みなさま、こんにちは。

今日は先日から放送が始まった『優しい男』(邦題仮)1話の感想など。

このドラマ、恐らく早いうちに日本にも入ってくると思われます。
なんといってもソン・ジュンギさんとムン・チェウォンさん主演。

ネタバレ満載になりますので予めご了承くださいね。

それにしても、なかなかストレスのたまりそうなドラマです。(笑)

まずは1話。

カン・マル。
一流大学の医学部3年生。

臨床実践中、回診する部長に、学生には何も質問しないのかと尋ねるなど、かなり天然な男子です。空気を読みましょう。(笑)
そんなことをいうもんだから、急患できた男の子の病名は何か当ててみろと「質問」されてしまいます。

診察の結果、マルは脳動脈瘤と答えますが、教授は違うと返答。

マルは自分が間違ったと思うのですが、実は違いました。
異常なしと教授が退院させた子どもがまた救急車で運び込まれ、脳動脈瘤であることが判明。
教授はマルの優秀さに感心し、自分が間違っていたと伝えてくれと嬉しげに別の医師に伝えます。

この場面。
後に絡んできそうです。

そうとも知らぬマル。
家に帰ると妹チョコが高熱を出して苦しんでいました。

すぐに病院に連れて行こうとしたところへ、想いを寄せる年上の女性ハン・ジェヒから電話。

ジェヒは泣いていました。「もう私死んじゃう。お願い、助けに来て」と。

なんと高熱を出して苦しむ妹を置いて、ジェヒのもとへ走ってしまうマル。
始まって数分で視聴者をかなりイラつかせる展開です。(笑)

呼び出された場所は、モーテル。
マルが向かった先の部屋には、男が頭から血を流して倒れ、割れたビンを手にうずくまって泣いているジェヒがいました。

ジェヒが殺してしまったのです。
恐らく、男に関係を迫られて。

マルは正当防衛が認められるから自首すべきと促します。そんなことするくらいなら死んだほうがマシだとジェヒは答えます。またあの地獄のような場所で生きるくらいなら、死ぬと。
それでも落ち着くと意を決し、警察に電話しようとするのですが、その電話を取り上げるマル。

「僕は医者になれなくても生きていけるけど、姉さんは夢がなくなったら本当に早死にしちゃいそうだから」

そういって自分が身代わりになって出頭するというマル。

・・・・・・まだ1話から数分なんですけど。

なんなんですか、このストレス度の高い展開は。(笑)

もー、なんていうか、古い。古すぎる。 

などという視聴者の心の声を一切考慮することなく、マルが身代わりになる方向で物語りは進みます。(笑)

さて。

こちらはソ・ウンギ。
財閥テサングループの一人娘。
車にチェ理事を乗せ、彼の背任行為を次々と暴き、警察に捕まるか会社を早期退職するか、どっちかにしろと迫っていたところ、家の前で父が女から何かを渡され、その女を抱きしめているのを目撃します。

「会長のために私が今日どれだけのことをしでかしたか、一番愛する人にどれだけ酷いことをしてしまったか、知ってますか?」

そう言って泣き崩れ、ソ会長に抱きしめられたのは、ジェヒでした。
テレビ局の記者をしているジェヒ。
状況から見るに、テサングループの利益になりそうな情報を受け取る代わりに男に迫られそうになり、殺してしまったようです。

ここまで見ての視聴者の感想。

「駄目だ。早期リタイアかも」

すみません。でも、ここまででもうかなりのストレスです。(笑)
自分が殺したのに、人にかぶせますか?

哀れなのは、罪をかぶったマル。
ジェヒが財閥の会長とねんごろになっているとも知らず、ジェヒの指紋をふき取り、涙を浮かべながら自首の決意。

刑期5年。

満期で服役を終えたマルはジゴロになっていました。

ロケ地がなぜか日本の青森です。(笑)

そしてウンギもまた、偶然日本にいます。

グループ系列で化粧品会社を任されている様子のウンギ。
化粧品に入っていないはずの重金属が含まれていたとの事で、取引停止を求めるホテル側と事態収拾に向けて話し合いをしていたようです。
商品をつけてアレルギーを起こしたという女性を怪しみ、顧問弁護士のパク・チュナに女性と家族の金融取引情報を収集させます。
ライバル企業から賄賂を受け取って嘘のクレームをつけたと読んでいるのです。

事実、銀行の取引履歴を見たところ、ライバル会社から300万円が振り込まれていました。

ウンギ、なかなかやり方がマッチョでいいですね。

ただ、銀行の取引履歴、裁判所の許可がなければ弁護士でも開示させられないはずですが、そういう細かいところはこの際突っ込んではいけませんよね?(笑)

ちなみに日本人役の女性は明らかに韓国の俳優さんなのですが、ドラマの中でも「日本人のフリをしている韓国人のおばちゃん」という設定でした。
妙なところは緻密です。(笑)

一仕事終えたウンギ、ホテルの庭で急に苦しげに胸を抑えます。
その前のシーンでパク弁護士も寝不足を心配していたように、なにやら持病がありそうです。

駆け寄ったのはジェヒ。ウンギの継母に見事昇格を果たしていました。
なんと数え4歳になる子どもまでいます。

「私から離れなさいよ。あんたのこと弟と認めてないって何回言ったら分かるの? ったく、誰彼構わず抱かれるところは、さすが母親譲りね」

幼子の前でもお構いなし。
思い切り毒づくウンギです。

こんな姉がいたら、相当トラウマになりそうです。(苦笑)

同じ頃、マルはチェギルにチェギル名義の通帳を渡します。

さっきのホテルでの女から取り戻してきたのです。

ホテルでの女は、金を持っていそうなチェギルに目をつけ、有り金を根こそぎ巻き上げていたのですが、マルを本気で好きになってしまい、男に惚れさせてお金を巻き上げるはずが、自分の金を差し出してしまいました。
たった2週間で女をここまで夢中にさせてしまうマル。
あの美貌なら仕方ないかもしれませんね。

韓国行きの飛行機の中。

トイレに立ったマルは、中から出てきた女にいきなり抱きつかれます。

「気持ちは分かるけど、こんなところでは困ります」なんて背負ってみたのですが、女は無言で倒れてしまいました。
機内は医者を探し回る客室乗務員の声で騒然となり。

マルは無視し続けますが、機内には医師が他におらず、チェギルはお前が行くべきだとしつこく説き伏せ、仕方なくマルは女性のもとへ向かいます。

一見して重篤な状況と分かるマル。
胸の空気を抜かないと、あと10分も持たないと言います。
自分は医師ではなく、医学生だったと答えるマル。
保護者を呼んで欲しいと告げるマルを驚愕のまなざしで見つめるジェヒ。そして見つめ返すマル。

マルに聞かれるがまま、患者の継母だと名乗るジェヒ。
他にも幼い子どもがいるのを見て、衝撃の走るマル。
マルはどうやら、ジェヒが自分に罪を着せたあと財閥の後妻に収まったことを知らなかったのですね。

胸の空気を抜こうとするマルに、医者でもないのにやめてと大声を上げるジェヒ。
胸に針を刺したとたん、ウンギが少量の血を吐きます。

この患者は以前あばら骨を骨折したことがあるかと尋ねるマルにジェヒは答えられません。
「母親なんだろう!」と大声で怒鳴るマル。
「医者でもないくせにやめて!」と叫ぶジェヒ。

両者のにらみ合いで、ラストショット。



ジェヒを演じるのは、パク・シヨンさん。
ミスコリア出身の女優さんですね。

スタイル抜群で美しい方だと思うのですが、第1話では彼女からストレスしか感じられずじまいでした。(笑)

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このドラマの脚本家は、登場人物に変な名前をつけるのが特徴ですね。
妹の名前がチョコって。
それを言ったら、マルも床ですけども。
「ごめん、愛してる」のガルチ(カルチ)は、太刀魚でしたよね。

ドラマの中で、別の役柄の人々がやたらと「トルテガリ/돌대가리/石頭」と口にするのにも、注目してしまいます。
そんなにみんなが使う単語ではないと思うのですが、トルテガリ。
脚本家の方、よほどお好きなんでしょうね。でもあまり多用されるとキャラ設定大丈夫かしらと気になります。(笑)