みなさま、こんにちは。

関東地方、今日は今年一番の寒さでしたね。
吐く息の白さが、より一層寒さを感じさせます。

さて、2月8日放送分のパク・シフさんの「スター人生劇場」。最後のパートをお届けします。

(*リンク切れのため動画を差し替えました)

19:34から最後まで。

訪ねてくる人々に挨拶したり、夕食用の買い物をしたりと、気ぜわしいシフさん。
「シフ!」
「同窓生じゃない?」
「そうよ」

中学時代の同窓生にまで会いました。

「ほんとに変わってない。どうしよう、寝起きなんだけど」
「久しぶり」
「知りあいのふりしていいのか、しないほうがいいのか悩んじゃった。分かった?」
「勿論、分かるよ」
「ありがとう、覚えててくれて。やだ、一回握手しようよ。ありがとう。写真一枚とってもいい?」
「勿論」
「やだ、ほんと? やだ、ほんと、顔覚えてくれてた」

子どもの頃をともに過ごした仲なのに、スターパク・シフとして会うのは、ちょっと妙な感じでしょうね。

「いちにのさん。お、上手く撮れた」
「ほんとですか? 上手く撮れました? めっちゃハンサムだから」
「上手く撮れてるね」
「撮れてるだろ?」
「ほんとだ。ありがとう」
「俺は撮らないの?」
「マジです?」
「嘘だよ」
「サインもらわなきゃ。娘にあげないと」

誰もがシフさんに会った喜びを隠せないのですが、シフさんも嬉しい人に会いました。子どもの頃の親友のお母さんです。

「まあ、嬉しいわ。息子の友達だもの。もっと発展して、もっと大きな仕事もたくさんして、すべての国民からたくさん愛されてね」
「はい。ありがとうございます」

ちょっと照れ臭いものの、楽しい時間です。

故郷の人々への挨拶に忙しく、日が暮れてようやく家に到着できました。シフさんが幼少時代を過ごしたこの家には特別な謂れが秘められているそうですが。

「うちは“梅の花が落ちる場所”だと、母が前からよく言っていました」
「“梅の花が落ちる場所”というのは、梅の花が散る場所のことなんですけど、子孫が世の名を馳せるという謂れがあるんです。それで昔から家が建てられてきたんですって。今思うに、それがシフだったんじゃないかと」
「“家紋の栄光”ですね」

一族の家風がそっくり受け継がれている、100年を超える古民家。シフさんの暖かくて落ち着いた姿は、この故郷の家にも似ています。

急いで夕食の準備をし始めたのですが。
シフさんが買ってきたものよりも袋が多いですね。

「また何か買いにいったみたいだけど」
「何をまた買いに行ったの?」
「シフが好きなものは全部持ってきたわよ。浅漬けのキムチでしょ、薬味で味付けした味噌でしょ、この子が家でお肉を食べる時に必ず食べる物も。梅を必ず二個ずつ食べるのよ、お肉を食べる時この子は。そういうのをこまごま持ってきたわよ」

息子に食べさせようとお母さんが用意した袋だったんですね。
今日の夕飯はシフさんが買ってきた豚肉でバーベキューパーティーをすることにしました。

「久しぶりに見たな、このドラム缶」
「サイズがピッタリだ。ピッタリだよね」
「いつも田舎にくると、肉を焼いて食べるんです」

プヨにくると、いつもこうして庭で肉を焼いて食べるのだそう。

お父さんがドラム缶で作ったというこのグリルは、もう10年以上経っているそうです。
いよいよ本格的にパーティを始めます。
実に一生懸命お肉を焼くシフさん。
自分の成長を長らく待ってくれた家族と故郷。
辛くてやめたくなった時は、この場所を思い出し、両親を思ってきました。
忙しさにかまけてあまり来られないので、なお一層懐かしく思うシフさんです。

久しぶりに集まった三人の父子。
それにしてもこの男たち、無口にもほどがあります。

(親子で集まってるのに「・・・・・・」なんですね。無口でいらっしゃるんですか?)
「ええ、もともと・・・・・・」

「父とは性格がちょっと、いや、結構似てるような気はします。物静かな性格。でも母の性格にもちょっと似ています。気分のいい時ですとか、そういうときは母の性格が出てきたりしますね。弟は完全に母の性格に似てますし。僕はちょっとずつ混じってはいますが、それでも父のほうにより似てると思います」

シフさんがお父さんから譲り受けたのは、物静かな性格だけではありません。若い頃、スラリとした上背とマスクで注目を受けたお父さんは、当代最高の俳優たちと一緒にモデル活動もなさったそうです。

(お父様ですか?)
「お父さんです」
「シフさんに似てますね?」
「ちょっと待って。そうだね」
「シフがいいところだけ似たのは、確かだわね」

シフさんが俳優になったのにも、このお父さんの影響がありました。

「これは、あれよね、あなた。チョンウニ? これ誰?」
「キム・ヨンエ」
「違うわよ。○○さんじゃない」

「父が映画を観るのが好きだったので、その影響が大きかったと思います。子どもの頃から映画を観ながら、あそこに出演したらどんな感じかなぁ、など、憧れのようなものを感じながら育ったような気がします」

ではお父さんは息子が俳優になると言った時、どんな言葉をかけたのでしょう。

「難しいのに、お前出来るのかい? と」
「途中でやめるんじゃないの、と言われました」
「最後まで。最後までやれと、そう言いました」
「やるなら諦めずに最後までやれと」
「すごく粘り強く最後まで耐え抜きました。すごく辛かったんです。10年も無名で大変だったので」

10年の無名時代を黙々と耐えた息子。そんな息子をありのままに信じて見守ってきた父。とても似ている父と子です。

「健康で」
「ありがとう」
「チアーズ」
「あなたも。ファイト」

無口なこの男たちの間で雰囲気を和気藹々としたものにしてくれるのは、やはりお母さん。

「これ、お母さんにプレゼント」
「誕生日プレゼント?」
「ありがとう」

シフさん兄弟が苦心の末に選んだ、あのプレゼントです。

「お父さんはこれを召し上がって。健康でね」
「ありがとう」
「父にはちょっと前にプレゼントしたんです」
「車を買ってくれました」
「デカイな、プレゼントが」
「これは何? お父さんには車を買ってあげたのに、お母さんにはこれ?」
「お母さんには韓服かな?」
「なんだい?」
「韓服」
「うわあ、すごく綺麗、色が」

お母さんの気に入らなかったらどうしようかと随分心配しましたが、よかったです。

「ウホと二人で選んだんですよ」
「ほんと? いつ? お母さんが向こうに行ってた時?」
「ええ」
「韓服、すごく気に入ったわ。ありがとう、息子。一回握手しよう。ありがとう、いつも」
「僕も一緒に選んだのに」
「そうよね、そうよね、ありがとう。そうよね、分かった」

「息子、愛してるわよ」
「愛してるよ」

久しぶりに家族とともに過ごす時間。
どんな時よりもリラックスして幸せです。

(お母さん、鼻にメイクしたんですか?)

パク・シフさんにとっての家族は、今の彼を在らしめた一番の力であり、後ろ盾です。

「美味しいでしょ? さっきのは、あんたがくれたのは、悪いんだけどちょっと臭ったわ」

まだ見せ場の多いシフさんの明日のお話。

「魅力的に映ってるでしょ?」

私たちの知らなかった彼のまた違った魅力。
モムチャンのパク・シフが運動中に戸惑ってしまったのは、なぜでしょう?
まだ終わらないパク・シフの“ゆっくり歩き(アンダンテ・クレッシェンド)”、最後のお話もご一緒に。

「僕が猫を引き取ったじゃないですか。でも名前が思い浮かばなくて。視聴者の皆様やファンの皆様がつけて下さったらと思います。猫の名前に当選された方には、僕が・・・・・・。ハハハ」
(ここまで) 

最後ちょっと音声が切れてしまったのですが、なにやら子猫ちゃんの名付けに応募して当選したら、いいことがあるかのようなことをほのめかしていましたね。


「僕が」のあと、「ん?」などと言ってファンをジリジリさせるあたり、たまりません。

それにしても、お母さま。
テレビクルーが入っているからか、それともあれが素なのかは定かではありませんが、弟のウホさんがしょげるだけあります。一緒にプレゼントしたのに、上のあどぅーるにだけサランヘビーム。
思春期にあれやられたら、完全にグレそうですね。(笑)