みなさま、こんにちは。

秋深まる今日この頃。
楽しい韓流ライフをお過ごしでしょうか。

なんだか妙な書き出しになってしまいました。
『優しい男』12話に衝撃を受けるあまり。(笑)


もう、ちょっと。
これ以上見続けられる自信がありません。
いえ、見るのですが、確実に。

いやはや、打撃の大きいドラマです。
最後まで見続けて立ち直れるか、ほとほと心許なくなってまいりました。
熱心にご視聴中のみなさま。
心中お察しいたします。(笑)


では、まいります。





「皆様、お元気でしたか? ご無沙汰してしまいました」









「皆様、お元気でしたか? ご無沙汰してしまいました」















「ご承知のとおり、私は大きな交通事故に遭い、闘病しておりました。
絶対安静が必要な状況だったため、静かな場所で療養しておりました」









「ご承知のとおり、私は大きな交通事故に遭い、闘病しておりました。
絶対安静が必要な状況だったため、静かな場所で療養しておりました」















「努力の甲斐あって、再びテサンに戻るための準備を、すべて整えることができました」








互いにインカムを装着し、マルから式典での挨拶のレッスンを受けるウンギ。

壁に顔写真と名前を張り、主要人物を覚えるウンギです。























式典に乱入する準備を整えた美しいウンギのスーツ姿に、照れたようなマル。



もういいです。
復讐とかもういいんで、このまま二人で、どこか遠くで幸せに暮らしちゃだめですか?
この笑顔のまま、旅立っちゃだめですか?


開始早々1分で、既に弱気の視聴者です。



式典会場。

『ハン・ジェヒ会長就任式』の文字を見上げるマル。










会長の座を強奪したジェヒが、意気揚々とスピーチをしています。

冷ややかにその姿を見つめるマル。





















ジェヒの至福感もそこまで。

兄に頼んで消したはずのウンギが、戻ってきたのです。
















しかも、顔面失認症の自分を支える婚約者かつ、理事職委任代行者として、カン・マルを従えて。














会長室に戻ったジェヒは、今起きた出来事にショックを隠せませんでした。

「なぜ? 確かに兄が・・・・・・」と言いかけ、口をつぐみます。

「信じられない。なぜあの女が? しかもカン・マルを連れて。あの男がどんな目的で自分に近づいてきたか、知ってるくせに。しかも、婚約者ですって? おかしくなったの、あの女は?」







激しく興奮するジェヒに、アン弁護士が問います。

「何に当惑してるのですか? 死んだはずのソ・ウンギが戻ってきたこと?
それとも、あれほど必死に探していたカン・マルが、ソ・ウンギの婚約者として戻ってきたことにですか?」








・・・・・・・嫉妬?

背筋に悪寒が・・・・・・。





ウンギは1年ぶりに執務室を訪れます。
とはいえウンギには、何の記憶もありません。

自分のネームプレートを心もとなく見つめるウンギ。









ウンギには自分がここでどんな風にすごしてきたのか、一切思い出せません。


頭を押さえてふらついたウンギを支え、マルが抱きしめます。


「疲れたでしょ? よく頑張ったね」















「さっき会ったあの人と、戦わないといけないんでしょ。でもどうして?」

「先に向こうが仕掛けてきたんだよ」







「どうして仕掛けてきたの?」

「人の物が、欲しくなったから」






まだ治り切っていないのに、戻るのが早すぎたのではないか、ばれたらどうしたらいいのかと不安がるウンギに、これ以上引き伸ばせなかったとマル。

「君の存在を世間に知らせたほうが、君の安全を確保できる」

「勝てるかしら?」と呟くウンギに、「闘うのは僕だから、君は僕の後ろにいるだけでいい」と安心させるマルです。


ウンギに優しく微笑むマル。
その笑顔はすぐ曇ります。



マルの脳裏に浮かぶ、あの日のパク・チュナとの会話。



「ウンギを元の場所に戻したら、きれいさっぱり消えてください」














「ウンギが記憶を取り戻せば、あなたが何者か思い出す。
そうすれば、あなたの居場所はなくなる。
でも、もし記憶が戻らなかったら・・・・・・。その時に備えて、取引をしたいんです」

マルは冷笑を浮かべます。

「また、金ですか?」

「どうせ初めから、愛はないわけだし」

マルが静かに答えます。

「今は愛してると言ったら、どうします?」







思いがけぬ返答に動揺するパク弁護士。

「止めます。どんな手を使っても」

私はあなたがどんな人物か知り尽くしている。
ソ理事をどのように篭絡し、利用したかも。
その資料を彼女に見せれば、ゲームは終了。

そう言ってマルをけん制するパク弁護士。

マルはこう答えます。


「テサンの半分を僕に渡すこと。だめなら取引不成立です」









パク・チュナも、あの日のことを思い出していました。

そこへやってきたヒョン秘書。








「愛の力ってすごいですね。私たちが1年がかりで頑張ってもできなかったことを、カン・マルさんはたった2ヶ月でやってのけた。理事を再び立ち上がらせ、笑顔も取り戻した」

その言葉を複雑な心境で聞くパク弁護士。


あの日、結局パク弁護士は、ウンギがCEOに戻れたら財産を半分渡すと約束したのでした。
記憶を取り戻したウンギがどれほど怒るか想像に難くないが、説得すると。
その賭けに応じたマル。


パク弁護士は、マルがテサンの財産を狙ってOKしたと思っているのです。



戻ってきてしまった戦場。

ウンギとマルは、エレベーターで早々にジェヒに出くわしてしまいます。
人目もあり、避けるわけにもいかないジェヒ。










「ウンギ。もうこれからは家に戻って、一緒に暮らしましょう」

いきなり仕掛けてくるジェヒ。







でも戦うのは、マルです。

「いいえ。ウンギは僕と一緒に暮らします」

固くウンギの手を握り締めるマル。







ここで引き下がるジェヒではありません。
ならば今晩家で夕食をと、なおも誘います。
ならば、マルを一緒に連れて行くと答えるウンギです。



ジェヒが乗っ取ったウンギの実家では。
ジェヒが化粧を施していました。

ルージュを引く自分が、マルに会うのを無意識に期待していることに気づき、唇を拭うジェヒ。









一方のウンギは、自宅を前にしてもまだ何も思い出せずにいました。

亡くなった父に会いたいと呟くウンギ。



家にはジェヒ一人でした。







「お父さんの書斎はどこですか?」

うっかりウンギが尋ねてしまいます。

いぶかしむジェヒに、「父親の部屋も、自分の部屋も、なくなっている可能性があると思って聞いてるんですよ。十分そんなことがありそうだから」と助け舟を出すマル。
確かにウンギの部屋を自分の子どもの部屋に作り変えたジェヒは、多少うろたえながらも、さっそく闘志をたぎらせます。

「ひとまずお父様の書斎に行ってきたら?
男に走って父親の臨終にも立ち会えなかった不幸を、詫びていらっしゃい」

その言葉に、衝撃を受けるウンギです。








ウンギを書斎にやり、マルと二人きりになるジェヒ。
3人で静かに食事したいから、家政婦も外出してもらったと言います。


「なぜ戻ってきたの? 私が何をしようと、どこまで行こうと、もう関係ないと言わなかった?」

いきなりマルに本題を切り出すジェヒ。









ウンギは父の書斎で父の写真を見つけます。









さっきジェヒに言われた言葉がよみがえります。

今にも泣き出しそうな表情で、写真を見つめるウンギ。









マルは、ジェヒに、こう伝えていました。


「関係ないですよ。あなたが何をしようと、どこに行こうと」








「覚えてもいません。ハン・ジェヒという女のために、自分が何をしたのか。そんな人が、本当に自分の過去に存在していたかすらも。
今僕の頭の中を埋め尽くしているのは、僕をたぎらせ、おかしくさせ、食事も喉を通らなくさせ、夜も眠らせないのは、ハン・ジェヒではなく、ソ・ウンギだから」







「ここに戻ったのは、この世にソ・ウンギがいなくなることを望む怪物から、僕の女を守るため。料理も、彼女の口に入れる前に僕が全部食べてやる。なにを入れられたか、分かりゃしない」

私がウンギを殺すつもりだとでも言うのとジェヒはしらばっくれますが、何を恐れてそんな馬鹿なことを考えたんだとマルは返します。

「彼女をあんなふうにしてしまったのは、僕だ。
彼女を元通りにするためなら、今の僕にはできないことなどない。
だから、この辺ですべて放棄して、出て行ってくれないかな。
テサングループ会長の座も、この邸宅の奥様としての地位も、あなたの物じゃないでしょ?」

そう話すマルに、ジェヒが叫びます。

「全部私の物よ。キッチンのフォークも、埃さえも、全部私の物よ!」








ウンギは父の机に突っ伏していました。

そっと近づくマル。








「さっき、私の継母とかいうあの人が言った言葉は、本当?
男に走って、お父さんの臨終にも立ちあわなかったって話。
その男って、マルさんのこと?」


涙をこらえ、「うん」と答えるマル。









涙を流しながら顔をあげるウンギ。

マルはウンギを直視できません。








「ごめん」

声を絞り出すマル。

でもウンギは「マルさんが謝ることじゃない。私がそれほど、あなたを好きだったってことだから」とマルを責めません。

それが余計にマルには苦しいのです。







涙を流すウンギの肩に優しく手を置き、涙を拭うマル。

「ご飯は家で食べよう。それでなくても今日は大変な日だったんだ。演技はここまでにして、今日はもう頭を使うのもやめよう」

そう言ってウンギを自宅に連れ帰るマルです。








可哀相なウンギ。(涙)




そしてここにも、もう一人の敵。

アン弁護士が一冊の学習ノートを見つめています。









ヒョン秘書の家に強引に押しかけ、ウンギが使っていたと思しき部屋を隙を見て家捜しした際に、アン弁護士は一冊の学習ノートが家具のあいだに挟まってるのを見つけたのでした。














小学生用の国語練習ノート。最後のページにはこう書いてありました。

『頑張ってください。必ず成し遂げられます。
僕を完全に思い出してくださる日を待っています。J.H』







スピーチで顔面失認症だと言っていたウンギの言葉を思い出すアン弁護士。
もしやウンギは記憶喪失で、J.Hとはパク弁護士の頭文字ではないかと思い当たったアン弁護士。
チョ秘書にすぐさまパク弁護士の筆跡を確認できるものを持ってくるよう伝えます。



筆跡は、確かにパク弁護士のものでした。

ウンギの状態に勘付くアン弁護士。


一方。
当のパク弁護士は、ウンギの家の前に来ていました。

ウンギの家に来たものの、誰にも会わず去っていくパク弁護士。









ウンギは庭に出て、星空を見上げていました。






夕飯ができたと呼びにきたチョコが、何を見てるのかと尋ねます。
お父さんと答えるウンギに、自分の父も空にいると答えます。

「お父さん、私はとりあえず置いといて、今はお姉さんから治してあげて」

空に向かって叫ぶチョコです。






父に頼むと、すぐ具合がよくなると、チョコ。きっと天国の父にはいいコネがあるに違いないと言います。チョコの望みは何かと尋ねられ、いつもはマルが元気で健康であることだが、今はウンギの快復が最優先だといいます。

チョコの優しさに心温まるウンギです。















マルは夜更けまでテサングループの資料をつき合わせ、しきりになにか検討していました。










ソファにはチェギル。










資料を読み込むマルが、突如頭を押さえます。

激しい頭痛と吐き気に苦しむマル。













今度この状況でチェギルが起きてこなかったら、ぶちますよ、マジで。




朝。

ウンギの代理人として午後の役員会議に出席するため、テサンに出社したマル。

マルの部屋にパク弁護士が資料を持ってやってきます。






「今日の役員会議でハン会長を攻撃するのに使える材料です。ハン会長が推進中のイェソン・メディカル買収話が今日出る筈です。立地を固めようとハン会長が急いで推進したおかげで、色々とほころびが出ています。そのことを追求して理事たちを動揺させてください。
資料は書いてあるとおりに読むだけでいいです」


用意周到なパク弁護士。
マルは黙って受け取ります。








戦場と化したテサン。

ジェヒがマルを見つけ、近づいてきます。









「今日、ソ理事に代わって会議に出席なさるんですってね。会社経営を、遊びだと思っていらっしゃるの?」









「そう思ってらっしゃったんですか? そんなふうに、会長はテサンの経営に飛び込んだのですか?」








露骨に熱い火花を散らす二人。

「まあ、ひとつ頑張りましょう」

手を差し出したジェヒを、無視視して通り過ぎるマルです。








その頃ウンギには、のっぴきならないことが起きていました。

チョ秘書にウンギの家を突き止めさせたアン弁護士。
病院にいくところだったウンギを呼び止めます。

話があると強引に時間を取らせるアン弁護士。








コーヒーショップにやってきた3人。

アン弁護士は、ヒョン秘書に、ウンギと二人で話したいから席を外すよう、露骨な攻勢に出ます。
緊張を高めるヒョン秘書。ウンギも不安で一杯です。








二人きりになると、例のノートを取り出すアン弁護士。

これは誰のものかと尋ねます。







しばらく前まで自分が使っていたものだとウンギは答えます。

なぜこんな小学生のような書き間違いをしたのかと尋ねるアン弁護士に、事故後少し問題があって、治療もかねて使ったのだと答えるウンギ。

ではもう治ったのかと聞かれ、ウンギは治ったと答えます。
では治った証拠を見せてくれと迫るアン弁護士。

自分の知り合いのCEOにも、ソ理事と似たケースの人がいた。
事故で脳に損傷を受け、会社を辞して田舎で療養生活を送っている。
実は、会社内にソ理事に対する不安を抱く者が大勢いる。









ウンギの緊張を察したアン弁護士が、ここぞとばかりに言葉を続けます。

「自分はソ会長のおかげでここまでこれた人間です。
私には隠さなくても大丈夫です。理事がどのような状態なのか正確に知らないと、私がお守りできません」

そう言ってペンを取り出すアン弁護士。

「私が誰だか分かりますよね? 私は誰ですか? 覚えてらっしゃらないのですか?」


アン弁護士を思い出せないウンギ、体が震えだします。









壁に貼った人物の名前と顔を必死に思い出すウンギ。

震えながら、アン弁護士の問いに対する答えをノートに書きます。





“あなたは悪い人です”












「ヒョン秘書は、待たせすぎると怒るので」

そう言ってアン弁護士に一礼し、出て行くウンギ。










店を出た途端、ウンギの脳裏にある日の光景がよみがえります。

自分を睨むジェヒ。外国人。大声で叫び、座り込む自分。そして。













ウンギはその場に座り込んでしまいます。









顔をゆがめながら頭を抱えるウンギ。

その様子を目ざとく見つめるアン弁護士。














役員会議では、マルがパク弁護士から渡されていた案件について、別の役員が噛み付いていました。

良好な協力関係にある第一銀行とMOU締結が決まっていたイェソン・メディカルを強引に買収し、会社の信頼に傷を与えたとの主張です。
また、無理やり買収を進めるために、第二金融から借り入れしたことも問題視する役員。
費用がかさめば、会社の損失になるというキム理事。






パク弁護士はマルにメールで、こちらと同じことを突いてくれているので、今日は何もせずにすみそうだと送ります。

ジェヒが弁明を始めると、マルがジェヒの言葉を引き取ります。

「大きな計画を練るためには、それくらいの費用は捻出すべきでは?」









顔色の変わるパク・チュナ。









戸惑うパクチュナに眼もくれず、マルが言葉を続けます。

「テサンにもたらされるシナジー効果を鑑みれば、その程度の支出は甘受すべきと考えますが。また、第一グループの件ですが、キム理事は一昨年のことをもうお忘れですか? 第一グループがテサン電子にどれだけの損害を与えたか」








マルの言葉に勢いづいたジェヒ、すかさず口を挟みます。







「カンチーム長が私の言いたいことを仰ってくださいました。もっと大きな計画を練るためには・・・・・・」



その言葉を遮るマル。

「なにか僕の言葉を誤解されたようですが、今からご指摘することに比べたら、今話されていることなど問題にならないという意味でお話したんです。
イェサン・メディカル買収条件として、今イェサンの裏金づくりに手を貸すのを条件に、買収に応じさせた。そうですよね?」







「イェサンの経営陣が変わるときに、検察が捜査に入ると考えなかったのですか? その段になって裏金づくりにテサンが絡んでいることが分かったら、どうなります? テサンに監査が入り、税務調査が入ったら? 企業のオーナーが、よもやそれしきのことも予測できずに、ことを進めていたわけではありませんよね?」














「ご心配には及びません。テサンに被害が及ぶことはないでしょう」

根拠もなくそういうジェヒに、なおもマルが襲い掛かります。


「今の時代、財閥だから守られるとでも?
税務調査が入ることになれば、問題は出てくるでしょう。それとも会長は、叩かれても埃一つ出ない、清潔で透明なお方なのですか?」








役員会議はジェヒの完敗に終わります。

トイレでマルにパク弁護士が声をかけます。

「どうやって知ったんです? 裏金のこと」







「知りませんでした」


マルが言葉を続けます。


「証券界にそういう噂があったのでぶつけてみたら、運よく引っかかったんです。いわゆる、釣りってやつ?」







まさかハッタリだったとは。

驚いたパク弁護士が、「もし違ったら?」と尋ねるも、「なら引っ込めるだけ」といともなげに答えるマル。

マルに感嘆したパク弁護士がこう言います。

「なぜ捨てたんでしょうね、あなたを。ハン・ジェヒ会長は」









「あなたと一緒なら、より多くを手にできたかもしれないのに。もっと幸せになれたかもしれないのに」








「今の、ほめ言葉ですよね?」

その問いに、パク弁護士がうなづきます。


「そこまでにしておきましょう」






そう言って去るマルです。


パク弁護士に、マルへの友情が芽生えた瞬間?
いえいえ、二人は恋敵。早とちりは禁物ですね。



ウンギは治療を受けに来ていました。
ウンギの主治医は、なんと医大生時代のマルに一目置いてくれた、あの教授です。


経過がすこぶる順調だと聞かされ、喜ぶウンギとヒョン秘書。
医学を学んだという、その婚約者の助けが大きく功を奏していると教授は言います。
愛する人のために、婚約者の彼が命がけであなたに教え、尽くしているおかげだろうと。






最近、フラッシュバックがあったことを伝えるウンギ。
さっきもある人と会った後、その人との過去の場面が突如頭に浮かんだこと。
他にも、音楽を聴いているときに、同じ音楽を過去に聞いた場面と、その時一緒にいた人を思い出したこと。

医師は、非常に良い兆候だと伝えます。

「ここからは、もう逃げるのをやめて、記憶を直視してみましょう」と医師。

「あなたが記憶を失ったのは、死にたいほどつらいことがあり、それを認めたくなくて、記憶に蓋をしてしまったためです。勇気を出して、人生で死にたいほどつらかった時のことを、一つ思い出してみましょう。記憶を取り戻す作業は、そこから始まります」







思いがけぬ医師の言葉に、驚くウンギ。
自分には、死にたいと思うほどのつらい過去があることを、意識するようになります。




帰宅したマル。

車の中で、あの夜パク弁護士に言われたことを思い出しています。
ウンギが記憶を取り戻せば、あなたの居場所はないと言った言葉を。









家では女子二人が、お喋りに興じていました。

チェギルが寝ているあいだに、実はこっそり唇に3度もキスをしたことがあるとチョコ。
立ち聞きする羽目になったマル、顔をこわばらせます。
マルの帰宅に気づかぬチョコは、隙さえあればチェギルにスキンシップを試みていることも暴露します。







「一番いいのは、旅行。妙なドキドキがあるでしょ? 世界に二人しかいない、みたいな。お姉さんはお兄ちゃんと旅行に行ったことある? ないわけないよね? プレイボーイのお兄ちゃんのことだもの」

ウンギは静かに首を振ります。

「覚えてないの。なにも」

その言葉がズキリと刺さるマルです。







「だったら今から塗り替えちゃえばいいじゃない」とチョコ。

「楽しいこと、嬉しい思い出が一杯にすればいいよ。お兄ちゃんに旅行に行こうって誘ってみたら?」

その言葉に首を振るウンギ。

なぜなのかと食い下がるチョコに、ばつが悪そうにウンギが答えます。


「だって。恥ずかしいじゃない。そんなの恥ずかしくて」

















あまりに愛くるしいウンギに、密かに照れるマル。









照れる女と、それを見て照れる男と、それを見てまた照れる視聴者、の構図です。


って、もーーーーーー!

とっととどこへでも行っちゃいなさいよ、アナタタチーーー!





テサン会長室では、電気もつけずにジェヒが一人佇んでいました。
イェサン・メディカル買収案否決の知らせを受け、やってきたアン弁護士。












いつものようにジェヒから離れた席に座ったアン弁護士に、あなたはその距離を維持しろと言うジェヒ。
それ以上私に近づくと、あなたも危うくなるかもしれない。
自分のことは自分で何とかするから、心配要らない、と。

その言葉に逆らい、ジェヒに近づくアン弁護士。
会長こそ、これ以上私から離れないように、この距離を維持して欲しいと言います。

マルの登場で揺れるジェヒに、嫉妬を隠せなくなったアン弁護士。


チョ秘書に電話し、用意しておいたカン・マルの全てをすべて暴露しろと指示します。


不気味すぎます・・・・・・。




ベッドに入り、さっきのウンギを思い出すマル。







にやけてます。(笑)



何を思い立ったのか、やおら彼女と電話中のチェギルの布団を剥ぎ取るマル。















どんなところに連れて行って、どんなことをしてあげると、女は喜ぶのかと尋ねるマル。

プレイボーイが何を言っているのかとチェギルは呆気に取られますが、マルは真剣そのもの。














「ゲームとかやるのか、旅行にいって? さっきのお前みたいに、口笛吹いてやったりすると、喜ぶのか?」と尋ねられ、マルが本気で聞いているとようやく理解するチェギル。
ウンギに対し、まるで初恋状態に陥っているマルに、笑ってしまいます。


ジェヒ姉さんの時みたいにやればいいんだよと言われ、「思い出せないんだ」と答えるマル。

「全然思い出せないんだよ、本当に」









あくる日。

ウンギは車の中で目覚めます。









見ると、車の外には、マル。









「どうやって連れてきたんですか?」と尋ねるウンギに「布団でくるんで」と笑うマル。

マルの意表をつく行動に半ば呆れつつも、喜び一杯のウンギです。





















二人の初めてのデート。

その美しすぎるデート風景に、マルの悲しいモノローグが重なります。





父さん

ある日 一人の女性が 僕のほうにやってきました








僕の知りうる全ての言葉を使って傷つけ


僕の持ちうる力の限りを尽くして引き離した









その人が 再び僕のもとへ歩いてきました








彼女は僕に とても似ていました


僕はよく 彼女の中に自分を発見します









僕の体に流れるのと同じ傷が 彼女の体にもあります


僕の頭を埋め尽くした涙も 彼女の胸に同じように流れています









僕が傷つけ 僕が与えた涙でした











この人に 出会うべきではありませんでした












この人を 















僕のような男の人生に 巻き込むべきではありませんでした
















後悔しています 父さん









生まれて初めて










後悔しています











両肩にずっしりのしかかる、この悲しみ。

なんちゅうエンディングにしてくれてるんですか。

もう、見届けられる自信がないです。
しかも予告もなし。

ウンギに言ってあげたいです。
ほんとに愛してたのよ、あの時もあなたをって。