みなさま、こんにちは。

関東地方、成人式の日は朝から大雪に見舞われました。路面の凍結に気をつけないといけませんね。

さて、『チョンダムドンのアリス』11話。早速まいります。

チャリティーバザーの会場でチャ会長と顔を合わせたGN一族とタミー・ホン。
しっかりした子どもたちで安心だろうとするチャ会長に、これから色々教わることが多いと答えるイナの母。
兄のミニョクは父がパリからじきに戻ると伝えます。
やり取りを見ていたマダムたちが、縁談が持ち上がっていると聞いているとチャ会長に話しかけます。曖昧に応じるチャ会長を見て、人の心はどうなるか分からないので何も決まっていないとそつなく話題を終わらせようとするイナの母。
そこへやってきたスンジョ、いきなり父親とGN一族、タミー・ホンの前でセギョンと結婚すると宣言します。

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別室で怒りを露わにするチャ会長。
何のつもりかとスンジョを怒鳴り散らします。

ずっと我慢してきたのに、最後までこんな形で復讐するのかとスンジョの父。

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復讐といわれ、怒るスンジョ。
復讐のために女を愛するとでも言うのか、自分をそんな人間だと思っているのかと感情的になります。

「僕はセギョンさんを愛してます。侮辱しないで下さい」

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愛してるなら二人で勝手に幸せにやればいいものをなぜここに来たのかと父。
スンジョは自分の縁談に関して勝手なことを言われているので、現実を知らせるために来たのだと答えます。

隣の部屋ではタミー・ホンがGN一族の怒りを一身に浴びていました。
あの女のことは気にしなくていいといったのに、どうなっているのかとイナの母。
タミー・ホンは自分の読みが足りなかったと頭を下げますが、イナの兄、ミニョクは人が変わったように激高します。

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「GNがロイヤルグループにコケにされたと噂が一瞬で広まっているのに、読みが足りなかっただと? しかもうちの契約社員に縁談を壊されるとは、こんなの話になるか!」

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何か言おうとするタミー・ホンに黙れと大声を上げるミニョク。
イナは兄を止めます。
こういうことは騒げば騒ぐほど泥が塗られるもの。このまま何もなかったことにしようとイナは言います。

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頭を下げながら、もう少し時間をくれと頼むタミー・ホンに、謝るのもやめろとイナ。なにもなかったのだから、と。
兄は黙って引き下がれないと言いますが、何よりも自分がチャ・スンジョに関心が失せたのだとイナは続けます。私たちのような人間にとって結婚がどれほど大切なものかがまったく分からない、そんな青二才とはどんな物事も一緒にやれないと。

隣りの部屋でもバトルが行われています。

「愛? お前はこの女を本当に愛してるんじゃない。俺を苦しめようとしているだけだ!」

どういう意味かと尋ねるスンジョに、自分が一番嫌いな女を連れてきたではないかと父。以前も散々やられたのに、二度も同じような女を好きになる筈がないと決め付け、セギョンに向かって「お嬢さんはそういう女だ」と暴言を吐きます。

「こいつが本当に好きでしていることだと思ってるのかね? 私が認めた途端に捨てられるのがオチだ」

これ以上暴言をセギョンに聞かせたくないスンジョは、表に出ているように頼みます。
出るなら一緒に出ようというセギョンに、出ていてくれと大きな声を出すスンジョ。

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スンジョの怒りに油を注ぐように、セギョンに対し、どの大学を出て親は何をしているのかと訊く会長。セギョンはすっかり縮こまっています。

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スンジョはたまらずセギョンの手を引き、廊下に連れ出します。

「ちょっと待っててください」
静かにセギョンに言い残し、部屋に入っていくスンジョ。

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中から聞こえるチャ会長の怒鳴り声。

『私が何をした? 飢えさせたか? 勉強をさせなかったか? 
なにもかもを与えられて大きくなったクセに!』

『僕が本当に望んでいるものがなんなのか、知ろうとすらしなかったじゃないですか!』

親子の怒鳴り合いをいたたまれない思いで聞くセギョン。
その時隣の部屋からイナが出てきます。

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おどおどしながら会釈するセギョンにおめでとうと声をかけるイナ。
少々おかしな展開にはなったものの、この界隈ではよくあることなので大したことない、頑張ってと言います。

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イナが出てきた部屋でミニョクが「どう責任取るんだ!」と物を投げつけながらタミー・ホンを怒鳴っているのがセギョンの目に入ります。

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「あんなに大勢人がいる場所で、よくもあんな赤っ恥をかかせてくれたな!」

怒鳴るミニョクの声。そしてチャ会長の声。

セギョンはその場に力なく座り込みます。

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ユンジュ。私たちがチョンダムドンに入るって、こういうことなんだね。

スンジョはGNとの縁談をわざと推進したのだろうと父を疑います。

「ソ・ユンジュがGNの嫁になったのを知って、わざとやったんでしょう? あの家と僕を関連付けて僕を苦しめるために。屈服させるために!」

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父は「そうだとも! お前を屈服させるのがわしの生涯かけての望みだ!」と怒鳴ります。

「お前は口さえ開けばわしをなじるが、わしの言うとおりにしないお前が悪いんだ!」

「言うとおりにしないから、それでも息ができてるんですよ! あの家にずっといたら、息が詰まって死んでました!」

「こいつめ!」

「だから駄目なんです。会長と僕は」

スンジョの言葉に、自分も同じだと毒を吐く会長。

タミー・ホンはまだミニョクになじられていました。
今回の縁談でお前が取引しようとしたもの自体が生意気だったのだとミニョク。

お前はデザイナーじゃない。
縁談一つで存在が左右されるマダム・トゥだ。
ちっ。これだからどこの馬の骨かも分からないやつは信じられないんだよ。

屈辱的な言葉を浴びせられるタミー・ホン。

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表に出たミニョクは、セギョンを見ると「もう辞めますよね。ジャン・ティエル・シャのフィアンセなんだから」と嫌味を浴びせます。紳士的な会長の姿など微塵もありません。

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続いて出てきたイナの母。「なんでこんな話にもならないような女を・・・」と息子同様侮蔑を浴びせて通り過ぎます。

踏みつけられ、怒りが収まらないタミー・ホン。
部屋から出てセギョンを見つけると、鬼の形相で睨みます。肩のすくむセギョン。タミー・ホンが口を開こうとした瞬間、スンジョが出てきます。

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タミー・ホンはスンジョに頭を下げます。
タミー・ホンを睨むスンジョ。

「見たでしょう? 手を引きなさい」

セギョンを連れて行くスンジョ。
ちょうど出てきたチャ会長にも、タミー・ホンは自分が見誤ったと頭を下げます。

「ピョンチャンだと? 分もわきまえずに取引などしおって」

取り付く島もなく去るチャ会長に、タミー・ホンも悔しさとやるせなさがこみ上げます。

スンジョは行き先を告げずにセギョンをどこかに連れて行きます。

オフィスに戻っても怒りが収まらないタミー・ホン。

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その時やってきたタミー・ホンの部下。

部下は以前セギョンの家の近くで待っていた女とセギョンが夕べ会い、妙な会話をしていたので動画で撮っておいたとカメラを差し出します。
そこに撮られていたユンジュとセギョンの会話に、驚愕するタミー・ホン。

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とある場所にセギョンを連れて行き、自分の身の上を語り始めるスンジョ。

「10歳の時からでした。父を見ると、息がうまくできなくなったのは」

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「10歳の時、母が父と離婚して家を出たんです。
ところがある日、急に学校の前に迎えに来たんですよね。
何日か一緒にいてまた家に戻されたんだけど、それ以来一度も会ってないです。
なぜ連れて行ったか分かります?」

「なぜです?」

「慰謝料です」

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「僕を密かに連れ去ったあと、自分の言うとおりの慰謝料を出すように迫ったんです。10歳の子どもに、父はそんな話を全て話して聞かせました。そして、誰かがお前を愛していると言ったら、信じるな、それはお前を利用するという意味だ、って。
愛してるって言葉が、その時から一番残酷な言葉になりました。誰かがその言葉を口にすると、胸がずきっとくるんです。”ほんとなのかな?”って。その瞬間からは、地獄です。ずっと疑い続け、不安に駆られる」

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「ところがある日、ある女性がこう言ったんです。愛しているの反対は、あなたを愛していない、お前を利用する、ではなく、その人のためにしてあげられることが何もないことだって」

涙を流すセギョンの傍で跪くスンジョ。

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「世の中に恐ろしくない愛もあるということを、セギョンさんが示してくれたんです。
セギョンさん、僕と結婚してください」

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ダイヤの指輪を差し出すスンジョ。
セギョンはプロポーズにどう答えればいいのか戸惑い、視線をそらします。
その時かかってきた電話。タミー・ホンからでした。体が固まるセギョン。

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セギョンは携帯を手にとると、スンジョを待たせ化粧室に入ります。
携帯の画面に流れてきたのは、夕べ交わしたユンジュとの会話でした。

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呆然とするセギョン。
その時画面からタミー・ホンの声が聞こえてきます。

『ハン・セギョン。お前は終わりだ。お前には二つの道がある。パリか、地獄か。一日やる。明日のこの時間までに決めて訪ねて来い。1秒でも遅れたら、終わりだ』

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絶望的な展開に、座り込んでしまうセギョン。震えが止まりません。
その時、セギョンを案じるスンジョが大丈夫かと声をかけます。

「今日は色んなことが急すぎますよね? 実は僕は逃げるのが得意なんです。
絶対にこんなふうに強引に押すことが出来ないんです」

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「パリに行ったのも実際は逃げたんです。父から。あの家から。
何十年かあの家で暮らしながら、考えてたんです。
ここを出れば、本当の自分の家があるはずだって。
“おかえりなさい”って迎えてくれて、頑張ったね、よくやったねって言ってくれるような家が」

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「自分の家さえ手に入れれば、僕は幸せになれるって思ってました。でも、そんなものはどこにもありませんでした。僕の人生にそんなものはありえないと思っていました。
でも、もう見つけました。セギョンさんが僕の家なんです。ないと思いながらも、探し続けた僕の家なんです」

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「なにもかも急すぎるってこと、分かってます。当然そうだと思います。待ちます、セギョンさんが受け止められるまで」

ドア越しにスンジョの言葉を聞きながら、涙を拭い、決意したように立ち上がるセギョン。
扉を開け、スンジョの前に姿を現します。

「私がある日突然スンジョさんの前から姿を消したら、その日のうちに死ぬって言ってください。嘘でも構いません。それだけ言ってください」

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「なぜ急にそんなことを?」
スンジョはセギョンのとっぴな発言に、戸惑いを隠せません。

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「あとからどうこう言いません。それだけ言ってください」

「本当に、あとから違ったとか言いませんか? 言わないと約束するなら・・・。
セギョンさん。セギョンさんがある日突然僕の前から姿を消したら、その瞬間、死にます。必ず」

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涙をためながらその言葉を受け止めるセギョン。

「指輪、はめてください」

左手を差し出すセギョン。感激の面持ちで指輪をはめるスンジョ。

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「私も約束します。
どんな瞬間が訪れようとも、私は絶対にスンジョさんの元を離れません。スンジョさんが逃げたら、私が探しに行きます。スンジョさんが行けって言っても、きっと傍にいます」

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視聴者号泣。

そして、視聴者の涙も瞬時に引っ込む、タミー・ホンのオフィス。
憎々しくユンジュとセギョンの映像を見ています。

突如物を投げるタミー・ホン。その音に驚き、職員が駆けつけます。
お前もどうせ笑ってるんだろう? デザイナーを語る者がヤクザ者みたいに動画で人を脅迫したりなんかしてとタミー・ホン。

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女衒(ぜげん)の真似事しているうちに、なんでもやるようになったとでも思ってるのだろうと怒鳴るタミー・ホンを職員は落ち着かせようとします。

「ハン・セギョン。初めて会った時から嫌だった。覚えてるか? 誰かに似てると言ったろ? 俺だよ。俺とそっくりだ。俺もこうやって同じように踏みにじられた。同じように踏みにじられ、いまや同じように踏みつぶさなきゃならない」

自嘲気味に語るタミー・ホンに、この世界の摂理だから仕方がないと職員。うまくやっていると励まします。それが出来ずに踏み潰されるより、マシではないかと。

「そうだよ。でも少なくとも、こういうのはカッコよくは見えないよな。
俺たちみたいな人間のエンディングって、なんなんだろう」

タミー・ホンに苦悩が芽生える瞬間です。

その頃ユンジュは。

家に帰ってきた夫から事の顛末を聞き、驚きます。
イナと顔を合わせ、自分もまったく知らなかったので驚いたと話すユンジュ。すぐ忘れられるので、あまり気にしないよう慰めます。

イナはユンジュにハン・セギョンについて一つ残らず話して欲しいと言います。
その様子に脅威を感じるユンジュ。

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慌てて家を出るユンジュ。
セギョンに電話をかけようとしたその時、セギョンから電話がかかってきます。

どうなっているのかと焦るユンジュに、話があるとセギョンは呼び出します。

イナは一人になってユンジュと先ほど交わした会話を思い出していました。

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シャ会長はおかしな噂もあったので、縁談としては釣りあわない人だとユンジュは言ったのでした。
自分を追い出したいはずなのに、なぜか縁談が駄目になって安堵しているように見えるとのイナの言葉に、そんなわけないとユンジュは答えます。
初めてジャン・ティエル・シャを家に招いた時、プレゼントを渡され硬直していたユンジュを思い出すイナ。
何があるのだろうとかんぐり始めるイナです。

ユンジュとセギョンは公園で会っていました。

セギョンから動画を見せられ呆然となるユンジュ。

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「なにこれ・・・。どうなってんの? どうなってんのよ?!」

タミー・ホンが縁談の邪魔になるセギョンを尾行させ撮った映像だと聞かされ、もう終わりだとつぶやくユンジュ。

「二つの道を開いてくれたわ。パリか地獄か」とセギョン。

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「地獄。そうね、地獄。結局そうなるのね。みんなが言うじゃない。私たちみたいな女は結局地獄に行くって。地獄・・・」

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自暴自棄になるユンジュに、セギョンは厳しい言葉を放ちます。

「あんたが自分で招いたのよ。あんたが間違ってたのよ」

「どういう意味?」

「愛が最初だったって言ったわよね。なのになぜ?
チャ・スンジョの父親があんたを訪ねてきた時、なぜすぐに認めて引き下がったの? なぜ自分が最初に始めた愛を、あんたの価値を全て自分で落としたのよ?
あんたは自分で自分をお金目当てで近づく女に仕立てたのよ。そのせいでずっと縛られ続けてる」

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「地獄? ソ・ユンジュ。しっかりしなよ。あんたが私に言ったんでしょ。”ビビらずに、ビビるな”って。
どのみちあたしたちは貧しいのよ。持たざる者はいつだって疑われる。いつだって甚だしく疑われるの。でも私たちが自分でそれを認めたら、自分の存在が本当になくなるのよ。
私はあんたのようにはしない。
自分の価値、自分の存在、自分の愛をすべて認めてもらった上でチョンダムドンに入るわ。自分のやり方で」

スンジョはトンウクに来てもらい、事の顛末を説明していました。

「僕の彼女、ハン・セギョンです。僕たち、結婚します」

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スンジョの言葉に驚くトンウク。
それでどうなったのかと尋ねます。
みんなが、特にはチャ会長が、口をあんぐりあけていたと愉快そうに話すスンジョ。

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そしてアイクリームを塗りだすスンジョ。これもなにかのPRでしょうか?(笑)

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「なんと仰ってた?」

「反抗してるんだろう、だって。ああいう発想ってどこから来るんだろうな? チャ会長って一体なんの病気なんだ?」

努めて明るく話すスンジョに、なぜそんなことをしたのかと心配するトンウク。

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「なんでそんなふうに結婚するなんて言うんだよ?」

「じゃあどうするんだよ?」

「正式にちゃんと訪ねるべきだろ。なんでそんなふうにしたんだよ」

「言っただろ。俺の結婚を騒いでる人たちに・・・」

「怖くなったのか? 正式にセギョンさんを紹介して挨拶させたのに、また反対されるんじゃないかって? だから最初にことをしでかしたのか?」

「おい」

「スンジョ。こんなやり方じゃ解決できないよ」

「なにが?」

「お前とお父さん」

「やめろ」

「お前も和解を望んでるじゃないか。だったら初めからちゃんと・・・」

「やめろってば。俺は今日、セギョンさんに正式にプロポーズして、結婚する約束をしたんだ。こんないい日を、お前こそぶち壊す気か?」

スンジョの弱々しい笑顔を見つめるトンウクです。

そしてユンジュとセギョンも話を続けていました。

「チャ・スンジョをキム秘書だと思っていた時、好きだったよ。
そして、会長だと知って、もっと好きになった。それは認める。
でも、それの何がいけないの?
あんたの言うとおり、愛って全部ひっくるめたものでしょ?」

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「チャ・スンジョは私が欲しいものをすべて持っている男よ。
お金。そして、愛。私はその二つとも手に入れるわ。
ビジネスで成功したいのも私だし、愛を手に入れたいのも私だから」

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「あんたが間違ってたのよ。愛とビジネス、共存出来るわ」

「不可能よ」

「可能よ。可能にしてみせる」

「出来ないわ。そうやって、結局は二つとも失うのよ」

「愛を守るというビジネス」

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「ビジネスで大事なものは一つだけだって言ったわよね。
そうよ。これからの私のビジネスは、チャ・スンジョへの愛を守ること。
いい子のフリ、良心的なフリ、全部やめるわ。告白? しないわ。結婚する。
一生チャ・スンジョが望むとおりの姿で、チャ・スンジョを守る。
これからは、ハン・セギョンのシークレットダイアリーよ。
だからソ・ユンジュ、あんたは私に手を貸して。あんたの地位は私が守ってあげるから。
その代わり、私がチャ・スンジョと結婚したら、私たち一生会わないようにしよう。分かるよね? 自分の夫の昔の女と、顔合わせたい人なんていないって」

悩みながら過ぎ行くそれぞれの夜。

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セギョンは一人つぶやきます。

『私は、完全に、黒くなった』

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翌日。

タミー・ホンのところにシン・イナがやってきます。

昨日は兄が言い過ぎたと謝るシン・イナ。タミー・ホンは自分が悪かったと言いますが、人間相手なので人が変数になることもあるとイナは理解を示します。
ただ、その変数に納得がいかないとイナ。シャ会長にとってもこの縁談はビジネスとして価値があるのに、なぜハン・セギョンを選んだのかと尋ねるイナに、タミー・ホンはなんと言うべきか悩みます。理解できないことが一番耐えられないので納得させて欲しいと続けるイナ。
タミー・ホンは動画の収められているタブレットにちらりと目をやりながら(理解?)と心でつぶやきます。
その時、職員に呼ばれ、先約があると中座するタミー・ホン。
イナはタミー・ホンの戻りを待つことにします。

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ぐったりしながら待ち合わせ場所に下りていくタミー・ホン。

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イナはテーブルに置かれたタミー・ホンの資料に気づきます。
人物別にファイルされた資料。目に入ったチャ・スンジョの文字。

イナはとっさに書類を手に取りますが、その時、下にあったタブレットのカバーを開いてしまいます。
写っていたのは、セギョンとユンジュの姿。

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再生しようとした瞬間、職員が入ってきたため、慌てて書類を元に戻すイナ。
約束があるとブティックを出ます。
タミー・ホンが何か隠していると歯噛みするイナ。

タミー・ホンの先約は、セギョンでした。

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「決めたか? どっちだ? パリ? もしくは地獄?」

不遜な口をきくタミー・ホン。セギョンは余裕で応じます。

「返事をしにきたんじゃありません。提案しにきたんです」

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「提案?」

「GNファッションとロイヤルグループとの縁談は終わりました。分かりますよね? チャ・スンジョは父親が圧迫したところで結婚する男じゃないし、その上あなたが見たとおり、ソ・ユンジュも絡んでます。当然終わりです」

「そんで?」

「ここからは私じゃなく、あなたが答える番です。GNとロイヤルグループのどっち側です?」

「何言ってんだ?」

「チャ・イルナム会長とチャ・スンジョの親子関係さえうまくいけば、チャ会長との約束は有効なんでしょ? それを解決できるのは誰だと思います?」

「それが自分ってこと?」

「ええ」

せせら笑うタミー・ホン。

「チャ・スンジョは今は自分を見失ってるから置いておこう。チャ会長は?」

「可能です」

セギョンは毅然と言葉を続けます。

「あなたが私に手を貸すから」

驚いて聞き返すタミー・ホンに続けるセギョン。

「ソ・ユンジュが言ってました。チョンダムドンに入るためには、ここの住人のマインドにならなきゃいけないって。この界隈の人たちのマインドで話しますね。
私に手をお貸しなさい」

「なんで俺が?」

「簡単でしょ。あなたにとって、何がより利益になります?」

笑い出すタミー・ホン。ドラマの見すぎじゃないかと馬鹿にします。

「ドラマだといつもそうだろ。貧しいけど心優しい女が金持ちの男と恋に落ちる。誠心誠意を尽くして相手の両親を説得する。そしてある時点でハッピーエンドになって終わる。でもお前は、貧乏だがいい子ではないだろ? チャ・スンジョを純粋に愛したわけでもないし。そんなお前が相手の親を説得して、ハッピーエンド? そんなのあると思う?」

「じゃあ私のエンディングはどうあるべきなんです?
男の金目当てに近づいた女の悲惨な末路? そして私は破滅し、幸せな正義が実現する?
一体あなたや私、そしてソ・ユンジュみたいな人間に対するチョンダムドンの結論って、なんなんです? 私たちの物語の教訓はなんなのかと訊いてるんです。
分相応に生きろ? 後先考えて行動しろ? 登るべきでない木に登ったなら落ちて死ね?
こんなふざけた教訓、冗談じゃないわ。こんな教訓しか得られないなら、私はそもそも始めてすらいません。あなたも同じでしょう? こんな教訓を得るために、ここに入ってきたんですか?」

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「さっきの言葉、その通りです。私はもういい子じゃありません。いい子で純粋な女なら事実をすべて告白して、許しを請うたでしょう。でも私はそんなことしません。私はいい子で純粋な女ではなく、貧しくて悪い女だから。貧しくて悪い女は、絶対に告白なんてしません。
一生心に重荷を背負いながら暮らすことになろうとも、生涯醜く愛するとしても、私は止めません」

「しくじったら?」

「その時は認めないと。あなたもまだ失敗したわけじゃありません。まぁ、マダム・トゥの真似をするのが分相応だと思うなら、仕方ないです。二日あげます」

言いたいことを言い、去っていくセギョン。

考え込むタミー・ホン。

セギョンはスンジョの家に行きます。

結婚式を挙げにパリに行こうとスンジョ。
スンジョは本社の会長にパリ本社の勤務を願い出たと伝えます。

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セギョンはパリで勉強し、自分は本社で働くのはどうかとスンジョ。
韓国を去りたいのかと尋ねるセギョンに、セギョンが勉強できていいと思ったのだとスンジョは答えます。
結婚式も二人でパリで挙げるのかと尋ねるセギョンに、何を言うのかとスンジョ。

「お父様、お母様、セジンさん、トンウク、ムン秘書、アジョンさんも全員招待して・・・」

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「スンジョさんのお父様は?」

その言葉に固まるスンジョ。

「スンジョさん・・・」

「家はリュクサンブルグ公園の近くに構えましょう。週末には散歩したり、本を読んだり。いいでしょう? モンマルトルの丘にも登って。クレープ屋さんも。あー、この間予約したのになぁ。ここには必ず行かないと。あとは・・・」

セギョンに父の話をさせまいとするスンジョ。その時セギョンにスンジョの父からメールが入ります。明日5時に会おうとのメール。

翌日。

セギョンにチャ会長は親は何をやっているのか、家はどこかと尋ねます。
父親はパン職人で母親は養老士の資格を取るために準備中、家はマボンドンと答えるセギョン。

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あまりの釣り合わなさに、露骨にため息をつき、本当に結婚するつもりなのかと尋ねるチャ会長。

「耐えられるか? 結局はお嬢さんが傷つくだけだ。私に反抗しようと、ムキになって執着してるだけですからね」

「執着だとしても構いません。執着だったとしても、なぜスンジョさんがそうなのか、知っていますので。
会長はご存知じゃないですよね? いいえ、関心がないんですよね?
一度でもなぜ彼がそうなのか、関心を持ってお考えになったことがありますか?」

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「お前が何を知ってる? お前が何を知ってるからって、大口を叩く?」

大きな声で威嚇し、怒って去っていくチャ会長。

その頃、セギョンの妹のセジンのバイト先には、仲間たちが集まっていました。

セギョンがOKした時に撮った動画を見て喜ぶ一同。
ここでキスすべきなのにというアジョンに、OKしたてでキスは早いとムン秘書。
OKしたのだから、キスで答えるのもありだとのアジョンに、アジョンと自分の場合を想像してムン秘書はにやけます。

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スンジョが奥手そうなのでキスできるだろうかと心配する女子たちに、そんなことは心配要らないと意味深なトンウク。一堂は盛り上がります。

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ちょうどやってきたセギョンを思いっきり冷やかす仲間たち。

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セギョンはトンウクに相談を持ちかけます。

「スンジョさんからの相談を漏らせないのは分かっています。でも、手をこまねいてばかりはいられないと思って。スンジョさん、本心は違うのにお父様に会うとすぐぶつかってしまうんです」

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「スンジョがよく見る夢があるんです」」

「夢?」

「父親の葬式に行く夢なんです。それって罪悪感からなんですよね。
父親のせいで息苦しい思いをしていて、憎んでいる一方で、父親と自分から絶縁したことを後悔しているんです。罪の意識を感じているし」

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「今も自分が先に手を差し伸べるのを怖がってるんです」

「また拒絶されるんじゃないかって思ってるんです。
スンジョはいま、あいつなりに全身で叫んでるんです。俺を見てくれって」

イナは自分がユンジュとセギョンは何を話していたのか、タミー・ホンは何を騙しているのか、怒りが収まらずにいました。

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一方のタミー・ホンは、セギョンに言われた言葉を思い出していました。

「生意気な」

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心の呟きとは裏腹に、笑みを浮かべるタミー・ホンです。

セギョンは子どものころからの絵や賞状を持って、再びスンジョの父を訪ねます。

なぜまた約束もないのに来たのかと不愉快そうなチャ会長に、「先日、スンジョさんが反抗しているのだと仰いましたよね?」と切り出すセギョン。

「本当に反抗しているのなら、会長に会わずに暮らせば住めばいいだけです」

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「なんだって?」

「スンジョさんは会長の周りをずっとうろうろしているんです」

「顔を合わせて怒らせたいからだろ!」

「会長に認めて欲しくてなんです」

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「スンジョさんが言っていました。うまくやれることは会長にお見せしたいし、出来ない事は隠したいって。会長は一度もスンジョさんを褒めなかったんですよね?」

持ってきたものを取り出すセギョン。

「私が描いた絵です。そして私がもらった賞状。私の父も私を特に褒めてくれたことはありませんでした。ただ、全部捨てずに取っておいてました。とても小さい頃からのものまで、全部。
私はそれで十分でした。父がこんなふうに私を自慢に思ってくれているんだなって思えたから。
会長から一度だけ先に手を差し伸べてくださるわけにはいきませんか?」

セギョンは立ち上がり、深々と頭を下げます。

「お願いします」

絵と賞状を残し去っていくセギョン。

チャ会長は絵を手に取ります。思わずこぼれる笑み。
幼い日にセギョンが描いた絵を見ながら、昔スンジョの描いた絵を見た時の記憶がよみがえります。

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息子さんにはかなりの才能があると報告する絵の先生に、もう出てこなくていいと伝えたチャ会長。男は他に学ぶべきものがあるので、才能があるとは絶対言わないようにと釘を刺したのでした。

『会長は一度もスンジョさんを褒めなかったんですよね?』

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セギョンの幼い頃の写真を見ながら、その声がチャ会長の脳裏に蘇ります。

職場に戻ったセギョンは、タミー・ホンからのメールを受け取ります。
タミー・ホンに会うべく職場を離れるセギョン。
ちょうどイナと顔をあわせます。

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芸高時代、義姉とは親しかったのかと尋ねられ、それほどでもないと答えるセギョン。
今はどうかと訊かれ、ご存知の通り今も親しくないと答えます。

イナはキム代理にタミー・ホンーの持っているのと同じタブレットカバーを買ってこさせるべく、絵を描いて渡します。

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タミー・ホンに会うセギョン。

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「前に話したことありますよね? 僕も誰かに助けて欲しいと哀願したことがあるって。まさにこの場所で、大勢の人が見ている前で、土下座したこともありました。
でも次第に、人が僕にお願いすることのほうが増えた。そのたびに伝えました。”申し訳ないですが、駄目です。駄目なものは、駄目なんです”」

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タミー・ホンの言葉に黙って聞き入るセギョン。

「セギョンさんの言うとおり、挫折と怒りはたくさん見てきました。でも今は、セギョンさんの目にそんなものが見えませんね」

「じゃあ、何が見えるんです?」

「再び、欲望」

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「欲望から挫折や怒りに変わるケースはたくさん見てきました。
でも、挫折や怒りからまた欲望に戻るのは自分しかいないと思ってたのに」

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「自信、あります?」

「なんのですか?」

「一生告白しない自信。それと、アルテミスじゃなく、ロイヤルグループの奥様になる自信。
約束して。ロイヤルの奥様になった暁には、僕に翼を授けるって」

セギョンの提案を受け入れたことに驚く職員。なぜなのかと尋ねます。

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「そうだな。なんでかわからない。なんでだろ? でも一つはっきりしてるのは、なぜかあの提案にイエスといったほうが、かっこいいと思えたんだ」

流れる街を見ながら笑顔を見せるタミー・ホン。

その頃ちょうど、シン・イナがタミー・ホンに会いに来ていました。

オフィスで話を聞こうとした矢先に絵が届き、送り主が直接タミー・ホンにサインをもらうよう求めていると伝えられ、タミー・ホンはイナを残して降りていきます。

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一人になると、イナは持ってきた自分のタブレットをタミー・ホンーのものとすり替え、化粧室に駆け込んで動画データを探し出し、自分に送信します。

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無事データを盗み、タブレットを元に戻すイナ。

話を始めようとするタミー・ホンに、セギョンのことは答えないのかと尋ねるイナ。タミー・ホンはいまさら言うのは忍びないが、実は問題はハン・セギョンよりもチャ・スンジョにあったといいます。チャ・スンジョは政略結婚にあわないタイプなのに、自分が見抜けずに申し訳なかったと詫びるタミー・ホンに疑いの眼を向けるイナです。

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スンジョはセギョンとの結婚を認めてもらうため、セギョンの家を訪れていました。
急なことに驚く両親。

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セギョンには正式にプロポーズしたし、セギョンの両親の許しさえ得られれば、すぐに結婚準備に入るとスンジョ。ところがセギョンの父は首を縦に振りません。

「私は認められない。君がいい人なのは分かるが、今までセギョンは随分苦しんでた。ちょっと恋愛して終わればいいと、正直思っていた」

きつい言葉に、戸惑いを隠せないスンジョ。

「お父様、なぜそのようなことを仰るのですか?」

「差がありすぎる結婚は、するもんじゃない。身に余る結婚だからって、喜んで了承できるものではない。差がありすぎるのが、私は怖いんだ」

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「お父様、仰っている意味は分かりますが、僕は金持ちではありません。むしろ、セギョンさんが僕に与えてくれるもののほうが、ずっと多いんです」

「何よりも大事なのは、うちのセギョンは、自分の娘だからそう見えるかもしれないが、愛らしくて、どこでも愛される子だ」

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「よく分かっています」

「正常な家庭で、愛されながら暮らして欲しいんだ。父親と縁を切るような家に、やりたくない」

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娘を思うセギョンの父の当たり前の言葉に、二の句が告げないスンジョ。

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「僕のことを息子として受け入れてくださればいいのに。僕、息子としてうまくやれる自信あるのに」

二人きりになり、愚痴をこぼすスンジョ。

セギョンは笑いながら、「うちが羨ましいでしょ?」と尋ねます。

「ええ。羨ましいです」

「じゃあ、一度だけ私の言うことを信じて、私の言うとおりにしてくれませんか?」

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「なにを?」

「スンジョさんが先にお父様に会いに行ってください」

そっぽを向くスンジョ。嫌だと答えます。

「嫌なんですか? スンジョさんは、どうして私がして欲しいことをしてくれないんです?」

「僕が? いままで僕がどれだけ・・・」

「して欲しいと言ったのは、初めてでしょう?」

セギョンはスンジョにとあるニュースを見せます。

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ロイヤルグループの創業者でスンジョの祖父の10周忌に関するニュースでした。

「私は祖父の法事にも行かない人は、嫌です」

セギョンの言葉に、それでも行かないと頑張るスンジョ。

「スンジョさん」

スンジョは説き伏せようとするセギョンに悲しい声を出します。

「怒らないで。他の人がなんと言っても、セギョンさんだけは僕を怒らないでください。お願いだから」

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悲しそうにセギョンの肩に頭を乗せるスンジョ。セギョンはその頭をいとおしそうに撫でます。

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「分かりました」

安心したように笑顔を見せて甘えるスンジョ。

「いい気分だ」

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セギョンにはああ言いながらも、家に帰ると父のことが気になるスンジョ。

本棚の本にしまっておいた、幼き日に父と写した写真を取り出し、眺めます。

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一方のセギョンも、やはり記事を見ながらスンジョに祖父の法事に行って欲しい気持ちが拭えません。
悲しみのウサギを写真に収め、スンジョに送るセギョン。

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セギョンの気持ちを受け止めたスンジョは心を決め、歩いていくウサギを動画で収めてセギョンに送ります。

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笑顔で上着を手に取り、出て行くセギョン。

法事の場に現れたスンジョを、人々は温かく歓迎します。
現れた息子に驚くチャ会長。

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チャ会長は窺うようにスンジョを見つめます。
無言で一緒に儀式を進める親子。

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そのまま帰ろうとするスンジョに、霊前にあげた供物に口をつけてからいけと呼び止める父。

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セギョンは車でスンジョの帰りを待っていました。

戻ってきたスンジョを頑張ったと褒めるセギョン。頑張ったもなにもないと素っ気無いスンジョに、それでもいい気分だろうと尋ねます。かすかに笑うスンジョ。

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セギョンは手をかざし、ハイタッチしようと言いますが、スンジョは乗ってきません。

「あらあら? 恥かかせる気? 早く」

スンジョの手をつかむものの、手をあげようとしないスンジョ。

「本当にやらないつもり?」

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「本当にやらないんですか? 本当に? いじけちゃうんだから」

すねたフリをして見せるセギョン。スンジョは笑いながら、分かったと手を上げます。

そして。

『私がビジネスして捨てた男が、チャ・スンジョよ』

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『人生で二人の女を愛した。でも二人とも金目当てで自分に意図的に近づき、しかも二人は友だち同士だった』

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イナが動画を見てしまっていました。

秘密がばれたとは知る由もないユンジュが、書斎にいるイナに飲み物を持って入ってきます。

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イナの様子が何かおかしいと気づき、会社で何かあるのかと尋ねるも、ちょっと兄と話があると短く答えるイナ。

ユンジュが出て行くと、女詐欺師がいたとつぶやくイナ。
セギョンの履歴書を憎々しげに見つめます。

「それも二人も」

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迫りくる危機など気づく筈もなく、笑顔で手を握り合う幸せなセギョンとスンジョ。

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幸せなスンジョの笑顔で、ラスト。

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んーーーーーーー!

唸ってしまいます。

もうなんだかわけが分からなくなりつつありますが、私はこの回、好きです。
もう11話完結でいい! つらいの、見たくない!(笑)

細かいこと言い出すととっても色々あるんですが、やっぱりこの回はセリフに泣かされました。
スンジョのセリフに泣かされ、セギョンの涙に泣かされ、ちょいちょい感動させられて細かいことが若干どうでも良くなりつつあります。

なんか、愛を守るためのビジネスって新しいですよね。雰囲気は。(笑)

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いやあ、それにしてもイナの兄、ミニョクの豹変振りは驚きました。若干描き方が安易じゃないかという気もしなくもありませんが(笑)、あんなに人を罵りますか? あそこまで言われたのでは、タミー・ホンが馬鹿馬鹿しくなるのも頷けます。

セギョンが愛を守るビジネスを成功させるために始めたマネジメント。

なかなかに興味深かったです。

現実でも大いに有用と、納得の回でした。