みなさま、こんにちは。

関東地方、カラッとした五月晴れが広がっていました。
晴天が続き、嬉しいですね。
本日も『職場の神』第11話を。

11話はなにやらシリアスムードで幕開けです。

首の皮が繋がったコ課長の祝賀会。
飲み会の軍資金を用意しようと一人銀行にやってきたチャン・ギュジクは、ベンチに座っているミス・キムを目撃します。
どうやらその背中は泣いているよう?

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声をかけますが、ミス・キムは無言のまま去っていきます。

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1次会ですっかり酔っ払ったコ課長を2次会にお連れするム・ジョンハン。

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ここだけの話なのだがと、実はミス・キムが自分を会社まで連れてきてくれたのだと打ち明けられます。

「ああ見えて優しい子なんだよ。寂しい子なんだ」

その言葉がやけに気になるム・ジョンハン。

家に戻っても、亡くなったかつての上司が思い出され、悲しく酒をあおるミス・キム。

barマチュピチュのママは「忘れるのよ。忘れないと、明日を生きていけないから」とミス・キムを慰めます。

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悲しい夜は明け。

朝、就業前体操にいそしむミス・キム。
草食君ケ・ギョンウもジュリもコ課長までミス・キムについて体操しています。

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ミス・キムの体の切れが、毎度スゴイです。(笑)

そんなわけで、第11話のテーマは「誰にでも傷はある」です。

あたりに自分とミス・キムだけなのを見計らって近づくム・ジョンハン。

コ課長を助けてくれてありがとうと礼を言います。
いつものように、特に助けたつもりはないがとクールなミス・キムに、妙な笑いがこらえきれないム・ジョンハン。

「なんですか、その含み笑いは?」

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「イヤ、だって。ミス・キムさんが可愛いもんだから。いつも自分がやることやっておいて、そんなことしてないって言うんですよね。まるで成績のいい子がテスト勉強なんて全然してないっていうみたいに」

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そんなこと言われて、珍しくキョドッてしまうミス・キム。

「床掃除の時間ですので」とかなんとか言って、そそくさと立ち去ろうとします。

「あの、チーム長。
可愛いという表現は甚だしく不愉快なので、以後遠慮してください」

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ムキになるところが可愛い。(笑)

せっせと床を磨いているミス・キムに近づく、もう一人の男チャン・ギュジク。

「夕べ銀行のまで泣いていただろう?」と出し抜けに切り出され、ミス・キムも内心ギクッとします。

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「やっぱ、あれか? 字が下手だってばれたのが悲しかったのか?」

「・・・・・・」

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「パーマさん。ハーバード出たって言ってましたよね? どこの村のハーバードか知りませんが、パーマさんの言葉には、知性のかけらもありませんね」

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ま、そう言われちゃいますよね。(笑)

私もまさかそんな読みをパーマ氏が繰り出してくるとは、思いも寄りませんでした。(笑)

そしてランチタイム。

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毎回美味しそうなもの食べてます。(笑)

マッチョ・ク代理が兵役を終えたあとに何度か参加しなければいけない訓練の日があるので休みたいと申し出たのを皮切りに、男たちは自分が兵役でどこに所属していたのかの自慢話を開始。
大抵が「俺が一番しんどいところにいた!」と譲りません。

「まーた始まったわよ」と後ろで呆れ顔の女子たち。

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実際、このモードになられると、女子はついていけません。(笑)
とにかくこの話は、男が複数集まれば、一度や二度ならず、三度四度と出てきます。
40代以上だと、民主化を求める学生運動で投獄されたため兵役免除というシブイ猛者もいたりしますが。

ク代理は前方配置、チャン・ギュジクは捜索隊。

「僕は、デモ隊の鎮圧部隊に配属されていました」

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・・・・・・これは傷がありそうです。
だって、韓国のデモ隊って大抵は何かしらの正義を求める人たちです。
それを鎮圧する部隊ですもん。

そんなやり取りを黙って聞いている草食君。
心なしか挙動不審です。

「オイ、ケ・ギョンウ。お前はどこにいたんだ?」

「その・・・・・・ごにょごにょごにょ」

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「なに? なんつった? 男は大声で喋れ!」

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「お前、もしかして公益か?」

「イヤ、まさか免除か?」

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ここぞとばかりに突っ込むク代理&ミング。

もじもじしていた草食君、突如大声を張り上げます。

「海兵隊です!」

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まさかの海兵隊!(笑)

証明書にひるむ一同。

思わずおかずを草食君の前に差し出すチャン・ギュジク。

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急に大口になる草食君。

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・・・・・・顎外れそう。(笑)

ミングも丁寧に証明書を返します。

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ランチを終えたあと。

チャン・ギュジクに泣きつく人事課。

午後からのヨンゴ大キャンパスでの企業説明会に人員が不足してしまい、あと二人契約職を応援に出してくれないかと頼みます。

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かくして正社員のチャン・ギュジク&クム・ビンナとともにジュリとミス・キムが赴くことに。
人事部の彼は初めて見るウワサのミス・キムに興味津々です。

なにしろ、木に登ってますから。(笑)

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ミス・キムに興味を示す人事部に「あの女は野生だよ、野生」と苦々しいチャン・ギュジク。

ヨンゴ大と言えば、チャン・ギュジクとクム・ビンナの出身大学。
ジュリもヨンゴ大の地方キャンパス出身です。

懐かしそうに学生たちを見まわすビンナ。
市場で買ってあげた安物のピンクのスニーカーをまだはいているのに驚いたチャン・ギュジクですが、まだチャン・ギュジクに思いが残っていることを悟られまいとビンナは何を履こうが勝手でしょと取り繕います。

そんな折、チャン・ギュジクの同期で大学職員になった女性とばったり鉢合わせし、今度二人でご飯を食べに行く約束をするビンナ。

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このドラマ、出てくる脇役の人がいちいちなんだか味があります。

そうして始まった説明会。

学生相手は正社員組みが担当し、ジュリとミス・キムはパンフレット配布係。

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ところがビンナ。

学生時代の教授に挨拶をしてきたいので、代わって欲しいとミス・キムに願い出ます。
勿論断るミス・キムですが、ただ座ってパンフを渡してくれるだけでいいなどと、随分いい加減なことを言うビンナ。
「それなら」とミス・キムも応じますが、既に騒ぎの予感。(笑)

案の定、目の前に相談に訪れた男子学生に、ただパンフを差し出すだけのミス・キム。

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質問をされても、相手の言葉をオウム返しにするだけです。

戸惑う学生と焦るチャン・ギュジク。

「オイ、ちゃんと質問に答えろよ」と小声で文句を言います。

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そんなこと言われたら、「ちゃんと」答えますよねぇ。(笑)

「では! 書いてあることを説明しましょう!
会社が求める人材その一! 柔軟性を備えた人材とは!
会社が給料をあまりあげなくても、会社と上手くやっていける人に来て欲しい、という意味です」

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「その二! 肯定的なマインドを持った人材とは!
会社が給料をあまりあげなくても、耐えられる人に来て欲しい、という意味です」

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焦るチャン・ギュジクを完無視するミス・キム。

「最後! 自由なクリエイティビティを持った人材とは!
会社が給料をあまりあげなくても、残業も込みで考えられるマインドの持ち主に来て欲しい、という意味です」

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キョーレツ。(笑)

たまらず口を開く学生。

「Yジャンはほかの企業よりも家族的な雰囲気だと聞いてたんですが、違うみたいですね」

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「いえ、そのとおりです。
入社した途端、アンタを家族のように安易にメーッチャこき使いますから!」

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この顔もスゴイです。(笑)

誤解(?)を解くべく慌てて弁明するチャン・ギュジクですが、お構いなしにビンナと入れ替わりで出て行くミス・キム。

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こんな展開になるのは、分かりきったことでしたよね。
任せたビンナが悪い!(笑)

「キムさん! うちの会社をつぶすつもりか?!」

「契約職にあんな仕事を回すからでしょ! 
嘘は私の業務事項に含まれておりませんが!」

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なぜか競歩スタイルでやりあう二人。(笑)

ビンナと二人でその様子を後ろから見ていたジュリ、歩いてきた人とぶつかってしまいます。ところがその人は、ジュリの元彼。
第1話のクリスマスの夜にプロポーズしながら路上でキスしたあの彼でした。

こともあろうにライバル会社チャスンに就職を決めていた元彼。
名刺を渡しながら、何か困ったことがあれば力になると去っていきますが。

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カフェでジュリが元彼と別れたいきさつを聞き、怒りまくるビンナ。
就職したら結婚しようといった元彼は、就職活動中さんざんジュリに金銭面でも助けてもらいながら、いざ就職すると同期の社員と浮気し、ジュリを捨てたのでした。

「ジュリさん! うちの会社の正社員募集試験受けるでしょ?
今度こそ受かって、あいつに名刺を投げつけてやろうよ!
私、就職試験の時の資料、全部持ってるから!」

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ビンナ、大銀行のお嬢様ですが、とってもいい子です。
この二人にも、ちゃんと友情が芽生えてるんですよね。

ム・ジョンハンに会ってミス・キムの文句を言い募るチャン・ギュジク。
ム・ジョンハンはミス・キムらしいと笑っています。
ミス・キムを大根足めとけなすチャン・ギュジクに、ミス・キムはきっときれいな足をしているに違いないと反論するム・ジョンハン。

「お前、まさかキムさんのこと好きなわけじゃないよな?」
「ままままさか!」
「だよな、だよな! がっはっは!」
「がっはっは!」

なんて男二人が腹の探りあいをしているとも露知らず、ミス・キムは華麗に踊ってます。

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ちなみにこれって、タンゴじゃなく、サルサみたいです。(笑)

タンゴとサルサの決定的な違い。
サルサは腰をくねらし、タンゴは腰を振らないこと。
なんだそうですが。
合ってますでしょうか?(笑)

一夜明け。

部長から聞かされる悪いニュース。

「味噌学校、ウチの課から人を出すことになった」

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味噌学校と聞いただけで身をすくめる一同。

特別手当も出るというのに、誰も行きたがりません。

チャン・ギュジクとム・ジョンハンの他に同行する二人を、阿弥陀くじで選ぶことに。

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まずはビンナが当選。

味噌学校がなんなのか知らないので、無邪気に喜んでます。

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そしてお次は・・・・・・。

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セニョリータ・キム!

いざ、味噌学校の日。

ミス・キムの荒っぽい運転で、仕事もする前からヨレヨレのビンナ。

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この車には乗りたくないです。(笑)

そして出迎えたるは、妙にオネエっぽい味噌学校の学校長。

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座右の銘が・・・・・・。(笑)

このドラマ、日本に入ってきたらどうやって訳すんだろうって毎度思っちゃいます。
“가는 정이 고와야 오는 정이 곱다” ならぬ
“가는 장이 고와야 오는 장이 곱다”.

このドラマの翻訳担当される方、言語感覚の見せ所ですね。(笑)
韓国ドラマって、兎角語呂あわせとか言葉遊び、駄洒落が多いので、面白さを生かして訳すの難しいよなぁってよく思います。
ただ訳しても、日本の人には元になっている言葉が分からないから面白さが全然伝わらないですよね。
私もここで面白い訳を悩み始めると前に進まなくなるので、とっととまいります。

オネエっぽい校長先生。

味噌をこよなく愛する気持ちを爆発させながら、仏頂面のミス・キムを見て、なにやら「ぴったりだわ!」とご満悦。

なににピッタリかと言いますと・・・・・・。

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本日の主役、麹。

「なぜ私が麹なんですか、ム・チーム長!」とふくれっ面のミス・キム。

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「イヤ、それは、先生が是非ミス・キムさんにって言うから・・・・・・」

確かにすっかり気に入られているミス・キムです。

「心のそこから、体のそこから、私は麹だ、じっくり蒸されて麹になるって思ってちょうだいね」

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振り付きです。(笑)

かくして始まったお味噌教室。

まずは大豆役のビンナと釜役のチャン・ギュジクが登場し、ことこと煮込まれる大豆を演出。

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次に登場するのはミス・キムとム・ジョンハン。
の筈なのですが。

鴨居に頭をぶつけて後ずさったム・ジョンハンのあおりを受け、転んでしまうミス・キム。ム・ジョンハンは助け起こそうとしますが、自分もミス・キムの上に倒れこんでしまいます。

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「どうしたのかな~? さぁみんなで麹さんを呼びましょう!」

「麹さーん! 頑張れ~! 早く起きてきて!」

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園児たちのありがちな光景ですね。ここでは小学生のようですが。(笑)

腹筋力を生かして起き上がったミス・キム、満面の笑みで麹を演じてます。

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いつかは被り物シーンがくるだろうと思っていましたが。(笑)
キム・ヘスさん、まったく新境地ですね。

お昼時間。

お弁当をみんなで食べず、一人離れるミス・キム。

ところがコチュジャンを入れた桶を抱えた男の人とぶつかってしまい、パンツにすっかりかかってしまいます。

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これがよもやこんな事態に繋がろうとは・・・・・・。

なんと。

コチュジャンを洗い流すミス・キムを盗み見る男子二人。

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中高生か!

もしくは、覗きか!

って、まんまですね。覗きです。(笑)

たくし上げられるパンツのすそ。

現れたるは、大根足ならぬ、ミス・キムの、美脚。

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「なんだよ、あの女。脚も・・・・・・」

「きれいだ・・・・・・」

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なにをやっているのかとビンナに尋ねられ、慌ててその場を離れる二人。

午後の演技の打ち合わせをしていたと嘘をつき、チャン・ギュジクはビンナを追い立てます。

その隙に、また一人ミス・キムの足を覗こうとするム・ジョンハン。
ところがもう片方の脚にケロイドの痕があるのを見てしまいます。

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なるほど。

これは、例の銀行の火災と関係ありそうですね。

社に戻り、「6時2分前なのでこのまま帰らせていただきます」とチャン・ギュジクに車のキーを頬り投げて去るミス・キム。

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ム・ジョンハンも慌てて帰ると言い出します。

ミス・キムのあとを追うのだろうと読めてしまうのですが・・・・・・。

そしてビンナは、先日会った大学の先輩と夕食に出かけ。

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父親のように銀行に入るか、ファッションや広告業界に就職するとばかり思ったのに、味噌の会社とは意外だと先輩。もしやまだチャン・ギュジクに未練があるのかと突っ込みます。まさかと否定するビンナ。

「そうよね、そんなわけないわよね。もう6年も前だし、あの頃はギュジクも大学4年で就職準備に追われてたから。その上お父さんまで亡くなって・・・・・・」

「え?」

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初めて聞かされる事実に、言葉を失うビンナ。

突如休学届けを出しにきたギュジク。その頃大学の仕事についていた先輩に、父親が亡くなったとギュジグは告げていたのでした。誰にも言わないでくれと強くお願いされ、言えずにきたと先輩。

ショックを受けたビンナは、会社に戻ります。

そして案の定、ミス・キムのあとをつけてきたム・ジョンハン。

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ミス・キムが解雇された銀行がどこかとbarのママ・ロサに尋ねます。

もう今はない銀行だと聞き、もしや大韓銀行ではないかと聞き返します。

その頃ミス・キムは。
ベッドの上で悲しい追憶に浸っていました。

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炎の中に飛び込み、「チン係長!」と泣き声で叫ぶかつてのミス・キム。

その場に座り込み動けない上司の声を聞きます。

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「ごめんなさい! 会社が何もないだろうって、大丈夫だろうって言うからそうしたのに・・・・・・。ごめんなさい。係長、ごめんなさい」

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「泣かないでちょうだい」とチン係長。

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直後、その頭上に天井が落下します。

悲鳴を上げ近づこうとするミス・キムの頭上にも天井が落下し、ストッキングに燃え移る炎・・・・・・。

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・・・・・・つらい。(涙)

視聴者完全に涙目です。

よもやそんな展開だなんて。

そしてビンナは。

会社を出たギュジクを待ち構え、飲みに行きます。
荒れた様子のビンナにどうしたのかと戸惑うギュジク。

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「私を馬鹿にしてるの? お父さんが亡くなったこと、どうして隠してたのよ?」

「言わなきゃいけない理由もなかったし」

「いくら大学の時にちょっと付き合っただけだからって、あの時私はあなたの彼女だったのよ。私が傍にいたのに、どうしていないみたいに扱ったの?」

泣き声になるビンナ。

「あの時は二人とも若かったから、そんな話したくなかったんだ」

「だからって、そんなことを隠す?」

酒をあおるチャン・ギュジク。

「じゃあ、二十歳のお前に、父さんが自殺したって言うのか?」

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「家は仮差し押さえになり、学費を稼ぐには肉体労働をしなきゃいけなかったこと、言えっていうのか? 運転手付きで登校するお前に?」

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「だったら余計言ってくれるべきだったんじゃないの? 
私がそんなことも理解できないと思ったの?」

「理解できるって言うのか? 毎日が地獄のようで、毎日布団に入るたびに、明日は目がさめなければいいなと思って過ごしてたのに。それをお前が理解できるって? どうやって理解するんだよ」

立ち上がったチャン・ギュジクの腕をつかむビンナ。

ぽろぽろと涙を流します。

「ごめん。そうとも知らず、どうして行方知れずになったのって、何で連絡切ったのって、一人で文句言って怒ってばっかりで。
オッパがその時、一人でどれだけつらかったか・・・・・・。
ごめん。本当にごめん」

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「ごめんね」

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うおーん!(泣)

視聴者も号泣。

もー、なにこの急な悲しさ!

そしてジュリは。

6年前のクリスマス、元彼にもらった指輪を見ながら、振られた日を思い出していました。

お腹を空かして彼が仕事を終えるのを待っていたジュリ。
彼は同期と食事を終えたといい。

「すぐ食べちゃうから待っててね」とラーメンを急いですすっているその瞬間、「別れよう」と告げられたジュリ。

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「そんな話、入社試験の書類審査に落ちた日に、ラーメン屋で切り出す?」

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まったくだ!(怒!)

その場で同期と浮気していることも白状する、ろくでもない男。

そして流れる、毎度のジュリのモノローグ。

『人生がドラマだったら、いっそ良かったのに。
悪人は悪人のまま、憎むべき人と、傷つけた人がはっきりしていれば、もう少しつらくなかったかもしれないのに。
でも人生はドラマじゃないから、誰から受けたか分からないその傷によって、私たちは今日もわけもなく、胸が痛い』

そして、川辺に佇むム・ジョンハンの姿。

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携帯電話で、過去にあった大韓銀行火災事件のニュースを見ています。

思い出される、かつての記憶。

不当解雇を糾弾する労働組合のデモ隊を鎮圧するよう突入された、かつての自分。

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デモ隊に押され、やむなく力まかせに盾で押し返したム・ジョンハンは、前方に転がり倒れる女性の姿を見ます。

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「大丈夫ですか? 大丈夫ですか?」

腕を伸ばし、声をかけるも届かず。

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ほどなく女性に抱えられ、引きずられるように遠ざかるその足。

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マスクを上げ、悲痛な面持ちでその足取りを見送るジョンハン。

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ここで、ラストです。



これはきたー!

もうこういう展開に、どんだけでも弱いですよ、視聴者は。
ええ、私のことですが。

イヤー、お昼時の男子たちの兵役話が、ここで繋がってきましたか。
ム・ジョンハンがミス・キムたちの、チン係長たちのデモを鎮圧していたっていうことですよね?
ここでこの構図が来るとは・・・・・・。

これは、痛いし、悲しすぎます。
この対立構図、このモチーフは、韓国に兵役がある限り永遠に続くもの。
つらいです。

誰を、憎む、べきなのか。
わが、息子たち、なのか。
誰に、対立、させられているのか。



しかしこの脚本家さん、手腕がすごいですね。
本当に、見事としか言いようがありません。
コメディーの中に韓国的悲しさまでもこんなにたくみに溶かし込んでくるなんて。
しかもわざとらしさもなく。
ミス・キムがあんなにわざとらしくコミカルなのに、ありえないほどの説得力。(笑)

いや~、この脚本家さんの筆力、相当です。