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17 2012年12月
みなさま、こんにちは。
とうとう最終回が終わってしまいました、『王女の男』。
これを送り出すのが寂しくもありますが。
本日も振り返らせて頂きます。
全てが名シーンと言える最終回。
カットされたシーンも含め、私の好きな場面を取り上げさせていただきます。
まずは、再会したススンニムとセリョンのシーン。
コンナムファンが待ちに待っていた、ススンニムとセリョンの再会でしたよね。
まさかこんな北の果てまでセリョンが訪ねてくるなんてと、驚きを隠せないススンニム。
なににせよ、二人がこうして会えて良かったです。
こちらのシーン、セリフで振り返ってみます。
ススンニムとセリョン再会シーン、01:00から01:44まで。
【スンユ】
어찌? 어찌 여기까지 온 것이오?
オッチ。オッチ ヨギカジ オン ゴシオ
なぜ? なぜここまで来たのだ?
【セリョン】
그 보다 신판관이 저를 빌미로 스승님을 잡으려들 것입니다.
ク ポダ シンパングァンニ チョルル ピルミロ ススンニムル チャブロドゥル コシムニダ
それより、シン判官が私を使って先生を捕らえようとする筈です。
어떤 술수에도 속지 마십시오.
オットン スルスエド ソクチ マシプシオ
どんな術数にも騙されないで下さい。
【スンユ】
그 말을 하러 여기까지 온 것이오?
ク マルル ハロ ヨギカジ オン ゴシオ
それを言うためにここまで来たのか?
그대가 살아진 것을 그놈이 아오?
クデガ サラジン ゴスル クノミ アオ
そなたがいなくなったことをあいつも知っているのか?
【セリョン】
송구합니다.
ソングハムニダ
申し訳ありません。
말을 타고 오느라 수하들에게 들켰습니다.
マルル タゴ オヌラ スハドゥレゲ トゥルキョッスムニダ
馬で逃げたため、手下の者に知られてしまいました。
【スンユ】
일단 들어갑시다.
イルタン トゥロガプシダ
ひとまず行きましょう。
산채 사람들에게도 알려야 하오.
サンチェ サラムドゥレゲド アルリョヤ ハオ
砦の人たちにも知らせねば。
かたや。
セリョンがスンユの元に駆けつけたのを知り、脳天に血が上ってしまったシン・ミョン。
すっかり冷静さを失い、夜中にも関わらず反乱軍の本拠地に乗り込むと無茶な命令を下します。
さすがの忠臣ジャボンも無謀だと止めるも、「俺に逆らうのか!」と横暴上官へと様変わりしてしまったシン・ミョン。
この決定が取り返しのつかない結末を迎えようとは・・・・・・。
脳天に血が上ったシン・ミョンがジャボンに無茶な出動命令を出すシーン。
セリフで振り返ってみます。
01:45から02:15まで。
【ジャボン】
나으리!
ナウリ
判官様!
【シン・ミョン】
당장 군사들을 집합시켜라!
タンジャン クンサドゥルル チッパプシキョラ
今すぐ兵を集めよ!
회령숲을 뒤질 것이다.
フェリョン スプル ティジル コシダ
フェリョンの森をくまなく探す。
【ジャボン】
무모한 명이십니다.
ムモハン ミョンイシムニダ
無謀なご命令です。
야심한 밤에 저들의 소굴로 들어가는 것은 위험합니다.
ヤシマン パメ チョドゥレ ソグルロ トゥロガヌン ゴスン ウィホマムニダ
深夜にやつらの巣窟に入るのは、危険です。
【シン・ミョン】
내 말을 거역하겠단 말이냐?
ネマルル コヨッカゲッタン マリニャ
私の命令に逆らうと申すか?
【ジャボン】
알겠사옵니다.
アルゲッサオムニダ
分かりました。
逆らう筈ないじゃないですか。(涙)
今まで意見を言うことなど一度もなかったソン・ジャボン。
そんなジャボンが反対するんですから余程のことなわけですが、シン・ミョンはことの軽重がすっかり分からなくなっています。
深夜の無茶な討伐に兵を率いて出向いてしまったシン・ミョン。
裏をかかれ、スンユの罠にはまります。
ジャボンが撤退を求めても引き下がるなと怒鳴ったり、戦況を見極める指揮官としても目も、もはや完全に曇っています。
時遅くして退却命令を出すも、シン・ミョンを逃すまいとスンユが投げた刀に忠臣ジャボンがシン・ミョンを庇って討たれてしまい、最悪の結果に・・・・・・。
ジャボーン!(涙)
ジャボンがシン・ミョンを庇って絶命するシーン。
なぜか中途半端にカットされてしまいましたが、セリフと共に再現してみます。
07:20から09:05まで。
【ジャボン】
나으리, 퇴각해야 합니다.
ナウリ テガッケヤ ハムニダ
判官様、退却せねばなりません。
【シン・ミョン】
물러서지 마라!
ムルロソジ マラ
引き下がるな!
【ジャボン】
이대로 있으면 전멸입니다.
イデロ イスミョン チョンミョリムニダ
ここままでは全滅です。
【シン・ミョン】
후퇴하라!
フテハラ
後退せよ!
자번아! 자번아!
チャボナ。チャボナ
ジャボン! ジャボン!
【ジャボン】
나으리…피하십시오…
ナウリ・・・ピハシプシオ
判官様・・・お逃げ下さい・・・。
【パク・フンス】
어서 자리를 피해야 합니다.
オソ チャリルル ピヘヤ ハムニダ
早くここから逃げねばなりません。
【シン・ミョン】
자번아!
チャボナ
ジャボン!
絶命する寸前まで、シン・ミョンに逃げるよう訴えるジャボンが泣かせるシーンだったのですが、カットされて残念でした。
というより最終回、ジャボンのシーンがかなりカットされてしまいましたね。
「ジャボンファン多いのに、分かってなーい!」
と、一言叫ばせて下さい。(笑)
あとから突撃してきたハン・ミョンフェ率いる官軍から逃れ、砦に戻ってきた男たち。
その場はさながら野戦病院のようでした。野戦病院シーンはカットでしたが。
部屋で怪我をしたスンユの手当てをするセリョン。
スンユの過ごす日常を知り、セリョンもさぞや胸が痛んでいたことでしょう。
自分から血の臭いがするのではないかと案じるススンニム。
人を殺しているうちに、自分でも人間なのかケダモノなのか分からなくなる時があると、悲しい言葉を口にします。
そんなススンニムを優しく胸に抱き、私にとっては誰よりも恋しい「人」だと慰めるセリョン。
胸の詰まるこのシーン、セリフで振り返ってみます。
スンユの傷の手当をするセリョンのシーン。
10:35から13:00まで。
【スンユ】
내내 면이 그 놈 집에 있었소?
ネネ ミョニ クノム チベ イソッソ
ずっとミョンの家にいたのか?
【セリョン】
제게는 함부로 하지 못하였습니다.
チェゲヌン ハムブロ ハジ モタヨッスムニダ
私には酷い扱いはできませんでした。
【スンユ】
그리 지내는 줄도 모르고 잘 지내고 있을 거라고만 믿고 있었소.
クリ チネヌン ジュルド モルゴ チャル チネゴ イッスル コラゴマン ミッコイソッソ
そうとも知らず、元気で過ごしているものとばかり思っていた。
【セリョン】
언젠가 데리러 오실 거라 생각하면 힘들 것이 없었습니다.
オンジェンガ テリロ オシル コラ センガッカミョン ヒムドゥル コシ オプソッスムニダ
いつか迎えにきてくださると思えば、辛くなどありませんでした。
【スンユ】
내게서 나는 피냄새가 싫소?
ネゲソ ナヌン ピネムセガ シルソ
私から漂う血の臭いが嫌か?
간혹 전투를 치르고 피칠갑이 되어 돌아오면 내 스스로 사람인지 짐승인지 분간이 안 갈 때가 있소.
カノク チョントゥルル チルゴ ピチルガビ テオ トラオミョン ネ ススロ サラミンジ チムスンインジ プンガニ アンガル テガ イッソ
時々、戦闘を終えて血まみれになって戻ると、自分でも人なのかケダモノか、分からなくなる時がある。
【セリョン】
제게는 더 없이 그리운 사람입니다.
チェゲヌン ト オプシ クリウン サラミムニダ
私にとっては、誰よりも恋しい人です。
【スンユ】
이만 나가봐야겠소.
イマン ナガバヤゲッソ
もう行かねばならん。
막사에 가서 잘테니 예서 쉬시오.
マクサエ カソ チャルテニ イェソ スィシオ
幕舎で寝るので、ここで休みなさい。
もう戦いたくない、もう殺し合いは嫌だというスンユの疲れ切った心が伝わってきて、とても悲しいシーンです。
最終回は一貫してずっと悲しいですね。
何度も見ても、本当に最終回は悲しいです。
そしてこちら。
カットされてしまいましたが再現します。
一番の理解者で、弟のようでもあったジャボンを、自分のせいで失ったも同然のシン・ミョン。
戦のさなか、精一杯丁寧にジャボンの亡骸を葬ります。
ジャボンの亡骸を葬るシン・ミョンのシーン。
13:10から14:50まで。
【シン・ミョン】
물러서라.
ムルロソラ
下がれ。
고맙다는 말 한마디 못해줬구나.
コマプタヌン マル ハンマディ モテジョックナ
ありがとうの一言さえ、言ってあげられなかったな。
그동안 어리석은 내 뜻을 따라주고 못난 나를 지켜주어 참으로 고맙다.
クドンアン オリソグン ネ トゥスル タラジュゴ モンナン ナルル チキョジュオ チャムロ コマプタ
今まで愚かなわが意に従ってくれ、不出来な私を守ってくれて、本当にありがとう。
이만 묻어 주어라.
イマン ムド ジュオラ
もう埋めてやれ。
泣きながら頭を下げるシン・ミョンの姿が痛ましいです。
シン・ミョンの心はジャボンを失って空っぽになってしまったのではないでしょうか。
あれほど固執し続けたセリョンもみすみすスンユに渡してしまい、冷静さを失った自分のせいで忠臣ジャボンをも失ってしまった。
もう傍に誰もいないという気持ちをひしひしと感じていたことでしょう。
仕方がないとは言え、ここをカットしちゃうんですね・・・・・・。
ちょっとショックでした。
一方セリョンとスンユも、再会したばかりというのに、もうお別れが近づいていました。
かつて二人でデートしたあの岩場を髣髴させる渓谷で、しばし二人っきりの時間を設けるセリョンとススンニム。
スンユはここで、つらい時や、セリョンに無性に会いたい時は、ここにやってきていたと話します。
スンユもセリョンも、離れ離れでいる間、本当につらかったんですよね。
今日にでも官軍が大挙して攻めてくると予想していたスンユは、再会したばかりのセリョンに女たちと都に戻って欲しいとお願いします。
大戦の前に、スンボプ寺に戻って欲しいとセリョンにお願いするスンユのシーン。
16:20から18:00まで。
【セリョン】
이리 앉아 있으니 제법 한가한 기분이 듭니다.
イリアンジャ イッスニ チェポプ ハンガハン キブニ トゥムニダ
こうして座っていると、とてもゆったりとした気分になります。
【スンユ】
간혹 오던 곳이오.
カノク オドン ゴシオ
時折来ていた場所だ。
【セリョン】
힘겨우실 때 오셨습니까?
ヒムギョウシル テ オショッスムニカ
つらい時に来られたのですか?
【スンユ】
힘겨울 때도 누가 간절히 생각날 때도 이곳에 왔었소.
ヒムギョウル テド ヌガ カンジョリ センガンナル テド イゴセ ワッソッソ
つらい時も、誰かがとても恋しい時も、ここにやって来た。
오늘 큰 싸움이 있을 것이오.
オヌル クン サウミ イッスル コシオ
今日は激戦になるだろう。
함길도 전체가 전장으로 변할 것이요.
ハムギルド チョンチェガ チョンジャンウロ ピョナル コシオ
ハムギル道全体が戦場と化すだろう。
부디 도성으로 돌아가 승법사에서 나를 기다려주시오.
プディ トソンウロ トラガ スンボプサエソ ナルル キダリョジュシオ
どうか都に戻り、スンボプ寺で私を待っていておくれ。
【セリョン】
가기 싫습니다.
カギ シルスムニダ
行きたくありません。
【スンユ】
그대를 보내기가 죽기보다 싫소.
クデルル ポネギガ チュッキポダ シルソ
そなたを行かせるのは死ぬほど嫌だ。
허나 그대를 위험한 곳에 두고는 전장에 더더욱 나갈 수가 없소.
ホナ クデルル ウィホマン ゴセ トゥゴヌン チョンジャンエ トドウク ナガルス オプソ
だが、そなたを危険な場所において、戦場になどとても出て行けない。
【セリョン】
살아서 돌아오십시오.
サラソ トラオシプシオ
生きてお戻り下さい。
살아서 그저 제 곁으로 돌아오십시오.
サラソ クジョ チェ ギョットゥロ トラ オシプシオ
生きて、ただ私の傍にお戻り下さい。
ここで別れたら、二度と会えないかもしれない二人。
「生きて帰ってきて欲しい」と最も難しい約束をさせないと旅立てないセリョンと、悲しい笑みでそれに答えるススンニム。
悲劇の足音に、視聴者の胸も締め付けられる思いです。
そして迎えた大戦。
もう後がないシン・ミョンと、何が何でも生きて帰らなければならないスンユ。
いつかは白黒をつけねばならなかった宿命の対決の勝敗を勝手に決めたのは、ハン・ミョンフェの裏切りでした。
味方の矢に射られるシン・ミョンをほうっておくことが出来ず、シン・ミョンを連れてひとまず逃げようとするスンユ。
そんなスンユの姿に、スンユとジョンとの3人でバカ騒ぎをして過ごした楽しい日々を思い出し、ようやく自分を取り戻すシン・ミョン。
シン・ミョンはスンユを逃がそうと立ち上がって盾となり、味方の矢に射られて絶命してしまいます。
なんでこの回想シーンを切っちゃったんでしょう。
この回想シーンが肝なのに。
シン・ミョンを助けようとするスンユと、スンユを庇って絶命したシン・ミョンのシーン。
セリフで振り返ります。
25:13から27:00まで。
【スンユ】
수양의 군사가 아니냐?
スヤンエ クンサガ アニニャ
スヤンの兵ではないのか?
어찌 그들이 네게 화를 겨눈단 말이냐?
オッチ クドゥリ ネゲ ファルル キョヌンダン マリニャ
なぜやつらがお前に矢を向けるのだ?
【シン・ミョン】
어찌 네놈이 나를 살리려 하느냐?
オッチ ネノミ ナルル サルリリョ ハヌニャ
なぜお前が俺を助けようとする?
【スンユ】
피하자! 가자니까!
ピハジャ。カジャニカ
逃げよう! 行こうと言ってるだろ!
【シン・ミョン】
네놈들은 항상 나를 우습게 만드는구나.
ネノムドゥルン ハンサン ナルル ウスプケ マンドゥヌングナ
お前らはいつだって俺を笑いものにしやがる。
종이에게 먼저 가마.
チョンイエゲ モンジョ カマ
ジョンのところに先に行くよ。
가라!
カラ
行け!
【シン・ミョン】
다 잊고 가라. 신면.
タ イッコカラ。シンミョン
全て忘れて逝け。シン・ミョン。
悲しい。(涙)
最後、シン・ミョンが自分を取り戻してくれたのはせめてもの救いでした。
それでも、なぜこの二人が戦いあわなければならなかったのだろうと思うと、やるせないですね。
それにしても。
シン・ミョンが亡くなる前に三人の友情を回想するシーンがあってこそ彼のセリフが生きると思うのですが、前提なしに「お前たちはいつも俺に惨めな思いをさせる」と繋がると、シン・ミョンの真意がいまひとつ伝わりづらかったのではないでしょうか。
最終回なので、トリョンニム(若様)時代の無邪気なスンユやシン・ミョンを視聴者にもう一度思い出させて、より深く物語を感じさせる効果もこの回想シーンにはあったと思うのですが。
かなり惜しいカットでした。
そして。
激戦を制し、手薄になっているであろう都の警備の隙を縫ってスヤンを討つために都に戻ったスンユたち。
ところが李施愛は味方の裏切りによって捕らえられてしまいます。
李施愛が捕らえられたという知らせが届くシーンはカットでした。
最後まで戦ってスヤンを討って欲しいとの李施愛からの伝言を受け、ソクチュ兄貴とノゴルを戦から外し、スンユは自分独りでスヤンを討ちに行くと決意します。
自分が死んだらセリョンを独りにしないで欲しいとソクチュ兄貴にお願いするスンユ。
つらい復讐劇に、自分独りで終止符を打ちたいと心境を吐露します。
一人でスヤンを討ちに行く決意をし、ソクチュ兄貴にセリョンを頼むスンユのシーン。
02:47から05:33まで。
【ソクチュ】
어찌 할 작정이냐?
オッチ ハル チャクチョンイニャ
どうするつもりだ?
【ノゴル】
형님, 형님.
ヒョンニム ヒョンニム
兄貴、兄貴。
왕이 궐을 나왔소.
ワンイ クォルル ナワッソ
王が宮廷を出てきたぞ。
그 승법사인가 뭔가, 아무튼 그 불사에 불공드리러 간대.
ク スンボプサインガ ムォンガ アムトゥン ク プルサエ プルゴントゥリロ カンデ
あのスンボプ寺とか何とか、とにかくあの寺に供養に行くんだと。
【ソクチュ】
수양이 대궐 밖으로 나왔다면 기회다.
スヤンイ テグォル パックロ ナワッタミョン キフェダ
スヤンが宮廷から出てきたのなら、好都合だな。
【スンユ】
승법사로 가서 수양을 만나야겠소.
スンボプサロ カソ スヤンウル マンナヤゲッソ
スンボプ寺に行ってスヤンに会わねば。
형님은 노걸이를 데리고 은신처로 가시오.
ヒョンニムン ノゴリルル テリゴ ウンシンチョロ カシオ
兄貴はノゴルを連れて隠れ家へ行ってくれ。
【ノゴル】
아니, 은신처로 가라니.그게 무슨 소리오?
アニ、ウンシンチョロ カラニ。クゲ ムスン ソリオ
隠れ家に行けだって? どういう意味だよ?
【ソクチュ】
같이 가야지.
カッチ カヤジ
一緒に行かないと。
【スンユ】
형님한테는 목숨을 걸고 함께 싸워주는 것보다 더 중요한 청이 있소.
ヒョンニマンテヌン モクスムル コルゴ ハムケ サウォジュヌン ゴッポダ ト チュンヨハン チョンイ イッソ
兄貴には命をかけて一緒に闘ってもらうよりも、もっと大事な頼みがある。
내 아내가 승법사에 있을지도 모르오.
ネ アネガ スンボプサエ イッスルチド モルオ
私の妻がスンボプ寺にいるかも知れぬ。
【ソクチュ】
뭐?
ムォ
なに?
【スンユ】
그곳에 가면…내가 죽든 수양이 죽든 그 여인은 불행할 것이오.
クゴセ カミョン ネガ チュクトゥン スヤンイ チュクトン ク ヨイヌン プレンハル コシオ
あそこに行けば・・・私が死ぬにせよスヤンが死ぬにせよ、あのおなごは不幸になる。
아내를 부탁하오.
アネルル プタッカオ
妻を頼む。
부디 그 여인을 홀로 두지 말고 보살펴주시오.
プディ ク ヨイヌル ホルロ トゥジ マルゴ ポサルピョジュシオ
どうかあの人を独りにせずに、支えてやって欲しい。
【ノゴル】
형님.
ヒョンニム
兄貴。
【ソクチュ】
정녕 홀로 가겠다는 거냐?
チョンニョン ホルロ カゲッタヌン ゴニャ
本当に一人で行くと言うのか?
【スンユ】
나는 늘 힘겨웠소.
ナヌン ヌル ヒムギョウォッソ
私はずっとつらかった。
억울하게 죽은 이들의 염원이 내 어깨를 짖눌러 숨을 쉴 수조차 없었소.
オグラゲ チュグン イドゥレ ヨモニ ネ オッケルル チンヌルロ スムル シルスチョチャ オプソッソ
無念のうちに死んだ者たちの願いが私の肩を押しつぶし、息をすることもできなかった。
이만 그 짐을 내려놓고 싶소.
イマン ク チムル ネリョノッコ シプソ
もうこの荷を降ろしたいんだ。
누구도 대신 해줄 수 없는 나만의 싸움이오.
ヌグド テシネジュルス オムヌン ナマネ サウミオ
誰も代わることの出来ない、私だけの戦いだ。
【ソクチュ】
그래. 뜻한 바를 꼭 이루어라.
クレ。トゥッタン バルル コク イルオラ
そうか。志を必ず成し遂げろ。
꼭 다시 만나자.
コク タシ マンナジャ
必ずまた会おう。
スンユはこの時、恐らくもう死んでもいいから戦いを終わらせたいと思っているんですよね。
スンユはもうだいぶ前から、その方法が自分の死だったとしても、この戦いを終わらせたいと切に望んでいたような気がします。
「もう肩の荷を降ろしたい」と言ったスンユの言葉がとても悲しく響きます。
死を覚悟したスンユ。
とうとうスヤンと対決します。
自分もお前も人を殺したという意味では同じだなどと詭弁をうそぶくスヤン。
スンユはそんな言葉に揺らぐ人間ではありません。
そんなスンユがスヤンの首をはねる最初で最後の決定機を逃してしまったのは、「セリョンに子どもが出来た」という、思いがけない未来への希望を見せられてしまったからだったのではないでしょうか。
緊迫するスヤンとスンユの対決シーン。
セリフで振り返ってみます。
10:52から14:20まで。
【スヤン】
은이냐?
ウニニャ
ウンか?
【スンユ】
수양…너의 목을 거두러 왔다.
スヤン ノエ モグル コドゥロ ワッタ
スヤン・・・。お前の首をもらいにきた。
【スヤン】
괜찮겠느냐?
クェンチャンケンヌニャ
大丈夫か?
니가 날 죽이면 세령이가 몹시 괴로울 텐데.
ニガ ナル チュギミョン セリョンイガ モプシ クェロウル テンデ
お前がわしを殺せば、セリョンがとても苦しむだろうに。
니가 나와 다를 것이 무엇니냐?
ニガ ナワ タルル コシ ムオシニャ
お前とわしと、何が違う?
내가 수많은 이의 피를 뭍히고 옥좌에 올랐듯 너 또한 복수라는 미명하에 수많은 이들을 죽이지 않았느냐?
ネガ スマヌン イエ ピルル ムッチゴ オクチュァエ オルラットゥッ ノ トハン ポクスラヌン ミミョンハエ スマヌン イドゥルル チュギジ アナンヌニャ
わしが多くの者たちの血に染まりながら玉座に上ったように、お前とて復讐の美名のもと、あまたの人間を殺したではないか?
【スンユ】
집어쳐.
チボチョ
黙れ。
살아남은 자의 도리로 여기까지 온 나다.
サラナムン ジャエ トリロ ヨギカジ オン ナダ
生き残ったものの使命で、私はここまでやって来た。
【スヤン】
그렇다고 니가 날 이길 수 있겠느냐?
クロッタゴ ニガ ナルル イギルス イッケンヌニャ
だからと言ってお前がわしに勝てるか?
【スンユ】
진대도 상관없다.
チンデド サングァン オプタ
負けても構わぬ。
내가 실패하면 나의 실패를 딛고 또 다른 누군가 네게 저항할 것이다.
ネガ シルペハミョン ナエ シルペルル ティッコ ト タルン ヌグンガ ネゲ チョハンハル コシダ
私がしくじれば、私の失敗の乗り越え、また別の者がお前に立ち向かうだろう。
그자가 죽으면 또 다른 이가 나타나겠지.
クジャガ チュグミョン ト タルン イガ ナタナゲッチ
その者が死ねば、また新たな者が現れる。
【スヤン】
뭐라?
ムォラ
なんだと?
【スンユ】
평생 넌 지치고 괴롭겠지.
ピョンセン ノン チチゴ クェロプケッチ
お前は生涯疲れ果て、苦しむだろう。
피를 묻히고 옥좌에 앉은 날을 두고두고 후회하며 제 가슴을 쥐어 뜯고 피 눈물을 흘릴 것이다.
ピルル ムッチゴ オクチュァエ アンジュン ナルル トゥゴトゥゴ フフェハミョ チェ カスムル チュィオトゥッコ ピヌンムルル フルリル コシダ
血染めの玉座に座った日をいつまでも後悔しながら、自分の胸をかきむしり、血の涙を流すだろう。
왜? 니 피는 다를줄 알았나?
ウェ?ニ ピヌン タルルチュル アランナ
どうした? 自分の血は違うとでも思ったのか?
【スヤン】
네 놈이 정녕…
ネノミ チョンニョン
お前は本当に・・・。
【スンユ】
저승에 가서 무참히 죽였던 이들 앞에 무릎 끓고 니 죄를 빌어라.
チョスンエ カソ ムチャミ チュギョットン イドゥル アッペ ムルプ クルコ ニ チェルル ピロラ
あの世へ行き、無残に殺した者たちの前で跪いて罪を詫びろ。
【スヤン】
세령이가 아이를 가졌다.
セリョンイガ アイルル カジョッタ
セリョンが身ごもった。
김승유, 바로 니 아이다.
キムスンユ パロ ニ アイダ
キム・スンユ、お前の子だ。
【スンユ】
수작 부리지 마.
スジャク プリジ マ
騙されるものか。
死を覚悟し、もう何も恐れていなかったであろうスンユなのに。
死にたくないと、生きていたいと、生きて子どもが見たいと、きっと一瞬思ったのでしょうね。
そのほんの一瞬の隙をぬって捉えられてしまい・・・・・・。
泣けてきます。
スンユに明日をちらつかせ、屈服させようとするスヤン。
もしかしたら喉から手が出るほど明日が欲しかったかも知れないスンユは、それでもスヤンに魂を売るような真似はしませんでした。
スンユの首がはねられる直前、覆いかぶさって庇うセリョン。
セリョンの母とキョンヘも、寺で殺生しようとするとんでもなく罰当たりなスヤンに、猛抗議します。
スンユを殺そうとするスヤンに女たちが猛抗議するシーン。
こちらは14:30から16:30までです。
【スヤン】
내게 용서를 빌겠느냐?
ネゲ ヨンソルル ピルゲンヌニャ
わしに許しを請うか?
니 목숨을 구걸하겠냐 이 말이다.
ニ モクスムル クゴルハゲンニャ イ マリダ
命乞いをするかと聞いておるのだ。
김종서의 아들인 니가 내게 용서를 구하고 나를 임금으로 인정한다면 세령이와 함께 멀리 멀리 떠나도록 해 줄 것이다.
キムジョンソエ アドゥリン ニガ ネゲ ヨンソルル クハゴ ナルル イムグムロ インジョンハンダミョン セリョンイワ ハムケ モルリ モルリ トナドロク ヘジュル コシダ
キム・ジョンソの息子であるお前がわしに許しを請い、わしを王と認めるのなら、セリョンと共に遠くかなたへ旅立たせてやる。
당장 저놈의 목을 쳐라!
タンジャン チョノメ モグル チョラ
今すぐあいつの首を切れ!
【セリョン】
안돼!
アンデ
やめて!
차라리 나를 먼저 죽이십시오.
チャラリ ナルル モンジョ チュギシプシオ
いっそ私を先に殺してください。
【尹氏夫人】
어찌…어찌 불사에서 생명을 앗아가려 하십니까?
オッチ オッチ プルサエソ センミョンウル アサガリョ ハシムニカ
なぜ・・・なぜ寺で命を奪おうとなさるのですか?
【キョンヘ】
세령이의 상태를 모르십니까?
セリョンイエ サンテルル モルシムニカ
セリョンの状態がお分かりにならないのですか?
【スヤン】
날이 밝으면 죽여주마.
ナリ パルグミョン チュギョジュマ
夜が明けたら殺してやる。
저놈을 의금부에 가둬라.
チョノムル ウィグムブエ カドォラ
こいつを義禁府(牢)に入れよ。
そもそも自分が殺した甥っ子が泣きながら夢枕に立つのが怖くて、お寺に供養にきたんですよね。
なに考えてんだスヤンって感じです。
とはいえ本人も、もうこれ以上恨みを買いたくなくないので、あまり人を殺したくないと思っている感がありますが。
かくして女たちの作戦会議。
セリョンの母は、口先だけでいいからスンユにスヤンを王と認めさせろとセリョンを説得しますが、この期に及んでそんな選択が出来る筈もありません。
かたくななセリョンを泣かせるのは、キョンヘ姫の言葉。
子どもにせめて父親の顔くらいは見せてあげなくてはならないのではないかと言われ、とうとうセリョンは膝に顔を埋めて泣き出します。
スンユとセリョンを助けるためにセリョンを説得するセリョンの母とキョンヘのシーン。
17:38から19:28まで。
【尹氏夫人】
살려야 하지 않겠느냐?
サルリョヤ ハジ アンケンヌニャ
助けなければならぬではないか?
아버님의 진노가 심하셔서 이러다간 너까지 잘못할 것이다.
アボニメ チンノガ シマショソ イロダガン ノッカジ チャルモタル コシダ
父上の怒りが甚だしく、このままではお前まで殺されるかもしれぬ。
용서를 구하오니 전하께서는 조선의 임금이십니다, 그저 말뿐이다, 김승유에게 한번만 입술을 깨물라 하여라.
ヨンソルル クハオニ チョナケソヌン チョソネ イムグミシムニダ クジョ マルプニダ キムスンユエゲ ハンボンマン イプスルル ケムルラ ハヨラ
許しを請うのだ、「王様は朝鮮の王様であらせられます」と、口だけでいい、キム・スンユに一度だけ口を開いてくれと言うのだ。
허면 너희 세사람의 목숨을 구할 수 있지 않느냐?
ホミョン ノイ セサラメ モクスムル クハルス イッチ アンヌニャ
さすればお前たち三人の命が助かるではないか?
【セリョン】
그리하지 않을 것입니다.
クリハジ アヌル コシムニダ
そのようなことはいたしません。
【尹氏夫人】
세령아.
セリョンア
セリョン。
【キョンヘ】
뱃속의 아이를 생각해야지.
オエッソゲ アイルル センガッケヤジ
お腹の子のことも考えなくては。
이제 네 목숨은 네 것이 아니다.
イジェ ネ モクスムン ネ ゴシ アニダ
もはやお前の体は、お前のものではないのだ。
【尹氏夫人】
대의 명분 따윈 다 잊고 그저 내 곁에 있어 달라고만 애원하거라.
テイ ミョンブン タウィン タ イッコ クジョ ネ ギョッテ イソダルラゴマン エウォンハゴラ
「大義名分などは忘れてただ私の傍にいてくれ」と、哀願するのだ。
【キョンヘ】
아이에게 아비 얼굴은 뵈어줘야 하지 않느냐?
アイエゲ アビ オルグルン ペオジョヤ ハジ アンヌニャ
子どもに父親の顔くらいは、見せてあげるべきだろう?
むせび泣くセリョンが悲しすぎます。
そして母の計らいで、牢にいるスンユに会いに行くセリョン。
息も絶え絶えのスンユがそこにいました。
セリョンに気づき、無理やり笑みを浮かべる痛々しいスンユ。
セリョンは結局、スンユの気持ちを尊重することにします。
その結論が、たとえ打ち首になることだったとしても。
セリョンのお腹を無言でさすりながら、見ることが出来ないであろう子どもへと思いを馳せるスンユが悲しすぎるシーン。
こちらも振り返ってみます。
瀕死のスンユに会いにきたセリョンの牢屋でのシーン。
20:25から25:10まで。
【スンユ】
울지 마시오.
ウルジ マシオ
泣かないでおくれ。
【セリョン】
울지 않을 것입니다.
ウルジ アヌル コシムニダ
泣きません。
모든 것을 잊고 멀리 멀리 달아나자…그리 말하지 않을 것입니다.
モドゥン ゴスル イッコ モルリ モルリ タラナジャ…クリ マラジ アヌル コシムニダ
全てを忘れて遠くかなたへ逃げよう・・・などとは言いません。
제 아버님과 저 사이에 그리 괴로우셨으니 마지막은 뜻대로 해 드릴 것입니다.
チェ アボニムグァ チョ サイエ クリ クェロウショッスニ マジマグン トゥッテロ ヘドゥリル コシムニダ
わが父と私との間であれほど苦しまれたのですから、最後はお望みどおりにして差し上げます。
【スンユ】
지하에 가서도 아버님과 종이를 만나면 나보다 더 나를 아껴준 여인이 있었노라고 말하겠소.
チハエ カソド アボニムグァ チョンイルル マンナミョン ナボダ ト ナルル アッキョジュン ヨイニ イッソンノラゴ マルハゲッソ
あの世に行って父上とジョンに会ったら、私よりももっと私を大切にしてくれた人がいたと伝えるよ。
(어찌 말하지 않는 것이오?)
オッチ マラジ アンヌン ゴシオ
(なぜ言わぬのだ?)
【セリョン】
(다 아신 것입니까?)
タ アシン ゴシムニカ
(ご存知なのですか?)
【スンユ】
다음 생에도 부디 날 알아봐 주시오.
タウム センエド プディ ナル アラバ ジュシオ
来世でも、どうか私を見つけておくれ。
【セリョン】
스승님. 스승님.
ススンニム ススンニム
先生。先生。
같이 가요.
カッチ カヨ
一緒に参ります。
号泣。
「来世でも、どうか私を見つけておくれ」とか反則じゃないでしょうか。
吹き替えのセリフは別の表現でしたが、言いたいことは一緒でしたよね。
最初に観たときはここで呆然自失となり、この後に続く兄貴たち氷玉館一同の墓参りシーンで奈落の底にズドーンと落とされました。
もうスヤンが全身痒くなる病気になろうがどうだろうが、知ったこっちゃないですよ。
ええ。
なんで二人が死んだのにまだこんなに分数あまってるんだ、くらいの勢いで。
ええ。
完全にふてくされてましたね。
いやぁ~、ススンニムが死んでなくて、本当によかったです。
本当に人が悪い。(笑)
セリョンの母、二人を死んだことにして遠くへ逃がすなんて、素晴らし過ぎます!
冷静になると、スンユとセリョンが死んでしまったと思い込んでいる人たちがとても気の毒になったりするのですが。
あと、ウンはスヤンを騙して大丈夫だったんだろうか、とか。(笑)
さて。
ラストシーン。
視力を失ってしまったススンニムが、セリョンと馬を乗りに草原にやってきます。
復讐をあきらめたことを後悔していないかと尋ねられ、視力の代わりに心を取り戻し、復讐の代わりにあなたを手に入れたから後悔はないと、スンユは穏やかな顔で答えます。
馬に乗る二人といつぞやの漢詩で、ラスト。
草原でのスンユとセリョン、ラストシーン。
セリフで振り返ります。
32:37からラストまで。最後番宣が出てきてしまうのでご注意下さいね。
【セリョン】
저 때문에 멈춘 일은 후회하지는 않습니까?
チョッテムネ モムチュン イルン フフェハジ アンスムニカ
私のためにやめたことを、後悔していませんか?
【スンユ】
눈을 잃었으나 마음을 되찾았고, 복수를 잃었으나 그대를 얻었소.
ヌヌル イロッスナ マウムル テチャジャッコ ポクスルル イロッスナ クデルル オドッソ
目を失ったが心を取り戻し、復讐を失ったがそなたを得た。
【セリョン】
다 왔습니다. 두렵지 않으십니까?
タ ワッスムニダ。トゥリョプチ アヌシムニカ
着きました。怖くはないですか?
【スンユ】
그대와 함께 할 것이니 두렵지 않소.
クデワ ハムケ ハル コシニ トゥリョプチ アンソ
そなたと一緒なので、怖くはない。
【女の子】
정이란 대체 무엇이냐
チョンイラン テチェ ムオシニャ
情とは何ぞやと
세상을 향해 묻습니다
セサンウル ヒャンエ ムッスムニダ
この世に問います
【スンユ】
나는 대답할 것입니다
ナヌン テダッパル コシムニダ
吾は答えます
【スンユ】【セリョン】
우리로 하여금 아무런 망설임 없이 삶과 죽음을 서로 허락하는 것
ウリロ ハヨグム アムロン マンソリム オプシ サムグァ チュグムル ソロ ホラッカヌン ゴッ
我々をして 何事にも戸惑うことなく 生と死を互いに許しあうこと
그것이 바로 정이라고
クゴシ パロ チョンイラゴ
これぞまさしく情であると
END
ススンニーム!!(号泣)
いやぁ、よかった。
本当によかった。
このドラマ、本当にこれ以上のラストはないと思います。
近年こんなに泣かされたドラマは、他に思いつきません。
ススンニム、やはりセリョンに子どもが出来たことで、未来を生きたいと思ったのでしょうね。
勿論、スヤンに鉄槌を下せなかったことには視聴者として無念の気持ちもあるのですが、敗れたからといって戦ったこと自体が無意味なわけではないし、どちらかが死ななければならないラストよりは、敵同士でも共存できるほうがまだ物語としても深みがあるように思います。
そして何よりも、愛し合ってはならないとされる二人が、困難にもめげず最後まで愛を選択し、憎しみ合う環境の連鎖を断ち切ったたことに、このドラマの一番の肝があると思います。
悲しくも素晴らしい、余韻の残るドラマでした。
何度も観ても泣かされ、毎回新しい発見のあるドラマでもありました。
カットがあっても十分楽しめるドラマでしたが、そのうち是非地上波ノーカットで見られるといいですね。
憎しみを超えるのはやはり愛なのだと教えてくれるコンナム。
これからもたくさんのファンに愛されることでしょう。
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feat. スンジョダンス を読む
48 Responses for "NHK BS『王女の男』第24回 最終回"
白香夏さま
とうとう終わってしまいました・・・。
最後のシーンは、シフ君は違う最後を考えていたみたいですが、私はこの終わり方で満足しております(⌒-⌒)
放送の都合上カットされた部分がたくさんあるのは残念ですが、NHKのドラマでますますパクシフファンが増えたのではないでしょうか。
全24話UPありがとうございました。ドラマを見た後もう一度感動を呼び起こすことが出来ました!
orikoさま
コメントありがとうございます。
とうとう終わってしまいましたね。
パク・シフさんのファンが増えたのは、きっと間違いないですよね。
ムン・チェウォンさんも。
一緒に楽しんでくださって、ありがとうございました。
そのうちまた、今度は地上波にも登場してくれたら嬉しいですね。(^ー^)
白香夏 様
24話のUPありがとうございます
もう、この際、カットされてしまった数々の名場面のことはさておき・・・
何回も何回も見尽くしているはずなのに、どうして毎回涙が出るのでしょう!
それはきっと、長い苦難を乗り越え、二人が愛し合う道を選択したこと、二人にとって、宿った生命が王妃様の言う「悲劇の種」ではなく未来への希望の光だったからではないでしょうか。
ラストシーンでのスンユは、長く苦しい戦いから解き放たれ、若く光り輝いていたあの頃の表情よりもずっと穏やかでしたね。もしかしたら、貧しくつましい暮らしかもしれないけれど、それ以上に愛する人といつまでも寄り添って生きていける安堵感というか満ち足りたものなのではないかと思います。そんな気持ちの安定が表れて、ラストの二人は本当に美しかった・・・もう最高!
シフ様、スンユがシフ様か、シフ様がスンユかと思ってしまうほどの熱演でした。セリフがなくても、瞳の色だけで感情を豊かに表現できるものかと思いました。二人の手指の動きだけで、こんなにも切ない気持ちにさせられるものかと思いました。
ムン・チェウォン様も、韓国では当初バッシングを受けたそうですが、いえいえ、そんなこと。何の苦労も知らない王族のお嬢様が、恋を知り、苦難の中で、強くたくましい女性に、そして母になっていく姿を見事に演じておられました。ただひたすらスンユを思い続けたことも・・・
シン・ミョンもチョン・ジョンもキョンヘ様も、みな素晴らしい演技でした。
わきを支えたみなさま・・・スヤンだってあれだけ憎々しい存在だったからこそ、二人の悲恋がより際立ったのだと思うし、キム・ジョンソも、短い登場ですが、息子を守ろうとする父の大きな愛を感じさせてくれました。王妃様も、ジャボン様も、ヨリもウングムも・・・本当にみな素晴らしかったです。
いろいろな韓ドラを見てまいりましたが、「王女の男」は私にとって、Best of 韓ドラです!
毎週の放送は無くなりますが、これからは、DVDを見返し、感動に浸りたいと思います。
あー、ノーカット版を放送してくれないかしら・・・
長々と書き連ねてしまい、大変失礼しました。
みいめさま
コメントどうもありがとうございます。
コンナムは、本当に魅力にあふれるドラマですよね。
モチーフも素晴らしかったですし、何よりも俳優さんたち全ての演技が素晴らしかったです。
仰るとおり、スヤンもあれだけの迫力と憎々しさがあったからこそ、こちらもドラマに没頭できたんですよね。
これほど視聴者をドラマの世界観の中に引き込んでいく作品もそうそうないと思います。
もしかしたら本当にどこかに彼らがいたのではないかと思わせるほど、まだその魂が残っているのではと思わせてくれるほど、なによりも「人々」が魅力的なドラマでした。
一緒に楽しんでくださってありがとうございます。
ノーカット放送の日を待ちたいですね。(^ー^)
長々と書いたのに、しつこくすみません。
蛇足ですが、
スンユが娘と歩くその後ろを歩く待ち人風の人、パク・フンスと一緒に反乱軍に加わった人ですよね。あと、セリョンがクネで競った女の人、氷音館の妓生(いつも後ろの方にいるんです)でも登場していましたね。
あと、ハン・ミョンフェの手下3人の一人、「チョンダムドンのアリス」のキム代理ではありませんか?
何回も見ていると、ちょっと変わったところにも目が行ってしまいます。
すみませんどうでもいいお話でしたね・・・
みいめさま
コメントどうもありがとうございます。
言われてみれば、たしかに!!
キム代理!!(笑)
なんか見たことあると思ってたんですよね。
いやー、楽しいです。
ありがとうございました。(^ー^)
Hyang Ha さま
NHK放送に合わせて、upして下さり、本当にありがとうございましたm(_ _)m
お陰さまで、カット部分もここで楽しめたので、二倍堪能でき、得した気分です^^
最終回、カットに唖然としながらも、涙ぽろぽろでした。
実は昨日の夕方、KBSworldで2011年の演技大賞の放送を見ました^^
スンユを演じ切ったパクシフさんのやり遂げた感で満ち溢れた表情が印象的で^^
セリョンを苦しみながら演じたムンチェウォンさんのコメントも心に残りました。
(Hyang Ha様もここで解説して下さっていましたね)
その夜、最終回を見て、もう胸がいっぱいなって涙ぽろぽろ(苦笑)
まだまだ語り足りない「王女の男」です^^
がこの辺りで一旦失礼しますm(_ _)m
白香夏様〜!m(__)m
ありがとうございました(:_;)
最終回は小学生の娘と二人絶叫しながら見ました(娘シフペンです(笑))
そうです!一番叫んだのは『そこカット〜!?』(笑)
いやいや『スンユ〜!』(^_-)-☆
やはり日本のテレビで見られるスンユに感慨無量な思いでした。
途切れて固まるパソコンで見た日の事やYouTube検索の日々(笑)字幕に涙した◎◎劇場(笑)
そしてNHKで吹替えまで付いて(笑)
シフssiの甘い声がいいのは百も承知ですが吹替えはまた違う王女の男を楽しめました(笑)
『王女の男』は思い入れ思い出いっぱいな大好きな作品です!
ぜひ!NHK地上波で放送されたら叫びたいです〜!ノーカット〜!(笑)
愛のあるステキな解説本当にありがとうございました!
白香夏様
最終話までキャプチャと動画アップ、そしてハングルの台詞とその和訳をありがとうございました。
こうしたおかげで、とても楽しめました。
ラスト、草原に立つ、ススンニムの穏やかな表情が心に残ります。
できれば、なぜ「シン・ミョンはスンユが好きだった」と思われたのかお教え下さると嬉しいです。
SHALALAさま
こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。(^ー^)
ごめんなさい、私が妙なお返事をしてしまいました。
シン・ミョンがスンユを好きな筈は、もう全然ないので、根拠も勿論ないのですが、韓国のコンナムファンの人に「シン・ミョンはスンユが好きだった」というパロディを作っている方がいて、それをみて「それあるかも!」とすごく納得しちゃったんです。(笑)
パロディに納得したということを言わないと、何のことか分かりませんよね。
スンユのことが好きだったのだとしたら、なんだか愛憎半ばする感じがとっても伝わってくるなぁ、なんて思ってみたんです。
こんなお返事ですみません。
大好きなコンナムが終わってしまい寂しい限りですが、なんだかんだまた書きそうな自分がいます。(笑)
一緒に楽しんでいただけて嬉しかったです。
ありがとうございました。
白 香夏さま
終わってしまいました~。
映画のような綺麗な映像、場面を盛り上げる美しい音楽
演者さんの熱演と
キャスト、スタッフさん全てが自分のやるべきことをきっちり
やり切った作品だったと思います。
スンユとセリョンはパクシフさんムンチェウォンさん以外は考えられないし
実在したのではないかと錯覚するくらいお似合いでした。
昨年7月から今年12月までコンナムに嵌ってスンユと共に生きた
私の一年半。
香夏さんの解説も新しい発見があったりツボが一緒だったりと
ほんとうに楽しかったです。
香夏さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
ゆんさま
こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。(^ー^)
終わってしまいました~。
寂しいです。私もゆんさまとまったく同じ期間をコンナムで過ごしていたので。
もう私の心の中には「スンユとセリョンは実在した」くらいの勢いになっています。(笑)
一緒にはまって共感してくださって、とても嬉しかったです。
コンナムよ、永遠なれという感じですよね。(大袈裟ですみません。笑)
ありがとうございました。
香夏さま
漢詩の解説をきっかけにこちらのブログを知りましたことは、とてもラッキーでした。
24話までのキャプチャ、ハングル表記と読み、日本語逐語訳、歴史背景の解説、時にカット部分の補足、時に挿入歌の紹介…と、至れり尽くせりの内容で、こちらのブログのおかげでより一層ドラマの世界に入り込めたと思っています。
もう、本当にこのままの内容を本にしてもらいたいくらいです。
(…と、確か前にも書いたような(笑)
ムン・チェウォンさんはこのドラマで初めて認識した女優さんでした、初めのうちは確かに…な部分もありましたが、ここぞ!という時に本当に絶妙な表情を見せてくれる女優さんでした。
パク・シフさんついては申し上げるまでもありません!
「スンユ役の第一候補ではなかった」という記事を読んだことがありますが、もう今となってはススンニムにはパク・シフさんしかありえないです。
こちらのブログのおかげで「優しい男」と「チョンダムドンのアリス」の日本語放送を待つという楽しみもできました。
これからも「チョンダムドンのアリス」のあらすじを読みに寄らせていただくと思います。
が、まずは「王女の男」の御礼まで。
ありがとうございました!
はるさま
こんばんは。
大変嬉しいコメントをどうもありがとうございます。
そんなふうに仰って頂けて幸せです。
スンユ役に他の候補者がいたのですね!
知りませんでした。
考えられませんね、本当に。
私も、もともとパク・シフさんが好きでしたが、コンナムのおかげでここに出ていらした俳優さん全員好きになってしまいました。
・・・あ。クォン・ラムやハン・ミョンフェのことは好きなっていませんが。(笑)
楽しんでいただけて良かったです。
どうぞまた、遊びにいらしてくださいませ。(^ー^)
ありがとうございました。
白香夏さま
長いことありがとうございました 衛星劇場で放送されたのが録画してあるので
また 最初から見るでしょう(笑)
白香夏さまの 解説 ハングルの訳 とてもとても楽しかったです
今年も残り少なくなってまいりました この一年ここにお邪魔させて頂き勉強にもなりました
これからも宜しくお願いします (*^。^*)
えいこさま
コメントどうもありがとうございます。
お返事が前後してしまってごめんなさい。
最後まで一緒に楽しんでくださって、私もとても嬉しかったです。
私たちのコンナムは永遠ですよね!(笑)
こちらこそ、どうぞこれからもまた遊びにいらしてくださいませ。(*^_^*)
ありがとうございました。
白夏香 様
「王女の男」の映像・韓国語でのセリフ等を交えた素晴らしい解説をありがとうございました。
白夏香様のお陰で、このドラマをより一層楽しむことができました。
BSプレミアムで放送が始まって以来、「王女の男」の虜になってしまいました。
後のも先にも、もうこんなドラマには出会えないのではないかと思うくらい感動の連続でした。
ストーリーも正統的な時代劇と現代的なロマンスを調和させた素晴らしい作品です。
パク・シフさんの渾身の演技には魅了され、大ファンになりました。若様スンユ、ダークスンユ、そしてラストの農夫(小説では、書堂の訓長ということでした。)スンユをシフさんは素晴らしい演技力で演じて感動を与えてくれました。時代劇がこんなに似合う俳優さんが、他にいるでしょうか。
ムン・チェウォンさんもセリョンの心の変遷を巧みに演じきって見事でした。また、本当に綺麗で、かわいい女優さんですね。特に6話で野花を見つめるセリョンは、本当に可憐で、スンユでなくても誰でも恋に落ちると思われるほどかわいかったです。
スンユとセリョン役は、パス・シフさんとムン・チェウォンさん以外には考えられないほどお二人が適役でした。
牢の中での「来世でも、どうか私を見つけてくれ。」という言葉は、『忘れないでくれ』とか『愛してくれ』とか訳されているものもありますが、私は韓国語はわかりませんが、白夏香様の『見つけてくれ』がスンユの気持ちを一番よく表していると思います。『見つける』という微妙なニュアンスが、本当に切なく、涙を誘います。
このシーンからふと、来世のスンユとセリョンという設定でドラマが作られたらいいのにと思ってしまいました。勿論、主演は、シフさんとチェウォンさんで、ライバル企業の御曹司と御令嬢とか、片思い役は、ジャボン役のチンソンさんで…、などと想像を膨らませてしまいました。
お二人には、これからも時代劇、現代劇を問わず、共演してほしいです。(古い話ですが、三浦友和と山口百恵がよく共演していましたよね。)
最後にどうでもいいことかもしれませんが、ヨリが、既婚の髪型になっていたので、ヨリもだれかと結婚したということでしょうか?
何度観ても感動するドラマなので、まだまだ、「王女の男」煩いが続きそうです。
白夏香様ならではの素敵な解説、本当にありがとうございました。
これからも拝見させていただきますので、楽しませてくださいね!
Koniさま
はじめまして。
大変嬉しくコメントを拝見させて頂きました。
どうもありがとうございます。
『王女の男』、小説ではスンユは書堂の訓長なのですね。
それを伺い、またジーンときてしまいました。
寺子屋で子どもたちに教えているのですね。きっと優しい面差しで。
スンユの目となり、誰かが字を教えているのでしょうね。
教えてくださって、どうもありがとうございます。
本当に、心の中にずっとずっと登場人物たちが生き続けてくれる、素晴らしいドラマです。
私の訳にも共感してくださって、とても嬉しいです。
私の中でもあの場面は、あの言葉しか考えられません。
そしてヨリですが、確かに髪がおだんごになっていますね。
ヨリは女官時代同様にセリョンに仕えるため、一生独身かと勝手に思い込んでいましたが、実は結婚したのかもしれませんね。
そう考えると、来世でのスンユとセリョンのお話も魅力的ですが、あの後の物語もあって欲しいですね。
一緒に楽しんでくださって、どうもありがとうございました。
どうぞ、よろしければまたこれからも遊びにいらしてくださいませ。(^ー^)
白香夏 様
お名前を間違えて入力してしまい、大変申し訳ありませんでした。
白香夏様、 こんばんは。 これまで、『王女の男』を、より深く楽しませてくださって、本当にありがとうございました。
ラストシーンは、本当に秀逸ですね。 私も、ここまで感動する、何とも言えない余韻の残るラストシーンのドラマは、他にはないように思います。 今日も、ラストの(スンユと二人の娘登場の)シーンを、何度かリピートしてしまいました。 涙と、何というか希望?、愛が恩讐を超えたという安らぎ?の気持ちに包まれ、年末の忙しさに追われる中、ホッとした気持ちになれます。
NHKさん放送中は、ジャボン君を悼むシーン(ジャボンファンの方同様に、ミョン君ファンにとっても重要なシーンでしたから)と、ミョン君絶命直前の回想シーンのカットの時だけは、さすがに叫びましたが?(笑)、このラストシーンを見終わる時には、穏やかな、「NHKさん、素敵なドラマを放送してくれてありがとう」という思いに包まれました。(?笑)。
再度、上記の御礼+「是非是非ノーカット放送を・・」と、希望メールしてしまいました。
ミョン君の描き方みついては、恐らく・・?、本放送の時から、ラストの数回はちょっと急ぎすぎ?、詰め込み過ぎで、ちょっとばかり脚本家さんがお疲れだったのかな・・? なんて思います。
ジョン君の死の場面をあれだけ表現したのだから、ジョン君より先に名前の出てくるミョン君について、もう少し深く表現して欲しかったかも・・ と思います。 (+、NHKさん放送では、その僅かのッミョン君の想いが読み取れる回想シーンがなく、あまりにもアッサリとお亡くなりになってしまいました・・涙)。
この素敵なドラマ、せめて30話ぐらいあっても良かったのかなぁ?・・ なんて思います。
このドラマでは徹底的に悪役で、悪行かぎりのスヤンでしたが、キム・ヨンチョルさんの演技は、他のドラマで見た世祖より、断じて魅力的でした。
実際、痒みが止まらない病になって、スンの後のセジャも即位1年19歳で亡くなってしまうし、セジョンちゃんも30歳になるかならないかで亡くなったようだし、孫の成宋もせっかく良い政治をしていたらしいのに長生きしなかったし、世祖は、スンユやジョンや死六臣の予言?通り、子々孫々たたられてしまったようなので、それを思うと、このドラマのラストで、幸せそうなセリョン親子を見て、感謝の想いで王妃の手を握るスヤンの姿には、ちょっとグッときました。 勿論、それでこれまでの悪行をチャラになんてできないのだけど。 父親の想いに、ちょっとだけグッと。
今後、白香夏様から、このドラマの背景などのお話や裏話などを伺うことができたら・・ と、勝手に(笑)、楽しみにしております。
最後まで、長々と、申し訳ありません。 「白香夏様、ありがとうございました。」
歴史大好きさま
こんにちは。
コメント、どうもありがとうございます。(*^_^*)
私のほうこそ、シン・ミョンファンとしての気持ちや視点をお聞かせくださって、とても感謝しています。
おかげさまで私ももっと深くこの物語を味わうことが出来ました。
スンユに一直線な心に少しゆとりを持たせたら、シン・ミョンの気持ちも少しずつ見えてきました。
私が思うに、シン・ミョンは、脚本以上に演じたソン・ジョンホさんが良かった気がします。
主要なキャラクターにもかかわらず、他の登場人物に比べて脚本上言葉足らずな面が否めず(それすらも今回の放送では残念ながらカットされてしまいましたが)、演じるソン・ジョンホさんが一番大変だったのではないかと推測しています。
最後の数回は、視聴者の目にも制作側のお疲れが感じ取れてしまいましたよね。
本当に、あと数回延長しただけでぐっと良くなった気がしますが、そうは言ってもあの他の追随を許さない完璧なラストシーンが色褪せることはありません。
キム・ヨンチョルさんのスヤンに関しても、もう少し脚本で掘り下げるべきだったのではと惜しむ声を韓国のファンの間でよく目にしました。
ドラマがあまりにもよかったので、次々と要望が上がってきちゃうんですよね、きっと。(笑)
『王女の男』について、まだ書きたいことがあるので、きっとそのうち書くと思います。
最後まで一緒に『王女の男』を心から楽しんでくださって、私も嬉しかったです。
ありがとうございました。
コンナムは終わってしまいましたが、どうぞまた遊びにいらしてくださいませ。(^ー^)
白香夏 様
「王女の男」、余韻が覚めないまま、一週間が過ぎました。
総集編(前・後編)があるようですが、吹き替えのみのようなので残念です。パク・シフさんは本当にお声が素敵な俳優さんですから尚更です。
ドラマの最後がかなり駆け足だったので、白香夏様のおっしゃるとおり、その後の物語があったらいいですね。ドラマは、『錦溪筆談』通りの終わり方でしたが、小説では、ラストはソクチュが、すっかり娘らしくなったアガンを馬に乗せてやってくるところから始まります。「遠乗りに出かけました。」と言うヨリに「またか。仲のいいのは結構だが、こんなかわいい子をおいて昼間から、なんとまあ…」とあきれたような顔をするソクチュ。(ソクチュの顔が想像できますよね。)アガンは、お姉さんぶって、スンユとセリョンの子に得意げに例の詩を解説します。それまでの経緯は、≪獄舎を出た後、スンユは何日も意識が回復せず命さえ危ぶまれる状態だったが、数日後、意識は回復したが、失明していた。そして傷が回復してから、ソクチュらの援助で、あの村に住みついて、書堂の訓長となり、村の子供たちに学問を教えるようになった。(宗学の直講がススンニムなんて、子供たちは超ラッキーですよね。)(ラストシーンで乗っていた馬は、)三年ほど前に無理をして購入した馬で、スンユとセリョンが持っているただ一つの高価な財産だった。≫とありました。この話に肉付けをして、後1回でもいいから観たいですよね。
また、このドラマで心残りなのは、シン・ミョンのことです。最初は、かわいそうでしたが、セリョンへの愛が、段々執着へと変わっていき、最後は「可愛さ余って憎さ百倍」といった感じで、酷いことばったり言っていたので、大嫌いになりました。セリョンを「泥棒猫」呼ばわりするのですから。ハン・ミョンフェがセリョンを囮に使おうとしたとき、そっとセリョンをスンユのもとに行かせる、ということがあってもよかったのではないかと思います。(ヨリのように、知らないうちにいなくなったと嘘をつけばよいのですから。)そこで、セリョンとのわだかまりがとけ、一瞬でも心が通じ合えたら、ミョンも肩の荷を下ろすことができたのではないかと思いました。ちなみに、いつか、ムン・チェウォンさんへのインタビューで、「二人の男性から愛されてモテモテですね。」という質問に驚いた様子で「スンユを愛することしか考えていなかった。ミョンはとにかく拒否することしか頭になかった。」というようなコメントをしていたのが思い出されました。セリョンは、ミョンに愛されているとう感覚は全くなく、ただひたすらスンユのことだけを愛し続けていたのですね。そのとき、完全にセリョンになりきっているチェウォンは、すごい女優さんだなと感じたのを覚えています。
早速、王女の男 Blu-ray BOXI購入したのですが、韓国版のDVDに付いている【作家そして出演俳優たちのインタビューとメイキング映像、名場面名セリフ集、NG集などの特典映像(528分収録)100pフォトブックとカレンダー、さらに最終話の台本】などはついていませんでした。You Tubuでメイキング映像とか、NG集とか少しは見ることができますが、韓国語がわからないので、残念です。例えば、短く切ったセリョンの髪をシフさんがさわったり、引っ張ったりして、大笑いしている映像とかもありますが、内容がわかりません。
白香夏様が、もしこのようなメイキング映像とか、NG集を取り上げて解説してくださったらとてもうれしいです。
「王女の男」のお蔭で、白香夏様のブログに出会うことができ、人生の楽しみが一つ増えたと言ってもいいぐらいです。
韓国語で、セリフを書いてくださったりするので、とても興味深いです。「カッチ サラヨ」なんて一度言ってみたいものです。
私も白香夏様が、パク・シフさん絡みのお仕事が降ってくるよう祈っています。
これからも素敵な解説を期待しています。
Koniさま
こんにちは。
コメントありがとうございました。
小説の中では、ソクチュ兄貴はスンユが生きていることを知っているのですね。
どころか住処も用意してくれて。
ドラマではスンユを大切にしていた人たちがスンユが死んだと思っているので、そこがとても残念だったのですが、伺って晴れやかな気持ちになりました。馬を購入したいきさつなどのディテールを知ると、さらにあの後の物語をドラマにして欲しい気持ちになりますね。
時空を超えてあの人たちがどこかで生きているかのような、幸せな空想が広がりました。
シン・ミョンに関しては、私も残念に思っています。
好意的に解釈すれば、「とても屈折したキャラクター」、ありのままに評価すれば、「脚本上の掘り下げが足りない」というところでしょうか。
視聴者に最も自己解釈を許すキャラクターだったと思います。
日本版のブルーレイに韓国版の付録がないのは、残念ですね。
実はあまり『王女の男』のメイキングなどを見ないようにしていました。時間のあるときにご紹介くださったもの、探してみますね。
色々と楽しい情報を教えてくださり、また祈ってもくださって、ありがとうございます。
どうぞまた、遊びにいらしてくださいませ。(^ー^)
白香夏 様
最終回から1週間、いよいよ総集編の放送ですね。
前・後編、各12話分を1時間に凝縮するので、さらっとそつなくまとめられると思うのですが、香夏様もご覧になれる機会がありましたら、そちらの感想なども是非UPしてください。
Koni様のコメントで、是非小説版を読んでみたいと思いました。
最終回を見て、スンユとセリョンが生きていると知らない、ソクチュをはじめ氷玉館の人々、リュ氏とアガンちゃんはどうなったのだろう、何も知らずに生きているのだろうか・・・と気になっていたので、小説の内容は大いに関心があります。また、無理して買った馬のくだり、二人にとって出会いからこれまで、「馬」が二人にとって重要なものであるということがわかる、よい話ですね。
小説版を翻訳された、小説家の金重明さんが「王女の男」について語った雑誌の記事も読む機会があったので、是非購入して読んでみたいと思います。
放映は終わってしまいましたが、コンナムファンの思いはこれからもずっと続くということで、香夏様のブログを通じて、交流していけたらと思います。
みいめさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。
小説、読んでみたくなりますよね。
より生き生きと想像の中でススンニムやセリョンが息づいてくれる気がします。
総集編は見てみたのですが・・・ブログで書きたいような感じではなかったです、すみません。(笑)
なんか・・・「紙芝居?!」みたいなナレーションが。私には違和感バリバリでした。(笑)
映像は短いなりにまとまっているのに、なぜあんなナレーションなのだろうと笑ってしまいました。
ありがとうございました。(^ー^)
白香夏さま
ほんにほんにジャボンくんをもっと出してほしかったです。多分葬られるシーンはカットと予測はしていましたが、ミョンくんをかばったあのシーンをカットだなんてひどすぎます。
あとミョンくんの回想シーンもあまりに惜しいカットでしたね。
23話以降カットがショックすぎて放送が終わってもあまり余韻にひたれませんでした。
錦渓筆談では父王ととりあえずは和解するみたいなので、そういうところがあってもよかったのかなぁとも思いますが、っていうか世祖ったら目立ちすぎです。あそこにあのかっこで立っていて気づかないわけないじゃろー!&52歳でなくなるのにあれじゃ82歳とちがいますか?
などという文句は置いておいて、お話そのものは多少最後頃の荒らさがあったとしてもよくできているものだと思うし、24話が物足りなくなるくらいみっしりつまったドラマだったと思います。前からチラチラ思っていたのですが、本当に原語でわかりたいってかなり思わされたものでした。
あ、でも韓国語でも日本の時代劇的な言い回しや言葉があるのですか?
ジャボンくんはもちろんシフ様も気になってアリスの解説引き続き見せていただいてますし、ムンチェウォンさんもチャッカンナムジャ楽しみだし、あと途中からでしたが『風の絵師』を見ていますがこのチェウォン嬢、同じ人とは気づかなかった人もいたみたいです。セリョンの方が若く見えるっていう感じでした。
ソクチュ兄貴たちと交流できてないのが残念といえば残念(唐突に思いました)。と思いは千々に乱れますがドラマも堪能できたし、私もこちらのサイトに出会えて楽しみがまた増えました。
今までありがとうございました&これからもお邪魔させていただきます。
もなかさま
こんにちは。
コメントありがとうございました。
難しいですよね、カットは。
知ってる人にはどうしても集中の妨げになってしまいます。
シン・ミョンのシーンはカットのオンパレードでしたし。
スヤンの立ち姿は、私の中ではギャグに分類されております。あんなに目立ってるのに、フツーにセリョン気づこうよ、って感じです。(笑)
韓国語も当然時代劇な言い回しありますよ。
そのまま真似したら、キャラ作ってると思われること請け合いです。(笑)
『風の絵師』のムン・チェウォンさん、かなり大人びてますよね。
あのドラマは韓国の視聴者に大絶賛を受けました。
どうぞまたこれからも遊びにいらしてくださいませ。(^ー^)
ありがとうございました。
総集編、感想を書いていただくまでもなく、ナレーションにがっかり…でした。
担当されているのは、小川真司さんという、声優・俳優・ナレーターとして有名な方なのですが、同じ時代劇でもどちらかというと水戸黄門のような感じでしたね(T_T)
NHKのブログに「貴公子スンユを見逃した方へ!」とあったので、少し期待したのですが、貴公子スンユはちょっとでしたね(笑)
みいめさま
コメントありがとうございます。(^ー^)
そうですよね! 水戸黄門です、私が言いたかったのも! なのに紙芝居って!(笑)
ありがとうございました。
白香夏 様
総集編、私も見ましたが、がっかりしました。ナレーションが、まさに、みいめ様のおっしゃる
通り、水戸黄門ですよね。ロマンスの部分より歴史の方を重視したのか、スンユとセリョンより、おじ様たちの出番が多かったような気がします。斬刑を免れたスンユは、流罪となり、翌日船に乗せられたと思うのですが、ナレーションでは、「数日後」と言っていましたね。
吹き替えのみとはいえ、少しは楽しみにしていたのですが、期待はずれでした。
偶然、≪박시후PARK SIHOO 공주의남자Theme music다시사랑할이여. ≫という動画を見つけました。パク・シフさんが、本当に素敵で、シフさんの醸し出すなんとも言えない雰囲気に魅了されました。もう涙が出てくるほどでした。「王女の男」で、シフさんの演技は、芸術の域に達していると思っていましたが、演技をしなくても、そこにいるだけで、周りがシフさんの世界に変わってしまうような素晴らしい才能をもった俳優さんですね。
「王女の男」患い・シフさん患い、ますます重症になってきています。
白香夏様、これからもシフさんに関する色々な情報をとりあげていただけたら嬉しいです。
宜しくお願いします。
Koniさま
コメントどうもありがとうございます。
本当に、みいめさまの仰るとおり、水戸黄門でしたね。ちょっとビックリしました。
そして仰るとおり、ロマンスカットの編集になっていましたね。
パク・シフさんは、私も『王女の男』で完全にはまってしまったので、重症化するお気持ち、お察しいたします。(笑)
これからも色々取り上げていくと思いますので、楽しんで頂ければ嬉しいです。(^ー^)
ありがとうございました。
『水戸黄門』に受けて、又お邪魔してしまいました(笑)。 私は『おしん・総集編』かと(笑)。
総集編なのでナレーションは必要なのでしょうが、ヨリ役の声優さんとか、ソクチュ役の声優さんにお願いできれば、また違ったイメージだったように思います。 アガンちゃん役の声優さんもいいかも?
とはいえ、やはり『王女の男』は素晴らしいドラマだなぁ~・・と、総集編を見ながら思いました(^^)。
このドラマは、どの俳優さんもかなり頑張られて、恐らくは脚本以上に? どの役も魅力的演じられているような気がします。
故に、最後の吹き替えにお名前の出てこない役順?のジャボン君に、こんなにファンの方がいらっしゃるのでしょうし、ミョン君のまとまりのない(笑)役柄も、色々な感情移入等ができるのでしょう。
で、総集編を見ながら、イム・ウンとクォン・ラムに興味を持ってしまった私です(笑)。
そういえば、キム・ジョンソ一家を惨殺(ジョンソは死ななかったけど)したのはウンだったんだよなぁ・・、とか、他のドラマなどでも寡黙な人柄?に描かれているようですが、ミョン君以上に言葉足らず・・というか、殆ど台詞のないウンの感情が気になってしまいました(^^)。
ウン、もしかして、セリョンに好意を抱いていないかしら?・・ 思い返してDVDを見てみると、5話・6話・9話・10話あたりを見てそんな思いが(^^)。
いつも人の顔色をチラチラ見ながら話すちょっとイヤラシイクォン・ラムも、なんだか魅力的です?
秀逸のラストシーンへの流れとしては、ご紹介くださった小説のように、牢から瀕死の状況でソクチュに預けられたほうが、なんというか自然?ですよね。
ドラマ通りだと、ウンは暫らく世祖の傍にいない時間が必要で「ウンはどこへ行っている?」で、「王妃様のご命令で・・」と、バレテしまいそうです(笑)・・って、どうでもいいことですが。
あの世祖に忠義のウンが、世祖に嘘をついた・・、やはり心のどこかにセリョンへの想いがあったのでは・・ なんて、勝手にドラマを作ってしまいそうです。
まだまだ、中毒患者、年末のお仕事が進みません(笑)。
歴史大好きさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。(^ー^)
水戸黄門はウケますよね。まさにです。(笑)
ヨリとかソクチュ兄貴の声案、いいですね!
すごくいいです。
本当に出演者の声でやればよかったのに。全然違ったと思います。
そして、ウンは確かに何度もセリョンをチラ見していましたね。
実は私も、ウンはセリョンに同情的だなと思ってたんです。
好きだったんじゃないでしょうか。だから逃がしたと思います。間違いないです!(断言)
ごめんなさい、でもクォン・ラムの魅力は分かりません。(笑)
年末のお仕事、頑張ってください。(^^)
ありがとうございました。
白 香夏 様
明日で今年も終わろうかというのに、またまたおじゃまします<(_ _)>
今既に総集編・後編が始まっていますが、それなりに楽しもうと思います、はい。
さて、私が所有しております、CONTIKの特典映像の中に、24話を、お二人の脚本家、PDの方、そしてシフ様が一緒に鑑賞しながら、全編のエピソードなどを話し合うというものがありました。監督さんやチェウォンさんは残念ながら出ておりません。(ちなみに、NHKのDVD-BOXⅠは、各話の韓国版エンディングと予告、シフ様のインタビュー~これはNHKのガイドブックに載っていたものです~が特典映像でした。1/23発売のDVD-BOXⅡはシフ様の代わりにチェウォンさんのインタビューのようです。)
やはり、最後の方は脚本と撮影がかなり押していて、内容が変更になったり、時間の都合でカットされたセリフや描写があったりと大変だったようですね。
最後のシーンも放映の7時間くらい前まで撮影していたそうですね。
シフ様としては、「視力を失ったが、心を取り戻し~」のセリフやあの結末は気に入っているが、やはり死にたかったそうです。脚本にも、「お寺でスヤンの腕を切る」とあり、どうしても切りつけたかったそうです。
監督とも何度も何度も話し合ったそうです。
セリョンの妊娠がわかったシーンで、シフ様が「いつこういうことになったのですか?時期的に合っているのですか?」と何度も聞いて、「あのときあんなことをしておいて・・・」と突っ込まれているのが爆笑ものでした。
視力を失うというのは、脚本家の方の友人のアイディアだったそうです。復習をやめさせるには・・・という中で、幸せな中にも悲しい所(愛のために犠牲になったこと、横にいるセリョンの顔を見られないことなど)を入れたかったそうです。
獄舎のシーンの後、シン・ミョンとの戦闘シーンの撮影に行ったこと、ソクチュさんやハン・ミョンフェのシーンは既に撮り終えていたなど、興味深いエピソードがたくさん見られました(*^_^*)
暮れの忙しい時期ですが、小説版も購入し、読んでいるところです。本編と若干表現が違ったり、ない場面などもありますが、文字で広がる世界も、また格別です。
長々と失礼しました。
今年は、こちらのブログを通して香夏様と知り合うことができ、本当にうれしかったです。
そして、これまで吹き替え版を通してドラマを見ていましたが、韓国語のセリフを読み解いていただいたことで、韓国文化や歴史的な背景の一端を知り、より深く物語に入り込むことができました。また楽しみが大きく広がりました。
本当にありがとうございました。これからもちょこちょこお邪魔させていただきます。
新年といっても、もう明後日のことですが、どうぞ、良いお年をお迎えください。
みいめさま
こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(^ー^)
CONTIKというのは新しいコンテンツプレイヤーのようですね。
こういうものがあるのを知りませんでしたが特典の中にパク・シフさん、脚本家、PDの方々のトーク映像が含まれているのは、制作現場を知りたいファンには嬉しいですよね。
『王女の男』の小説版著者の金重明さんは小説家でいらっしゃるので、きっと小説版もまた違う深い趣があるのではないでしょうか。
どうぞ、みいめさまも良いお年をお迎え下さい。
ありがとうございました。
白香夏 様
とうとう総集編(後編)も終了し、週末が近づくと感じていたワクワク感がもう感じられなくなるかと思うと本当に寂しいです。辛うじてブルーレイ・動画等のお陰で「王女の男」レス症候群は避けられそうですが...
なぜこんなに「王女の男」は、人の心を引きつけて離さないのか、改めて考えてみました。
それは、やはり正史と野史(錦渓筆談)を絶妙に組み合わせたストーリーにあり、実際の歴史の正統的な時代描写(癸酉靖難・死六臣・李施愛の乱等が巧みに組み入れられていましたね。)と現代的なロマンスの虚構の想像力を高度に調和させた大傑作と言ってよい作品だと思います。
また、挿入された音楽が素晴らしかったです。白香夏様が、「王女の男」OSTを紹介してくださっていましたが、これもその時々の場面が音楽とともに目に浮かび、切ない思いが蘇ってきます。韓国の伝統楽器と外国の楽器の絶妙な組み合わせも大成功でしたね。多くのBGMのタイトルを並べれば、「とりかえしのつかぬ、運命、ついに、また愛する人よ、花色、切ない待ち、いくことができない愛、風を集めて、懐かしさ去り、飛んで、君に届く」という一つの文章につながると知って感動しました。
そして何よりも私の心を捉えたのは、パク・シフさんの芸術に域に達した渾身の演技でした。前半と後半のスンユを高度な演技力で演じ分け、セリフはなくても複雑な心の移り変わりを描き出したシフさんは本当に見事でした。シフさんのそこにいるだけで周りを朝鮮王朝時代に変えてしまう華麗な韓服姿、とても上品で素敵でした。また、黒装束のダーク・スンユもとても魅力的でしたね。そして、ラストの穏やかな表情のスンユ、もう最高です。
相手役がムン・チェウォンさんだったのもよかったと思います。セリョンという大役を見事に演じきり、また本当にかわいい女優さんですね。「王女の男」は、このお二人以外には考えられません。
そして、このドラマ観ていて感じたことですが、下品な場面がなく、とても華麗で品格の高い作品であったということです。私にとって、まさにこの上品さが魅力の一つでした。
また、評判の悪いスヤンではありましたが、どんなにセリョンから非難されても決して手を上げることはしませんでしたね。
2012年を振り返ってみれば、8月ごろからは、まさに「王女の男」一色の毎日でした。
そして、パク・シフさんの大ファンになりました。
シフさんの次回の映画が、時代劇だったらよいのにといつも思っています。相手役は、勿論ムン・チェウォンさんで!
白香夏様のブログにも出会うことができた年でもあります。白香夏様ならではの解説を拝見し、とても楽しませていただきました。ありがとうございました。
寒い日が続いていますが、お体を大切に、良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。
白香夏様のブログ楽しみにしています。
Koniさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。(^ー^)
OSTのタイトルが一つの文になっているのは素敵ですよね。
そのようにしようと思ってのことではなく、出来上がってみたらひと繋がりの文になっていたと読んだような気がします。
OSTに含まれていない名曲も数々あって、音楽のクオリティーの高さに唸らされます。
パク・シフさんとムン・チェウォンさんの時代劇での共演、いつの日か実現したらいいですね。
あのお二人なら、どんな設定の役柄でも素晴らしく演じてくださるに違いありません。
Koniさまもどうぞ、良いお年をお迎え下さいませ。
来年もこのブログに遊びに来ていただければ幸いです。
ありがとうございました。
白香夏 様
スンユアリは、その後もずっと続いていおり、毎日「王女の男」観ていました。
また、白香夏様の解説も何度も拝見していました。
そんな中、今回の報道に大変驚き、また心を痛めています。
シフさんが、事務所を独立した矢先の出来事だけに、何か恐ろしいものを感じています。
次回の映画やドラマは時代劇がいいなどと、夢を膨らましていたので、本当に残念です。
今後の動向を冷静に見守っていきたいと思います。
真実が明らかになることを希望します。
Koniさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
本当に、まったく信じられないです。
絶対にそんなことがあるわけないと固く信じながらも、この世に絶対はないと思うとつらいですよね。
苦節10年でやっと大輪の花を咲かせたところなのに・・・。
真相が明らかになるのを私も待っています。
ありがとうございました。
白香夏 様
もう既に、香夏様のもとに情報が届いておられるかも知れませんが・・・
「王女の男」が、2013ニューヨークTVフェスティバル ミニシリーズ部門で銅賞を受賞されたそうです(*^^*) 昨日飛び込んできたBIG ニュースに、もう狂喜乱舞していた私です。
シフ様をはじめ、共演の方々、スタッフのみなさまが心血を注がれたこの作品が、世界的に評価されたということですよね。
シフ様のファンでいて、これほど幸せでうれしいことはありません。
キム・スンユと同化して、魂を込めた熱演が今でも鮮やかに蘇ってきます。(今でも、って、しょっちゅうDVD観ているのですから当たり前ですよね(笑))
昨夜はあまりのうれしさに、一人祝賀会を開いていました。今夜も「王女の男」のDVDを観ながらその余韻を楽しみたいと思います。
この場をお借りして、シフ様、おめでとうございま~す!!と申し上げます。
みいめさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。(*^_^*)
そうなんですね。それは知りませんでした。
教えてくださってありがとうございます。
コンナムファンとしては、嬉しい限りですね。
実はそのニューヨークTVフェスティバル自体をよく存じ上げないのですが、とりあえずコンナムが認められればなんでも嬉しいということで。(笑)
ドラマティックなストーリーといい、俳優たちの渾身の演技といい、素晴らしい背景音楽といい、あんなに魅力的なドラマにはそうそう出会えない気がします。
あーーー、シフさま~~~!!
もー、叫びたい!!(笑)
ありがとうございました。(^^)
白 香夏様
初めまして。
今更ながらなのですが、コンナムにどっぷりはまってしまい、24話とOSTのエンドレスリピート状態がしばらく続いています。
ドラマを理解するうえで大変参考になる、ブログの姫の男の記事を最初から追って読ませていただきました。
BSの録画を中途半端に残していたのを、最近になって消去する前に少しみておくかくらいの気持ちで観たところ、話の脈絡はわからないいながら一気にストーリと俳優たちのただならぬ気魄に心をもってゆかれてしまいました。
そこでKBS版のDVDを購入し最初から鑑賞したところ、そこには本当にすべてにおいて見事な出来栄えのドラマの世界がありました!!
朝鮮王朝史で有名な歴史上の対立軸をしっかりと中心に据えながら、そこに男女の情愛、親子の忠義、愛と相克、きょうだいへの慈しみ、従姉への思い、友への信頼、同志愛、夫婦愛、忠義、師弟愛….. 人間のあらゆる感情と業がくっきりと描かれており、言葉に言い尽くせぬ感動が心に深く刻まれました。
何しろ英文字幕なのでセリフの機微の理解ができていたか心許なかったのですが 香夏さんの対訳と解説に助けていただいて理解を深めることができました。素晴らしいブログをありがとうございます。
全編見どころ・名セリフがぎっしりですね。今この瞬間にでてくるのは(昨日13-14話をみていたからなのですが)
14話で、「お前の知っていたキムスンユはこの世界にはもういない」と、
砕かれた指輪をセリョンが拾い、”Eeven broken into pieces, to me, this represents a person who gave me a complete flawless heart” というところです。
「こなごなになっていても、これは私に真心をくださった方そのものなのです」
お恥ずかしながらこのドラマに出てくる俳優さんはキムジョンソ役の方以外どなたも存じませんでした。
そう、ススンニムもです。
この難役を気品と静かな熱情をこめて美しく演じきったパクシフさんにも心を奪われました。
事件のことも知り衝撃を受けています。適正な司法手続きを経て有罪が確定しない限り、この素晴らしい俳優のキャリアが奪われることがあってはならないと念じています。
私自身もこんなに渾身の力をこめて観た映像作品は他にありません。(しょっちゅうそんなことが起きれば身体が持たないのも事実ですが)
皆さんのコメントを拝見していてもまだまだコンナムの世界は深く拡がっているようです。
これからも香夏さんのブログ記事やハングル対訳をてがかりにコンナムの世界をじっくり味わいたいと思います。
花水さま
はじめまして。
とても嬉しいコメントを、どうもありがとうございます。(*^_^*)
『王女の男/姫の男』は本当に素晴らしいドラマですよね。
私も以前からパク・シフさんが気になる存在ではありましたが、このドラマの演技ですっかり心を奪われてしまいました。
共演された他のすべての皆さんの演技も素晴らしく、仰るとおりOSTも本当に秀逸すぎて、ドラマが終わったあとも時々李朝時代に生きているような錯覚にとらわれることもあったほどです。(笑)
放送が終わってもこうしてまた花水さまからもコメントを頂戴し、とても嬉しいです。
本当に奥行きのある深い味わいのドラマですので、このブログが少しでもお役に立てたのならまことに幸いです。
パク・シフさんの直面した驚きの事態も正式に昨日事件が解決し、またこの素晴らしい作品をご覧になる方も増えるのではないかと思っています。
どうぞ、よろしければこれからもまた遊びにいらしてくださいませ。
ありがとうございました。(^^)
白 香夏さま
ご返信ありがとうございます。
金曜日に告訴取り下げで事件は終結していたのですね。検察送致から1か月たっても検察が起訴しないのは、警察の見込み捜査で証拠不十分なのではないかと想像していたので、不起訴の決定のほうが被疑者側にはよかったと思いますが、ともあれ最悪の事態は避けられて本当によかったです。
時間がかかるのかもしれませんが、復帰がかなうその日まで、コンナムにイルジメ、その他の出演作をみながら声援をおくりたいと思います。
姫との密会疑惑で官職をはく奪されるも、王の側近として返り咲くというキムスンユばりの復帰を望みたいところです!
またブログにお邪魔させてください。
花水さま
こんにちは。
コメントありがとうございます。(*^_^*)
そうですよね。
本当に仰るとおりで、多少時間がかかっても不起訴処分の判断が下されたほうが、ずっと良かったと私も思います。警察の捜査のあり方が問われることになったでしょうし、なによりもことこの嫌疑においては「決着」の意味合いが告訴取り下げと不起訴ではまったく違いますよね。
しかし、確かにスンユも姫との密会疑惑で囚われ、地位を奪われた後、側近として返り咲きましたね!
そう思ってみると、なんだか事件もドラマをなぞるよう?(笑)
あまりドラマをなぞられると、ファンとしてはハラハラしすぎて身が持ちませんが(笑)、心身を整えて復帰される日を私も待ちたいです。
ありがとうございました。
どうぞ、また遊びにいらしてくださいませ。(^^)
白香夏様
こんにちは^^
久しぶりにコメントさせていただきます。
今頃になってこのカテゴリーに進出してしまいました。
録画はしていたのですが「韓国版ロミジュリ」のうたいと、整いすぎているシフ様に恐れをなして観ていなかったのですが・・・
(つづき)
失礼しました(汗)
たまたま耳にしたシフ様の声に吸い寄せられとうとうみてしまったんです!!
皆様が絶賛するがよ~~くわかりました。もう寝る間を惜しんでレビュー片手に見続けて
お盆を前に壊れています。
白香夏のお奨めドラマと俳優さんは、かなりの確率で外さないので(多分タイプはほぼ同じ?かも)
どうして素直にもっと早く観なかったんだろう~~(涙)と意味もなく反省しています。
もうあのシーンこのシーンと思い浮かべるだけでもどきどきしちゃいます☆
駆け足でゴールしたので夏休みはじっくりハングルの対訳もみながら復習してみます^^
昨年の今頃はチョジョンソクさんのミュージカルでのりのりでしたが、ドラマも楽しそうなので
早く入ってこないか今から楽しみです
うりBOUさま
お久しぶりです~!
全国的に猛暑ですが、お元気でお過ごしでしたか?(*^_^*)
チョ・ジョンソクさんのドラマ、面白いですよ!
私の更新こそはなはだしく滞っておりますが(笑)、日本に入ってきても間違いなく人気を得る作品だと思います。
去年の今頃は『ブラッド・ブラザーズ』で相当きゃーきゃー楽しかったですよね。
あー、思い出しても楽しいです。(笑)
それはそうと、シフさまの魅力に開眼されたのですね!
もう、コンナムのシフさまと言ったら、最強です。
魂抜かれます。私は廃人になりかけました。(笑)
ストーリーが本当にドラマティックで、緊張感がハンパじゃないですよね。BGMも最高ですし。
いまだにあれほど夢中になれる時代劇ドラマに出会えていません。
是非是非、コンナムも楽しんでいただければ嬉しいです。関連記事も通常のドラマの2倍はありますので。(笑)
ありがとうございました。(^-^)
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