【6月5日付。最後に追加情報があります】

みなさま、こんにちは。

今日は、MBCのドラマ“キルミー・ヒールミー”のロケ地“サンリ/쌍리”について書いてみようと思います。

『キルミー・ヒールミー』(原題:킬미, 힐미/Kill me, Heal me)は、1月7日から3月12日までMBCにて全20話で放送されたドラマです。主な出演者はチソンさんとファン・ジョンウムさん、パク・ソジュンさん。
チソンさんが7人もの人格を抱える多重人格者を熱演して話題となったドラマです。

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番組終了からほどない3月14日からKNTVで放送が始まり、気づけばもう終わっているようですね。

はやっ!!(笑)

ファン・ジョンウムさんといえば、ちょうどいま話題になっているヨン様の婚約者、パク・スジンさんが所属していたアイドルグループ「シュガー」の元リーダーですね、そういえば。

KNTVの該当ページを見たところ、『キルミー・ヒールミー』は7月24日からまた一挙放送するようです。
KNTVのリンクはコチラ

学生の頃、ダニエル・キイスの本を興味深く読んだので、ドラマのテーマには関心があったのですが、結局見ずに終わったこのドラマ。
なのになぜロケ地に行って来たのかと言いますと、友人がドラマの大ファンだったという。(笑)

5月初めの土曜日、友人一家と連れだってうなぎを食べに行ったあと、友人の娘の希望で訪れたのが、“쌍리/サンリ”でした。

漢江がほど近いこの場所には大きな飲食店が多々あり、私も友人たちと何度も訪れているところなのですが、この近くのお店がドラマのロケ地となっていたのはまったく知りませんでした。
そうと知っていれば夕食ではなくお昼に訪れたのですが、あいにく雨も降り始めてしまい、真っ暗な中ロケ地を鑑賞。(笑)
それでも、この場所がどれだけ素敵なところかは、充分伝わってきました。

ドラマの中で、ファン・ジョンウムさん演じるオ・リジンと双子のきょうだいオ・リオン(パク・ソジュン扮)の両親が経営するレストランとして登場する「サンリ」。
サンは漢字で書くと”双/쌍”なので、つまりは「双子のリ(リジン&リオン)」という意味でしょうね。

ドラマで初めて「サンリ」が登場するのは、2話。
リジンが久しぶりに実家に帰るシーンでした。

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ええ、せっかくなので見始めました。(笑)
まだ始めのほうですが。

とにかくチソンさんの演技が凄いそうですよね、このドラマ。
友人は特にチソンさんのファンではないのですが、あまりの演技力に脱帽したと大興奮していました。

私が訪れた夜の、雨に煙る「サンリ」の外観。

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そしてこれがドラマに登場する「サンリ」の正面です。

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これは12話でのひとコマ。
後ろに小さく「サンリ」の看板が見えます。

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こちらは14話、正面から入り口のほうに向け、反対から撮ったカット。

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後方で丸く光っているのはお店の看板で、“쌍리”と書かれてあります。

こちらのお店は、今でも撮影で使われた“쌍리(サンリ)”の看板をそのまま使っていらっしゃいます。
ですが、お店の本来の名前は「ガーデンギャラリー/가든갤러리」です。

入ってすぐのところにあるこれは、ドラマの中でリジン一家がバーベキューを楽しむなどしていた、かまどのある場所。

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お店の中は、こんな感じになっています。

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ドラマのファンが、思わず声を上げてしまう瞬間ではないでしょうか。

店内、本当に素敵です。暗くて存分にお伝えできないのが残念ですが。

ドラマでもこんな感じで1階映ってます。
こちらも12話から。

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2階に上がる途中には俳優やスタッフたちの写真やサインが、所狭しと飾られています。

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2階に上がってすぐのところには、撮影で使われた木のテーブルが。

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ドラマをご覧になった方はお気づきかと思いますが、リジンとリオンが使っていたひざ掛けが置かれていました。先ほど掲載した屋外のかまどのシーンで二人がかけているのも、恐らくこれですよね。

2度目の訪問だった友人家族のことを覚えていてくれたオーナーご夫妻。
私たちの訪問が夜8時を回った頃だったのと、冷たい雨が降り出していたのもあり、この日は私たちが最後のお客さんでした。
私が日本から来たことを知ると、オーナーはご親切にレストランを直接案内してくださいました。聞けば日本からも、もう既に何名もドラマのファンが訪れていらっしゃるというのですから、ファンのみなさまの行動力に驚きです。ソウルから近いとはいえ、旅行者にとってはアクセスしやすい場所ではないので。

先ほどのテーブルを反対側から撮ってみました。
前方にいらっしゃるのが、店内をご案内くださったオーナーご夫妻。

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14話での以下のシーンも、ちょうどこの角度から撮られたものです。

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こちらのお店は、外の石段を上がったところに1階があり、さらに2階があるのですが、構造上1階席から下を見下ろせるようになっています。

1階2階ともに外に面したテラス席が設けられているのですが、まさに2階のテラス席に、リジンとリオンが焼きいもを焼いていた例の暖炉がありました。

一番手前が、それです。

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これですね。

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夜に来てしまったことをとことん後悔するくらい、素敵な空間でした。
これはもう、絶対に明るい日差しが降り注ぐ日にもう一度来るべき場所です。
素敵なテラスを前に、再訪を決意した瞬間でした。(笑)

ちなみにイタリアンカフェ&レストランであるこちらの「ガーデンギャラリー」は、最近手作りビールも始めたそうで。

1階にはビールコーナーもありました。

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お手製ビールは3種類で、どれもドラマにちなんだネーミング。

まずは、「サンリビール」(slow IPA スローIPA)。
ゴールドの輝きを放つこのビールは、花とみかん、トロピカルなフレーバーを楽しめる一品。

そして「キルビール」(Mocha Stout モカ スタウト)。
こちらは豊かな麦芽とコーヒーの香り、クリーミーな泡だちのミルクのようなビール。

最後は「ヒールビール」(Belgium Wit ベルジャン ウィット)。
綿毛のような泡にすっきりかつスパイシーな味を特徴とする、味覚を刺激するヨーロッパのクラシカルなビール。

私たちは「モカ スタウト」の「キルビール」を頼んでいたので、オーナーご夫妻がフルーティーな「サンリビール」をテイスティングさせてくれました。

写真が、そのサンリビールです。

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確かに香る、柑橘系。
お酒が飲めない私には、ビールのカクテルのような感じでした。
キルビールもとても濃厚なお味とのこと。
ビールがお好きな方には是非お勧めしたいです。
毎週土曜日は手作りビールの日だそうです。

・・・・・・とここまで書いて気づく。
「土曜日は手作りビールの日」とわざわざ名うってあるわけを、聞き忘れました。
ひょっとしたら手作りビールが飲めるのが土曜日のみだったのでしょうか?
肝心なことを聞かず、すみません。(笑)

この日、私たちは1階のテラス席に座っていたのですが、眼下にはちょうど野外ステージと大きなスクリーンが見える位置でした。
大スクリーンでは野球中継、ステージ上ではサックスなどの演奏が。
こう書くと、なんだかちょっとミスマッチですよね。(笑)
それでも雨音とともに聞くサックスの演奏に、すっかり気持ちもスイングしてしまいました。

ここでも日本から来た私のために直接演奏してくださる、粋なオーナー。
日本の曲を2曲だけ演奏できるとのことで、もう一曲のほうは失念してしまいましたが、私は往年の名曲、五輪真由美さんの『恋人よ』を演奏して頂きました。

雨で画像が曇っているのが残念ですが。

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ほどよい距離感で親切に接してくださるオーナーご夫妻でした。
演奏にも感動してしまいました。

しかも、私のブログを観てこられた方には、なにかちょっとしたサービスもしてくださるそうです。
いえ、私が言い出したわけではなく、友人が勝手にそんな話を・・・・・・。(笑)

「ちょっとしたサービス」の中身までは確かめておりません。
なので、どなたかこちらに行かれた際に、試しに「ペク・ヒャンハドットコムの読者」で、「何かちょっとサービスしてくれるときいてきた」旨、仰ってみて下さい。
はてな顔をされてしまった時は・・・・・・あしからずお許しくださいませ。(笑)

*追記*
「ガーデンギャラリー サンリ」のオーナーさまより、とても嬉しいご連絡を頂きました。
なんと! 「ペク・ヒャンハ ドットコム」をご覧になって「ガーデンギャラリー サンリ」を訪問された方には、その旨お伝えいただければハンドドリップコーヒーもしくは自家製ビールを1杯サービスしてくださるそうです!
みなさまどうぞこちらのお店にお出かけの際には、美しい庭園とテラス越しに見える漢江とともに、是非美味しいドリップコーヒーor自家製ビールもご堪能くださいませ

ちなみにこちらのお店、サイトを見て知ったのですが、ご夫妻はもともと庭造りをご専門にされていらっしゃるようです。庭を装飾する様々なオブジェなども、こちらにサンプルとして展示されているようでした。

庭のあちこちに素敵で可愛いオブジェがたくさんあったわけ、合点がいきました。「ガーデンギャラリー」と名付けられているのも。

ご夫妻にうかがったところによれば、このお店を始められて8年なのだとか。
ロケハンの方々、さすがですよね。
特色のあるお店をこうして発掘されるんですものね。
花もたくさん植わっていて、1階のテラス席のところにはちょうど下から伸びたさくらんぼの木が実をつけ始めていました。
緑と花が豊かで、いるだけで本当に癒される空間でした。
お店の2階からは、漢江も見えるんですよ。

こちらのお店ではパスタやハンバーグのほかに、ステーキなどのコース料理をいただくこともできます。ハーブも栽培していて、お料理やお茶に使われているそう。

韓国語のみですが、お店のサイトをリンクしておきますね。
メニューなど参考になさってください。
お店のリンクはコチラです。

そして、忘れちゃいけないこの子。

ドラマにも登場した“サンリ”の可愛いマスコット、“リナ”。

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元はこちらの飼い犬ではなかったそうなのですが、撮影が終了してもこのおうちに残ることになったリナちゃん。

大人しくてとっても可愛いんです!

写真は、雨が本降りになったため小屋で静かにしているリナちゃんの様子。
はじめは冊から身を乗り出すようにして、演奏をすっかりノリノリで聴いてたんですよね。
どう見ても演奏を聴いているんです。
その様子に、一同すっかりやられました。(笑)

ちなみにサイト内の「メニューギャラリー」のところに営業時間などが掲載されているのですが、11時半から23時までとなっているところは直接聞いた限りでは夜10時までとのことでしたので、ご注意くださいませ。また、サイトには午後3時から4時までは休憩時間とも書いてあります。
コース料理などは事前予約が必要なものもあるようです。
定休日は特になく、年末年始や旧正月、旧盆(チュソク/秋夕)はお休みとのことでした。
せっかく行ったのにやってなかったりしたら悲しすぎるので、行かれる方は事前に電話確認されたほうがいいですよね。

以下、所在地などを載せておきます。

所在地:
京畿道南揚州市水石洞143
경기도 남양주시 수석동143
キョンギド ナミャンジュシ スソクトン143

電話:031-566-7777

行きかたはいくつかありますが、オーナーの奥様がお勧めしてくれた旅行者にとって最も簡単と思われる方法をお知らせしておきますね。

最寄り駅であるキョンウィ中央線(경의중앙선)のトノン駅(도농역)で電車をおり、そこからはタクシーで。
“수석동 미음나루/スソクトン ミウムナル”までといえばOKです。
タクシー料金はおよそ6千ウォンほど。

ミウムナルに来たあとは、そこで降りて歩いて来てもいいですし、そのまま中に進んでもらって分かれ道を左に行けば、突き当りが「サンリ/ガーデンギャラリー」です。

地図、載せておきますね。
赤い丸がある箇所がミウムナル。「ミウムナル ウムナコリ」と書いてあります。青の▼印のところが「ガーデンギャラリー」です。

地図はクリックで拡大できます。

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トノン駅はこの地図の上のほうにあり、ずっと降りてきてミウムナルのところを左に入る感じですね。さらに分かれ道を、左に。

 
バスに乗るのがOKという方は、5号線の광나루(クァンナル)駅からバスに乗ってスソク洞の停留所まで行き、そこから歩いてお店に行く方法もあります。
「テクノマート前 カンビョン駅 테크노마트앞 강변역」~「トクソアイパーク 덕소아이파크」間を運行している1660番の赤いバスにクァンナル駅から乗って「スソクトン停留所 수석동 정류장」で下車する方法です。

5号線クァンナル駅からのバス乗り場地図はこちら。
停留所の名前は、「クァンナル駅 クットンアパート 광나루역 극동아파트」です。
こちらもクリックで拡大できます。
バスの印が二つありますが、行きは3番出口のほうで、4番出口側は戻ってきた時の停留所です。

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ちゃんと降りれるか心配であれば、運転手さんに「スソクトン停留所がきたら教えてください」と乗る時に言っちゃいましょう。普通は教えてくれます。ぶっきらぼうかもしれませんが。(笑)
スソクトン停留所で降りたら、今来た道をそのまま戻ってミウムナルのところまできて、中に入っていく感じです。

スソクトン停留所の位置はこちら。
バス停とミウムナルには赤で丸を、「サンリ」こと「ガーデンギャラリー」には青で印をつけました。
バス停からお店までは大体徒歩20分程度のようです。
こちらの画像も拡大できます。

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バスは12~20分間隔で走っているようです。

バス料金も恐らく2000ウオン程度なので、4,50分は乗りそうですがこのクァンナル駅からのルートもいいですね。行きはどちらでもいいとしても、帰りはバスを利用して5号線まで出るというのが、旅行者には気分的に楽かもしれません。バスに乗ってソウル市内に着くのを待つのみという安心感と、お店にタクシーを呼んだりしなくてすむという点で。
勿論、タクシーを呼んでもらう必要があれば、ためらわずお店の方に頼んでみてください。問題なく呼んでくれると思います。
ちなみにこのバスは市外まで走行する「座席バス」に区分されるバスです。バス料金は現金で払うと交通カードより少し高くなります。とは言ってもいずれも2000ウォン前後と思われますが。



ドラマファンは勿論、そうでなくてもこのあたりは漢江を眺められるお食事スポットとして人気の場所。

機会があれば、みなさまも一度お出かけくださいね。

私も次は晴れた日に出かけ、2階からゆったり漢江を眺めたいです。

【6月5日追記】

「ガーデンギャラリー サンリ」様より「サンリ」を紹介した動画のお知らせがありました。
動画はリポーターのかたが直接お店を訪ね、ドラマのシーンを織り交ぜながら“ガーデンギャラリー サンリ”の見所を紹介するつくりとなっています。英語ではありますが「チソン、アメイジング!」の連呼は聞き取って頂けるかと思います。(笑)
“サンリ”の緑と花が豊かな庭園の雰囲気・外観も分かりますし、店内の様子や肝心のお料理、自家製ビールも映像による紹介なのでより鮮やか&具体的。
私も一気に“サンリ”を訪れた日が甦ってくるとともに、「次回は絶対昼間に行くぞ!」と決意を新たにいたしました。(笑)

みなさまも、是非映像でしばし“サンリ”への“旅”をお楽しみください♪

そのうち、「“サンリ”広報大使を名乗ってもいい」とお墨付きをいただく日がくるでしょうか?(笑)

みなさまもいつか“サンリ”と素敵な出会いがありますように