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24 2011年3月
みなさま。
3月11日に起きた東北・関東大震災から、今日で2週間がたちました。
大震災から2週間、世の中は一変してしまいました。
言葉を失う壮絶な災害に見舞われ、今も多くの方々が苦しんでおられます。
一瞬にして尊い命を奪われてしまった人々の無念を思うと、言葉が見つかりません。
心からのお悔やみとご冥福をお祈り申し上げます。
また、多くの方々が避難所などで苦しい生活を強いられていらっしゃいます。
今なお瓦礫の中で助けを求めている方も、きっとおられることでしょう。
本当に、かけがえのない尊い命が一人でも多く救われますことを、心から祈ってやみません。
この未曾有の事態を前に、私に何ができるかを考えています。
恐らくこれをお読みくださっている皆様も、そのような気持ちをお持ちではないかと推察いたします。
この日本には、日本人はもとより、日本をふるさととして暮らす私のような在日コリアンも大勢います。
勿論、在日コリアンのほかにも住民としてこの国で暮らす定住外国人もたくさんいます。
このたびの大震災は本当につらく、ことに、親をなくした子どもたちの話を聞くにつれ、胸がつぶれる思いがします。
国籍の隔てなく、日本をふるさととする全ての人々が、ともに悲しみに暮れ、痛みを胸に抱いています。
そんな皆様と一緒に新しい日本をつくり、一緒に希望を紡いでいきたい。私はそう強く思っています。
お怪我をされた皆様。どうか一日も早く傷が癒えますようにお祈り申し上げます。
心が深く傷ついた皆様。どうかたくさんの涙をお流しになってください。いつの日かともに笑えるように。
皆様の痛みは、私の痛みでもあります。
ひとに優しい国へ。ひとに優しい日本へ。一歩ずつ近づいていきたいです。
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