みなさま、こんにちは。

今日は、先日3日に行われた第52回百想芸術大賞での受賞作やスピーチなどを取り上げてみようと思います。

6月3日に行われた第52回百想芸術大賞授賞式。
ドラマと映画を一挙に評価する、大きな大衆芸能イベントですよね。

その翌日には、こんな写真が話題になっていました。

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う~ん、目の保養

そして、なにこの意外な組み合わせ!

と小躍りした私。(笑)

これはユ・アインさんが自身のインスタグラムにアップしたものだそうです。

写真に添えられていた言葉は”팬미팅 후기. 최택9단, 강모연, 구용하”/「ファンミの感想。チェ・テク9段、カン・モヨン、ク・ヨンハ」。

チェ・テクはいわずと知れたわれらがポゴミことパク・ポゴムさんの『応答せよ1988』の役名、カン・モヨンはソン・ヘギョさんが『太陽の末裔』で演じた役名、ク・ヨンハはソン・ジュンギさんがユ・アインさんと一緒に出演した『トキメキ成均館スキャンダル』での役名ですよね。

ということで、この意外な組み合わせ、実は蓋を開けてみると、事務所でつながる2×2でした。
ソン・ヘギョさんとユ・アインさん、ソン・ジュンギさんとパク・ポゴムさん。それぞれ同じ事務所なんですね。

正直、ポゴミがここに混じっていることに一番驚いていたのですが、要はジュンギ兄さんに可愛がられているぞ、と。その証拠だぞ、と。(笑)

百想芸術大賞授賞式は、JTBCが生放送したあと去年までは関連動画がJTBCのyou tube公式チャンネルで上がってきていたのですが、今年は待てど暮らせど上がってこず。

どうやら時代の趨勢はNaverとのタイアップなのでしょうか。
Naverのtv castよりyou tubeのアカウントにアップしてくれたほうが数段いいのですが。

と愚痴から入りましたが。(笑)

今回賞を授与された作品も納得のいくものが多いので、一気にご紹介しましょう。

まずは映画から。

栄えある映画部門の大賞は、イ・ジュニク監督の『トンジュ(東柱)』(邦題仮)にもたらされました。

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韓国で国民的詩人として知られる尹東柱(ユン・トンンジュ)の半生を描いたこの作品、主演はカン・ハヌルさんが務めていました。

作品賞は、チェ・ドンフン監督の『暗殺』。

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映画部門の監督賞は『ベテラン』のリュ・スンワン監督が受賞。

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次に、映画の俳優部門。

男性の最優秀演技賞は、『インサイダーズ/内部者たち』のイ・ビョンホンさんが受賞!

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これは納得ですよね。

うん。イ・ビョンホンさんは本当に只者じゃない。(笑)

同じ映画のペク・ユンシクさん、『思悼』のユ・アインさんとソン・ガンホさん、『ベテラン』のファン・ジョンミンさんがノミネートされる中での受賞です。

女性の最優秀演技賞は、『無頼漢』のチョン・ドヨンさんに。

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こちらは他に『誠実な国のアリス』からイ・ジョンヒョンさん、『ビューティー・インサイド』からハン・ヒョジュさん、『チャイナタウン』からキム・ヘスさん、『暗殺』からチョン・ジヒョンさんがノミネートされていました。

そして、男性の助演賞は『少数意見』のイ・ギョンヨンさんに。

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女性の助演賞受賞者は、『ヒマラヤ』のラ・ミランさん。

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映画部門の男性新人演技賞は『トンジュ』のパク・ジョンミンさんが、女性新人演技賞は『黒い司祭たち』のパク・ソダムさんが、それぞれ受賞されました。

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『黒い司祭たち』でのパク・ソダムさん、本当に背筋も凍る演技でした。
パク・ソダムさん、7月から始まるチャン・ヒョクさんのドラマでダブル主演で名前が上がっているので、活躍が楽しみです。

映画部門の新人監督賞は『チャイナタウン』のハン・ジュニ監督が、映画のシナリオ賞は『誠実な国のアリス』のアン・グッチンさんがそれぞれ受賞。

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人気賞はそれぞれト・ギョンスさんとペ・スジさんが受賞されました。

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可愛いなぁ。

それぞれ出演作の『純情』と『トリファガ(桃梨花歌)』を受けての受賞ということですよね、これは。

続けて、テレビ部門。

テレビ部門の大賞は、やっぱりこれですよね。『太陽の末裔』。

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うーん、無敵!(笑)

このドラマは、史上初の完全な事前制作ののち、中国での同時放送が行われました。KBS2としては本当に久しぶりに30%を超える大ヒットドラマとなった割りに、同時進行で進むドラマの撮影現場情報などがなかったので、当然ネタバレ情報が漏れてくることなどもなく。大ヒットしてるのになんだか静かという、これまた不思議な現象を起こしました。

演じた俳優さんたちも、ヒットの実感がなかなか沸かなかったそうですよね。もうとっくに撮影が終わっているので。
それでも、純粋に作品だけでこれだけのヒットとなるんですから、やはりすごいです、ソン・ジュンギパワー。と、ソン・ジュンギさん一人の功績みたいに収斂して、すみません。えこひいき、平にご容赦を。(笑)

私が嬉しかったのは、作品賞に『シグナル』が選ばれたこと。
このドラマ、監督は『未生/ミセン』のキム・ウォンソクさんでした。
脚本賞も『シグナル』のキム・ウニさんに送られました。

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演出賞は、『応答せよ1988』のシン・ウォノ監督が受賞。

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ああ、吐く息が白かったあの頃を思い出す。(笑)

ポスターみただけで、キュンときます。そしてもう懐かしい。
テク~~~!

と叫んだところで、InStyle賞。

スジちゃんと、テクことパク・ポゴムさんが受賞。

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テクじゃない。

もう全然テクじゃない。

ただただカッコイイ。(笑)

新人演技賞からも、ウンパル組、出ました。
リュ・ジュンヨルさんが見事、受賞。

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おめでとうございます!

今彼は、「ウンパルロマンス(運勢ロマンス)」という、また人を食ったようなタイトルのドラマに出ていますが。(笑)
リュ・ジュンヨルさん、『花より青春アフリカ編』ですっかり大好きになったので、今後の大活躍を期待しています。

もう一人、女性の新人演技賞は、新人ではないけどテレビはお初だった『チーズ・イン・ザ・トリップ』のキム・ゴウンさんが受賞されました。

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まぁ、誰からも文句なしの人選でしょうね。

ちなみにですね、「センチュリー人気賞」と「愛奇(アイチー)グローバルスター賞」というものが、どちらも『太陽の末裔』のソンソンカップルの手に渡りました。

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・・・・・・バレてますか、えこひいき?(笑)

「愛奇芸(アイチーイー)」という中国の大手動画配信サイトでこのドラマが有料配信されたそうで、それに関連しての賞ということのようですよね。
ってこの説明で合っているのか、はなはだ心もとないですが。(笑)

恐らく今後も、完全事前制作で中国との同時放送、増えるのではないでしょうか。ビジネス上の観点からも。
もっとも、ソンソンカップルを超えてくる球がどれだけ投げれるかが問題ですが。

と書いて思い出す。

確か、すごいのきますよね、秋に。

イ・ミノさんとチョン・ジヒョンさんっていう、既に中国で大人気な二人を組み合わせたドラマが。

・・・・・・うーむ。
簡単に超えてきたりして。(笑)

というわけで、テレビ部門のハイライト、まいりましょう。

これは、本当に嬉しかったです。

やりました、ユ・アインさん。

『六龍が飛ぶ』での難役、イ・バンウォン役が認められ、最優秀演技賞を受賞です。

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素晴らしい。

私が六龍に賭けた情熱も報われました。(笑)

とにかくユ・アインさん、おめでとうございます。

本当に、彼の六龍での演技は受賞に値すると思います。
イ・バンウォンの好き嫌いを脇において、ユ・アインさんの演技は本当に凄かったです。

そして、女性のほうも納得の嬉しい方が受賞。

『シグナル』のチャ・スヒョン刑事役で、キム・ヘスさんが選ばれました。

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文句ないです。

ここはこの二人で、全然文句ないです。私基準。(笑)

というわけで、いくつか受賞スピーチをご紹介しましょう。

まずはやはり外せない、映画部門で最優秀演技賞に輝いた、イ・ビョンホンさんのスピーチから。

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公式アカウントによるyou tubeの動画が見当たらないので、NaverのTV castの動画ページをリンクしておきます。
動画のリンクはコチラです。


本当にありがとうございます。
まず、私とともにノミネートされた先輩後輩、そして同僚の皆様、本当にありがとうございます。
皆様のおかげで私はいつも刺激を受け、また頑張る動機を与えられているように思います。
今一度、本当に感謝申し上げます。
俳優は普通、新たなキャラクターに出会うと、また自分との闘いが始まると考えるものですが、どれほどその闘いを上手くやれていようとも、結局のところそのキャラクターがそれらしく映るようにするには、スタッフの皆様と監督による演出と、特に最も重要なのは、私と一緒に演技する俳優たちの助けなくしては、そのキャラクターを十分完璧に生み出すことはできないと思っています。
この場をお借りして、アン・サングというキャラクターを本当に完璧に作りあげてくださったペク・ユンシク先生、チョ・スンウさん、そして最後に私の家族に、この賞の栄光を捧げます。
ありがとうございました。

いつ聞いてもうっとりする声ですよね、イ・ビョンホンさん。

何かのインタビューでチョ・スンウさんが先輩ノイ・ビョンホンさんについて「本当に役者馬鹿」と笑って答えているのみました。イ・ビョンホンさんは本当に演技の話しかしないんだと。

だからこそ、あんな素晴らしい演技が生み出されるんでしょうね。
少々物議を醸しても、結局この素晴らしい存在感と演技の実力で観客を黙らせてしまうという。(笑)
本当に稀有な方です。

次はセンチュリー人気賞を取ったソンソンカップル受賞の弁。

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リンクはコチラから。


(ソン・ヘギョ)こんにちは、ソン・ヘギョです。
まず、『太陽の末裔』を愛してくださった多くの視聴者の皆様、ファンの皆様に感謝申し上げます。これまでで最も価値ある賞を頂いたと思っています。これからももっと精進する俳優になります。ありがとうございました。

(ソン・ジュンギ)まず・・・・・・、ありがとうございます。
今日最も気分がいいのは、やはり『太陽の末裔』というドラマで大きな愛情を頂き、こうやってパートナーであるヘギョさんとともにご挨拶差し上げられる場所って、今日が初なんですよね、ドラマ終了以降。皆様にご挨拶差し上げられるということが一番嬉しいですし、『太陽の末裔』を愛してくださったファンの皆様に、本当にもう一度心から感謝いたします。現場で苦労されたスタッフの皆様、本当にご苦労様でしたと、遅まきながらこの場をお借りしてもう一度お伝えしたいです。
あとは、兵役の間、こういう賞を本当にもらえたらと思っていたのですが、正直申し上げて。本当にいい賞を下さって感謝いたします。ファンの皆様にも感謝申し上げますし、そして、隣りにいらっしゃるパートナーのソン・ヘギョさんにも、心から感謝いたします。

(ソン・ヘギョ)ありがとうございます。

(ソン・ジュンギ)ありがとうございました。

ソン・ヘギョさんって、本当に綺麗ですよね。
表情に味があるというのか。
肌の美しさも、驚異的です。

と言いながら、私の目はソン・ジュンギさんばかり追っていますが。(笑)

続けて、最優秀演技賞を受賞されたキム・ヘスさんのスピーチを。

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スピーチ動画のリンクは、コチラ
同じくNaverのTV castです。


ありがとうございます。
あちらの席に撮影監督と、ジヌンさん、キム・ウォンソク監督、脚本家のキム・ウニ先生もいらっしゃるのですが、キム・ウニ先生が脚本で受賞された以外はこの列は全滅だな、なんて話してたんです。ありがとうございました。
俳優としていい作品に出会えるのは本当に幸運なことですし、いい作品であると同時に意味のある作品をやれるということは、さらに光栄なことだと思っています。
『シグナル』というドラマは私にとって、俳優としてのベストとは何か、そして、私たちが尽くすべきベストとは何なのかについて今一度深く考えさせてくれる、そんな時間を与えてくれた作品でした。
こんなに特別な作品を与えてくださったキム・ウニ先生、キム・ウォンソク監督、そして現場で本当に献身してくださったスタッフの皆様、出演されたすべての俳優の皆様に感謝申し上げます。
そして、私たちのドラマの完成度を決定付けてくださった、『シグナル』のメッセージに共感してくださったすべての視聴者の皆様に感謝いたします。
私のように経歴の長い俳優が皆様の前でずっと何かにチャレンジし続けていけるのは、実は目に見えない多くの方々のお力添えと、常に足りない私を見守ってくださり待ってくださる多くの方々のおかげであることを刻みつつ、質的に発展できる、成長する俳優になれるように努力いたします。
そして、一度もちゃんとお礼を言えていなかったのですが、長い間私を陰に陽に支えてくれた、最高のパートナーだったパクさん、そして、現在の私にとって最も頼れるパートナーであるイ・ジョンウンさんのお二人に、今日の栄光を捧げます。
ありがとうございました。

キム・ヘスさんはこうしたメインとなるような賞をこれまでも数々受賞されていますが、周りの人たちへの感謝と、周りに支えてもらっているからこそ自分がここにいるという言葉を、本当に毎回話されているような気がします。

謙虚な方なんでしょうね。
堂々とした姿も素敵です。

そして最後は、ユ・アインさん。

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動画のリンクはコチラから。


今日は1部から百想芸術大賞に参加し、隣りにソンソンカップルを座らせて一緒に観覧していたのですが、恥ずかしいですね、賞を頂くのが。
なにはさておき、全50部のドラマに・・・・・・私の受賞スピーチが物議を醸すだろうことは、自分でもわかっています。
面白いでしょ?
50部の時代劇ドラマ、『六龍が飛ぶ』。頭に浮かぶキーワードはたくさんありましたし、色んなことを悩みましたが、その中身は実に恥ずかしいものだったと思います。
「全50部?そんな疲れること、僕がやれるかな?」とか「全50部?それってスターはやらないやつじゃないの?」などということも、正直考えました。
人々は色んなことを言うじゃないですか。本当に作品に関することではなく、作品を取り巻いている“ニセモノ”について。
そういうことに気を払いたくなかったですし、そんなことを考えた自分をとても恥じました。
『六龍が飛ぶ』は、本当に誇らしい作品でした。
シン・ギョンス監督、パク・サンヨン、キム・サンヒョン・・・・・・(訂正し)パク・サンヨン、キム・ヨンヒョン、お二人の脚本家の先生、そして、チェ・ジョンウォン先輩、チョン・ホジュン先輩を初めとしたすべての先輩後輩の俳優のみなさまとともにする中で、これまで7年間役者をやっていますが、私自身、一つの作品に取り組む過程で「自分でこんなに多くの変化と成長を目撃できたりするものなんだな」って(これほど思ったことはなかったと)いう、不思議な感覚にとらわれる一瞬一瞬だったです、『六龍が飛ぶ』という全50部のドラマは。
主役が6名なので、たくさんの方が自分の与えられた持ち回りの分だけ役割を担いましたし、徹夜することも殆どない、とても立派な撮影現場だったにもかかわらず、内心は死にたかったです。
台本を受け取り、セリフを見るたびに、本当に幸せでした。
このために俳優をやっているのだなと思ったものでした。
「脚本家の先生がこんなに偉大なセリフを僕に与えてくれるなんて」、「どうしてこんな瞬間に僕を追い込むの?」と、地獄のようでもあり、また幸せでもありました。
(私は)俳優として生きなければいけないみたいです。
俳優だということが時には本当にぞっとするほど嫌で、「もう嫌だ、やめたい」と思う時もあるのですが、演技に入った瞬間、あの空気に入った瞬間、カメラが回った瞬間に、その瞬間の自分自身をまた別の自分の目で目撃し、とても恍惚とした感覚を覚えるんです。
俳優であれて幸せですし、私を俳優にしてくださっているすべての観客のみなさま、視聴者のみなさまに感謝申し上げます。
一生懸命頑張ります。ありがとうございました。

ユ・アインさん。

まだまだ若いのにこの喋り。

やっぱりタダモノじゃない。(笑)

この先色々な人生の局面が待ち受けているであろうユ・アインさんですが、同年代の俳優仲間たちと切磋琢磨しながらスケールの大きな俳優さんになっていって頂きたいです。
やっぱりこの年代の俳優さんたちの中では、ユ・アインさんの演技は別格だなと感じているので。

というわけで、第52回百想芸術大賞。

最後はこの5人組で終わろうと思います。

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コラ! 勝手に!(笑)

アイン君、油断も隙もない子です。

でも居場所を取られたテクはニコニコ。

テクがニコニコなのは、ライバルのジョンファンがいないからでしょうか?
誰か呼んできてあげればいいのに。

って実はカメラマン?!(笑)

気づけばまた取られてるようにしか見えないジュンヨル君が、ちょっぴり気の毒ですが、笑っちゃいます。