みなさま、こんにちは。

あっという間に一月も下旬となりました。
旧正月を祝う韓国では1月30日が大晦日、1月31日がお正月で連休は1月30日から2月2日まで。
この期間に韓国においでになる方は、休業情報などにご注意くださいね。

さて。今日は韓国で2014年5月公開予定の映画“역린 逆鱗”(邦題仮)の話題を。


ヒョンビンさんの復帰作となるこの映画。

数日前にポスター&予告編第一弾が公開されました。

公開は秋との情報も流れていたので、早まって何よりです。

主演はヒョンビンさん、チョン・ジェヨンさん、チョ・ジョンソクさん、ハン・ジミンさんが務め、脇を固めるのはパク・ソンウンさん、キム・ソンリョンさん、チョ・ジェヒョンさん。

豪華なラインナップですね~。
なんといっても、わがチョ・ジョンソクさんの主演作ですから。

っていきなりえこひいきから炸裂させてすみません。(笑)
さすがの私も分かっております。首を長くして待たれているのは、完全無欠の主演、ヒョンビンさんであることは。

ヒョンビンさんは初めての時代劇なので、どんな感じになるか興味津々ですね。
これまでの“お金持ちのいけ好かないイケメン役”が人々の脳裏にデフォルトとしてインプットされているだけに。

そしてそのヒョンビンさん演じる第22代朝鮮の王・正祖(정조 チョンジョ)の命を狙う人斬り屋ウルス/을수が、チョ・ジョンソクさんの役どころ。

非常に大真面目に職人気質を発揮して、与えられた「仕事」を遂行しようとする人物のようですね。

楽しみ!


公開された第一弾のポスターには「正祖一年。思悼世子(サドセジャ)の息子が王位に上がると、謀反が絶え間なく起こった」の文字が刻まれています。

命を狙われる正祖の24時間を描いた映画なのだそうですが。


以下、人物別のポスターです。



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カリスマの若き王、正祖/ヒョンビン







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宮中最高の野心家、貞純王后/ハン・ジミン







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王の影、尚冊/チョン・ジェヨン







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朝鮮随一の人斬り/チョ・ジョンソク







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正祖の母后、恵慶宮洪氏/キム・ソンリョン







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人斬り手配師、クァンベク/チョ・ジェヒョン







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禁衛営大将、ホン・クギョン/パク・ソンウン






正祖の母・恵慶官洪氏の読み方は、ヘギョングンホンシです。

では、それぞれの人物の相関関係などを見てみましょう。

ヒョンビン演じる正祖は朝鮮第22代の王。その父・思悼世子(사도세자/サドセジャ)は一度は王世子に選ばれたものの結局正祖の祖父であり実の父である英祖(ヨンジョ)によって米びつに閉じ込められ、27歳にして餓死させられるという悲運の人物です。

英祖が息子を死に至らしめたのは、王位継承者として能力を発揮する思悼世子の活躍を脅威に感じた臣下らが、あることないことを英祖に吹き込んで親子の信頼を引き裂いたため。思悼世子は身分も剥奪され、庶民へと転落させられます。極度の緊張により心身のバランスを崩した思悼世子の奇行や傍若無人な行いを口実に処刑を求める官僚たちに抗えず、英祖は自死を拒んだ思悼世子を米びつに8日間閉じ込めて餓死にいたらしめます。
父が祖父によって殺されるさまを、宮殿の庭で見せられることになった10歳の正祖。

息子を殺したあと、自らの仕打ちを悔いて思悼(サド)という新称号を与えた英祖。そのため思悼世子と呼ばれています。
ちなみに、祖父英祖のあとをついで王位についた正祖は、即位後すぐに亡き父を荘献(チャンホン)の名とともに王位に昇格させ、最終的には1899年に荘祖(장조/チャンジョ)の尊号を追加的に贈られています。


さて、その思悼世子。
正祖の父・思悼世子の命を奪うのに大きな役割を果たしたとされているのが、ハン・ジミン演じる貞純(チョンスン)王后です。
貞純王后は思悼世子より10歳も若い継母。
既得権益層たる官僚層の利益を代弁すべく51歳も年上の英祖の継妃の座に15歳で着いた貞純王后は、王位継承者として指名されていた正祖とは7歳しか変わらない「祖母」に当たるわけですが、父親に似て政治の眼目が高く、既得権益層の官僚グループをいとわずに排除しようとした正祖を失脚させるために全力を尽くしたとされています。

チョン・ジェヨン演じるカプスは、尚冊(상책/サンチェク)という宮中で使われる書物を管理する官職についている人物。

禁衛営(금위영/クムウィヨン)とは国王の護衛と首都の首都防衛を担う軍部隊で、パク・ソンウン演じるホン・クギョン(홍국영)は禁衛営の大将を務めた実在の人物。
正祖より4つ年上のホン・クギョンは、正祖が王位につく前から正祖を支えてきた人物であり、のちに正祖の継妃として自分の妹を据えるなど次第に独自の権勢を拡大したことで知られています。そのことにより後に正祖に排除される人物でもありますが、この映画は正祖一年の出来事なので、そこまでは描かれないでしょうね。


というわけで、チョ・ジェヒョン演じるクァンベクとチョ・ジョンソク演じるウルスはフィクションということになりますが。

見所のたくさんある映画になりそうで、楽しみです。
歴史上の人物にどんなふうにフィクションを絡めていくのかがポイントですね。


そんなわけで、予告編、まいります。

注目は、ヒョンビンの、背中!





正祖1年

逆賊の息子は

王になれない

逆鱗 2014.05





一体なに映画なんだか分からないっていうくらいの、筋肉!(笑)


この映画の監督は『チュオクの剣-茶母(タモ)』(2003年)、『ベートーベンウイルス』(2008年)、『キング~Two Hearts』(2012)など、数々のヒットドラマを手がけてきたイ・ジェギュ(이재규)さん。
「フュージョン時代劇」というジャンルを世に送り出し、“タモペイン(タモ廃人)”症候群を量産するなど、型にとらわれない斬新なアイデアと演出手腕にファンの多い方です。
原作は、小説家であり、漫画のストーリー作家として活躍中のチェ・ソンヒョン(최선형)さんのオリジナル。


「逆燐」とは、龍の首の下に逆さに生えた鱗のことで、龍(=君主)が触れられると怒り狂うことから、君主の怒りそのものを指します。

韓国では龍は王のたとえなんですよね。

龍の涙(용루/龍涙)=王の涙
龍の顔(용안/龍顔)=王の顔
龍の袍(용포/龍袍)=王の衣服

などなど、王を龍にたとえた言葉がいくつかあります。

『逆鱗』と名打つからには正祖の怒りについて描かれているのだろうと想像しますが、果たしてどんな内容になっているのでしょうね。


これから第2弾、第3弾と予告編も徐々に公開されていくと思いますが、まだまだ情報が少なくベールに包まれているこの映画。ヒョンビンさんファンのみなさまが手ぐすね引いて待っていらっしゃるお気持ちいかばかりかとお察します。
早く観たいですよね!

私も公開が待ち遠しいです。