みなさま、こんにちは。

今日もさっそく『王女の男』21話、まいります。

いやー。
さすがに色んなことが言いたい回ですね。
内容的にも、編集的にも?(笑)

前回ラスト。

王女である娘セリョンをシン・ミョンの奴婢にすると言い放ったスヤン。
たまらず飛び込んでくるセリョンの母。
娘を奴婢にするなんて、どうかしていると懸命に訴えますが、キム・スンユの片棒を担いで父の命を狙う者などもはや娘ではないとスヤンは興奮します。

王妃とシン・ミョンの早く謝れの大合唱にも、無言を貫くセリョン。

スヤンを翻意させようと、後を追う母。
あまりのことにシン・ミョンも大打撃を受けています。

部屋に一人残されたセリョン。
思い出すのは、今朝のスンユの姿。

「今日さえ終われば、すぐに旅立てる」
そう言って手を握ってくれたスンユを思い出し、セリョンは涙を浮かべます。

今日の放送では、「今夜旅立てる」となってましたね。
「すぐ旅立てる」=「今夜にも旅立てる」の解釈なのでしょう。

そして。
セリョンを案ずるスンユのシーン、カットでした。
再現してみます。

セリョンを案ずるその思いは、スンユも同じでした。

セリョンが連れ去られてしまった氷玉館の前で、今朝のセリョンを思い出しています。
襟を直してくれながら、「お帰りをお待ちしています」と言ったセリョン。

いてもたってもいられず、スンユは駆け出してしまいます。
後を追うソクチュ兄貴とノゴル。

カットされた部分は以下の動画03:26から04:03まで。
セリフは省略します。


ちょっと話が横にそれますが。

吹き替え版のシン・ミョン役の声優さん、演技と声がとっても素敵ですね。まるで実際に演じていらっしゃるかのようです。
他の方も勿論安定感があり素晴らしくていらっしゃるのですが、私の中ではシン・ミョン役の方が際立って素敵です。

話を戻します。

庭にはセリョンを案じる家族が集合していました。
病気の弟スンも父を止めようとしますが、スヤンに聞く耳はありません。

そこへ、覚悟を決めて着替えてきたセリョン。

愕然とする家族をよそに、「私はいまや父上との縁を切った身です。これからはイ・セリョンの名を捨て、無名の奴婢として生きていきます」と驚愕の宣言をします。

怒ったスヤン、承旨(スンジ)と呼ばれる王の秘書役にセリョンを廃庶人(ペソイン)にする、つまり王女の位を取り消し、シン判官の奴婢として下賜すると告げ、去っていきます。

宮廷の外には、駆けつけたスンユの姿があったのですが、ここはカットでした。

「置いて行かなければよかった」
涙目で宮殿を見つめるスンユ。

「王女相手に、滅多なことはしないだろう」と慰めるソクチュ兄貴。
戻ってくると言っていたようだし、あの子なら確かに戻ってきそうだ。
一旦引き上げて方法を考えよう。
そうなだめられ、後ろ髪を引かれながら氷玉館に戻るスンユです。

手を縄で縛られた姿で宮廷から出てくるセリョン。
シン・ミョンは門を出ると、セリョンの縄を解きます。
肩を落とし、うつろな目でとぼとぼと歩くシン・ミョン。

シン・ミョンの切なさが滲む場面ですね。

シン・ミョンがセリョンを強引に連れ戻したのは、これ以上スヤンの逆鱗に触れるとセリョンが危うくなるかもしれないと恐れたためも多分にあったのでしょうが、肝心なセリョンがまったく父に謝るつもりがないので、セリョンを守りたいシン・ミョンとしてももはや打つ手がありません。
かくなる上は、自分の手元において守ってあげるしかないだろうと、きっと思っているのでしょう。

ススンニムたちが宮廷から氷玉館に戻ると、門の前に怪しい人影が。
男は王女の婿から大虎宛の書簡を預かってきたと言います。
その字は確かに光州に流刑になったチョン・ジョンのものでした。

手紙の内容から、チョン・ジョンとクムソン大君がスヤンを討つために勢力を集めていることを知ったスンユ。ここに銃筒衛ら火薬武器を扱う兵を合わせれば、スヤンを討てるとスンユが語気を強めます。

スンユは早急にジョンに会いに行くと言います。

自分のせいでこんなことになって申し訳ないと、ソクチュに詫びるスンユ。
ソクチュは詫びなくていいと言います。
また兵が現れるかもしれないので、この場を離れるよう進言するスンユ。返事を返したのは女将のチョヒでした。
自分たちはここを離れないとチョヒと女たち。
自分たちは大丈夫だから、お兄さまたちこそ連れと一緒に身を隠してとソクチュに伝えるチョヒに、心中複雑なソクチュです。

夜分に突然粗末な身なりでやってきたセリョンに戸惑うシン・スクチュ。
客間に通し、丁重にもてなすよう使用人に命じるシン・ミョンに、自分は王女としてきたわけではないので、そのような扱いは無用だと返すセリョン。
嫁として迎えるはずだったセリョンに一体何があったのか確認すべく、シン・スクチュは息子ミョンに事情を聞きます。

あれほど大切にしていた娘を奴婢にするなんて、よほど平常心を失っておられるのだなとシン・スクチュ。シン・ミョンはキム・スンユが生きているせいで王が不安になっているのだと気色ばみます。
もしこのまま奴婢のままだったらどうするのかと尋ねる父に、「我が家に来た以上、もはや私のものです」と答えるシン・ミョン。

答えがいちいちコワイです。そりゃあスクチュもビックリするってもんです。(笑)

そしてボロロンと流れる名もなきシン・ミョンのテーマ。ここもカットされちゃいました。

ボロロンをBGMに、その足でセリョンの部屋を訪れるシン・ミョン。
セリョンじゃなくても怯えます。ほんとごめんなさい。

謝れば許されるだろうから、数日だけここにいたらいいとシン・ミョン。
謝るつもりはないので、許されることはないだろうとセリョン。
私が相手では使いづらいだろうからよそへ官婢として出して欲しいとセリョンが言ったことから、シン・ミョンが興奮してしまいます。
キム・スンユのもとに戻ろうったって、そうはさせない。あなたはもう私のものだと、一番言ってはいけないセリフを繰り出してしまいます。

この恐ろしいシーン。カットされたシーンも含め、動画でセリフと共に振り返ってみます。

12:57から15:32まで。


【シン・ミョン】
입으실 만한 옷을 준비하라 일렀습니다.
イブシ マナン オス チュンビハラ イロッスムニダ
お召し物を用意するよう伝えておきました。
화가 가라앉으시면 전하께서 다시 불러들일 수 있을 것입니다.
ファガ カラアンジュシミョン チョナッケソ タシ プロドゥリス イッスコシニダ
お怒りが鎮まれば、王様がまた呼び戻されると思います。
지나쳤노라 고개 숙이시면 용서받으실 수 있을 터이니 며칠만 이곳에 계시지요.
チナチョンノラ コゲ スギシミョン ヨンソパドゥシス イッストイニ ミョチマン イゴセ ケシジヨ
度がすぎたと頭を下げれば許して下さるでしょうから、数日だけここにいらしてください。

【セリョン】
내가 잘못했다 생각하지 않으니 아버님과는 회복될 수 없을 것입니다.
ネガ チャモテッタ センガッカジ アヌニ アボニグァヌン フェボス オ コシニダ
悪かったと思っていないので、父とは元に戻れないと思います。

【シン・ミョン】
허면, 진정 노비로 살겠다는 말씀이십니까?
ホミョン チンジョン ノビロ サゲッタヌン マスミシニカ
では、本当に奴婢として生きると仰るのですか?

【セリョン】
신판관께서도 저를 노비로 부르시기 불편하실 터이니 차라리 관비로 보내주십시오.
シンパングァンケソド チョル ノビロ プルシギ プピョナシ トイニ チャラリ クァンビロ ポネジュシシオ
シン判官様も私を奴婢にするのは居心地悪いでしょうから、いっそのこと官婢として出して下さい。

【シン・ミョン】
내 곁에 있는 것이 그리 싫소?
ネ ギョッテ インヌンゴシ クリ シ
私の傍にいるのがそんなに嫌か?
폐서인에 되는데도 용서조차 빌지 않고 궐을 나온 것이 혹 김승유에게 돌아가기 위함이요?
ペソイネ テヌンデド ヨンソチョチャ ピジアンコ クォル ナオンゴシ ホ キスンユエゲ トラガギ ウィハミヨ
身分を奪われるというのに許しさえ請わずに宮廷を出たのは、もしやキム・スンユへと戻るためなのか?

【セリョン】
신판관의 입에서 그분의 함자가 나오는 것을 원치 않습니다.
シンパングァネ イベソ クブネ ハチャガ ナオヌン ゴス ウォンチ アンスニダ
シン判官の口からあの方のお名前が出るのを望みません。

【シン・ミョン】
내 말 똑바로 들으시오!
ネ マ トッパロ トゥルシオ
しっかりお聞きなさい!
더는 김승유를 만나게 내버려두지 않을 것이오.
トヌン キムスンユル マンナゲ ネボリョドゥジ アヌル コシオ
もうこれ以上キム・スンユに会わせたりはしない。
당신은 더 이상 공주가 아니오!
タンシヌン トイサン コンジュガ アニオ
あなたはもはや王女ではない!
당신은 내 것이오!
タンシヌン ネ ゴシオ
あなたは、私のものだ!

・・・・・・怖すぎます。
シン・ミョンがセリョンの影を見ながら落ち込んでいるところをカットされた放送では、「私のもの」発言からこのシーンに直結なので、怖さ倍増でした。
それにしてもシン・ミョン、ほんとはこんなキャラクターじゃないだろうに、セリョンと相性が悪すぎです。
滅多なことをしたら本当に舌を噛み切られそうだし、かと言って100万年待ったところでセリョンの心をものにできるはずもなく。

しかし不埒な視聴者としましては、いつもこの場面、シン・ミョンじゃなくシン・ミョンの部下だったらちょっと良かったかもと、ふとよぎってしまいます。どうでもいい告白、本当にすみません。(笑)

ちなみにセリョンのセリフ、原語のニュアンスは上で書いたとおりですが、放送では「シン判官があの方の名を口にするのは、許せません」でした。「望みません」だと表現が遠まわしですし、日本語表現として馴染まないので、「許せません」のほうがいいですよね。

宮廷では、スヤンをなだめ、なんとかセリョンを呼び戻させようと気を配る王妃。
あの子は特に父親を慕ってきたではないかと言われ、虚勢を張っていたスヤンも弱気になります。

自分のしたことは、娘に背を向けられるほど間違ったことだったのかと落ち込むスヤン。

はい。残念ながら。

翌日。

スヤン一派のクォン・ラムとハン・ミョンフェも、とうとうスンユとセリョンの関係を知ることになります。
大声でスヤンが怒鳴り散らしたおかげで、女官らに関係が知れ渡ってしまったのです。
キム・ジョンソの息子と恋仲のスヤンの娘を、そうと知らずに嫁にする予定だったシン・スクチュ。内心、セリョンへの怒りで一杯でしょう。
ちらちらとシン・スクチュを見るかのようなクォン・ラムのカメラワークがいやらしさ指数120%のシーンでした。

氷玉館では、また兵が突入してきてはいけないので、アガンの母とアガンが身を隠すため人々に別れを告げていました。

口々に別れを告げる女たち。
親子を隠れ家まで連れて行くのは、ノゴルの役目です。

すぐ後を追うからねというスンユに、アガンがいないからって泣いちゃ駄目ですよと返す可愛いアガンちゃん。
お別れの挨拶に、ほっぺにチューをせがむソクチュおじちゃんにも、可愛く応じるアガンちゃん。
アガンちゃんを見ると、ほっこりします。

そして女将のチョヒ。
これまで働いた分だと言って、アガンの母にお金を渡します。
今まで家族のように接してくれたと、神妙に礼を言うアガンの母。

何度見ても、このシーンはグッときてしまいます。
コンナムは、女性たちが強くて素敵です。

そしてセリョンは。
運ばれてきた食事に手をつけず、ススンニムのことを考えていました。
残念ながら、ススンニムのことを回想しているシーンは、すべてカットされてしまいましたが。

「危険になってもかまわない」と、寺から連れ出してくれたススンニム。
自分の肩にもたれて眠っていたススンニム。
今日が終われば旅立てると言ってくれたススンニム。
昨日とはまるで変わってしまった現実が、セリョンの胸に重くのしかかります。

一日千秋の思いでススンニムを待っているセリョンなのですが、このキャプチャーのシーンまでは放送では辿り着きませんでした。

そして。こちらも案じるシーンがカットでしたが。
セリョンを案じつつも、銃筒衛のパク・フンスに会いにいったススンニム。

パク・フンスは、熟考の末スンユと共にすると意志を固めていました。
同じくキム・ジョンソの部下だった者を既に何人か集めていたパク・フンス。

スンユは全羅道と慶尚道に既に兵が集められていることを伝えます。
全羅道は光州、つまりチョン・ジョンが流刑に処せられた場所がある道(日本でいう県)で、慶尚道はクムソン大君が流刑に処された場所。
それぞれを直接訪問し、決起の日取りを決めてくるとスンユ。
都に上がった際には武器を動かして一緒に突入して欲しいとパク・フンスに計画を伝えます。
何かあったら氷玉館のこの人を訪ねてほしいと、正式にソクチュ兄貴を紹介するスンユです。

密会を終え、その足で光州に向かう予定だったススンニム、通りがかりの人が王女が奴婢にされ、婿になる予定だった者に下賜されたと噂しているのを聞いてしまいます。
「シン・ミョン!」とうめくスンユ。

アガンたちを新居に送り届けて戻ってきたノゴルを加え、セリョンをどう救出するか協議する三人のシーンが続くのですが、ここもカットでした。
今にもシン・ミョンの家に押し入りそうなスンユを、ソクチュ兄貴とノゴルが止めます。
もっといい方法を考えようと促すソクチュです。

その頃セリョンは。
食事を取らないことでいらついたシン・ミョンと相対していました。

一体飢え死にでもするつもりかと声を荒げるシン・ミョン。
奴婢なのだから、働かせたらどうかとセリョン。
奴婢なのだから、主人の言うことを聞けとシン・ミョン。
業を煮やし、その口をこじ開けさせて食べさそうかと心にもない脅しを言ったばかりに、「父と接しているみたい」とまた決定的な一言を言われてしまいます。

傷ついたシン・ミョン。

「あなたをこの家に連れてきた以上、私のものになったはずなのに、あなたが傍にいないみたいで不安なんだ」と心境を吐露します。

何度聞いても「何言ってんだろう?」の感が・・・・・・。(笑)
不思議とこうした、何を言っちゃっているのかなぁと思うようなセリフを、ジャボンが言ったらと置き換えるとちょっとアリに。
・・・・・・って、単に私がジャボンびいきという話です。無意味なつぶやきすみません。

その時響く「大虎だ!」の声。

色めきたつセリョン。
そんなセリョンを眼前で目撃し、「必ずあなたの目の前であいつを殺してやる」と、とうとういけない橋を渡ってしまったシン・ミョン。

シン・ミョンが出て行った後、セリョンは扉に駆け寄ります。

大虎(テホ)がシン・スクチュのいる母屋の方角に向かっていると報告するソン・ジャボン。
シン・ミョンは大半の兵を引き連れ、そちらに向かいます。

ところがその大虎は、ソクチュ兄貴でした。

ソクチュがおとりになっているとも知らず、いきり立つシン・ミョン。

そのスキに、我らがススンニムはセリョンのいるほうへ。

何度見ても、なんか間が抜けた感じがして仕方ありません。「大虎」。(笑)

兵をばったばったとなぎ倒し、とうとう愛しのセリョンのもとへ。

このシーン。

待ちに待っていたのですが。

こんなにかっこいいススンニムのシーンなのに。

待ってたセリフの訳が全然違って、ビックリ。(笑)

この場面、動画で振り返らせて頂きます。

29:28から31:03まで。


【兵士】
대호가 또 나타났다!
テホガ ナタナッタ
大虎が現れたぞ!
누가 진짜 대호냐?!
ヌガ チンチャ テホニャ
誰が本物の大虎なんだ?!

【セリョン】
어찌? 어찌 여기까지 오신 것입니까?
オッチ。オッチ ヨギカジ オシン ゴシニカ
なぜ? なぜここまでいらしたのですか?

【スンユ】
여기 있다기에 미치는 줄 알았소.
ヨギ イッタギエ ミチヌンジュ アラッソ
ここにいると聞いて、気が変になりそうだった。

「ここにいると聞いて、気が変になりそうだった」

「ここにいると聞いて、気が変になりそうだった」

本当のセリフは、これなんです!(笑)
現代劇でもないのに、こんなダイレクトな表現していいんでしょうか?
こんな最中に、こんな愛の告白していいんでしょうか?
コンナムファンが全員身悶えしたこのセリフ。

でも放送では、「じっとしてなどいられなかった」でした。

どんだけあっさり!(笑)

なんであんなにねっとりしたセリフを、こんなにあっさりさせちゃったのでしょう?
放送するには激しすぎたということなんでしょうね。確かに韓国語のセリフは日本での放送禁止用語がとても多いので、配慮が必要なのはとても分かるのですが、その上でもう少しじっとりさせて下さればと、惜しいです。
セリフをあっさりさせてみたところで、いずれにせよこの回のススンニムは、絵的に(心情的に?)18禁級なのに。(笑)

そして。

はめられたと気づいたシン・ミョンの絶叫を背に、逃げるススンニムたち。

シン・ミョンはスヤンに報告に行き、今度逃したら次こそはお前の責任を問うと言われてしまいます。

そんなこと言われても・・・・・・って感じです。
もとはといえば、あなたのせいなんですけど。

そして、追っ手を振り切ったススンニムたち。

セリョンとススンニムは光州へと向かうためここで別れます。
「なぜ毎回危険な目にさらされるかもしれないのに、助けてくださるのですか?」
ソクチュ兄貴を呼び止め、敬語で尋ねるススンニム。
そうなんです。放送ではずっといわゆるタメグチなのですが、スンユはもはやソクチュ兄貴には敬語で喋っているんです。
スンユのソクチュ兄貴に対する敬語が、とっても嬉しいです。
ソクチュ兄貴への信頼と尊敬と正比例して、スンユの口の聞き方が礼儀正しくなっていくんですよね。初めは年下のクセに、自分は両班だから&やさぐれ状況だからというなのでしょうが、とんでもない口を利いていました。
韓国では丁寧語→タメグチ、タメグチ→丁寧語or敬語というのは結構登場人物の気持ちの変化を表す重要な要素なのですが、これに限らずどのドラマでもこの辺の韓国的機微はカットですね。
字数も長くなるし、日本語として変になるので、この辺りは仕方ありませんが。

なぜ助けるのかとスンユに理由を聞かれ「さあね」と答え、さわやかに去っていくソクチュ兄貴とノゴル。
その姿を感謝を込めて見送るスンユとセリョンです。

虎が目立ってる・・・・・・。(笑)

そしてここからは。

酸欠の回突入です。

馬を走らせ、急いで逃げる二人。
心で会話します。

そのシーン、まずは動画で振り返ってみます。
馬を走らせながら、心の中で会話するスンユとセリョンのシーン。

01:20から


【スンユ】
어디로 가는지 묻지도 않으시오?
オディロ カヌンジ ムッチド アヌシオ
どこに行くのかも、尋ねないのか?

【セリョン】
어디든 상관없습니다.
オディドゥン サングァン オニダ
どこであろうと構いません。

一路光州へと馬を走らせるススンニム。

途中、馬を止め、セリョンにつらくないかと尋ねます。
つらければ、私にはそう言ってもいいのだよとススンニム。
本当は痛いし疲れたと本音を炸裂させるセリョン。
あろうことか、このシーン、カットでした。

ススンニムはセリョンをお姫様抱っこで馬から下ろすと、焚き火にくべる木を探しに行きます。

カットされてしまった一連のこのシーン、動画で振り返ってみます。
01:50から02:55。


【セリョン】
어찌 세우십니까? 더 갈 수 있습니다.
オッチ セウシニカ?ト カス イッスニダ
なぜ止めるのですか? もっと行けます。

【スンユ】
아프면 아프다, 힘들면 힘들다, 내게는 말해도 되오.
アップピョン アップダ ヒドゥルミョン ヒドゥルダ ネゲヌン マヘド テオ
痛ければ痛い、疲れたなら疲れたと、私には言ってもいいのだよ。

【セリョン】
등도 아파 죽겠고, 말타기도 힘들어 죽겠습니다.
トゥンド アッパ チュッケッコ マタギド ヒドゥロ チュッケッスニダ
背中も痛くて死にそうだし、馬に乗るのもつらくて死にそうです。

【スンユ】
잠깐 쉬었다 가겠소?
チャカン スィオッタ カゲッソ
少し休んでいこうか?

【セリョン】
예.
イェ
はい。

【スンユ】
우선 불부터 피워야겠소.
ウソン プブット ピウォヤゲッソ
まずは火をおこそう。

キャー

もう、なんでこのシーンをカットするの?
ビックリしすぎました。
このあとの18禁級シーンを和らげようということだったのでしょうか?

顔をすすだらけにして、慣れない様子で火をくべているセリョン。

そんなセリョンをじっと見つめるススンニム。セリョンの頬に手を伸ばし、すすを拭います。

「何かついてますか? 平気です」と頬を拭うセリョンの額に、いきなりキスするススンニム。
そして・・・・・・。

ススンニム。

セリョンを哀切な表情で見つめ、尋ねます。

「私についてくれば、辛い道を進むことになるよ」

ススンニムの頬に手を伸ばしたセリョン。目に涙を浮かべて答えます。
「あの世への道でも構いません」

死を覚悟してまで自分についてくるという健気なセリョンに胸を打たれたススンニム、セリョンを抱き寄せ、もう一度キスします。

お店が開けそうなほどキャプチャー貼ってみました。(笑)

動画でも振り返ってみます。
02:57から06:30まで。


【セリョン】
어찌 그러십니까?
オッチ クロシニカ
どうなさったのですか?
뭐가 묻었습니까? 괜찮습니다.
ムォガ ムドッスニカ?クェンチャンスニダ
何かついてますか? 平気です。

【スンユ】
날 따르면 더 없는 고생길이오.
 タルミョン トオヌン コセンキリオ
私をついてくれば、辛い道を進むことになるよ。

【セリョン】
저승길이어도 좋습니다.
チョスンキリオド チョッスニダ
あの世への道でも構いません。

切ない。

放送では、なんかちょっと肝心なススンニムのセリフがライトでしたね。
確かにもとのセリフが「私についてくれば、これ以上なく苦労する道になるよ」なので、厄介な「道」を外して立て直したほうが訳がスッキリするのはそのとおりなのですが。
「私といるぞ、苦労するぞ」、でしたでしょうか。
なんか、昔かたぎのプロポーズ? 「嫁にぃ~こないかぁ~♪」みたいな歌が聞こえてきそうです。すみません。(笑)
そのあとのセリフも、「道」を外したんですね。「あの世までついていきます」は素敵でした。もう一声、「あの世」に釣り合う重さをススンニムのセリフで出しても良かったかなぁ、なんて。
いえ、ただのファンのあくなき欲です。

セリョンがススンニムに対し、共に進む道があの世への道になろうとも構わないと健気で悲壮な決意を述べたコンナムを代表する名シーン。
改めて見ても、とっても切ないこのシーン。
切ないシーンなのに。
以前私が自分で貼ったこのシーンのパロディがどうしても浮かんでしまい・・・・・・。

完全に、自策に溺れました。巻き添えで思い出させてしまったみなさま、平にお許しくださいませ。
見たい方は、コチラです。ただし、うっとり場面を信じられないくらいぶち壊しますので、ぶち壊されたくない方はどうぞご覧にならないで下さいませ。(笑)

翌朝。
朝食をとりながら、スンユは目的地が光州であることをセリョンに告げます。
チョン・ジョンに会い、決起について計画を進めるとスンユ。
これからは何も隠さないと言います。
セリョンは、自分といることで危険が迫ったら、自分を捨てて逃げて欲しいと言いますが、スンユはそんなことを言わず、最後まで一緒に行こうと言います。

一方その頃マポでは。
副官のソン・ジャボンが兵を引き連れ氷玉館を捜索に来ていました。捜索シーンはカットでしたが。

そうとは知らぬチョ・ソクチュ。
置いてきた女たちが気がかりで、アガン親子をノゴルに任せ、氷玉館の様子を見に行きます。

ソクチュの顔を見るなり「行って!」と叫ぶ女将のチョヒ。
ほどなく背後から、刀をチョヒに突きつけたジャボンが姿を現します。
「目的は俺だろう! その女を放せ!」と兄貴。

かくして連行されるソクチュ。

チョ・ソクチュを縛りつけ、キム・スンユの居場所を言えと殴りつけるシン・ミョン。
言えば命は助けてやると言います。

その言葉を鼻で笑うチョ・ソクチュ。
弟分を売って解放されたところで、恥ずかしくてどのみち生きていけないと返します。
ならず者の分際で、なにを義理立てしているのかとシン・ミョン。
だったらその義理を死んで果たしてもらおうじゃないかと不敵に言い放ちます。

そこへ飛び込んできたチョヒ。
キム・スンユの行き先を知っていると叫びます。
この人を助けると約束したら、行き先を話すとチョヒ。
ソクチュはどうかしてると怒りますが、二度も死に目に会うのを見ていられないと、チョヒは光州に行ったことを告げてしまいます。

がっくりとうなだれるソクチュ兄貴に「女のおかげで命拾いしたな。お粗末なものよ」と暴言を吐いて去るシン・ミョンが最悪すぎるこのシーン。
動画で振り返ってみます。
10:12から12:45まで。


【シン・ミョン】
김승유 어디 있어?
キムスンユ オディ イッソ
キム・スンユはどこにいる?
살고 싶으면 말 해.
ゴ シプミョン マ ヘ
助かりたければ、言え。
김승유의 행방만 말하면 널 풀어주겠다.
スンユエ ヘンバンマン マラミョン ノ プロジュゲッタ
キム・スンユの行方さえ吐けば、お前を放免してやる。

【ソクチュ】
사람 잘 못 봤어.
サラ チャ モッパッソ
相手を間違えたようだな。
차라리 날 죽여라.
チャラリ ナ チュギョラ
いっそ俺を殺せ。
어차피 동생 팔아 풀어놔봤자 부끄러워서 못살아.
オッチャッピ トンセン パラ プロバッチャ プクロウォソ モッサラ
どのみち弟を売り渡して放免されたところで、恥ずかしくて生きていけねぇ。

【シン・ミョン】
왈패놈들의 의리가 어디 의리더냐?
ペノムドゥレ ウィリガ オディ ウィリドニャ
ならず者の義理など、義理と呼べるものか。
죽어도 괜찮다면 그놈의 의리를 지키던가.
チュゴド クェンチャンタミョン クノメ ウィリル チキドンガ
死んでもいいなら、その義理とやらを守るんだな。

【兵士】
여긴 들어오면 안 되오! 막아!
ヨギン トゥロオミョン アンデ。マガ
ここは入ってはならぬ! 止めろ!

【チョヒ】
놔! 놓으라고!
ノァ。ノウラゴ
放せ! 放せってば!

【ソン・ジャボン】
할 말이 있다하여…
 マリ イッタハヨ
話があるとかで・・・。

【チョヒ】
내가 알아! 그놈이 어디로 갔는지.
ネガ アラ。クノミ オディロ カンヌンジ
私、知ってるよ! あいつがどこに行ったか!

【ソクチュ】
초희야.
チョヒヤ
チョヒ。

【チョヒ】
저 사람 무사히 풀어준다고 약조를 해. 그럼 미련없이 말해줄 테니까.
チョサラ ムサイ プロジュンダゴ ヤチョル ヘ。クロ ミリョノシ マレジュ テニカ
あの人を無事解放すると約束しておくれ。そしたら未練を捨てて言ってあげる。

【シン・ミョン】
이미 약조하였다.
イミ ヤチョハヨッタ
既に約束した。

【ソクチュ】
너 미쳤어?
ノミチョッソ?
お前、おかしくなったのか?

【チョヒ】
그래! 미쳤어!
クレ。ミチョッソ
そうよ! おかしくなったのよ!
한 번 죽은 줄 알면 됐지 두 번은 못해!
ハンボン ジュグン ジュ アミョン テッチ トゥボヌン モッテ
一度死んだと思わされるので十分。二度はイヤよ!
나 어떻게든 당신 살릴 거야. 어떻게든 살릴 거야!
ナ オットケドゥン タンシン サコヤ。オットッケドゥン サコヤ
私はどんなことをしてもあなたを助ける。どんなことをしてでも助ける!

【ソクチュ】
초희야.
チョヒヤ
チョヒ。

【シン・ミョン】
빨리 말 해.
パルリ マル ヘ
早く言え。

【チョヒ】
김승윤 광주로 갔어.
キムスンユン クァンジュロ カッソ
キム・スンユは、光州に行った。

【シン・ミョン】
종이다. 종이에게 갔소.
チョンイダ。チョンイエゲ カッソ
ジョンだ。ジョンのところに行ったんだ。
서둘러 준비해라!
ソドゥロ チュンビヘラ
急いで用意しろ!

【ソン・ジャボン】
예!
イェ
はい!

【シン・ミョン】
여자때문에 목숨을 구했군. 구차하게.
ヨジャテムネ モスム クヘックン。クチャハゲ
女のおかげで命拾いしたな。ざまあない。

【チョヒ】
용서 안 해줘도 좋아.
ヨンソ アネジョド チョア
許してくれなくてもいい。
살아남았음 그걸로 됐어.
サラナマッス クゴロ テッソ
助かったなら、それでいい。

シン・ミョンが、ものすごく嫌な感じです。

女が飛び込んできて、愛する男を助けようとする。
そして、たとえ殺されてもスンユを守ると言ったソクチュ。
スンユが持っていて、セリョンが持っているものを、ソクチュとチョヒも持っている。
どちらもシン・ミョンに決定的に欠けている要素。欠けているものを突きつけられ、なおのこと歪んで人を侮辱してるのでしょうね。

直ちに光州へと出発するシン・ミョン。

その頃スンユたちはチョン・ジョンとキョンヘ姫の家に到着していました。

スンユの訪問を喜ぶチョン・ジョン。

セリョンが奴婢にさせられ、逃げてきた事情を知り、驚愕するキョンヘ姫。
これからはセリョンを連れて行動を共にするというスンユの言葉に、再び驚くキョンヘとチョン・ジョンです。

チョン・ジョンは早速スンユを連れて仲間に会いに行き、残されたセリョンとキョンヘは語り合います。

セリョンに対し、随分大人になったとキョンヘ。
恋のおかげでこんなに強くなったのだろうかと優しい笑みを浮かべます。
二人が一緒にいるのを見て、嬉しいとの言葉に、静かに応じるセリョンです。

セリョンとスンユの後を追いながら、夕べセリョンに言われた「シン判官の口からあの方のお名前が出るのを望みません」との言葉を、忌々しげに思い出しているシン・ミョン。
このシーンはカットでした。

追っ手が近づいているとは露知らぬジョンとスンユは、全羅道の仲間たちに会いに行きます。
スヤンから冷や飯を食わされ、反感が根強いこの地域の行政官なら、スンユの計画を喜んで迎えるだろうとチョン・ジョン。

クムソン大君が決起に参加する人たちに送った手紙を読ませてもらうスンユ。
スンユは既に慶尚道のほうでは反乱軍の用意が整っていると伝えます。

全羅道と慶尚道で同時に反乱を起こし、スヤンがどこを鎮圧すべきかかく乱させる。
兵は水原(スウォン)で合流し、自分が江原道(カンウォンド)から端宗を連れてくるので一緒に都に攻め上がる。
都では銃筒衛が挙兵し、味方してくれる手筈になっていると伝えるスンユ。
それを聞き、この地域の行政長である府使(プサ)も感嘆します。
日取りはスンユが直接クムソン大君に会って決めることにし、会議を終える一同です。

本来燃やすはずのクムソン大君からの計画書を袖の中にしまい、キョンヘ王女に見せるのだと嬉しそうなチョン・ジョン。
家に戻り、4人でささやかな宴を開きます。

酒を飲もうとするチョン・ジョンを止めるキョンヘ。
今は亡き人々をしのんで飲みたいのだというチョン・ジョンに、もうすぐ父親になる人がそんなに弱気でどうするのかとキョンヘが言います。

意味が分からないチョン・ジョン。
スンユに笑われ、父親になるのだそうだと言われても、まだピンときません。
セリョンがはっきりキョンヘ王女が懐妊したという意味だと告げたため、ようやく合点するチョン・ジョン。

嬉しさ一杯のジョン。
自分が父親になるなんてと喜びをはじけさせます。
世界中の父親たちに頭を下げたい気持ちだというチョン・ジョンの言葉を聞き、父を思い出してしまうセリョン。
沈んだセリョンを察知し、手を取り慰めるススンニムです。

そして夜のお散歩に出る二人。

歩みを止め、セリョンをまじまじと見つめたススンニム、セリョンを抱きしめます。

「抱きしめたくて、死ぬかと思った」とススンニム。

もう完全にたがが外れました。(笑)

このシーンも振り返ってみます。
21:58から23:09まで。

【スンユ】
안고 싶어 죽는 줄 알았소.
アンコ シッポ チュンヌン ジュ アラッソ
抱きしめたくて、死にそうだった。
늘 오늘만큼만 따스하고 한가하면 좋겠소.
ヌル オヌマンクマン タスハゴ ハンガハミョン チョッケッソ
いつも今日みたいに暖かく、のんびりしていたらいいのに。

【セリョン】
날이 밝으면 또 다시 번잡해질 것입니다.
ナリ パグミョン トダシ ポンジャッペジ コシニダ
夜が明ければ、また慌しくなるでしょう。

【スンユ】
그대가 내 곁에 있을 것이니 견딜 수 있소.
クデガ ネギョッテ イッス コシニ キョンディス イッソ
そなたが傍にいてくれるから、耐えられる。

こんな日が続けばいいとの願いも虚しく、もうチョン・ジョンの家はシン・ミョンに取り囲まれていました。

そうとは知らず、キョンヘと二人きりで子どもを授かった喜びをかみ締めるチョン・ジョン。

自分を幸せな男と称したチョン・ジョンに、王女の夫なのにこんな生活をさせられて、何が幸せなのかとキョンヘは尋ねます。
チョン・ジョンは、憧れの人と情を通わせ、子どもまで授かったのだから、こんなに幸せな男はいないと答えます。

男の子がいいか、女の子がいいかと尋ねるキョンヘに、どちらであっても王女様にさえ似てくれればいいと答える幸せ一杯のチョン・ジョンです。

そこへ現れた招かれざる客。

騒々しくスンユを捜索しようとするシン・ミョンに、キョンヘが身重なので自重するよう声を張り上げるチョン・ジョン。
シン・ミョンと二人、にらみ合います。

スンユが来たのは知っているとシン・ミョン。
スンユは来ていないとチョン・ジョン。
シン・ミョンは、所詮お前も信用できる人間ではないと言い放ちます。
お前に信用の何たるかが分かるのかと睨むジョン。

その隙にキョンヘは侍女ウングムを使いに出し、スンユに逃げるように伝えてくるよう命じていました。

兵の目を盗んで裏口から出ようとするも、ソン・ジャボンに見つかってしまうウングム。
口を割らないとお前の主人がひどい目に遭うと脅かされ、スンユのことを話してしまいます。

シン・ミョンにスンユが付近にいると報告に来たジャボン。

あたりをくまなく探すよう命じたシン・ミョンは、チョン・ジョンに向かって「お前たちの信義とやらにはうんざりする」と暴言を吐きます。

「下劣な奴め」
そう声を震わせるチョン・ジョンです。

散歩から戻ったスンユ。

道に多数の蹄のあとを見つけ、追っ手が来ていることを確認し、セリョンを石垣の裏へ隠します。

笑顔を見せ、すぐに戻るから絶対出てこないようにと言い残して出て行こうとするスンユ。

ところが、なんと!!!

なぜこの先を切る!!!

ビックリしすぎて、若干ちゃぶ台に手がかかりました。(笑)

まずはカットシーンまで含めた動画からご覧下さい。
28:32から30:37まで。


【スンユ】
잠시 기다리시오.
チャシ キダリシオ
ちょっと待っていなさい。

【セリョン】
무슨 일입니까?
ムスン イリニカ
何事ですか?

【スンユ】
신면이 왔소.
シンミョニ ワッソ
シン・ミョンが来た。
곧 돌아올 것이오.
コッ トラオ コシオ
すぐ戻ってくる。
제발, 절대, 절대 나오지 마시오.
チェバ チョテ チョテ ナオジ マシオ
頼むから、絶対に、絶対に出てきてはいけないよ。

キャプチャーも貼ります。

なぜここを切ったんでしょうね?

NHKでは1放送1キスシーンということなのでしょうか。

それともススンニムが18禁過ぎた?

そういうことなら、ちょっと納得・・・・・・しませんけども。(笑)

セリョンを置いてあたりを偵察に行ったススンニム。
向こうから、昼間会ったばかりの光州の人々がやってきていました。
突然都から兵がやってきたのを見て、何事かと案じる府使。
自分を捕らえに来たのだとスンユは説明します。
尋問されてもチョン・ジョンは死んでも口を割らないので心配は要らない、一緒に家の様子を見に行こうと、人々を引き連れていくスンユです。

そしてまたしてもカットシーン。
取り残されたセリョンのその後があったのです。

石垣の裏に隠れていたセリョン。

物音に、思わず「ススンニムですか?」と声をかけてしまいます。

あんなにスンユに言われたのに、腹が立つほどあっけなくジャボンに見つかってしまうセリョン・・・・・・。

あっさり見つかりすぎて視聴者が怒るシーンなのですが、放送では存在しなかったので、怒り損ねてしまいました。(笑)

そして、物陰からチョン・ジョンの家を窺うスンユ。
シン・ミョンが大声で叫んでいます。

「キム・スンユ、出て来い! お前は女と友をおいて逃げるような奴ではあるまい!」

今や単なる卑怯者です。

シン・ミョンに、怒り心頭に達したススンニム。
味方から矢を借り、シン・ミョンに放とうと構えます。

今まさに、矢を放たんとしたその時。

ジャボンに引き立てられてきたセリョンの姿が。

自分から逃げたセリョンを思いっきり睨むシン・ミョン。

驚愕し、固まるススンニム。

申し訳なさそうなセリョンを加えて、ラストショット。

この回は、カットされていなければ、明らかにラスト、あっさり見つかりすぎたセリョンに怒りの矛先が向く回なのですが、すべての怒りがシン・ミョンに注がれるつくりになっていることに今気づきました。(笑)
まさかのカットも多数ありましたが、私だと間違いなくクォン・ラムとかハン・ミョンフェとか削ってしまうので、時代劇として間違いなく台無しです。完全なものをカットするって、大変ですね。
NHK BSでこんな新しい楽しみ方が出来ると、思っていなかったです。

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ちなみに、スンユとセリョンのお散歩シーンも、実は過去にパロディーを載せておりました。ここでも思い出させてしまったみなさま、ごめんなさい。あれがのちのちこんな破壊力を発揮するとは、思いもよりませんでした。(笑)

ぶち壊しになるのでご覧頂かなくても構わないどころか、むしろ初めてのかたは余韻が台無しになるためお勧めしませんが、一応コチラです。

それにしても放送の次回予告。予告を見ただけで涙、でした。