みなさま、こんにちは。

関東地方、週末は台風なみの嵐になるそうです。
お出かけの予定があった方はがっかりされているのではないでしょうか。
春は本当に天気が荒れますよね。

では、今日も『職場の神』第2話の感想などをつれづれに。

いやぁ、楽しいものが始まってしまいました。
これきっと、元祖の『ハケンの品格』もさぞや楽しかったでしょうね。
見ておけばよかったなぁ~といまさらながらちょっと後悔しております。(笑)

もー、キム・ヘスさんが、「だ、だ、大丈夫?!」と心配になるほどの壊れぶりで、こんなヘスオンニは見たことございません。
本家を見て相当研究なさったのでは?!(笑)

本日もお気に入りの名(珍)場面をご紹介。

まずは冒頭、Yジャングループの入社式。
新入社員と職員の眼前で、インチキ教祖のようないでたちでありがた~い祝辞を述べるチャン・ギュジク(オ・ジホ扮)。

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ハーバード・ビジネススクールの卒業ガウンを羽織り、誰もが行く語学研修にすらいけなかった自分がどうしてハーバードのMBA過程を終えられたのか、シンリムドンの賃貸マンション暮らしだった自分がどうして今は江南に住んでいるのか。それはひとえに、Yジャンの社員証のおかげだ! と得意のゴマすりを炸裂させている最中飛び込んできた、ミス・キムの姿。

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カンペキないでたちでリサイクルごみの回収です。(笑)

空き缶もガシガシ踏みつぶすミス・キム。

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社員が「おばさん、ちょっと困るんですけど。今入社式やってんの、分かりません?」と止めても、「分かってます。でも、私の業務ですから」の一点張り。

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「おばさん、なんなんです?」

「だから、ここで働いてる者です」

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呆れ顔の社員が名前の確認できるものを要求するものの。

「そんなものはありません。そんなことより私の名は・・・・・・」

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「ミッス・キーーーーム!!!」

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夢に見そうな衝撃的な顔でした。

キム・ヘスさん、キレイ系女優の地位を捨てちゃったんでしょうか?(笑)

さて、第2話のテーマは、“社員証”と“入館証”の違い。

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正社員と契約社員のあまりにも悲しい差を描く回です。

営業部に新たに配置された新入社員、クム・ビンナ(チョン・ヘビン扮)。
ヨムゴ大学卒でチャン・ギュジクの後輩です。

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部長からもらったバラ一輪を自己紹介しながらチャン・ギュジクに渡しますが、なぜか「味噌か糞かは使ってみなけりゃ分からない」と意地悪を言われ、しかも渡した花も契約社員のジュリに渡されてしまいます。

「これからは同じ同僚として家族のようにやっていこう」との心にもないチャン・ギュジクの言葉に、すっかりほだされてしまうジュリ。

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後でひどい目に合うのがすぐ分かっちゃいますが。

そんな和気藹々ムードを容赦なくぶち壊すのは、やっぱりミス・キム。

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「部長。おみ足の下に、私の業務が」

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この翻訳トーンがバリバリ漂うセリフ、たまりません。
韓国の視聴者には妙な新鮮さがありそうです。

原作の大前春子は「それが何か?」が口癖だそうですが、ミス・キムは「~なんですが/입니다만/イムニダマン」が口癖。
語尾を濁す日本風のセリフに、韓国の原作ファン、大ウケしているようです。

次なるシーンも、笑わせてくれました。

前日夜、タンゴを踊っていたのを目撃したぞと脅し(?)てきたチャン・ギュジク。

いやらしく腰をフリフリ踊りを真似るのですが。

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「汚らしさが感じられます」と一蹴され。

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負けずに広げたままのチャン・ギュジクの股の下をくぐって「セクハラ防止講座」の張り紙を張っちゃうミス・キム。(笑)

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ちなみに営業支援部にも新人が配置されました。

名前はケ・ギョンウ(チョ・グォン扮)。

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彼は契約社員のジュリにピョ~ンといっちゃいそうですね。

そして妙に気になるミス・キムのお昼ご飯の場所。

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ここ、ありがちな通りなんですけど、なんか見覚えが。
同じく見覚えがあるという方、どこだかご存知でしたらご連絡ください。
単に私がすっきりしたいだけですが。(笑)

ちなみにジュリ。ミス・キムの後を密かについていき、迷惑がられながら一緒にお昼を食べ終えた後、時間外手当90万ウォンを月賦で払わせてくれと申し出て、思いっきり断られます。
ミス・キムのために仕事を手伝ったのにと不平を言ったばっかりに、「私は誰のためにも働かない。給料とお昼ご飯のためだけ。だから手当てはちゃんと払って。それと、昼ごはんは別のところで食べて」ときついことを言われてしまうジュリです。

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午後。

Yジャン製品を置いてもらっているスーパーに営業に行くチャン・ギュジク。部長に頼んでミス・キムを補助として連れて行くことに。
ちなみに新入社員のクム・ビンナ、自分も手が空いているので一緒に行くと言ったばっかりに、山のような資料整理を命じられてしまいます。

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このいじめかた、なんかあるのがアリアリです。

チャン・ギュジク、ミス・キムを営業先に連れて行きたいその心は。
自分の営業能力を見せ付けて、雑用しかできない派遣社員との差を見せ付けようとしているのでした。

スーパーの店長に会いに行くエスカレーターで、能面のミス・キムに営業の基本はスマイルだとチャン・ギュジク。

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無表情で聞いていたミス・キムが・・・・・・。

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スマイル。

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・・・・・・コワイ。(笑)

誰がなんと言おうと、私的に2話のハイライトです。(笑)

営業先のスーパーの店長さん、ミス・キムを見るや、大喜びです。
なんでも以前派遣されて来たミス・キムが神業のレジ打ちを見せ、お店の合理化まで全部進めたのだそうで。

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なんとミス・キム、仕事にきたはずが備品をお買い物。(笑)
なにやらミス・キム専用の赤いカートまであります。

トイレ詰まりを直すシュポシュポの具合を確かるミス・キムの後ろで「あの女、一体何者なんですか?」と尋ねるチャン・ギュジク。
「よく知らないが、ひとつはっきりしているのは、あの人はスーパー業界のジャンヌ・ダルクだってこと」と店長。

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間抜けです。(笑)

何にもしてないのに売り場面積を今までの2倍にしてくれた店長。
チャン・ギュジクのおかげと思い込んだ部長は、「新人もきたことだし、今日は久しぶりに宴会だ!」とご機嫌です。
振って沸いた宴会に大迷惑顔するも、イヤともいえない契約社員の女子たち。

時間通りに帰ろうとするミス・キムですが、腹を立てたチャン・ギュジクが引き止めます。
勿論ミス・キムは「仕様書」を楯に宴会を拒否。

「宴会は、業務事項に含まれない項目ですが」

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会社の飲み会をこんなふうに断って、勤務時間をすぎたら即座に帰れたら、どれだけいいでしょうね。(笑)

勿論このまま引き下がるわけがありません、チャン・ギュジク。

「おい、キム姉さん。会社では宴会も業務のうちだ。社会人のクセにそんな基本的なことも知らんのか?」

地雷を踏んだチャン・ギュジク。
ミス・キムに機関銃のように言い返されます。

「そういうのは所属のある人に該当する事項であって、私のような無所属の人間には当てはまりません。無所属の私には、そういった不必要な親睦、飲酒、ゴマすりで時間を浪費するような自爆テロのごとき宴会に加わらねばならない理由など、まったくありません!」

「それと、私の名前はミス・キムです、パーマ頭さん!!」

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コニャロー、コニャローって暴れたところで、自分の撒いた種です。(笑)

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ム・ジョンハンが駄目もとでミス・キムを追いかけるんですが、「本当の家族ではなくても、同じ会社で働くもの同士、正社員も契約社員も家族のようなものだと僕は思ってます。家族のために一緒に飲み会に参加してくれませんか?」との言葉に「私は教会に通ってるわけじゃなく、会社に通ってるんです」と返すミス・キム。

共感した人、絶対いまくりだったと思います。(笑)

大体そういうセリフは、正社員と契約社員、同じ待遇にしてから言えって話ですよね。

でもそういうセリフに弱い、ジュリ嬢。

「職場を単に働いた分の給料をもらう場所だと思ってるあの女には、職場とはどういうものか、同僚って、働くってどういう意味なのか、分からないのさ」

ム・ジョンハンにそう語るチャン・ギュジクに目がハート。

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ちなみに、「サラリーマンが頭にネクタイの図」が国境を越えることが、このドラマでも証明。(笑)

チャン・ギュジクがジュリが憧れるような中身の人間なわけがないので、事件が起きちゃいます。

翌日。

部長からもらった「プラダ」ならぬ「クラダ」のスカーフを、クム・ビンナに見せ付けるようにジュリにあげるチャン・ギュジク。

「華やかで爽やかなところが、お姉さんにピッタリだね」

なんて言われたものだから、ジュリはこの表情です。

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部下のクム・ビンナにつらく当たるチャン・ギュジク。
実は理由があります。
ビンナは6年前まで付き合っていた彼女でした。

多分振られたんでしょうね。
またしても仕事を山ほど押し付けます。
スーパーに納品すべき品物リストの作成など。

間に合わないので音を上げてミス・キムに仕事を頼もうとするも、仕様書を読んでから用事を頼むように言われてしまうビンナ。
見かねたジュリが、手伝うと申し出ます。

「同僚じゃないですか、手伝うのは当たり前です」

そんなジュリをギロッと睨みながらお昼ご飯に出かけるミス・キム。

ジュリのおかげでどうにか間に合うのですが。

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ビンナがパソコンの上にハンドバッグを置いたせいでキーボードが押され、納品の数量が100から1100に。

スーパーからは即座に怒りのクレーム。

血相を変えて戻ってきたチャン・ギュジクに、ビンナはお礼のつもりでスーパーの納品リストはジュリがほとんどやってくれたと言ってしまいます。

部署を上げて、みんなで返品されてきた味噌を倉庫へ・・・・・・。

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チャン・ギュジクに謝りながらも、自分は正確な数を間違いなく渡したので、何か手違いがあったに違いないと釈明するジュリ。

チャンチーム長のためと思って引き受けたのに。

その言葉にまた目が光るミス・キム。

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ちなみにミス・キム、腕力もごつくて、20キロ入りくらいの味噌のダンボールを平気で運んでます。(笑)

大勘違いのジュリは屋上に呼ばれ、チャン・ギュジクの本性を目の当たりにすることに。

「なんで俺のためにお姉さんが働くの?」

「だって、同じ同僚じゃないですか」

「誰が? 俺とお姉さんが? 同僚になったつもりないけど?」

「だって、前、チーム長が家族のようにやっていこうって」

「ように、って言ったんであって、本物って意味じゃない」

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「どういう意味か・・・・・・」

「なんで俺が契約社員をお姉さんって呼ぶか、知らないんだ? 食堂の人にはおばさん、道を行く女性にはおばさん、そう声かけるのと同じだよ。契約社員の名前なんて、いちいち呼んであげるまでもない」

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「いつも使ってる派遣会社だから雇ってあげたのに、入ったとたん問題起こして、今度は俺を男としてみてるとはいただけないね。似たようなつくりだからって、味噌も糞も区別がつかないわけじゃないだろ?」

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「すぐクビになるから、バイト探しておけ」

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イヤー、こんなやついたら、ぶっ飛ばしたい!(笑)

オ・ジホさんのやなヤツ演技が、上手すぎます。
好感度、駄々下がりしてませんかね?(笑)

こんなことを言われれば、泣きますよね。

ショックでトイレで泣くジュリ。
その泣き声は、偶然トイレで居合わせたミス・キムにも聞こえていました。

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スカーフは、勿論会社帰りにゴミ箱に。

大迷惑をかけたスーパーでは、当然店長がカンカン。

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重たい味噌を運んで、一人は手首を痛め、もう一人はこんなことまでやってられないと辞めてしまった。おかげでレジ打ちが2台分足りない状態だと店長。

空気の読めないチャン・ギュジク、もともと契約社員なんて責任感もないしそんなもんですと慰めにもならないことを言って、部下の反感だけを買うことに。

レジ打ちをやって欲しそうな雰囲気を読み取ったミス・キムが、自分がやると申し出るや、店長は頭を下げて感謝します。(笑)

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「その代わり、以後誰にもこの件で責任を問わないでください」とミス・キム。

ジュリへの問責を回避させるミス・キムに、「あれこそ本物の営業力。オフィスでは金でも、現場に出ると糞になるやつとは、わけが違う」と聞こえよがしに当てこするチャン・ギュジクの年上の部下。

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となればこの男、黙ってるわけがありません。

もう一台のレジは自分がやると言い出します。

あんなもんはバーコードを通すだけでいいんだから、全部機械化してしまえばいい。
あそこの人たちは全員、人件費の無駄じゃないですか。

店長に向かってうそぶくチャン・ギュジク。
怒りのレジ打ち軍団。

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オ・ジホさんがほんとに心配になってくる、感じの悪さです。(笑)

やれ自分は頭脳を使うソフトで、あんたは雑用と体を使う仕事しかできないハードだとか、産業が高度化しソフトがハードを支配する時代だとか、聞くに堪えない演説をミス・キムに聞かせるだけでは飽き足らず、ミス・キムのネットつき髪留めを時代遅れだとからかい始めるチャン・ギュジク。

何かがよほど気に障ったのか、目を見開くミス・キム。

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大切な髪留めだったんでしょうか?(笑)

「そういうアンタは・・・・・・」

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「21世紀にもなってそんなものかぶって、恥ずかしくない?」

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「か、か、かぶりもんじゃねーし!
俺の髪だし! この頭、すっげーたけえパーマなんだっつーの!
謝れ! 謝れよーーー!」

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完全にガキンチョです。(笑)

そしてミス・キム。
自分よりもパーマ頭のほうが雑用が上手だったら謝ってあげると持ちかけ。

チャン・ギュジクが勝てばミス・キムがみんなの目の前で90度頭を下げて謝り、ミス・キムが勝てばチャン・ギュジクがこの場で髪を坊主にそり落とすことで、賭けが成立。

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ミス・キム圧勝かと思いきや、結構チャン・ギュジクも頑張るんですよね、この場面。
色々と創意工夫を見せます。
例えば、品物を複数並べて、バーコードを読み取るとか。(笑)

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それでもやはりミス・キム優勢と思われたその時、ミス・キムがわざと落とした絵本を拾わなかったのを見逃さなかったム・ジョンハン。

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一旦席を外し、再び戻ってきたム・ジョンハン、なんとミス・キムが負けたことを知らされます。敗因は、絵本が入ってなかったと客が戻ってきたためでした。

ミス・キムがわざと負けたのだと確信し、バス停まで彼女を追いかけるム・ジョンハン。

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なぜ? と尋ねるム・ジョンハンに、なんともない顔で「負けたのは、私が本当に糞だからです」と答えるミス・キム。

バスに乗ろうと立ち上がったミス・キムの手を思わずとり、「ミス・キムは糞なんかじゃありません」とム・ジョンハン。

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・・・・・・急にきたラブライン?

そしてこっちも。

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会社のエレベーターに乗り込んできたチャン・ギュジクに、突然キスするビンナ。

唐突すぎて意味が分かりません。(笑)

行こうとするミス・キムの手を再び掴むム・ジョンハン。

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「なんだろう、この感じ」となぜか胸のときめきを声に出すム・ジョンハンを怪訝そうに見つめるミス・キムで、ラスト。

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そっかー。

このドラマ、ラブがあるわけなんですね?

なくてもいいんだけどなー。(笑)

クム・ビンナのキャラは原作にもあるんでしょうか?
なんか色々ひねりが入りそうですね。

しかし、チャン・ギュジクのものの考え方がよほど改まらない限り、ミス・キムとのラブモードはありえない気がしてなりません。(笑)



ミス・キムの、もとい、キム・ヘスさんの、ものっすごい表情が毎回楽しめるミス・キム。
韓国に行って友達とミス・キム談義を繰り広げたいです。
私の友人は、キム・ヘスさんが大好きなので。

このセリフの面白さ、韓国語だからこその面白さなのか、それとも字幕になっても面白いのか、早く日本のテレビで確認したくもあります。