みなさま、こんにちは。

1月も早や半ばですが、みなさまもすっかりお正月気分が抜けた頃でしょうか?
私ももうお正月が随分前のことのように感じています。
とはいえ、正月休み明け恒例ともいうべきか、いつの間にか体重が増えているのですが。

さて、今日は昨年放送されたSBSのドラマ『マイダス(마이더스)』について書いてみます。

『マイダス』、日本ではもしかしたら『ミダス』という紹介になるかもしれませんね。
まだ日本での放映はないようですが。
SBSで去年の2月から5月にかけて放送されていた全21回のドラマです。

『マイダス/ミダス』とは、触れるものをみな黄金に変えることの出来る能力が欲しいと願った、ギリシャ神話に出てくる強欲な王の名ですが、現在でも錬金術師という意味でよく比喩的に用いられますよね。
「王様の耳はロバの耳」のイソップ童話は、実はこのミダス王のお話でもあります。

『マイダス/ミダス』は主人公キム・ドヒョンを演じるチャン・ヒョクさんと、「ミダスの手を持つ女」ユ・イネ役のキム・ヒエさん、ドヒョンの恋人イ・ジョンヨンを演じるイ・ミンジョンさんの三人がメインキャストなのですが、韓国での放映当時の視聴率は15%に届かない水準を維持していたようです。一体どうしてこんなに視聴率が伸びなかったのか不思議でなりません。とても面白いです。目下のところ、私の中では別格のコンナムを除けばこの『マイダス/ミダス』が2011年度No.1かもしれません。

チャン・ヒョクさんは2010年度のKBS演技大賞の受賞者ですし、去年はこの『マイダス/ミダス』のあと同じSBSの『根の深い木』にも出演するなど、韓国で今最も乗っている俳優の一人であることは間違いないと思うのですが、実は今までチャン・ヒョクさんの出演作をみたことがありませんでした。なるほど、本当に演技が上手いですね。そしてまた、御多分に漏れず、とてつもなくモムチャンでした。
チャン・ヒョクさんの筋骨隆々の体を見せるためなのか、上半身裸でボクシングのトレーニングにいそしむシーンなどがあるんです、これがまた。(笑)

容姿はチェ・ミンスさんの系統といいますか、「正統派コリアン・ガイ」という感じで、韓国での人気が高いのも非常によく分かります。
韓国の人は男臭い感じがする人を好むので、日本での人気ランキングとは結構違いが出たりします。

そしてやはりすごいとしか言いようのない、キム・ヒエさん。
美しいのは当たり前で、とにかく演技が素晴らしいです。
愛を信じず、富の集約にのみ心血を注ぐ彼女と出会い、メンターとして彼女を崇め、魅せられてしまったことでドヒョンの人生は大きく狂ってしまうのですが、彼女の存在感は配役をまったく裏切りません。役柄と完全に一体化していて、どう見てもM&Aを繰り返す冷徹な投資ファンドのCEO、大金持ちの女性そのものです。この役を彼女以外の女優がやっていたら、もしかしたらこれほど面白くなかったかもしれません。

ちなみにこのキム・ヒエさん、韓流スターとしての日本での露出は殆どなきに等しいですが、韓国ではトップ女優として確固たる位置に君臨しています。
と書きつつも、私の中では「SK-Ⅱの人」なのですが。(笑)

そして、『花より男子』ではク・ジュンピョに振られる切ないジェギョンを演じていたイ・ミンジョンさん。彼女がまた、可憐で芯の強そうな外見どおりの役柄で、非常に好演しています。彼女が出てくると、その美しさにただただウットリ。



私はいまのところ9話まで見終えているのですが、毎回展開が激しくてあっという間に時間が過ぎます。追われている締め切りから解放されたら、真っ先に一気に見終えたいドラマです。

今のところ、最後まで面白くいってくれそうな予感がしていますので、今度はまたネタバレ満載のあらすじなども書いてみようと思います。