みなさま、こんにちは。

引き続き『アイリス2』12話、まいります。

11話ラスト。

人質交換の場所に連れられてきたユゴンとペク・サン。

スヨンは銃を構えたまま緊張の面持ちで引き立てられるユゴンを見つめています。

交換が済んだあと、ペク・サンが海に飛び込み、潜水士とともに指定された場所に逃げるというのがペク・サンの提案に応じたNSSの作戦でした。
覆面を脱がされ、互いの顔を確認するペク・サンとユゴン。

チェ・ミンは約束を必ず守るよう念を押してペク・サンを送り出します。絶対にアイリスに戻らないと約束し、歩みだすペク・サン。

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一方ユゴンも、レイに自分を忘れるなと告げて歩き始めます。
忘れるものかとレイ。

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ペク・サンは近づいてくるユゴンを痛々しげに見つめながら距離を縮めます。後方で待機するヒョヌ。

ペク・サンとユゴンは互いに近づき、挨拶を交わし。

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久しぶりだと声をかけるペク・サンに、あなたに話があるので必ず生きていてくれとユゴン。
ペク・サンは沈痛な面持ちでまた歩き出します。

チェ・ミンの前までやってきたユゴンをかつての部下カン・ビョンジンがアイリスの協力者および北の代表団殺害容疑で逮捕します。

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レイもペク・サンに挨拶し。

両脇をレイの部下に抱えられながら、ユゴンを振り返るペク・サン。

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ユゴンもペク・サンに一瞥をくれ、車に乗り込みます。

アイリスに捕まる前に腕を振り払い、海に飛び込むペク・サン。ペク・サンを撃とうとしたレイはNSS要員に撃たれます。

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一方護送車に乗ったユゴンも車中で銃を奪うと、レイに向かって引き金を引きます。
崩れ落ちるアイリスの傭兵とレイ。ユゴンは容赦なく何発も弾を撃ち続けます。

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そんなユゴンの様子を驚いて見守るスヨンとチェ・ミン、そしてヒョヌ。

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レイを倒し銃を投げ捨てたユゴンに、スヨンは安堵します。ユゴンから目を離さず、スヨンにペク・サンを確保するよう伝えるチェ・ミン。
レイは防弾チョッキのおかげで死んではいませんでした。

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ペク・サンを捜索に行ったスヨンは潜水士が短刀で殺されているのを発見し。

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その様子を緊張の面持ちで眺めるジュンウォン。

ジュンウォンは残された酸素ボンベと血のついた岩を発見します。

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潜水要員を殺してペク・サンが行方をくらましたと聞かされ、愕然とするチェ・ミン。

カン局長は怒り心頭でどうなっているんだとチェ・ミンの部屋に怒鳴り込みます。
ペク・サンを捜索中とのチェ・ミンに、騙されているのがまだ分からないのかと怒り心頭のカン局長。

「あのような反逆者を野放図に歩き回らせるなんて!
こうなった以上、ここからは自分が指揮をとる。ペク・サンの追跡も、チョン・ユゴンの追求もだ。
君は見物でもしていることだな」

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そう言って出て行くカン局長。

カン局長はすべてのチームが総力を挙げてペク・サンの追跡するよう伝えます。

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NSS取調室。

ユゴンの前に座ったのはヒョヌでした。

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ユゴンは嬉しそうに笑みを見せます。

「久しぶりだな。元気だったか、ヒョヌ? スヨンはどうしてる?」

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「いつ記憶が戻ったんです? スヨンを撃つ前ですか、撃ったあとですか? 
なぜ戻ってきたんです? いっそ・・・・・・」

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涙目でユゴンを見つめるヒョヌ。
ユゴンはその言葉に傷つきます。
涙ぐむユゴンをそれ以上見られず、席を立つヒョヌ。

その様子をモニターで見つめる局員も、みな胸を痛めていました。

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カン局長はチェ・ミンに、ユゴンは1年もアイリスと行動をともにしていたので何もかも聞き出さなければならないと言います。分かっていると答えるチェ・ミンに、Aチームには任せられないとカン局長。国家情報院に派遣されているパク室長を連れてくる必要があると言います。
お好きにどうぞとチェ・ミン。

その時チェ・ミンにジュンウォンから電話が入ります。
ペク・サンは見つかったかと尋ねるジュンウォン。ユゴンを自分が取り調べるとのジュンウォンに、客なら客らしく振舞えとチェ・ミンは冷たく電話を切ります。

その直後、北朝鮮の国防委員長からすぐに国に戻るよう命令が入ります。勝手にミサイルを動かしたことで、米国との外交関係が厳しい状況に追い詰められたことを問題視されたのでした。

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作戦の遂行を急がねばと部下に伝えるジュンウォン。

そしてペク・サンは、現れた協力者とともにどこかへ姿を消し。

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取調室にやってきたカン局長はユゴンに例の録音を聞かせ、パク・チョリョンを殺したのはアイリスの指示かと聞きます。
それは自分ではないとユゴン。

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記憶がなくても自分のしたことは責任を取れとの言葉に、自分はやってないともう一度ユゴンは答えます。
証拠が明らかなのにとぼける気かと言われ、怒りのあまりICレコーダーを折るユゴン。

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次にカン局長は、お前がクォン・ヨンチュン代表を拉致したのかと詰問します。ジュンウォンの手引きでクォン・ヨンチュンが抜け出した時のことを思い出すユゴン。

ユゴンは沈黙を破り、アイリスのことは知っていることすべて話し協力する、必要なら自分が捕まえると言います。

「アイリスに指示を下している人物がいます。
彼らはその人物をミスターブラックと呼んでいます。
ペク・サンが隠しているものを、早く見つけなければなりません」

ユゴンの言葉に、一体アイリスは何を探していてペク・サンは何を隠したのかと前のめりになるカン局長。事実を知らないと思しきカン局長の顔を注意深く見つめ、ユゴンは視線を落とします。

ユゴンが口を割らないので苛立ち、席を立つカン局長。
その一部始終を後ろから見つめるチェ・ミン。

NSS要員は必死にペク・サンを探していました。
一足遅れてやってきたスヨン、取調室にユゴンがいると聞かされます。
気落ちした様子で出て行くスヨンを、心配そうに見つめるヒョヌ。

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部屋の前まで来たものの、入ることができないスヨン。
折りしも出てきたチェ・ミンは、入ってみるかと気を使いますが、まだその時ではないとスヨンは答えます。

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チェ・ミンはカン・ビョンジンからオ室長がユゴンをどう分析したかの報告を受けます。脳に破片が残っている場合、人格が変わる可能性があると聞かされたとカン・ビョンジン。凶暴になったり、自傷行動に出ることもあると聞き、さっきICレコーダーを折ったユゴンを思い出すチェ・ミンです。

チェ・ミンは大統領に会いに行き、ユゴンを赦免して欲しいと願い出ます。随分早すぎないかとの大統領に、ユゴンは自分にとっていまだに部下だとチェ・ミンは答えます。アイリスのスパイを探し出すための作戦で彼は負傷し、その作戦のおかげで実際にスパイをあぶりだすことができた。ハンガリーでチョ前大統領を救ったのもユゴンだし、テロリストのヨナを捕まえて北側に引き渡したのもユゴンだったとチェ・ミン。

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「信じられるのですが、そのチョン・ユゴンという人を? 有能な人間が敵になった時にどれだけ恐ろしいことになるかは過去にも経験しましたよね?」

大統領のその言葉に、自分が保証するので赦免して欲しいとチェ・ミンは続けます。
赦免されればすぐに解雇するとのチェ・ミンの言葉に驚く大統領。
理由を問われ、いくら有能な要員で記憶喪失の状態でなされたことであったとしても、すぐ復職させるのは正しくないと思うとチェ・ミン。

大統領は、自分には理解できないものの好きにしていいと許可します。

夜。

水を飲みに起きてきたウィ・サンチョルは、物影に気づきます。
急いで銃を奪おうとしたその時、「探しているのはこれですか?」と声をかける男。
銃を構えるのはペク・サンでした。

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あの時先輩が死んだものと思っていたとペク・サン。
ウィ・サンチョルは笑いながら、死んだはずなのに死んでいない人間が実際は多い。君もそうだろうと言います。

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かつてペク・サンの身分に変わった直後、チョン・スミンは死んだと話したウィ・サンチョル。

女とお前を殺そうとしたのは、お前の上官だったキム・ジョンヨンだったとウィ・サンチョルは言ったのでした。
お前が最近殺した博士たちは、「あの方」が進めていた核開発の研究者だったと明かされます。

「そういう仕事をしてきたお前が9局をやめると言い出したから、生かしておくわけにはいかなかったのだ」

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その言葉を暗澹たる気持ちで聞くペク・サン。
自分のせいで罪のない女までと言葉を詰まらせます。

ウィ・サンチョルは中央情報部と大統領府の機密情報が米国CIAにすべて流されていると続けます。そこには核開発などの重要機密も含まれていると聞かされ、自分は何をしたらいいのかとペク・サン。
ウィ・サンチョルは、まずキム・ジョンヨンと9局の要員をすべて始末することだと言います。そのことは既にあの方には報告済みだとウィ・サンチョル。

涙を流しながらペク・サンは了解しますが、その時岩陰からキム・ジョンヨンが現れ、ウィ・サンチョルを撃ちます。

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その時逃げたきり、ペク・サンはウィ・サンチョルの行方を知らなかったのです。

本当にスミンは生きているのかと尋ねるペク・サンに、チョン・ジヨンの名前で第二の人生を生きているとウィ・サンチョル。
ペク・サンは銃を構え、なぜあの時言ってくれなかったのかと震えます。
それがお前たち二人を助ける方法だと思っていたからだとの答えに、ペク・サンはスミンがどこにいるのか尋ねます。

軍の病院では、レイが兵に囲まれて治療を受け。

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そして。

収監されているユゴンのもとに、とうとうスヨンがやってきます。

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振り返り、スヨンを確認し、固まるユゴン。

ユゴンは静かに立ち上がり、かすかに笑みを浮かべてスヨンを見つめます。
無言で涙を流すスヨンは、恐る恐る視線を上げ。

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「お帰りなさい」

その言葉に涙をこらえるユゴン。

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ふと見たスヨンの指には、自分が送った指輪がはめられていました。

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「帰ってきてくれて、ありがとう」

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スヨンを顔を見ることのできないユゴン。
後ろを向いたままスヨンに謝ります。

「ごめん。それ以外、言葉が思い浮かばない。
ごめん、スヨン」

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涙を流しながらも大丈夫だと笑顔を見せるスヨン。

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視聴者号泣。

そしてチェ・ミンは。

暗闇の中、画面を凝視していました。
さかのぼる数日前の記憶。

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チェ・ミンは人質交換の前、オ室長に薬を打たせていたのでした。
ペク・サンの体に注入された液体によって、ペク・サンは数日の間痛みを感じず、また、液体の反応で位置を追跡できるとオ室長。
チェ・ミンは暫くこのことは伏せて欲しいと伝えます。
なにかわけがあるのかと尋ねられ、後で分かると答えたチェ・ミン。

そうとも知らず、NSS要員たちは必死でペク・サンの行方を追っていました。警察にもモンタージュ写真を送り、全国に指名手配をかけます。

収監されているユゴンは、ペク・サンが自分とすれ違うときに何か言いかけていたのを思い出し。
父を殺したのはペク・サンかも知れないと、今も疑っているユゴンです。

その頃何者かがユゴンの指紋情報を抜き取っていました。

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ペク・サンの位置を画面上で追跡していたチェ・ミン、入ってきたカン局長の姿を見てパソコンを閉じます。
なぜ今になってイ・スジンとのことを問題にしたのかと怒るカン局長に、いずれにしても一度は通らねばならないことだったと答えるチェ・ミン。

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ペク・サンは行方をくらまし、自分を国家情報院に追い出したあと、一人で何を企んでいるのかと詰め寄るカン局長。
言いすぎだとのチェ・ミンに、勝手にしろとIDを捨てて出て行きます。

カン局長は手下の者にチェ・ミンを監視するよう伝え。

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ちょうどやってきたヒョヌに、ユゴンとは仲が良かっただろうと声をかけるカン局長。ユゴンの監視チームをつくれとの命令に、そんなことはできないとヒョヌは言下に拒否します。チョン・ユゴンはじきに赦免されるが、今までユゴンがアイリスとして何をやってきたのか、二重スパイの可能性はないのか、調べる必要があるとカン局長。スヨンを殺そうとしたんだぞとの言葉に、ヒョヌは前言を翻し、引き受けると答えます。

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満足げなカン局長は、直ちに監視チームを構成し、逐一報告するよう命じます。

一方チェ・ミンも、スヨンにユゴンの赦免とNSSからの罷免を伝えていました。ユゴンには監視がつき、思い通りに人に会うことはできないが、スヨンだけは特別に出入り自由にしておいたのでユゴンの様子を見てあげて欲しいと言います。

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まだショックから立ち直れていないだろうからとの言葉に、スヨンは静かに了解します。

その夜。

ユゴンの母の家までやってきたペク・サン。
辺りを見回しながらもなかなか声をかけることができません。

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その時中で明かりがつき、顔をのぞかせたユゴンの母。

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庭に佇むペク・サンを怪訝な顔で見つめるユゴンの母は、それがユ・サンジュンだと気づきます。

「まさか・・・・・・違いますよね?」

その言葉に歩み寄るペク・サン。
ユゴンの母の脳裏に、かつてのユ・サンジュンの姿が浮かびます。

「すまない。随分遅れてしまった」

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嗚咽するユゴンの母を抱きしめるペク・サン。

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あくる日ジュンウォンは。

外出先でトイレに入り、換気口からの脱出を試みます。

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横付けしたテヒの車に乗り込むジュンウォンと部下。

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その頃チェ・ミンは、ユゴンからミスターブラックについて聞き出していました。

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ミスターブラックとはアイリスの東アジア担当者で、レイはすべての指示を彼から受けていたとユゴン。
コードネーム以外は何も知らされていないと答えます。
ユ・ジュンウォンも彼の指示を受けているのかと尋ねられ、自分が会議場からクォン・ヨンチュンを脱出させたのだが、引き渡したのはユ・ジュンウォンだったと答えるユゴン。

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驚くチェ・ミンにクォン・ヨンチュンとジュンウォンが北の代表団を暗殺した首謀者であることも付け加えます。
仮にそうだとしても、自作自演だという証拠がないとチェ・ミン。

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「ユ・ジュンウォンとアイリスには他にも計画があります。
日本に捕らえられている時、レイが言っていました。アイリスの最終目標は、ソウルとピョンヤンに同時に核攻撃を加えることだと。彼らがペク・サンを追う理由は、ペク・サンが5つの核兵器を隠しているためです」

その話を聞くチェ・ミンの様子から、「知っていたんですね」と確認するユゴン。

噂のジュンウォンは車で逃げながら、北の反対勢力が動き始めたと歯噛みし。

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NSS要員はペク・サンとジュンウォンを追っていました。
ユゴンをチームに復帰するのかと尋ねられ、ユチーム長に辞めさせたと伝えるチェ・ミン。

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カン・ビョンジンはメインサーバーから情報を引き出そうとした容疑者としてテヒの写真をチェ・ミンに見せます。女を追跡中と聞き、チェ・ミンはビョンジンとキム・ジヨンの二人を部屋に呼びます。

色んなことが一気に起きているので、少し整理が必要だと口を開くチェ・ミン。
この女をすぐに追跡し、何かつかんだらすぐに逮捕しろと伝えます。
そういえばヒョヌはどこに言ったのかとのチェ・ミンに、言いにくそうに口を開くカン・ビョンジン。

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ヒョヌは新人のヨンミンと一緒にユゴンの家の近くで盗聴体制を取っていました。

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こんなことは気が進まないというヨンミンに、誰かはやらなくてはならないのだと答えるヒョヌ。
そこへ仲間に見張られているとも知らぬユゴンがスヨンとともに戻り。

チェ・ミンから聞いたと思うが、外に出るときは要員を伴わなければならず、携帯も暫くは持てないとスヨン。閉じ込められていると思わずに、休暇だと思うよう慰めます。
家に食べるものがないので、何か買ってこなければとの言葉に、ユゴンは思い出したように慌てて書斎に駆け込み、貼っておいたままの資料を隠そうとしますが、スヨンの様子から既に知られていると悟るユゴン。

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ユゴンが失踪したあとここに残された資料を調べながら、ウィ・サンチョルが生きていることを突き止めたとスヨン。そして、ペク・サンとユゴンの父との秘められた真実も。

「このことをどうオッパに話すべきか随分悩んだんだけど、あの人から直接聞いたほうがいいと思う」

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スヨンを凝視しながらその言葉を聴くユゴン。

「何日かしたら外出許可をもらうので、一緒に行こう」

ユゴンはスヨンに小さく頷きます。

スヨンはわざと自分の携帯を机の上におき、買い物に出かけます。

ペク・サンはユゴンの母と川辺を歩いていました。

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もうすぐここにも花が咲くわねとユゴンの母。
相変わらず花が好きなんだねとペク・サンは嬉しそうです。
結婚はしたのかと尋ねられ、偽装結婚ならしたとペク・サン。自分の仕事はそういう仕事だから、と。
相変わらずそういう仕事なのねと合点するユゴンの母です。

ユゴンは母に電話をしますが、外出中のため繋がりませんでした。

その様子はヒョヌとヨンミンに筒抜けです。

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ヨンミンは局長に報告しようかと言いますが、ヒョヌは放っておくよう制します。

買い物を終え、母に電話したかとスヨン。繋がらなかったと聞き、仕事に戻るが、早く帰宅するのでそのときにまた電話しようと慰めます。

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ため息をつきながらヘッドフォンを外すヒョヌ。

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スヨンもため息をつきながらユゴンの家を後にします。

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書斎に戻り、監視カメラが仕込まれているのに気づいたユゴン。カメラは何台も隠されていました。
寝室にも。廊下にも。リビングにも。
怒ってカメラを壊すユゴン。

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ヒョヌは慌てて外に飛び出します。

一方スヨンは、自分に涙を浮かべながら謝ったユゴンを思い出し、Uターン。

家の外に出てきたユゴンは監視要員を倒します。駆けつけたヒョヌに誰の仕業かと詰め寄るユゴン。

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怒鳴るユゴンに、誰に指示されなくても、自分は同じことをしたとヒョヌ。

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「スヨンを銃で撃ったじゃないですか。
チーム長ならそんな人間を信じられますか?」

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その言葉に、力なく腕を下ろすユゴン。

「やめて、ヒョヌ!」 

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「チーム長に何てこと言うの? どんな状況だったか、あんたも知ってるじゃない!」

スヨンを見つめ、つらそうにその場から離れるヒョヌ。

ユゴンも部屋に戻り、暗闇の中で悔しげに沈みこみ・・・。

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苦しい時を迎えるヒョヌとユゴンです。

そしてジュンウォンのもとには。
テヒがヨナを連れてきていました。

シャワーを浴び、ジュンウォンと向かい合うヨナ。

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「今から私の聞くことにちゃんと答えて」

「なんだよ、怖いな」

「一体オッパの正体は何なの?」

「何だよ、急に?」

「カンボジアで自由に遊びまわってた脱北者の遊び人? 朝鮮民主主義人民共和国の政治局次長ユ・ジュンウォン? それともアイリスと手を結んで北南の平和特使を殺した暗殺者? どれが本当の顔なのよ?」

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怖い顔で詰め寄るヨナに、一気に色んなことを言うなとかつてのようなオチャラけた口調で抗議するジュンウォン。
そんな風に言われたら、自分でも自分が何者か分からないじゃないかと言います。

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ごまかさないでとヨナ。
また北に帰って忠誠を誓うつもりならとのヨナの言葉に、完全に誤解しているとジュンウォン。
自分は今日、北から粛清命令が下され北に送られるところだったのをかろうじて逃げてきた。そんなことも知らないくせにと怒鳴って見せるジュンウォン。
信じられなければ部下のパク・チュンソンに聞けと大声を上げます。

お前は知らないだろうが、俺には計画があるのだとジュンウォン。
北に復讐する力を蓄えるまでは、ここでやることがあると続けます。
言いたくなかったが、自分の母も自分のせいで収容所に送られたのだとジュンウォン。戸惑うヨナはなぜ今頃そんな話をするのかと睨みますが、言うタイミングがなかったからだとジュンウォンに淀みはありません。
北に復讐するとのジュンウォンに、一体どうやってとヨナは噛み付きますが、ジュンウォンはペク・サンさえ捕まえれば可能になるので、お前も協力しろといいます。

もし嘘だったらその時は殺すというヨナに、殺せとジュンウォン。
もう俺を信じろと見つめます。

疑いを残しながらもジュンウォンの言葉を胸に収めるヨナです。

そしてウィ・サンチョルは。

酒を飲みながら独り言でペク・サンに詫びます。
自分の人生、残されたのは仮の名だけだとため息をつくウィ・サンチョル。

その時何者かが目の前で銃を構えるの気づきます。

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どうせ自分は長くは生きられないと言いかけたウィ・サンチョルを容赦なく撃ち殺した男。男はその銃に、NSSで盗んだユゴンの指紋を貼り付けます。

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ジュンウォンはテヒの手引きでクォン・ヨンチュンに会いに行き。

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党から召喚状をもらったはずなのに、よく逃げられたなとクォン・ヨンチュン。計画が終われば自分が赦免してやるので恐れることはないと言います。

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共和国の富国強兵のためには恐れることなどないと応じるジュンウォンに頷くクォン・ヨンチュン。

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クォン・ヨンチュンにアイリスの行動部隊が死に、レイも負傷してNSSに逮捕され生死すら分からない状況だと報告します。

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ミスターブラックは恐らく新たな行動部隊を構成するだろう。自分もパク・テヒと組織をつくってきたので、本格的にミスターブラックと手を結べるようにして欲しいと申し出るジュンウォン。

真顔でクォン・ヨンチュンに迫るジュンウォンで、ラスト。

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大きな謎が出てきましたね。

まずはペク・サン逃亡の謎。

これは、どうもチェ・ミンが逃亡込み込みでペク・サンを行かしたように見えますが、どうなんでしょうね。

あとはなんと言っても、ウィ・サンチョルを殺した男。
ユゴンの指紋を睨んだシルエットは、間違いなくシヒョクな気がしたのですが、よく考えてみるとシヒョクではあまりにもなんのひねりもないですよね。(笑)
となると、順当に、カン・ビョンジンでしょうか?
いえ、きっと「あの人が?!」という人だろうと思うので。(笑)

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ユゴンとヒョヌは本格的にぎくしゃくしてきて、ちょっと悲しくなってきました。
ヒョヌも好きなので、二人の仲が悪くなりそうなのが、視聴者としては見ていてつらいです。

今後はNSSに隠れているアイリスのスパイが誰かが焦点になってきそうな『アイリス2』。
鍵を握るのは、実はチェ・ミンだったりするかもしれませんね。

また次回も目が離せません。