みなさま、こんにちは。

順調に面白くなっています、『星から来たあなた』(邦題仮)。
役柄的に抑制されたトーンで演じるキム・スヒョンに対し、地でやってるんじゃないかと段々思えてくるほど見事なコメディエンヌぶりを見せるチョン・ジヒョン。
すっかりハマっています。
では、今日も第10話の私的鑑賞ポイントなどをざっくりと。

全20話編成のこのドラマ。

昨夜の放送で折り返し地点の10話を迎えたわけですが、そろそろト・ミンジュンの正体が暴かれ始めるタイミング。
まぁ、暴かれるといっても「怪しい“人”」ですらない「宇宙人」ですから、暴くほうの想像力にもおのずと限界があるというものですが。

ソンイのマンションのロビーでト・ミンジュンを引きとめ、12年前にソンイを助けた男じゃないのかと詰問するフィギョン。
勿論こんなことくらいではト・ミンジュンも動揺しません。
似た顔の人間など世の中にいくらでもいるし、もし本当に12年前の男と自分が同一人物なら、まったく容姿が変わらないなんてありえないだろうと切り返します。

そりゃそうですよね。
“普通の人間”なら。(笑)

そう言われたら納得せざるを得ないフィギョンは、それでもソンイに一切関わらないで欲しいと強硬に要求し。

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・・・・・・すみません。

書き出し早々横道にそれますが。

デカくないですか、フィギョン?!
身長180cmのキム・スヒョン君より、明らかにデカイ!

思わず調べてしまいました、フィギョン役のパク・ヘジン(박해진)さん。

なんと身長186cm。

選手か!

・・・・・・続けます。(笑)

フィギョンの追求を上手く交わしたと思いきや、今度は部屋で待ち構えていたソンイに詰め寄られるト・ミンジュン。
ゴミ箱から見つけたガラスの破片を見せながら、「これはあの時割れた私の車のヘッドライトの破片よね。どういうこと?」と迫られます。

・・・・・・フロントグラスじゃなかったんですね。(笑)

あの日は警察にいたと淡々と答えるト・ミンジュンに、ならばその手の怪我を見せてみろとなおも迫るソンイ。接触事故にあったと言っているが、打撲か裂傷かは見れば分かると強引に絆創膏をはがします。

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ドラマですので。
打撲のあととも裂傷のあとともつかない、ちょうどいい按配で治ってました。
傷。(笑)

「医者になんて言われたか、思い出せ」とソンイを突き放すト・ミンジュン。

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心療内科に通い始めたソンイは、強いストレスが引き金となって依存したい相手の幻覚を見てしまっていると言われていたのでした。
ぐうの音も出ずにすごすご引き下がる可哀相なソンイ。(笑)

結局ソンイは、フィギョン一家の別荘ではなく、中学時代からの唯一の友だちの家に一晩転がり込みます。

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狭っ! そして行儀悪っ!(笑)

この、昔ながらの漫画喫茶で働いている友だちのシーン。
毎回爆笑なんです。
この友だちは、ネットの掲示板などでソンイへの悪口を見つけると、必ずそこに書き込みするんです。「実態はもっとヒドイよ」などと。
友だちなのか?!(笑)

ソンイがト・ミンジュンをマネージャーに仕立て上げ、わがままに漫画を借りにいかせたことから、すっかりト・ミンジュンに一目ぼれしてしまった友だち、ホン社長。
ト・ミンジュンのことをうっとりと回想。

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音楽を聴きながらト・ミンジュンを思っていたら、偶然道で会うデスティニー。

嬉しさのあまり、「私のこと覚えてますか?」と話しかけるも、行商のおばさんと間違えられ「何も買いません」とあまりな一言を浴びてしまいます。

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てか、この人もデカッ!(笑)

それもそのはず。
ホン社長役のホン・ジンギョンさん、元モデルさんです。
身長なんと180cm?! 
どうりでキム・スヒョン君と並んでも引けをとらないわけです。

第10話では、ト・ミンジュンに“奇襲キス”を受け、すっかりフォーリンラブになってしまったソンイの悶々とした姿が描かれます。

まずはト・ミンジュンにLINEでメッセ。

「なにしてる?」「寝たの?」

メッセージ開封の表示に思わず笑顔。

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返事が来たわけでもないのに。完全に乙女モードです。(笑)

他にも。

法に疎いソンイに、違約金を不当に支払わせようとしていた元所属事務所にト・ミンジュンを従えてやってきたソンイ。会社との話し合いをト・ミンジュンがきっちり付けたあと、ちょうどやってきたセミにお茶に誘われた時のシーン。

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ト・ミンジュンの前でいい子ぶって猫なで声を出すセミにイラつくソンイをたしなめるト・ミンジュン。ソンイの怒りのボルテージは上がる一方だったのですが、そこへ付き人の二人がコーヒーをこぼし、自分よりセミを気遣う姿にショックを受けるソンイ。
セミはト・ミンジュンの手にかかったコーヒーを甲斐甲斐しく拭き拭き。

ト・ミンジュンの手を取り、こぼれたコーヒーのしずくをふき取るセミに、猛烈な嫉妬を感じるソンイ。

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怒りMAXで立ち上がります。

「話終わったでしょ? いくわよ、ト・マネージャー!」

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プンプン怒っているソンイですが、実は一番コーヒーがかかってしまっているソンイをいたわるように、ト・ミンジュンはみんなの前で自分の上着を着せ、保護するように肩を抱くんですよね。

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これはソンイじゃなくても持っていかれます。

こんな保護行動とられたら。(笑)

しかし、どんどん嫌な子になるセミ。
ユ・インナさんの嫌な子演技が上手すぎます。

人や物に触れると、そこに秘められた情報が伝わってしまうト・ミンジュンですが、もしかしたらセミにわざと手を触れさせ、心を読み取ったのかもしれませんね。
というかそうとしか読めないのですが、違ったらどうしましょう。(笑)

ともあれ、にっくきセミのおかげでさらにフォーリンラブになってしまったソンイ。別々の部屋に帰るのが寂しくてたまりません。

用心棒代わりに家にいる弟をつかって、母親が持ってきたキムチをト・ミンジュンに渡させます。

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ちなみに弟が見ていた映画は懐かしの『E・T』。
芸が細かいです。(笑)

そして今度はキムチの容器を返してもらうのを口実に、ご訪問。

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ドレスアップしすぎです。(笑)

こんなに乙女モード全開なのに、まったくつれないト・ミンジュン。

「どうしてあんなやつのことばっかり考えてるの、私?
しっかりして、ソンイ!」

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割りと簡単にフォーリンラブ。(笑)

実際、人はドキドキさせられると恋と勘違いするらしいですよね。
危ない場面の時に一緒にいた人を好きになるとか、驚かされてドキドキさせられると恋かと勘違いするとかは、実際にある脳の働きだそうなので。
若い頃、不良少年を女の子が好きになるのも、これに近い現象なんじゃないかと思ったりします。怖くてドキドキしてるうちに、脳がドキドキを勘違いするという。

・・・・・・ってすみません。それをソンイとト・ミンジュンに当てはめたら、ロマンもへったくれもありませんよね。(笑)

とにかく、ト・ミンジュンに瞬殺されてしまったソンイ。

ベランダに呼び出し、なんと愛の告白。

「一体私になにをしたの? 絶対何かしたはずだわ。でなきゃこんなふうにならないもの。確かに私が15秒の間にあなたを振り向かせようとしたけど。私がその気になっちゃったの?」

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「恥ずかしいから背中向けるね。何も言わずにただ聞いて。私、ほんとにこういう女じゃないの。
今まで良くしてくれたこと、感謝しているのは認める。だからといって感謝の気持ちを取り違えたりはしない。感謝で言ったら、フィギョンのほうがはるかにありがたいもの。なのになんで私がト・ミンジュンさんのことを思い返したりしてるわけ? 私が思われる女なのよ。私の空港ファッション、使ったリップスティック、輝く髪。いつだってみんなに思われてきたのに、どうして私はト・ミンジュンさんのことを思ってるわけ? どうしてあなたの言った言葉、あなたのこと、あなたのしたキスを・・・・・・?」

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聞くまでもないと思うんですが。(笑)

「私、おかしくなったのかな? 私のこと、女としてどう思ってる?
・・・・・・あー、嘘嘘! 答えないで! 答えたら殺すわよ! 
・・・・・・ト・ミンジュンさん? 行っちゃったの? 
これは答えてもいいのよ。行っちゃったの・・・・・・?」

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こっちが恥ずかしくなるシーンでした。(笑)

当のソンイも恥ずかし過ぎたらしく、一人悶絶の夜です。

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こんな姿になっても、キレイ。(笑)

と、ラブのほうは順調な進み行きを見せているのですが、サスペンスのほうも、きてます。

まずは、フィギョン。

やたらとソンイの様子を聞いてきたり、果てはト・ミンジュンのことまで口にするようになった兄に、違和感を覚え始め。

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より強烈なのは、ほんとに兄になにかありそうだと思うに至る、謎の女「K」からの電話。

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兄ジェギョンの部屋で何気なく兄宛の電話に出たフィギョンは、自分は狂ってなどいないのでここから出すよう手配して欲しいと懇願する女の言葉に驚きます。
誰なのか尋ねようとした時、電話を奪う兄。

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兄はなんでもない、仕事上で知り合った心を病んだ人だと言いますが、フィギョンは病気ではないと言っていたと伝え。

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兄になにか不審な点があると徐々に感じ始めているフィギョン。

やっぱりここはフィギョンなんでしょうか、兄ジェギョンに殺されるのは。

いえ。もう一人の可能性、セミも、この回で真相に一歩近づいています。

検事である兄に下着などを届けに来たセミ。
兄にハン・ユラの彼氏の噂を聞いたことはないかと尋ねられ、あることを思い出します。

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以前ソンイがみんながいる前でハン・ユラと付き合っているのかとジェギョンに尋ねたことがあるのを思い出したセミ。なぜそんなことを訊くのかと問い返すジェギョンに、ハン・ユラがもうすぐS&Cグループの嫁になると言っていたからと答えるソンイ。

『S&Cグループに息子は二人しかいないじゃない。だから』

『確かにハン・ユラさんはうちの広告塔だから、面識はあるけど』

当時のやり取りを思い出すセミに、検事の兄はハン・ユラ事件にはハン・ユラの男が関わっていると伝えます。

兄にはしらばっくれたセミですが、このネタをどう使うつもりなのか。
ソンイに利するつもりならすぐに兄にこのことを告げたでしょうから、セミがなにかよからぬことを企む可能性はありますね。
でも下手なことをすれば、殺されるのはセミが先?

勿論、肝心のト・ミンジュンもUSBをチェックし、内容を確認していました。

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『秘密は言えない。ここから出して欲しい。そしてあなたもあの人から離れないと、殺されるかもしれない』

ハン・ユラにそう訴える、入院患者風の女性の映像と、ドライブするハン・ユラとイ・ジェギョンの姿がそこには映っていました。
ドライブ中のハン・ユラは、ビデオが回っているのを意識しながら、なぜ自分との関係を誰にも言わないのか、なぜ直接電話をしないのか、別れた元妻はどこに留学しているのかなどを尋ねていました。別れた妻はイギリスにいると答えるジェギョン。二人が恋人関係だと自慢したいとのハン・ユラの言葉に、苛立ったように指輪を触るジェギョンの姿もそこに収められています。

ト・ミンジュンはそのUSBを渡すためにユ検事に電話をかけ、渡したいものがあると言って会う約束を取り付けるのですが、電話を盗聴していたジェギョンの部下が駐車場でユ検事を襲い、現場に大学から盗んできたト・ミンジュンのペンを置いていきます。

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ざわつく表の様子から、事件を察知したト・ミンジュン。

警察が去ったあとの現場には、不適に笑うジェギョン。

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ト・ミンジュンはジェギョンに誘い出されるままに、あの崖まで車で追いかけていきます。

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USBを渡してソンイから手を引くよう交渉しようとしたト・ミンジュンでしたが、そんなつもりはさらさらないジェギョン。
動物病院で調達した麻酔を絶妙に配合し、ト・ミンジュンを自殺に見せかけようとします。
ハン・ユラ事件の捜査が迫り、検事を襲ったものの、良心の呵責に耐え切れず自ら命を絶ったというシナリオを描くジェギョン。家には既に万能部下が忍び込み、ト・ミンジュンのパソコンに遺書を書き残していると不適に笑います。

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その時ソンイは、万能部下が潜んでいるとも知らずに、ト・ミンジュンの部屋に・・・・・・。

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逃げてー!

ソンイ、逃げてー!

銃を構えられながらト・ミンジュンの脳裏に浮かぶのは、チャン弁護士の忠告でした。
今まで頑張って守ってきたものを一瞬にして失うことになるので、これ以上誰かの前で能力を見せてはいけないとチャン弁護士はとうとうと言って聞かせていたのでした。

そんな言われてもね。

撃たれる訳にはいきません。(笑)

引き金を引くジェギョン。

そして目の前から忽然と消えるト・ミンジュン。

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背後から響く、ト・ミンジュンの低い声。

「言っただろ。お前に俺は殺せないって」

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って、ちょっと待ったー!

デカくない?! 兄!

びっくりして、また調べちゃいました、ジェギョン役のシン・ソンロク(신성록)さん。

身長、187cm。

どーなってんの、このドラマ!

なにチーム!

いやぁ~、びっくりします、ほんとに。
男優女優がことごとく高身長っていう。
そしてみなさん、全員恐ろしく小顔なんですよね。
主役二人のプロポーションを基準に共演者を選んだとしか思えません。

いやぁ~、それにしたって、オドロキです。フィギョンに次いでジェギョンまでキム・スヒョン君より背が高かったなんて。(笑)

そんなわけで、折り返し地点となる次回11回目。
波乱含みの展開になりそうですよね。
濡れ衣を着せられそうなト・ミンジュンといい、何も知らずにト・ミンジュンの部屋にいるソンイといい、そろそろ暗い感じの展開になりそうな気はします。

さて。

今回10話では、CMなどの違約金を払わされ貯金がそこをついたソンイが、家賃を払うのもままならなくなって知り合いのところにブランド物のバッグを売りにいくシーンがあるんですが。

「チョン・ソンイが持ってたって聞いたら、飛ぶように売れるわよ」と強気のソンイに「チョン・ソンイが持ってたって言わないほうが飛ぶように売れるんじゃない? アンタが金に困ってマンションを売りに出したこと、この界隈じゃみんな知ってんだから。お金なら都合してあげるから、もう店には来ないでちょうだい」などと酷いことをいうデザイナーズショップのオーナー。

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このあんまりなことをいう方は、スタイリストのチョン・ユンギさん。

俳優顔負けのリアルな風格と台詞回しに、「タダモノじゃない」と察知した方もいらっしゃることでしょう。
チョン・ウソンさんやイ・ジョンジェさん、キム・ヒエさん、コ・ヒョンジョンさんなど、トップスターばかりを手がけている方だそうで、以前もMBCのドラマ『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン』でスタイリスト役でカメオ出演されてます。

昨年、自身のフェイスブックでは、香港で撮ったチョン・ジヒョンさんとのツーショットをアップされたこともあったそうで。

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それを聞いたら、妙に納得。

いくらドラマとはいえ、知らない仲ならあんなにきつーい台詞、なかなかチョン・ジヒョンさんに向かって投げられませんよね。それもあんなにシレーッと。(笑)



このドラマを見ていて、唯一気になるのは、あれです。

チョン・ソンイと実物のチョン・ジヒョンさんがダブって見えてくること。

フェイスブックにアップされているこの優雅なチョン・ジヒョンさんの微笑みまで、「ほんとは違うんじゃないの~?」と思えてくるから、ほんとに刷りこみってコワイです。(笑)