みなさま、こんにちは。
関東地方、台風一過で30℃を越える真夏日となっています。
昨日の台風、すごかったですね。
夜中に外からガラスの割れたような音がしたりして、ビックリしてしまいました。

ビックリといえば台風4号、思いっきり福島原発を通過するコースでしたが、NHKのニュースが一切そのことに触れないのには驚いちゃいました。
そういえば、以前は福島原発周辺で地震があるたびに異常はないなどのコメントが入っていた気がしますが、最近はそれも聞かない気が・・・?

そんなNHKつながりで(なんていうとすごく感じ悪いですね。ごめんなさい)、先日行われた『王女の男』の公開録画について、いまさらながら書いてみようと思います。

7月8日からのBSプレミアムでの放送に先立って6月9日に行われた『王女の男』プロモーションのための公開収録番組。
その時の様子が、NHKテレマップMOVIEの「これ見て!MOVIE」で見れます。

 
番組収録を終えたあとの記者会見動画、とのことですが。

いやあ、パク・シフさんもムン・チェウォンさんも素敵ですね。
でもお二人が素敵なのは、いまさら私が言うまでもないんです。
実は私は、お二人の後ろにいる方に、耳も目も釘付けでした。

やっぱり~~~~~~。

通訳は、根本理恵さんですね。ステキ。

このお名前、韓国語で仕事をしている人で、知らない人はいないと思います。
日本に韓流ブームが来るなんて夢にも想像できなかった80年代の頃から、ずっと地道に韓国映画を字幕翻訳されていらっしゃいました。韓国映画が日本にとって限りなく地味だった頃からずっと下支えしてきてくださったその延長線上に今の韓流ブームがあると思う私などは、お名前を拝見するだに感謝と尊敬を感じてしまいます。
根本さんの業績は多すぎてとても把握し切れませんが、恐らくみなさんがご存知の、あるいはお好きな韓国映画のほとんどは根本理恵さんの字幕だと思います。

私は以前、釜山国際映画祭の場で木村拓哉さんとイ・ビョンホンさんとジョシュ・ハートネットのトークショーを見たことがあるのですが、その時の通訳も根本さんでした。
実は釜山国際映画祭でゲストの通訳を務めていらっしゃる方は、みなさん素晴らしい実力と業績を誇る同時通訳者です。日本から通訳をわざわざ連れてくる必要はまったくないと言いきれる、レベルの高い方を映画祭事務局サイドが揃えていらっしゃるのですが、木村拓哉さん&イ・ビョンホン氏の組み合わせで根本さん帯同となれば、誰が文句を言えるでしょう。トム・クルーズの隣りはいつも戸田奈津子さん、というのと同じです。(笑)

いやあ、それにしても。

あらためてシフさまとムン・チェウォンさんのインタビューを見てみましたが、シフさまは発言が長めで、大変。ちょっと通訳泣かせかも?(笑)
一生懸命話してらっしゃるからこそですね。

ところが素晴らしいのは根本さんで、時に5センテンスくらいになっていたあの長台詞が、なんっっともないですね。

ゆっくりと顔を上げて、声のトーンを整えて歌うように通訳者が通訳している時は、余裕のある証です。長々喋られたことが抜けることなく頭に収まっている時は、口調にも余裕が出ます。逆に、聞きやすくはあるものの、書いたメモを見て一心不乱に訳している時などは、ややテンパリ気味かもしれません。訳が抜けないよう必死になると、ちょっと前のめりな感じになります。「早く言い切っちゃわないと忘れそう」、みたいな感じでしょうか。(笑)
とはいえ、一般の方がご覧になる分には、気付かないかもしれませんね。

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みなさまが今までファンミなどでご覧になってきた通訳の方は、どうでしたか?
きっと大変な思いをされながら舞台に立っていらっしゃるので、どうぞ暖かく声援を送ってくださいませ。

ちなみに、同じサイト内に『シークレットガーデン』公開記者会見時のハ・ジウォンさんとユン・サンヒョンさんの映像もありますが、その時の通訳も根本さんでした。よろしければそちらのほうもご覧になって見てくださいね。