みなさま、こんにちは。

関東地方、昨日に引き続き快晴が広がっています。
早いもので、6月も今日で終わりですね。

さて、今日も昨日の続き。
『ラブレイン』の4話で歌われていた『鯨狩り/고래사냥』をチャウリム(ジャウリム)バージョンでお届けします。

昨日も書いたとおり、この歌は軍事独裁政権化で禁止曲とされていたもので、原曲はシンガーソングライターのソン・チャンシク(송창식)さんです。
日本で言うと、吉田拓郎さんみたいな感じでしょうか?
歌詞ももう一度載せておきます。

鯨狩り

酒を飲んで歌って踊ってみても 胸には悲しみばかり
なにをすべきかと見回してみても 目に映るは背を向けてしゃがむ者ばかり
さあ行こう東海の海へ 3等席の汽車に乗って

夕べみた夢の世界は 朝になれば忘れてしまうけれど
それでも覚えている夢といえば 小さくて美しい一頭の鯨
さあ行こう東海の海へ 神話のように息をする鯨を捕まえに

僕らの愛が壊れたとしても すべてを一度に失うとしても
僕らの胸の中には確かにいる 一頭の美しい鯨が
さあ行こう東海の海へ 神話のように息をする鯨を捕まえに

 

고래사냥

술마시고 노래하고 춤을 춰봐도 가슴에는 하나가득 슬픔 뿐이네
무엇을 할것인가 둘러 보아도 보이는 건 모두가 돌아 앉았네
자 떠나자 동해 바다로 삼등삼등 완행열차 기차를 타고

간밤에 꾸었던 꿈의 세계는 아침에 일어나면 잊혀 지지만
그래도 생각나는 내 꿈 하나는 조그만 예쁜 고래 한 마리
자 떠나자 동해 바다로 신화처럼 숨을 쉬는 고래 잡으러

우리의 사랑이 깨진다 해도 모든 것을 한꺼번에 잃는다 해도
우리들 가슴속에 뚜렷이 있다 한 마리 예쁜 고래 하나가
자 떠나자 동해 바다로 신화처럼 숨을 쉬는 고래 잡으러

昔風の匂いがプンプン漂う曲調と歌声ですよね。(笑)

閉塞感の漂う現実を打破し、どこかに旅立ちたいという若者の気持ちを代弁した歌として人気を博し、瞬く間に学生街に広まったそうですが、キム・ユナ率いるカリスマロックバンド、チャウリム(紫雨林)が歌うとまったく違うものに仕上がるところが、スゴイです。

現役の実力派歌手が、1位を目指して歌の真剣勝負を繰り広げるMBCの『私は歌手だ/나는 가수다/ナヌンカスダ』。通称「ナガス」。
以下の動画はチャウリムがナガスに初参戦した、去年8月放映時のものです。
強力なライバルの出現に、競争相手である出演者たちも若干顔がこわばり気味です。ロックバンド代表として出演していたYB(ユンドヒョンバンド)の緊張も例外ではありません。
会場の盛り上がりと、ライバル歌手たちの真剣なまなざしのコントラストが楽しい動画です。

かっこいい。(笑)



これで38歳のママだなんて、素晴らしすぎます。
歌いだすとカリスマロッカーになるキム・ユナさんですが、喋っている時の礼儀正しさと凛とした雰囲気が、これまた魅力的。

チャウリムがこの歌をこんな風に素敵に蘇らせたからこそ、『ラブレイン』での名シーンにも繋がったのではないかと、密かに踏んでいます。