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11 2011年12月
みなさま、こんにちは。
関東地方、今日は素晴らしい快晴が広がっています。
昨夜の皆既月食はご覧になったでしょうか?
私は服を着込んで、星のよく見える湖畔まで出かけてきました。
プラネタリウムのように少し丸みを帯びた夜空を見ていると、おのずと「地球」や「人類」といった壮大なテーマが心に浮かんでくるから不思議です。
自然には人を厳粛で原始的な気持ちにさせる力がありますよね。
さて今日は『姫の男』、もとい『王女の男(공주의 남자)』の話題を。
KBSが9日に「KBS演技大賞」の大賞および最優秀賞候補者10名を発表したそうですね。
年末に受賞者が発表されるのですが。
普段は殆どこのような賞に関心を持たずに過ごしていますが、今年はやはり、ちょっと気になります。
間違いなくススンニムが大賞を受賞するだろうと思っているのですが、なんとコンナムから3名がノミネートされているのですね。
主役のお二人がノミネートされるのは当然として、スヤン大君までもが大賞候補とは。
パク・シフさんが大賞を取ったら、「大先輩を差し置いて」のプレッシャーを感じてしまわれそうだと余計な心配をしてしまいます。(笑)
その他、「優秀ドラマ・中編部門」ではキョンヘ姫とチョン・ジョンもノミネートされているので、年末の授賞式はコンナムファミリーが席巻しそうな予感です。
ちなみに、キョンヘ姫とチョン・ジョンの名前が出たついでに書きますと、コンナムの中でも屈指の名場面と言われる22回。獄中でチョン・ジョンが生まれてくる子どもの名前を紙に記し、処刑される日の朝にキョンヘ姫に手渡す涙の22回ですが、後日男の子が生まれ、遺言どおりにミスと名付けられますよね。
でも実は、「朝鮮王朝実録」という公式記録では、二人の子どもはチョン・ジョンが処刑される前に生まれています。チョン・ジョンの処刑は1461年、チョン・ミスの誕生は1457年とあるのですよね。
以前も書きましたが、このドラマは何篇かの野史の記述に則ってストーリーが組まれています。どうやら、とある野史にチョン・ジョンが亡くなった後キョンヘ姫が女の子を産んだと記述したものがあるようで、ドラマではそのストーリーとチョン・ミスの誕生を置き換えたようですね。
もっと言いますと、キョンヘ姫が官奴になったとの記述も、正式な記録である「朝鮮王朝実録」には残っていません。この部分も野史のストーリーなのです。
ただし、チョン・ジョンが謀反の嫌疑をかけられて流刑に処されて以来、実録の中で「キョンヘ姫(公主)」と呼ばれず、ただ「チョン・ジョンの妻」と記述される時期があるので、官奴にされたかはさて置いても、間違いなくその頃は公位を剥奪されていただろうというのが大方の見方です。
チョン・ジョン処刑後は、再び厚遇を受けるようになったと受け取れる記述が実録には残されているようです。
公式記録VS野史。みなさまなら、どちらをより信じますか?(笑)
他にも、歴史の史実と照らし合わせると年代のつじつまが合わない点がありますが、いずれにしても『姫の男/王女の男』はあくまでも「野史」を基準に描いた新しい物語としてみるのが正しい鑑賞態度と言えそうです。
来年予定されているコンナムの日本での放送、楽しみです。
翻訳されるみなさま、頑張ってくださいませ。どうぞ素敵な台詞に翻訳なさってくださいね。
衛星劇場で好評を博し、近い将来地上波にも登場するといいですね。
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8 Responses for "ノミネート"
香夏さま、こんばんは^^
お仕事お忙しくて、いらっしゃったんですね。
体調を崩されてらっしゃるのでは?と案じていました。
興味ある記事ありがとうございます。
チョンジョンは、処刑されるまえに、自分の子供を見れていた。
そう信じたいです。
それと、一つ前の記事ですが、
「姫の男」の方が「王女の男」よりずっとロマンがあります。
どうして「王女の男」なんかになってしまったのでしょう???
題名が大事なのに・・・
KBS演技大賞。今年は混戦模様とか。
シフssiの楽勝かと思ってましたが、実力派の面々がノミネートされて
心配になってきました。
大晦日はリアルタイムでKBSワールド見れそうにないので、録画します。
なにはともあれ、今月から衛星劇場契約して、スタンバイばっちりです。
1月はシフssiドラマが目白押しに放送されるので、録画に大忙しになりそうです。
寒さも本格的になってきました。香夏さまも、皆様も、お風邪などひかれませんように、
楽しいクリスマス、お正月をお過ごしくださいませ。
beetleさん、こんばんは。
コメント、どうもありがとうございます。
そして、beetleさんにも「すわ体調不良か?」と案じて頂いていたなんて、こういうのをまさしく恐縮至極というのですね。
お陰様でピンピンしております。お気にかけて下さって、本当にありがとうございます。
そして本当に! 私も知りたいです。『姫の男』で良かったのにぃいい。(としつこく。笑)
ロマンの件も、納得です。
韓国語字幕をつけるところは大体分かるので(そう何社もありませんので)、網を張っていたらそのうち情報をつかめる気がしてきました。
掴んだら、コンナムファンのみなさま、特には「タイトルは『姫の男』派」のみなさまに、タイトル決定の真相をお知らせせねばですね。(でもこれが、案外何の議論もなく決まっていたりもするのですが。笑)
一生懸命「『王女の男』になったのよ。あれは『王女の男』になったのよ」と自分に言い聞かせているのですが、お仲間のみなさまの声を聞くと、またグラッときてしまいます。いけませんね。(笑)
私は字幕があると「どうしてここでこんな訳を当てるんだろう?」とか「なんていい訳なんだ!」など、字幕そのものに気をとられてしまってまったくドラマを楽しめなくなるので、字幕付きでみることはほぼないのですが、愛するコンナムがどんな素敵な訳に仕上がっているかはやはり気になります。
コンナム字幕バージョンをご覧になりましたら、よろしければ是非どんな感じか教えてくださいませ。(^^)
私もいつかシフさま絡みのお仕事に携われるよう、これからも精進しようと思います!
beetleさんも、めっきり寒くなりましたが、どうぞお風邪など召されませぬようご自愛くださいませ。
年末・年始に向けて、beetleさんのもとに楽しいことが目白押しとなりますように。
どうぞまた遊びにいらしてくださいませ。(*^_^*)
「姫の男」に1票です(笑)
私は香夏先生のご体調不良は全く疑ってはおりませんでしたが(なぜか)
お仕事が忙しいに違いないことはうすうす感じておりました(なぜか)
そんなお忙しい中、濃い内容のアップ、待ってました〜♪ありがとうございます。
記事を拝見しながら「姫の男」は史実とフィクションがうまくミックスされたドラマだったんだと改めて感じました。
朝鮮史を知らない私に「さもありなん」、かつ「史実はどうなんだ」と興味が湧かせましたから。
関係ない話ですが、NHK大河の「江」は、史実重視派の父には見ていられなかったようですが(笑)
ストーリー重視派?の母にはいたって気に入りのドラマだったようです。
趣味嗜好は人それぞれ、ですね(笑)
けいこさん、こんばんは。
コメント、どうもありがとうございます。(*^_^*)
納期に追われてそうな気配を察知しておいでとは、恐れ入りました。(笑)
そうなのですよね。史実重視で歴史ドラマを見る方々には、コンナムは不満の募るドラマだったようですね。
私も以前書きましたが、不満を言いながらずっとコンナムのレビューを書いていらした韓国の方も、一番の不満ポイントは「史実に即してない」ということでした。
時代考証がちゃんとしていないのは耐えられないという歴史ドラマファンは結構いらっしゃいますよね。
私は、上手に野史でのストーリーをミックスしたなぁ、と感心して観てしまった派ですが。
というよりも、より正確には、シフさまの演技に持っていかれてましたので、殆どのことが大目にみれる状態になっておりました。(笑)
スンユとセリョンの恋愛自体、史実に基づいたら成り立たなかったので、やっぱりコンナムのストーリーは絶妙だったと思います。(^^)
香夏さま、お久しぶりにコメント入れさせていただきます。
お仕事がご順調でお忙しいご様子、体調にご留意ください。
当方、いつも楽しく拝見させていただくばかりで申し訳ございません。
私も「姫の男」に一票!(^_^)
ただ、やっぱり、「王女の男」になったのは、あのかの有名な「王の男」の影響かな?なんて私も感じています。
KBS演技大賞のことですが、あのスヤン大君がノミネートとは、私は疑問です。過去、主演以外が受賞した例はないとのことですが、それにしても、キム・ヨンチョルさんは、演技者としての資質はそれはそれは良い方でしょうが、今回のドラマでの演技は、あの冷酷なスヤン大君をそつなく演じていたとは思いますが、その冷酷さも取り立てて心に残るようなものではなかったと(演技を見極める目を持っていない私が言うのはおこがましいのですけど)思えるんですが、どうでしょうか?私がシフssiに目がいっていたので、そこまでわからなかったのでしょうか?(笑)
それから、お聞きしたいことがございます。韓国語で、「もしかして」と言う言葉が、「혹시」読みは「ホkッシ」とありました。
「王女の男」で、セリョンが馬に乗ってスンユに危険を知らせに森に行って捕まり殺されそうになってスンユに助けられたとき、目隠しをされているので、誰が助けてくれたか分からなかった時「ほっ」と言いますよね、「もしかしたら先生?」という意味ですよね。
と、前置きは長かったのですが、その「ホkッシ」なのですが、韓国語で、「ホ」が先頭につく単語は他にありますでしょうか?
「ホkッシ」のシはよく聞き取れないので、最初は「ホッ」だけかと思って他の歌などを聴いていると、良く出てくる言葉ですよね。その歌の発音読みでは、ただ「ホ」とだけ書いてあるのを良く見かけます。
日本語では、星とか蛍とか「ほ」よく使う言葉なので、ちょっと疑問に思っています。
すみません、くだらない質問ですが、よろしかったら教えていただけませんか?m(_ _)m
donakiさん、こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。(^^)
私はスヤン大君ことキム・ヨンチョルさんのノミネートは、韓国的配慮かなぁ、などと思っていました。
間違いなく大ヒットしたこのドラマですが、主役のお二人は韓国では俳優としてまだまだ新人扱いだと思います。
確かに「新人扱いの二人」による貢献が大なのですが、演技大賞と名打つには大御所の登場も必要というところなのかな、と。
勿論これは私の勝手な推測に過ぎませんが、実際にパク・シフさんの評判を韓国の友人に聞いてみても、「まだまだ実力の未知数な新しい人」という印象で捉えている人が殆どでした。
韓国は映画や舞台でちゃんと演技を認められないと、俳優としての位相が高まらない気がします。
パク・シフさんは今度映画に出られるそうなので、映画で実力を発揮できればまた位相がぐっと上がるのではと期待しているところです。
ところで、お尋ねの「ホッ/ホク」ですが。
これは、「ホッシ/ホクシ」とまったく同じ意味で、「もしや」「もしかして」という意味です。
「ホッシ/ホクシ」はハングルでは혹시と書き、漢字は「或是」です。「ホッ/ホク」は혹で「或」。
「或」と書いて、「もしや」と訳す感じですね。
혹の後ろに助詞の은がきたら「혹은」となり、「或いは」「または」という訳になります。
歌の発音読みで혹を「ホ」としか書かないのは、うーん。(笑)
韓国語における日本語音訳のセオリーがちゃんと分かっている方なら、「ホク」もしくは「ホッ」と正しく書いたでしょうね。
私なら、「ホク」とルビを振って「ク」の文字の大きさを小さくしてもらう処理をしていただくと思います。
ありがとうございました。
そうなのですね、まだまだ韓国では新人のシフssi、がんばれ~!ですね。(*^_^*)
お忙しいところに質問をさせていただいて、ご回答をいただきまして、申し訳ございませんでした。
「ホクシ」、そういえば、そういうように書いてある歌詞もありました。これですっきりしました。
本当にありがとうございました。m(_ _)m
donakiさん、こんにちは。
ご丁寧な返信、ありがとうございます。
お役に立てたなら、嬉しいです。
ちゃんと韓国語の台詞を聞き取ろうとしていらっしゃるんだなぁ、と感心しておりました。
きっと会話力もすぐ上達なさいますね。
どうぞまた遊びにいらしてくださいませ。(*^_^*)
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