みなさま、こんにちは。白香夏です。

今日は私の翻訳書『幸せな通勤』の著者でいらっしゃる法輪和尚の日本への支援についてご紹介しようと思います。

法輪和尚は韓国で浄土会という仏教団体を主宰していらっしゃるのですが、国際的な救援活動を人道的観点から行っているNGOを浄土会の傘下に置いています。

その名もJTS(Join Together Society)。

JTSはこれまでもインドやフィリピン、アフガニスタンなど海外での救援活動を行っていて、そうした人道的な活動が認められて法輪和尚はアジアのノーベル平和賞と呼ばれるマグサイサイ賞も受賞されているのですが、このたびの東日本大震災でもJTSはすぐに日本への援助を決定し、先月中に先遣隊を派遣して被災地の現状をリサーチしたのち、今月の2日には支援物資を新潟港に向けて送ってくださいました。

以下は仁川港で行われた船積み式の様子です。写真はJTSのウェブサイトから拝借いたしました。

仁川港での船積み式記念写真

法輪和尚

支援物品

「ガンバレ、日本!」のプラカードを持つ女の子


支援物品としては豆乳を10万個、幼児用離乳食10トン、子ども用オムツや歯ブラシ、歯磨き粉、幼児用の肌着や洋服など、金額にしておよそ30万ドルにも及ぶ支援物資を送ってくださったそうです。

日本国内にいる私も、何か助けになりたいと思いつつ気持ちばかりが急いて何も出来ずにいるというのに、こうした隣国からの素早い支援には本当に頭が下がります。

とりわけ私にとっては法輪和尚は著書を翻訳させていただいたご縁のある方ですので、大変ありがたく、感激もひとしおです。

今、被害を受けた東北の皆様はまだまだ苦しい現実の中に置かれていらっしゃいますし、被災しなかった私たちも心に深い傷を受けたままですが、こうして日本を助けようとする隣国をはじめとした様々な国際的な支援の手に報いるために、これからもより一層平和と友好に努める日本であって欲しいと心から願わずにおれません。

ところでJTSの日本救援キャンペーンで募金の呼びかけをを担当しているのは、女優のハン・ジミンさんです。
『チャングムの誓い』で医女のシンビを演じ、『イ・サン』ではヒロインを演じた方ですね。


顔だけでなく心まで美しいとインターネット上で大絶賛されていらっしゃいますが、私も同感です。

被災地にもきっと韓流ファンの方がいらっしゃるだろうと思い、ご紹介させていただきました。折を見て、また他の韓流スターの支援についてなども綴っていけたらと思います。

被災地のみなさまが、一日も早く日常生活を取り戻せますように。