みなさま、こんにちは。

週末の雨が上がり、ソウルはまた一段と寒さが強まりました。
明日は零下まで気温が下がる模様。
それでも、暖かい室内とパキッとした外の寒さとの落差は、心地良くもあります。
今日は、ソウル滞在中のあれこれをつれづれに。

用があって訪れた光化門(カンファムン)。
相変わらずこのあたりを歩くと外国からの観光客がたくさん目につきます。
寒さをもたらす分厚い雲の合間から光が差し込むだけで、なんだか気持ちが清々しくなるものですが、光化門にいるとなお一層そういう感じがします。

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向こうに見える山を見ながら復元された光化門を眺めていると、ソウルの辿った歴史がちょっぴり感じられたり。

もっとも、道行く人はそんな余裕などなさそうな顔で、忙しなく車を走らせているのがソウルですが。(笑)

光化門の近くには맛집(マッチプ)、つまり美味しいお店がいくつかありますが、中でも日本の観光客に知られているのがサムゲタンのお店「토속촌/土俗村/トソクチョン)」ではないでしょうか。
「土俗村」への最寄り駅は、地下鉄3号線の景福宮駅です。

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人気のない瞬間を狙ってパチリ。

夏になるととんでもない行列になっているこちらのお店。
現地の人々の行列にプラスして観光客の列まで加わると、その行列はとんでもない長さになります。
諦めて流れてくる客を目当てにしたサムゲタン屋さんが周辺にあるのが、ちょっと笑えるんですよね。(笑)

韓流ブームのあとからは日本からのお客さんも増えて、今じゃすっかり観光名所のような「土俗村」。
私が今回行ったときは、中国からの団体客と日本からのお客さんが何組か待っていて、夏じゃなくてもやっぱりちょっとした行列にはなっていたのですが、実はここで注意が必要。

団体客は、大体の場合たむろしているだけだったりします。(笑)

こちらのお店は中がとても広くて、座席は余るほどあるんですよね。
みなさまももし行かれる時は、行列がほんとに行列なのかまず確かめるといいと思います。あやふやだったら、まず店員さんに声をかけてみるのがお勧めです。

さて、肝心のサムゲタン。

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こちらのお店はご覧の通り、スープが黄味がかっています。
いかにも体に良さそうな、薬膳ぽいお味。
日本で一般的に食べる白濁したスープとは味が違って、苦味といいますか、ちょっとニュアンスのある味です。
量もたっぷりなので、よほどお腹が空いた状態じゃないと食べきれないかもしれません。
私が行ったときは、中国からでしょうか、それとも台湾の方でしょうか、大学生と思しき女子グループが近くに座っていたので、簡単な英語でカクテキやキムチの壷を譲り合うという、ちょっと楽しい食事となりました。
彼女たち、楽しい旅行になるといいなと、つい目を細めてしまう午後でした。(って、おばちゃんか!笑)

季節はいつしか11月下旬。
日本もきっとそうでしょうが、ここソウルも、街の行く先々でクリスマスの飾り付けが目に付くようになりました。
いやぁ、もうすぐ師走に突入なんですよね。

金浦空港近くのロッテモールにも、大きなツリーが登場していました。

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みなさんイルミネーションには弱いようで、写真を撮っている私の右隣には若い女性たち、左隣には5人ほどのおじさんグループと、あっという間にツリーは人に囲まれていました。

こういうのを目にすると、しっかり着込んでどこかにイルミネーションを見に行きたい気分になりますね。

そんなこんなで過ぎ行く韓国滞在。

韓国ならではの食べ物や景色もありつつ、やっぱりどこに行っても見とれてしまうのは日の光や空や山、川などの自然の風景。

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普段私が日本で見ている美しい空となにも変わらないソウルの空。

きれいな空を見ると穏やかな気持ちになるのは、人間共通でしょうか。


滞在中、ハリウッド映画『GRAVITY グラビティ』(邦題:『ゼロ・グラビティ』)を見たせいか、「空=世界=地球=宇宙」、みたいな大きなスケールの感情が、空を見ると妙に心に迫ってくるんですよね。
はい、単純なんです。(笑)
来月12月13日から公開の『ゼロ・グラビティ』、みなさまも是非機会があればご覧ください。3Dで観たのですが、映像がとてもよかったです。

戻ったら、大急ぎで日本の紅葉も見に行こうと思います。