そう、ここでも。

“자릿세/チャリッセ”。

セリョンの隣に座ろうとした男を追い払い、「場所代」とお金を放り投げるススンニム。

船の上でもこんな調子です。

多い多い!

ボディタッチ、多い!

まんまと演出家に乗せられて、キャッキャいわされている視聴者です。(笑)

しかし6話、改めて見て一番驚いたのは、このシーンでした。

キョンヘ姫がいるかもと駆けつけるも、王女が訪れた形跡のない亡き王妃の墓地。
降り出した雨を避けるべく雨宿りしながら、ぎこちなく言葉を交わすふたり。
どこにいるのかと尋ねられ、とっさにブランコ乗り場の裏手の寺にいると答えるセリョンに、とうとうススンニムが恨み言をぶつけます。

「王女のフリをするのは楽しかったですか?」

一連のシーンはこちらの動画04:12から

スンユ
공주 행세 하는 것이 재미있었습니까?
コンジュ ヘンセ ハヌン ゴシ チェミイソッスニカ
王女のふりをするのは楽しかったですか?
궐 밖에서까지 장난질에 속아넘은 내가 참으로 우서웠겠지요.
クォ パッケソカジ チャンナンジレ ソガノムン ネガ チャムロ ウソウォッケッチヨ
宮殿の外でまでいたずらにすっかり騙された私がさぞや滑稽だったでしょうね。

セリョン
결코 스승님을 농락하려 그리한 것이 아닙니다.
キョコ ススンニム ノンナッカリョ クリハン ゴシ アニニダ
決して先生をからかおうとしたのではありません。
그러면 안 되는 줄 알면서 스승님과 함께 하는  일들이 무척이나 즐거웠습니다.
クロミョン アンデヌン ジュ アミョンソ ススンニグァ ハケ ハヌン イドゥリ ムチョギナ チュゴウォッスニダ
いけないと思いつつも、先生と一緒に経験した出来事がとても楽しかったんです。

・・・これって完全に、告白ですよね。
どさくさに紛れて、すごい度胸です。(笑)

無論、これだけで終わるコンナムのセリョンではありません。

「必ず一度は自分の口から謝罪したいと思っていました。
私のせいであらゆる苦しみを味わわれたこと、心から申し訳ありません」

謝罪の言葉を続けるセリョンを振り払うように冷たく言い放ちます。
「勘違いしなさんな。他の女性でも、同じようにしただろうから」
そこに加えられた、逆切れともとれる、衝撃の一言。

一連の台詞。動画は04:44から05:35まで。

セリョン
꼭 한번은 제 입으로 직접 사죄드리고 싶었습니다.
コッカンボヌン チェ イブロ チチョ サジェトゥリゴ シッポッスニダ
必ず一度は自分の口から謝罪したいと思っていました。
저 때문에 모진 고초를 겪으신 일, 진심으로 송구합니다.
チョッテムネ モジン コチョル キョックシン イ、チンシムロ ソングハニダ
私のせいであらゆる苦しみを味わわれたこと、心から申し訳ありません。

スンユ
착각하지 마시오.
チャッカッカジ マシオ
勘違いしなさんな。
다른 여인이었어도 마찬가지였을 것이오.
タルン ヨイニオッソド マチャンガジヨッス コシオ
他の女性でも同じようにしただろうから。

セリョン
허면…스승님께서는 어느 여인에게나 목숨을 거시는 분입니까?
ホミョン・・・ススンニケソヌン オヌ ヨイネゲナ モスム コシヌン ブニニカ
では・・・先生はどんな女性にも命を賭ける方なのですか?
그것이 스승님께는 그리 특별한 일이 아니었군요.
クゴシ ススンニケヌン クリ トゥッピョラン イリ アニオックンニョ
あれは先生にとっては、さほど特別なことではなかったんですね。

セリョン・・・・・・おそろしい子!

いまだと「肉食系」などと不名誉な呼ばれかたをされてしまいそうなセリョンの積極性です。
ごめんなさいと殊勝なところを見せといて、いきなり強気の反撃。
短時間にこんなんやられたら、やられたほうも揺さぶられちゃいますよね。
実践でやっても通用しそうです。
実はコンナムって、女子のための恋愛指南講座?!(笑)

そしてやっぱり、このあとまんまとススンニムはピョーンとセリョンに持っていかれます。

野に咲く花をみつめるセリョンの姿にピョーンときてしまったススンニム。

すみません、ピョーンは韓国語の新語“뿅”の表現そのまんまです。
日本語で言うと、ぽや~ん? ぽわ~ん?(笑)

セリョンってこんなに積極的だったんですね。ええそうでしたよね。
再発見してしまいました。

放送ではカットされていますが、実はこのあと、セリョンを送り届ける途中、馬に乗ったセリョンが履物を片方落としてしまい、ススンニムが拾って履かせるという、なんともお姫様なシーンもありました。

確認は上記の動画09:45からのシーンをどうぞ。

この日のセリョンの積極性が、ラストのお寺でガバッ! のシーンに繋がるわけですね。

さて。

今回も気になるのは、シン・ミョン。

父親シン・スクチュに宴会の場に呼ばれ、スヤンを送り届けるシン・ミョン。
セリョンとの結婚を受け入れます。

どうしてこんなにあっさりスンユが結婚するつもりだった女性と結婚する気になっちゃったんでしょうか。
映像を探しきれてはいませんが、シン・ミョン苦悩のシーンがカットされてたわけではないと思うので、改めて見ると残念ですね。
今回の6話から、OSTにも収録されていないと噂の“シン・ミョン苦悩のテーマ”(勝手に名付けました)も流れ始めたので、これからどんどん苦悩が深まるとは思うのですが、ここでイエスを言う前にもうワンクッションだけ苦悩するシーンが欲しかったですね~。

さて。

王も亡くなり、キム・ジョンソが復権し、親同士の闘いがとうとうのっぴきならないところにきてしまっている裏側で、スヤンの娘と知らず惹かれる心を抑えきれないススンニム。

このシーンは載せないわけにはいきませんね。

そしていつもの、ラストショット!

このシーン、セリョンの可愛さが際立っていますね。
すっごく可愛いです、ムン・チェウォンさん。

パク・シフさんもたびたび「ムン・チェウォンさんが綺麗なので感情移入がすんなりできた」と話していらっしゃいましたが、まったく頷けます。

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去年はパク・シフさんばかり注目していましたが、余裕が出てくるとムン・チェウォンさんの可憐さにどんどん目がいきます。

まあ、シン・ミョンもセリョンの可愛さにやられちゃったというところなのでしょうか。

来週は、とうとう、とうとう、岩場のシーンがきますね。