みなさま、こんにちは。

緊張の展開を見せた『大丈夫、愛だよ』第11話。
本日も早速まいります。

この回は、なんといってもジェヨルの幼馴染、テヨン大活躍の巻です。
テヨンが大活躍ということは、それだけ悲しい展開ということでもあります。

迫りくる嵐など知る由もない二人は、まずは10話から引き続いての痴話喧嘩@ラジオ局。

 

 

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二人の関係を知らないラジオ局の人々にいちいち付き合っていると公表するのは疲れるし必要ないと考えるジェヨルに、それはいずれ別れる女だからかと絡むヘス。女は「別れる女」と「結婚する女」の二種類なのではないのかと絡むヘスに、ジェヨルは二度と別れる女などという言葉を軽々しく口にするなと釘を刺し。

恋愛のディテールって改めて見せ付けられるとほんとに幼稚だっていう、まさに標本のようなヘス嬢。満天下にいきなり自らの恋愛事情をさらけ出そうという男のほうがどうかしてると思うのですが、モテる人と付き合うと焼きもちや不安から大抵こんな対応になりますよね、女子は。(男子も?笑)

収録に入る直前、ジェヨルにガンウの電話番号を再度確かめるメールを送るテヨン。自分がかけても出ないが番号は正しいのかと記すものの、ジェヨルは正しいと即答。
テヨンは電話をかけますが、やはりそのような番号はないと機械音が告げるだけでした。

 

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絶望感が押し寄せるテヨンを訪ねてきた、ジェヨルの初恋の人サンスク。

 

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テヨンはサンスクが出版社に送ってきたジェヨル宛の手紙の内容について確認したいと切り出し、その夜の状況を尋ねます。

ラジオ局では。

ヘスに好きな映画を尋ね、その答えが『ビフォア・ミッドナイト』であることを意外がるジェヨル。

「普通は20代の恋を描いた『ビフォア・サンライズ~恋人までの距離』や30代の恋愛を描いた『ビフォア・サンセット』を選ぶと思うのですが、なぜ40代のくたびれた中年夫婦の話を? ドクターはまだ独身ですよね?」

“演技上手だね。役者になれるよ”と嫌味なメモ書きをし、自分はラストシーンの仲直りの場面が好きなのだと答えるヘス。

きれいじゃなくても、若くなくても、君だから好きなんだっていう、ありのままの君がいいっていう、そんな恋愛が自分には感動的なのだと。そういう感情はチャン先生には理解できないかもしれないけど、などとジェヨルにチクチク刺すのも忘れないヘス。

 

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「どういう意味です? 僕が長い付き合いや真剣な結婚生活には無縁なプレイボーイに見えるってことですか?」

 

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間髪入れずにそうだと答えるヘス。

一曲流している間に後ろを向き、痴話喧嘩を続ける二人。
恋人だと紹介しなかったことでむくれているのかと尋ねるジェヨルは、結婚相手でもないのにお金を使うなと旅行のとき言われたから自分なりに配慮してのことだと説明します。

対するヘスが、まるで自分と結婚するつもりがあるかのような口ぶりだと皮肉ったことから、この年から真剣に付き合えば結婚を考えるほうが自然の成り行きじゃないかとまさかの切り替えしを見せるジェヨル。

 

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ジェヨルが自分との結婚を考え始めていることを知り気をよくしたヘスは、今度は自分は独身主義者だとジェヨルを突き放します。二面性があると責められても、それが自分だと開き直るヘス。

それでいて、テーブルの下で手をつないでくるっていう。

 

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なんだこの痴話喧嘩の結末。

犬に食わせちゃっていいですか?(笑)

と視聴者が呆れているところへ、適度な緊張を呼び戻すテヨンとサンスク。

あの日誰かが窓に石を投げ、ガンウが君のことを好きみたいだからよろしくと言っていたのだが、よく見るとテレビでよく見るジェヨルのようだったとサンスクは説明していました。

 

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まるで隣に誰かいるかのような素振りで奇妙に感じたとの言葉に顔色の変わるテヨンは、その時その人が着ていたのはどんな服だったか尋ねます。

黄色いシャツを着ていたと答えるサンスクに、だったらそれはジェヨルではないとテヨン。ジェヨルはその日はスーツを着ていたのだとテヨンは嘘をつきます。

 

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サンスクを見送り、ますます絶望が深まってしまうテヨン。

 

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テヨンはその足でドンミンのところに向かいます。

グループカウンセリングを終えて出かけるドンミンを目的地まで送りがてら、ジェヨルであることを隠して相談を持ちかけるテヨン。誰もいないのにいるかのように振舞うその人は、それ以外の部分ではまったく異常を感じられないのだが、そういうことはありうるのかと尋ねるテヨンに、十分にありえるとドンミンは答えます。

不治の病なのだろうと続けるテヨンに、治りにくいものの不治の病ではなく、そういう人は意外に多いのだとドンミン。
ドンミンはその人を病院に連れて行くべきだと伝え。

 

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ドンミンを降ろすとため息のテヨン。
ジェヨルの母に電話し、今から行くと伝えます。
手がかかるだろうに、チャプチェを作って待ってると答えるジェヨルの母の返答に、こみ上げるものを隠すテヨンです。

一方ドンミンが向かったのは、テレビ局のプロデューサーでヘスの元彼、チェ・ホのところでした。

チェ・ホと一緒にチャン・ジェボム事件を担当した当時の弁護士に会うはずだったドンミン。ところが着いてみると、ちょうど元弁護士はチェ・ホを振り払っているところでした。

 

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ジェボムの事件を担当して以来、弁護士をやめ、現在は教授をしているのだと聞かされるドンミン。続けてドンミンは、驚くべきことを伝えられます。

「チャン・ジェボム事件の判決は、でたらめだと言ってました。チャン・ジェボムも、チャン・ジェボムが犯人だとしているチャン・ジェヨルも、絶対に犯人になりえない。確かな犯人が別にいると言ってました」

 

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出たーーー!

お母さんか!

えらいこっちゃです。視聴者の心拍数も上がります。

そんなことになっているっていうのに、またしても恋愛模様のディテールを再現してくれている二人。

スーパーで買い物するヘスは、ジェヨルにいちいちリンゴジュースにするか、オレンジジュースにするかなどと選ばせては、わざとジェヨルが選ばなかったものばかりをカートに入れます。

 

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なんでしょう。

ジェヨルの忍耐力を試してる?

それともジェヨルが自分との結婚を考えていることを知って、勝ち誇ってる?

いずれにしても全世界の女性視聴者のひんしゅくを買いまくっていそうなことが予想に難くないヘスの一連の行動。(笑)

本当に結婚しないつもりなのかと尋ねるジェヨルに、恋愛は始まったばかりだし、今のこの瞬間が一番いいとヘス。
ヘスはジェヨルに過去にも付き合った人にすぐ結婚しようといったのではないかと疑問を向け、その言葉にエチケットがなってないとジェヨルは不快感をあらわにします。初めての男と結婚するのが損した気分なら、ほかの男とでも付き合ってきたらいいじゃないかとムッとするジェヨルに、「じゃあそうしよっかな」と挑発的な笑みを浮かべるヘス。

そのくせ行動ときたら、こうです。

 

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はいはい、もう好きにしてください。(笑)

家に戻ってからも結婚談義を続ける二人。

理想の結婚を問われ、ジェヨルは子どもが3人欲しい。奥さんは専業主婦がいい。家とは別に仕事場を持ちたい。子どもは3歳違いで産むなどと答えます。

 

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今から3つ違いの子を3人も産んだら自分は産み終えた時に40歳になっているので到底無理だとヘス。ヘスはお金なら自分が稼げばいいし、結婚するなら自分のほうこそ専業主夫がいいと答えます。
あなたのようなお金持ちと結婚する必要はないとヘス。

「想像してみなよ。そのダンナがエプロン姿で毎日君に『ごはんできたけど、何時に帰ってくる?』って電話かけてくるとこ」

それは嫌過ぎると身震いするヘス。

「君には俺がぴったりなんだって。君はお金に執着するタイプだから、自営業者は君の金を持っていかれるかもしれないから嫌だし、勉強する男はその安定感が退屈で嫌だろうし、会社員は出世で頭が一杯になるから嫌になるに決まってる。教授は偉そうだから嫌いだし、音楽やる人は音楽ばかり聴くのが嫌だろうし、絵描きは絵の具で汚されるのが嫌だろう?」

 

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自分こそヘスには一番だとアピールするジェヨル。
ジェヨルは家を出て行くための荷造りをすべく立ち上がります。

むくれたヘスは、ジェヨル以上の男を部屋に住まわせてやると応じ、気づけば帰ってきたスグァンと三つ巴でシャワーのかけあいっこ。

 

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緊張と痴話喧嘩。

緊張と弛緩。

その繰り返しですね、11話。(笑)

翌朝ジェヨルは自宅へ引っ越すために出て行くのですが、出て行かれるのが寂しいヘスはひそかに車に隠れ。

携帯を使ってジェヨルへの愛を告白。

『チャン・ジェヨルが引越し後にすべきこと』

 

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『1.毎週金曜日にはチ・ヘスに会うこと』

『2.ご飯は必ず食べて、寝るときは椅子じゃなくバスタブで寝ること』

『恥ずかしいけど、あなたが行くのがすごく寂しい。
泣いちゃいそうだから、メールで伝えてる』

『いってらっしゃい』

 

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顔を上げると、涙ぐんでいるヘス。

 

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そんなヘスを見て、こちらも涙ぐむジェヨル。

 

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こんなんされたら、ジェヨルはますます結婚したくなるんでしょうね。(笑)

みなさまも機会があったら試してみますか? 目の前で携帯メール告白。

ってその前に。

これなんの機種の広告?(笑)

そんなほのぼのしたお別れ劇も束の間。

ヘスと分かれたジェヨルの前方から迫りくる、ガンウ。

 

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突如現れたガンウをよけるべく、危うくヘスにぶつかりそうになるジェヨル。

 

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結局電柱にバンパーをぶつけて車が止まります。
幸い二人とも軽症ですんだのですが。

11話の本当の恐怖は、ここから。

ジェヨルの母宅で数日間過ごしているテヨン。

ジェヨルの母は会社にも行かず、夜も眠れていない様子のテヨンを心配しますが、テヨンはなんでもないと誤魔化します。

 

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何かあるのがアリアリのテヨン。

その時鳴る母の自宅の電話。

電話をかけてきたのは、ジェボムでした。

 

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喜ぶ母に、そんなに嬉しいのかと淡々と尋ねるジェボム。出所したら母のところに行っていいかと切り出します。
当然ここに来いと母。
電話をくれて、話しかけてくれてありがとうと、母は感激の面持ちで伝えます。

出所したら、美味しいものもたくさん作ってあげるし、望みを何でも叶えてあげると母。ジェヨルと三人で幸せに暮らそう、一緒に旅行にも行こうと声を震わせる母です。

ところが。

直後、囚人仲間と恐ろしい会話を交わすジェボム。

あの医師は無実を証言してくれないはずではと聞き返す仲間に、それは14年前の話だとジェボム。

「俺が出所してまた弟を刺せば、状況は変わる。その時はチョ・ドンミンは医師じゃなく、証人になるんだよ。嫌でも言うしかないだろ? チャン・ジェボムは弟への恨みからこんな真似をしたんだって。善処してくださいって。そうすれば俺は情状酌量になって、俺をこんな目に合わせた国を告訴して金ももらって、弟にも復讐できる」

 

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なんちゅうことを企んでるんでしょう、ジェボム!

恐ろしすぎます。

でも、ジェボムの立場に立てば無理からぬことかもしれないとも思えて、ただただ恐れをなすばかりの視聴者。
ジェボムはもはやドンミンからの電話にも出ず、来週金曜の出所日を一日わざと遅らせて伝えて欲しいと刑務官に頼んでいました。
いきなり出所して驚かせたいのだともっともらしいことを言うジェボム。その時差一日のうちに事をしでかすつもりなのでしょうね。

一方テヨンは、ジェヨルのところに行っていました。

ヘスと電話中のところを訪ね、二人が付き合っていることを知らされるテヨン。
仕事の邪魔だと怒るジェヨルに、ガンウに直接電話するまで帰らないと粘ります。本を出してあげたいのだと譲らないテヨンに、渋々電話をかけさせられるジェヨル。

 

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「ガンウ、何してる?」

「歩いてます」

 

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嫌な咳をするガンウとジェヨル。

「歩いてるって、どこ? 車の通る音がするけど・・・・・・。
おい、その道は通るなって言ったろ? 危ないからって」

「僕はこの道がいいんで」

「こいつめ、本当気に入らないな。とにかく、出版社の友達に代わるから。話してみろ」

「どうしてです?」

 

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「お前の本を出したいんだって。・・・・・・おかしいな。お前と同じような咳が出る」

 

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耳を寄せても、聞こえてくるのは機械音のアナウンスだけ。

ジェヨルの状態を目の当たりにし、後ずさるテヨン。

「とにかく、その道は頼むから通らないでくれ。代わるぞ」

 

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ジェヨルに電話を渡され、もう切れていると答えるテヨン。
ジェヨルはいつもの臆病風が出たなと、こともなげに答えます。
今度自分が電話しておくからとジェヨル。分かったらとっとと出て行ってくれと友に凄みます。

部屋を出るとこらえきれず嗚咽をこぼすテヨン。

悲しすぎる。(涙)

チョ・ドンミンは泣きながら電話をかけてきたテヨンに、相談に乗ると約束したあと、チェ・ホと一緒にカン弁護士のところに会いに行っていました。3日連続研究室の前で待っていたチェ・ホにカン弁護士が根負けし、二人に事件について口を開くことにしたのです。

あの事件は定年間近だった少年犯罪に厳しい意見を持つ裁判官と、社会的なイシューを作り上げたかった検察の犯したでたらめな判決だったとカン弁護士。当時の自分は無力な新任国選弁護人だったと。

ドンミンとチェ・ホはカン弁護士から驚くべき事実を知らされます。

証拠として提出されたのは、兄弟二人の指紋のついたナイフとジェボムが行きつけだったビリヤード場のライター。この二つに共通するジェボムが犯人とされた。
でもそのライターには指紋はなく、燃えて溶けていたのだとカン弁護士。

 

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カン弁護士は証拠品の写真を並べます。

そこには義父の刺し傷の写真も。

「遺体の刺し傷は深くないんです。当時、ナイフからは肺の組織も心臓の組織も検出されませんでした」

「どういうことです?」

チェ・ホの問いに、カン弁護士が続けます。

「死因は刃物による刺し傷ではなく、火災時の煙による窒息死なんです。つまり、刺した人間が犯人ではなく、火をつけた人間が犯人だということです」

 

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なおも続くカン弁護士の言葉を回想するドンミン。

『私と解剖医が死因が窒息死であると突き止めたのは、最終判決の前でした。これは幸いと思いながら弁護資料を集めていたのですが、翌日電話がきたんです。遺体を焼却したと。検察が手を回したんです。
こうして最終判決の場では弟が兄を犯人とし、事件は終了しました。でも当時兄は弟を負ぶって家を出ていたし、家に残ったのは母親のみ。火が出たのはその後でした』

昨晩聞いた話を回想するドンミンの元を訪ねてきたテヨン。

 

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テヨンは席に着くなり泣き始めます。

 

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そのわけはほどなくドンミンも知ることとなり・・・・・・。

 

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テヨン、グッジョブというには、あまりに悲しい11話。

こうしてとうとうジェヨルの心が蝕まれていることがドンミンに知られることとなります。

ドラマのほうは最後、ジェヨルが車の中でヘスに結婚しようとプロポーズして終わるのですが、もう全然ウキッとこないっていう。

動画、貼っておきましょう。

悲しみのテヨン。はじめに広告が流れます。

ため息。

親しい友人が心の病いに冒されていると目の前で認知した時、人はこんなふうにただただ泣くのだと思います。とてもリアルな描写。



それにしても犯人、お母さんのようですね。
ジェヨルの夢に出てきた、鏡に映った恐ろしい母の顔に、何かあるとは思っていましたが。

とはいえ、あの母が息子たちに罪を擦り付けるとは思えず。

そのあたりのことも解明が進む次回12話です。