みなさま、こんにちは。

先日来書いておりますが、今の私のブログテーマは、『姫の男/王女の男』を中心に回っているようです。『姫の男/王女の男』、時々『アテナ』、合間合間に10cmといったところでしょうか。
真夜中に『姫の男/王女の男』19話を観て、すっかり眠れなくなってしまいました。
夜更かしは美容の大敵ですが、祝日なのでよしとします。

19話! もう、大変です。
あと数えるほどしか回数が残っていないのに、どこまでやるつもりなのでしょうか。19話も涙涙。(笑)

18話の最後、覆面を取って元親友でいまは仇のシンミョンと対峙した我らがススンニム(セリョンがそう呼ぶので私も真似です)。

動揺するシンミョンに向かって生き残ったのはスヤンとお前を殺すためだと不敵な笑みを浮かべます。
 
 

19話_1
 

ススンニムの仲間の軍隊がちょうど割って入ってススンニムを助けるのですが、シンミョンは自軍が追おうとするのを制止します。やっぱり殺そうとした元親友が生きていたことに、かなり動揺したようです。
 

一方、スヤンの娘のセリョンはススンニムが心配で酒場を訪れますが、そこで嫌な男たちに絡まれてしまいます。ススンニムが身を寄せる酒場のボスと敵対している男なのですが、セリョンが男に危害を加えられそうになったところで計ったようにススンニム登場。最初のサービスシーンです。(笑)
 
 

 
 

危ないからもうここへは来るなと念を押すススンニム。それでも捕まった人たちを救うために役に立ちたいとセリョン。

二人はキョンヘ姫のもとで落ち合うことにします。

それを先読みしたシンミョン、セリョンがいなくなったと聞き部下をキョンヘ姫の家に差し向けますが、キョンヘ姫はうまく追い返します。

ススンニムは捕まってしまった先代の姫・キョンヘの夫、チョンジョンと師匠たちを助けるために牢を破るつもりだと告げます。そんな無謀なことをしたらあなたが捕まってしまうと止めるキョンへ姫。それを聞いたセリョンは自分がシンミョンをひきつけておく間に助けるよう提案します。
セリョンを危険な目にあわせたくないススンニムは止めますが、セリョンは聞きません。キョンヘ姫もセリョンの力を借りたいとススンニムを説得します。
 

 
 

それにしても凄まじいのは19話の拷問シーン。
私はススンニムとセリョンの愛がどう展開するかにワクワクしているわけですが、度重なる残虐シーン、結構つらいものがありました。
痛そうなので写真は小っちゃく載せときますね。(笑)
 
 


 
 

この人たちは、実の甥の王位を剥奪し自分が玉座に着いたスヤンに抵抗し、スヤンを殺して王位を元に戻そうと計画したのですが、失敗して捉えられてしまった学者たちなどです。
自分への怒りがあまりに凄まじいため、スヤンは「自分を王と崇めれば許してやる」と心理的に揺さぶって屈服させようとするのですが、みんな口をそろえて死んだほうがマシだと答えます。

本当に立派なんですけど、観てるほうは辛い。
この第7代の世祖王、歴史の史実としても本当に幼い甥を王位から蹴落として自分が王になった人なのですが、本当にこういうことはあったのだろうなぁしみじみしてしまいます。

話はそれますが、朝鮮王朝はそれまで朝鮮半島で長く続いていた仏教信仰を朱子学(儒教)に変えるんですよね。そして仏教を弾圧していくのですが、朝鮮王朝の中でもハングル文字をつくったことで業績を称えられている四代の王・世宗(セジョン)王は、晩年になると仏教をまた重用し始めます。
この物語で極悪非道な王と描かれるスヤンはセジョン王の息子なのですが、世祖王(スヤン)も王位にいる間かなり仏教の復興に力を入れました。

それはもしや、たくさんの人を殺した罪を恐れてのことかしら、とドラマをみながら想像してしまいました。しかも朝鮮王朝では、スヤン亡き後は仏教への弾圧がまた始まるんですよね。これも、スヤン憎しの反動だったのかもしれないなぁ。
 

などと想像しつつも、ススンニムの出番が少ないのが気になります。(笑)
 

そんな私のような不届きなコンナムファンのためのサービスシーンがようやく登場します。
夜になり、ススンニムたちを護衛に仮装して牢屋のある場所を訪れるセリョン。
 
 


 
 
 

セリョンがシンミョンにうまいことを言って家まで送らせている間に、捕らわれた人たちを逃す計画です。
心配で思わず手をつかむススンニム。
 
 


 
 

そしてその手を握り返すセリョン。
 
 


 
 

この回一番のキャーポイントであることは間違いなしなのですが、冷静に考えますと、今そんなところでいちゃついている余裕あるの? という感じではあります。(笑)

案の定、いちゃついているのをシンミョンの部下が見てしまい、すぐにスンユの侵入はばれてしまうのですが、シンミョンはわざとスンユを見逃し、セリョンにだまされたフリをして家まで送ります。
シンミョンも本当は自分も元親友や師匠を八つ裂きの刑などに処したくはないのです。

スンユが牢に入り、脱獄を促すと、意外なことにスンユのススンニムと親友のチョンジョンは逃げないと告げます。逃げずに名誉の死を選ぶと。
他の学者たちも腰を上げず、晴れ晴れとした表情で「冥土に行ってお前の父上キム・ジョンソに喜んで再会できそうだ」とか、「『あなたの息子に王位を戻す偉業を任せてきました』と父上に伝えよう」、「あとのことは任せたぞ」などと言ってスンユを泣かせます。
視聴者も号泣。
 
 

 

 

ススンニムは一緒に脱獄を手伝いに来た酒場の兄貴と弟分に引きずられながら、涙で牢を出ます。 
 
 

一方のシンミョンは、せっかく隙を作って逃がそうとしたのに、自分のかつての師匠とチョンジョンが逃げなかったことを知り、ショックを受けます。何故逃げなかったのかと牢へやってきて問い詰めるシンミョン。その心をおもんばかり、ありがとうと礼を言う師匠が立派でまた泣かせます。
そして、その真心をスンユにも向けてほしいと最後の願いを口にしますが、シンミョンはもう後戻りできないと答え、涙を流しながら牢を出ます。

 


 
 

この、シンミョンの良心が描かれたシーン、きっとラストに向けた伏線ですよね。
私としては、最後にシンミョンが心を入れ替えてスンユとセリョンを逃がすというエンディングを期待しているのですが。
だって。
でないとこの役者さん、気の毒です。
現に私、この役者さんが相当嫌いになりかかっています。ごめんなさい。(笑)

酒場の前では姪っ子のアガンが酒場の女性たちと共に帰りを待っていました。
 


 

サムチョン(叔父さんの意味です)の顔が悲しそうなことに気づいたアガン、どうして泣き顔なのかと心配そうに訊ねます。
なんでもないよと答えながら、また残してきたチョンジョンと師匠を思い涙が出そうになるスンユ。
 


 

このアガンちゃん、可愛くていい味出してるんですよね。
アガンちゃんをいとおしむススンニムが、また素敵なんですよね。
アガンちゃんの可愛さに、私もまんまとやられています。

処刑の朝、夫を救うためにスヤンにひざまずいたキョンヘ姫のおかげで、チョンジョンだけが八つ裂きの刑を逃れて妻と一緒に島流しになると告げられます。
 


 

自分も一緒に殺せと泣き叫ぶチョンジョン。地面に寝転んでのた打ち回ります。
 


 
 

シリアスで涙の出るシーンなのですが、実はこの俳優さん、いま椎間板ヘルニアを患っているそうで、鎮痛剤を飲みながら撮影していると芸能インタビューに答えていたのを数日前読みました。
「そんなに寝っ転がって、腰、大丈夫?」と私はそっちのほうが気になってしまいました。こういう視聴者もいるので、出来れば現場の話などはドラマが終わってから聞かせてください、芸能ニュース様。(笑)
この回は本当にススンニム(スンユのほうです)の出番が少ないですね。
囚われの身になった師匠とチョンジョンの立派さ、そして悩むシンミョンに重きを置く回でした。このあとのスンユの出番は、処刑場に引っ張っていかれる師匠に別れの挨拶をするくらいです。
 
 


 
 

スンユが生きていた事実は既にスヤンも知っているので、国を挙げてスンユを探している筈で、こんなにちょくちょく出てきて危なくないのかしらと思うのですが、そこはドラマなので、よしとします。(笑)

19回のラストは、セリョンが父スヤンのもとへ行き、もうこれからは親子の縁を切ると告げて用意していた短刀で髪の先のほうを切るシーンで終わります。
 

 


 
 

宮殿を出て暮すと宣言するセリョンと、驚く父の顔のアップでつづく。

私、セリョンが短刀を握り締めたときから、ずっと「もしや指でも詰めるのでは」とハラハラしておりました。
「お父様が残虐行為をするたびに、私は指を落とします」などと言いつつ。
妄想がたくましすぎました。
指を詰めるのに比べれば、髪の毛くらい切っても、どうと言うことはないですよね。(などと言ったら身も蓋も。笑)
そして気づけば今回もキャプチャーを貼りまくりですね。
いくらなんでもやりすぎていると自覚しておりますが、これやってみると案外楽しいですね。(笑)

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20話の予告もまた激しくて、目が離せません。

平民を装うセリョンが、束の間ススンニムとの愛を育むも、やっぱりシンミョンに手荒く連れ戻されるようなのですが。

しかし残すところ24回まで放送があと2週だけだなんて、悲しい。
コンナムファン、パク・シフファンのみなさま、一緒に終わりゆくドラマの悲しみに耐えましょう。(笑)