みなさま、こんにちは。

本日もさっそく『アイリス2』第17話、まいります。

スヨンの捕らえられているジュンウォンのアジトに単身乗り込んだペク・サン。
中の様子を確認し、突撃のタイミングを窺います。

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中に入ってジュンウォンの部隊を射殺するペク・サン。
銃声に驚いたテヒも駆けつけます。

その頃、ペク・サンを追ってやってきた部下は、天井に穴を掘って忍び込み、スヨンを無事確保。

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順調に敵を倒していたペク・サンですが、ほどなくジュンウォンとテヒに挟まれ、一瞬にして形勢が逆転します。

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ジュンウォンの命令でスヨンを確認に行ったテヒ。
スヨンが消えたと知り、ジュンウォンはペク・サンのこめかみに銃を突きつけます。

その頃、国家情報院に護送中のヒョヌとシヒョク。

シヒョクは不適に笑いながら、「今俺たち疑われてるんだぜ」と状況を楽しんでいます。
ヒョヌはシヒョクに、スパイを働いただけでなく、パートナーまで殺すなんてと責めますが、「果たして戻ってこれるかな?」となおも不適な言葉を残し。

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ジュンウォンは生き残った部下に手当てをし、縛られているペク・サンのもとにいきます。

ユゴンの母親を殺したのは本意ではなかったと謝るジュンウォン。
そんなことをしても何も変わらないとペク・サン。
ジュンウォンは核を渡してさえくれればペク・サンを解放すると言いますが、アイリスと手を結ぶとは、後悔先に立たずという言葉を知らないのかとジュンウォンを諭します。
アイリスと手を結んだわけでなない、核を手に入れ統一戦争を勝利に導いた暁には、アイリスごときはすぐに灰にしてやるとジュンウォン。

行き過ぎた自信は、恐れと同じだとペク・サン。

にやりと笑ったジュンウォンは、焼きゴテをペク・サンの眼前にかざします。

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その頃。

スヨンを乗せたペク・サンの部下の車が、とある病院の前で止まります。
スヨンをおろし、立ち去る男。
その様子を、たまたま病院にいたカフェのマネージャーが見つけ、NSSに連絡します。

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スヨン保護の報告を受けたチェ・ミンは即座にユゴンに電話し、スヨンに怪我はなく病院にいると伝えます。
助けたのがユゴンではないと知り、ペク・サンが助けたのではないかとチェ・ミン。
ユゴンは電話を切り、ペク・サン救出に向かいます。

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昔懐かしの拷問を再現してやると不適なジュンウォン。
人間の感じる苦痛のうち、最も苦しいのは自分の肉が焼ける苦しみだと言いながら、核はどこかと迫ります。

すべてNSSに渡したと答えるペク・サンの腿に焼きゴテを当てるジュンウォン。
ペク・サンは苦しみにあえぎます。

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倉庫まで来たユゴンとヨナ。
ヨナは入るのは無謀だ、既にスヨンは釈放されたではないかと諭しますが、ユゴンはペク・サンが中にいると応じません。
ジュンウォンに核が渡っては絶対駄目だとのユゴンの言葉に、本当に理由はそれだけかとヨナ。
父親だから助けたいのではないのかと問われ、馬鹿なことをいうなとユゴンは一蹴します。

「私を信じてくれるなら、私が助けます。
でも、ジュンウォンオッパを殺さないと約束して」

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車を降り、ひとりアジトに向かうヨナ。

武器を向けるテヒらに、ジュンウォンはどこかと泰然と入って行きます。

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気を失っているペク・サンに再び焼きゴテを当てようと構えていたジュンウォン、ヨナがきたとの言葉に、部下にその場を任せて出て行きます。

ペク・サンの様子をビデオカメラで録画する部下。

ジュンウォンはヨナを見るや、手を引いて二人きりになります。

「元気そうね」

「今までどこでなにやってた?」

「ぶらぶらしてた。私に行くとこなんてあるわけないじゃない」

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ヨナはジュンウォンにクォン・ヨンチュンを殺したのは軽率だったと謝りながら、最後の挨拶くらいはすべきだと思ってきたと言います。

ジュンウォンはどこにも行く当てもないくせにと言いながら、クォン・ヨンチュンは権力に目がくらんでいたため、結局自分が殺していただろうとヨナを許します。

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また一緒にいてもいいのかとのヨナの言葉に、いいも何も俺たちは仲間じゃないかとジュンウォン。
ヨナの作戦は見事成功します。

「ところで、ここはどうして分かった?」

その言葉に一瞬焦るヨナ。

「あの記事を読んできたんだな?」

「そ、そうなの。あそこで見たの」

嬉しそうに笑うジュンウォンに、胸中複雑なヨナです。

同じ頃。

天井の穴から進入し、ジュンウォンの部下を気絶させたユゴン。

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縛られているペク・サンの拘束を解きます。

目を覚まし、驚いてユゴンを見つめるペク・サン。

「来ては駄目だと言ったろう」

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その言葉に弱い笑みを見せ、ユゴンはペク・サンを連れ去ります。

そうとも知らないジュンウォンは、テヒはまたヨナがチームに戻ると伝えます。

ミスターブラックには会ったかとヨナに尋ねられ、会っていないが会わせたい人がいるとペク・サンのいる部屋に向かいます。

ペク・サンが脱走したのを知り、即座に追うジュンウォン。

ペク・サンの部下が加勢し、ユゴンはペク・サンをつれて無事脱出に成功します。

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そしてシヒョクは。

突如暴れ出し、車中で銃を乱射。
手錠をかけられたままヒョヌがシヒョクに応戦しますが、運転手が息絶えたため車は横転。

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外に出て逃げようとするシヒョクをヒョヌが撃ちますが、シヒョクは撃たれたままガードレールを超えていきます。

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NSSでは。

いつまで自分をお飾り扱いするつもりだとカン局長。
国家機密院にユゴンが入れるよう手引きしたのは知っているのに、なぜいつまでもユゴンに関することを報告しないのかとチェ・ミンに迫っていました。
いっそ反逆者に手を貸した罪で告訴したらどうかとあくまでも何も語らないチェ・ミンに、それも考えたがそんなことをしても得るものがないと笑うカン局長。

今はペク・サンの核を確保するのが最優先だとカン局長。
自分も同じようにユゴンを利用するつもりだと続けます。

「チョン・ユゴンを私に渡せ」

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その言葉を無表情で聞くチェ・ミンです。

ユゴンは自分の隠れ家にペク・サンを連れて行き、やけどの治療をしていました。

なぜあんな危ないところに行ったのかとの言葉に、チ・スヨンはお前の恋人ではないかとペク・サン。
もしものことがあってはいけないと思ってのことと答えます。

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「ユゴン。頼みがある」

「なんですか?」

「もうやめるんだ。やめなければ、身近な人を傷つけてしまう。私がそうだったように。止められる時に、やめるんだ。自分の元いた場所にもどれ」

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親子の言葉を無言で聞くペク・サンの部下。

ユゴンは「元の場所?」と鼻で笑います。

「僕は自分が元いた場所がどこなのか、よく分かりません。もう行くところもないし。スヨンの傍には僕がいないほうがいいと思います」

その言葉に、ため息をつくペク・サン。

「それと、残りの核兵器、僕にください。ユ・ジュンウォンは僕の手で終わらせます」

「後悔することになるぞ。自分のせいで自分の愛する人が傷つけられたり命を奪われるのを見ることになるんだぞ。例え自殺しても、その罪はあがなえない」

ユゴンが自分の言葉に耳を傾けているのを確認しつつ、部下に目配せするペク・サン。
言葉を続けます。

初めのボタンを掛け間違えた。こうなったら壊してしまうしかない。
核はボタンの掛け違えを直すために使う。

ペク・サンが言い終えた直後、ユゴンに背後から薬をかがせるペク・サンの部下。

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部下はユゴンに睡眠薬を打ちます。

悲しげにユゴンを抱き、ユゴンと出会った日から今日までを振り返るペク・サン。

涙を流しながら、気を失っているユゴンに「体に気をつけろ」と声をかけるペク・サン。

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そしてスヨンは。

病室で意識を取り戻し、出かける準備をしていました。

ジュンウォンの居場所は分かるかと尋ねられ、覚えているのは揮発油の臭いがきつい工場跡地のような場所だったということだけだとスヨン。
ユゴンが現場にいるかもしれないと案じるスヨンは、見舞いにやってきた同僚とともにオフィスに戻ります。

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チェ・ミンに電話をかけ、ジュンウォンを倒すための武器が必要だというユゴン。
チェ・ミンは局長にばれてしまったので、暫くユゴンを助けるのは難しいので戦術チームを送ると答えます。

ならばもう連絡を取り合う必要はないのだなとユゴン。
自分で何とかすると電話を切ろうとしますが、チェ・ミンはこれだけは伝えておきたいとユゴンの病状について説明します。

MRIの結果が出たのだが、状態がとても悪い。
急激に病状が悪化するかもしれない。

その言葉を、手を震わせながら聞くユゴン。

「知っています。ユ・ジュンウォンさえ捕まえれば、僕のやることは終わりです。それまでは持ちこたえられると思います」

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死を覚悟したようなユゴンの言葉に、言葉を失うチェ・ミン。

直後にチェ・ミンの部屋を訪れたスヨン。
自分を解放してくれたのはユゴンではないのかとチェ・ミンに尋ねますが、チェ・ミンはユゴンではないし、ユゴンは無事だと答えます。

ユゴンの居場所を尋ねられ、知らないと答えるチェ・ミンに食い下がるスヨン。

「本当に知らないのよ。チョンチーム長はユ・ジュンウォンを捕らえるためなら、なんだってすると思うわ。私もこれ以上は間接的に手助けすることもできない状態なの」

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チェ・ミンの言葉を暗い面持ちで聞くスヨン。

その時NSSの要員が、シヒョクとヒョヌを移送していた車両が制圧されたと報告に来ます。現場の戦術要員が4名死亡、ヒョヌも負傷し、シヒョクが消えたとの報告を受け、急ぎ確認に向かうチェ・ミンとスヨン。

その頃ジュンウォンは。

ユゴンにしてやられたと怒り狂っていました。

もしやユゴンに尾行されたのではとのジュンウォンの言葉に、私を疑っているのかと反発するヨナ。
テヒは確かにヨナが怪しいと訴えます。

「ここにどうして訪ねて来れたのかも怪しいし、直後にユゴンが侵入してきたのもおかしすぎます」

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テヒの言葉を、それはありえないと言下に否定するジュンウォン。
ユゴンとヨナは日本にいた時から敵同士だと。

自分を疑っていないジュンウォンに内心安堵するヨナ。

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アジトが発覚したため、すぐに移動することにするジュンウォンたちです。

そしてユゴンは。

襲ってくる激しい頭痛に、部屋でひとり耐えていました。

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そうする間もチェ・ミンはペンタゴンの友人から連絡を受け、東アジア担当者と会う段取りをつけて出て行き。

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頭痛に苦しんでいるユゴンの元に届いたヨナからのメール。

ジュンウォンたちがアジトを移動したと伝えます。
京畿道クァンジュ市内のアジトを教え、いつ動けばいいか連絡を取り合うことにします。

ジュンウォンの後輩がヨナを見て喜ぶものの、冷たく接するヨナ。

チェ・ミンは自分に局長がつけたであろう尾行がついているのに気づき、Uターンして相手を巻きます。

一方NSSには、傷ついた体でヒョヌが戻ってきました。

廊下ですれ違い、声をかけるスヨン。
ヒョヌは「まだ俺を疑ってるか?」と尋ねます。

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目を伏せながら、謝るスヨン。

「ごめん、ヒョヌ」

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その言葉に潤んだ目で頷き、去っていくヒョヌです。

ヒョヌのウルウルした目が、なんとも可哀想。
傷ついてます感が漂いまくりで、思わずヒョヌに鞍替えしたくなる視聴者です。

ユゴンは遊園地跡地に一人でやってきます。

刑事だった頃に取り締まっていた武器密売人のアジトでした。

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次々と男たちを倒し、中に押し入るユゴン。

何も悪いことはしていないという密売人。
ユゴンのおかげで3年もムショ暮らしをさせられたのに、また何の用なんだと不安げです。
紙を渡し、書いてある武器を用意するよう伝えるユゴン。

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なぜ刑事がこんなものを欲しがるのかと相手はいぶかしみますが、自分はもう刑事ではない、謝礼はたっぷりすると武器を用意させるユゴン。

男は約束を守るよう、覚書を書かせます。証拠写真を撮る部下。

ものを手に入れたらすぐに謝礼を渡すとの言葉を信じる密売人です。

そしてチェ・ミンは。
韓国系のペンタゴン東アジア担当者と秘密裏に会います。

韓国政府が使用可能な核兵器を4つ保有していることを伝えるチェ・ミン。
70年代にパク前大統領時代に製造したものだと説明します。
ちょうどアメリカが韓国の核製造情報をすべて没収する直前のことだとチェ・ミン。
大統領がこれを使って韓国が核保有国であることを宣言するつもりであることを伝えるチェ・ミンは、自分は朝鮮半島が永遠に非核化されることを望んでいると告げます。

「ペンタゴンもそれを望むでしょうし」

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「当然です」

「ひとまず核兵器4つをペンタゴンにお渡しします。方法を探してください」

「できるだけ早くご連絡します」

去っていく担当者の後姿を見守るチェ・ミン。

そしてペク・サンは。
部下とともに核兵器を移動していました。

傷ついた体でシヒョクを追跡するヒョヌは、結局痛みから倒れ。

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ブツを手に入れたユゴンは、かばんを取り出し密売人に渡します。
中に入っている石を見て、金鉱石と勘違いする男。

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喜ぶ男に、部下がただの石だと知らせます。

部下たちはユゴンを止めようとしますが、ユゴンのあまりの強さに手が出ず、結局そのまま行かせることに。

ジュンウォンは新たなアジトに到着し、兵も増強していました。

じきに革命ののろしが上がる。それまで休んでおけとジュンウォン。

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ジュンウォンらは武器を整え、次なる攻撃に備えます。

武器と人員を増やすためにミスターブラックの手助けが必要だとするジュンウォンの言葉に、ヨナは思わずやめたほうがいいのではと口を挟みますが、ジュンウォンは「お前の意見は聞いていない」と却下。

ペク・サンの言っていた言葉は恐らく事実だろうとのジュンウォンの言葉に、チェ・ミンを交渉して抱き込むのはどうかとテヒは提案します。
ペク・サンが核を渡すとしたら、相手は間違いなくチェ・ミンだろうからと。

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首を振るジュンウォン。
あの女は話し合いのできる部類じゃないと断言します。

心配げにジュンウォンを見守るヨナです。

再びシヒョクを追うために捜査を始めるヒョヌ。
スヨンは体を案じ、ヒョヌに2発撃たれているのだから、生きていたとしてもシヒョクもそう簡単に身動きはできないはずだと言います。

「パートナーを殺し戦術要員や俺にまで銃を向けたやつだ。今後は何をしでかすか分からない」

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シヒョクの本性を目の当たりにしたヒョヌは、危機感に駆られているのでした。

そして密売人の下にユゴンをたずねてやってきたペク・サンの部下。

写真を見せながらこの男がどこに行ったか知っていることを吐けと迫ります。

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解放され、今日の運勢は散々だと半べそをかく密売人。

そしてスヨンは。

倒れてしまったヒョヌを見守っていました。

起きてすぐ、またシヒョクを追おうとするヒョヌ。

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スヨンは要員を見張りに立たせ、ヒョヌに隔離処置を取り、まずは養生しろと無理やり休ませます。

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ヒョヌがこんな目にあったことに、苦しむスヨン。

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ジュンウォンのアジとでは。

テヒはぼんやり座っているスヨンに、やることがないならいっそ消えてくれと敵意を隠しません。

あんたの顔は見たくない。見ると頭に血が上るとヨナ。

ジュンウォンでなければこのあいだのことで殺されていたのにと、テヒも負けません。

「アンタ何者? 北朝鮮の人間でもないくせに。
いい大学を出て会長職やら歴任したそうだけど、なんでここで命がけのスパイなんてやってんの?」

ヨナの言葉に無言を貫くテヒ。

「なるほど、仲間はずれだったんでしょ?」

「私、アンタを信じない。大将の意に背いたら、アンタはすぐ死ぬ運命よ」

「そう? 殺して。殺しなよ」

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火花を散らしあう女二人です。

そうこうする間にも、ユゴンがアジトの近くまでやってきていました。

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ユゴンからのメールを受け、席を立つヨナ。

その様子を怪しみ、後を追わせるテヒ。

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ヨナはこちらの人員はテヒとジュンウォン以外に11人いると伝えます。

3分後にここを出るとヨナ。

ヨナはジュンウォンを生けどりにすると約束して欲しいとメールを送ります。

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その様子を一部始終見ていたジュンウォンの後輩。

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ヨナは倉庫を逃げ回ります。

そして石垣をよじ登るユゴン。

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難なく侵入し、ジュンウォンの部下を次々に始末します。

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ジュンウォンの元へ行き、ヨナの裏切りを知らせる後輩。

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その時銃声が鳴り響き、ジュンウォンはユゴンの侵入を察知します。

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続々とジュンウォンの部下を倒すユゴン。

とうとうジュンウォンと対峙します。

「俺もお前も、長生きできない運命だ。今日決着つけよう」

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撃ち合う二人。

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二人とも互いに肩を負傷しながら、なおも銃を撃ち続けます。

テヒに撃たれ、危機的状況に陥ったユゴンを助けたのは、ペク・サンと部下でした。

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ペク・サンの車に乗せられ、逃亡するユゴン。

ペク・サンはユゴンを隠れ家に連れて行き、傷の手当を施します。

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「なぜこんなに無謀なんだ? 復讐するなら、しっかりやれ。
ユ・ジュンウォンさえ殺せば、自分はどうなってもいいと思ってるのか? 
馬鹿者が」

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息子を案じ、怒るペク・サン。

「帰ります。それと核兵器ですが、罪のない人々が傷つくことなく、ちゃんと処理されるものと思ってます」

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立ち上がる息子に、なおも声をかけるペク・サン。

「私は死んでもお前の母さんの顔を見れなさそうだ。この件でお前になにかあったら、死んでもスミンに合わせる顔がない」

その言葉に、「後悔先に立たずです」と応じるユゴン。

自分がジュンウォンに言ったのと同じ言葉を使うジュンウォンに、驚くペク・サン。
ユゴンは静かに部屋を出て行きます。

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駐車場で痛みから歩みを止めるユゴン。

ペク・サンはユゴンを呼び止め、あるものを渡します。

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「この中に私のしてきたすべてが記されている。この間お前が言った5人の核物理学者。彼らの詳細な個人情報がここにある」

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なぜこれを自分に渡すのかと尋ねるユゴン。

「止めろといっても、止めんだろう?」

ペク・サンはそう言ってハードディスクを差し出します。

「これが近道を教えてくれるだろう。これでアイリスに大きな打撃を与えられる」

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ユゴンは無言で受け取り、痛みに耐えながらまた歩き始めます。

ユゴンと別れ、部屋でひとり佇むペク・サン。

ミスターブラックに電話をかけ、かくれんぼは終わりにしようと告げます。

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自分が会いに行くと電話を切るミスターブラック。

そしてチェ・ミンは。

ペンタゴンの東アジア担当者から、核の受け入れ態勢が整ったので引渡しの時間と場所をチェ・ミンの友人を通じて知らせるとの電話を受けていました。
できるだけ急いでくれとお願いするチェ・ミン。

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ユゴンの隠れ家では、無事脱出したヨナが焦燥感のうちにユゴンを待っていました。
ようやく帰ってきたユゴンに、駆けつけるヨナ。

「どうしてこんなに遅かったんです? なにかあったかと思って心配したわ」

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その言葉に答えることなく、その場に倒れこむユゴン。ユゴンの体からは血が染み出ていました。

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倒れたユゴンの顔で、ラスト。

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なるほど。

なかなか興味深いチェ・ミンの描き方。
朝鮮半島の非核化を望むチェ・ミンは、米国ペンタゴンと内通。
リアルすぎてちょっと無言になります。(笑)

実際東アジアで核のドミノが倒れたらえらいことですので、そういうことが言いたいんでしょうけど、だからって米国に渡すのかってところになかなかリアルな悩みどころを突きつけてきますね。

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それにしてもユゴン。
一体何のためにジュンウォンの新しいアジトに踏み込んだんでしょう?
確かに無駄に怪我しただけなので、無謀のそしりは免れませんよね。(笑)
ペク・サンが助けに行かなければ、確実にやられてました。

ラストが近づくにつれ、なかなかスリリングな内容になってきて面白いような、怖いようなのアイリス。
ひとまずヒョヌの嫌疑が晴れて、一安心です。