みなさま、こんにちは。

気づけば2月ももう下旬に入りますね。
まだまだ寒いですが、梅の花に少しずつ春が近づいてきているのを感じます。
ただ、インフルエンザが猛威をふるっているようなので、みなさまもお気をつけ下さい。

さて、今日も『六龍が飛ぶ』。
気づけば残り10話まできてしまいました。
大はまりしてみていたこのドラマですが、予想通り、終わりが近づくにつれて溜息の視聴になっています。


はぁ。
ドラマが終わるまでずっとこの溜息トーンで書くのかと思うと、気が滅入りますね。(笑)

早速まいります、39話と40話の展開。


「無名/ムミョン」がチョン・ドジョンを追い落とすために末の弟バンソクを王世子にすえるよう工作したことを聞かされ、すっかり興奮するバンウォン。



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ヨニャンはここでバンウォンにいくつかの情報を与えます。

「無名/ムミョン」の工作に関わらず、もともとイ・ソンゲの心の中にバンソクを王世子につけたい気持ちがあったからこそ、決断したのだということ。

「無名/ムミョン」は大勢には逆らわないということ。

新羅の時代、同じ反乱仲間であるピダム(毗曇)と内紛が起き、「無名/ムミョン」の始祖となるヨムジョン(廉宗)は殺されたものの、その後、金春秋に命請いをし、組織は存続しえたということ。

その後、キム・ボムミン(金法敏)の時代は安定的だったので、自分たちもなりを潜めてきたこと。

ピダムとヨムジョンは647年に善德女王から真徳女王に王位継承が行われる際に「女が主では国を治められない」と反乱を起こした人物ですよね。結局王位についた真徳女王に制圧されます。
金春秋(キム・チュンチュ)は在位654~661の新羅29代王「太宗武烈王」 、金法敏(キム・ボムミンは)その息子で第30代新羅王「文武王」。親子ともども三国統一を成し遂げ、新羅の国家としての枠組みを確立させたとされています。


こうしてヨニャンとの対面を終え、実質的に「無名/ムミョン」と手を組む形になったバンウォンを尾行していたヨニの部下。



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バンウォンはここで、わざと自分が「無名/ムミョン」と接触したことを話して聞かせ、「聞かれた以上は死んでもらう」とムヒュルに殺すよう命じます。



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それでなくてもバンウォンのしていることが正しい道なのか混乱をきたしていたムヒュルは、殺さなければならないのかとためらいを見せ。
自分で判断しろと先に帰ってしまったため、結局案じたヨンギュがファサダンのヨニの部下をムヒュルに代わって殺します。


バンウォンに鬼の顔が突如出てきました。

確かに、「無名/ムミョン」と接触したことが知られれば、自分が父とチョン・ドジョンに捕らえられるだけですが、視聴者としてもこの残忍さにいきなりついていけません。


ちなみにチョン・ドジョンはイ・ソンゲの了承を得て、結局全軍の指揮権も手にいれます。これであらゆる官職がチョン・ドジョンの手に集まる状態に。


市場に張り出された建国功労者の名簿には、バンウォンを初めとした息子たちの名前はひとつもなく。



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納得がいかない妻ミン・ダギョン。

そこへイ・シンジョクが現れ、これは穏当な処置ではないと不満を表明していきます。
バンウォンにあまり気にしないで欲しいと。

一方、バンウォンを孤立させる目的で、ヨンギュやムヒュルにまで官職を与え、遠ざけようとするんですよね、チョン・ドジョンは。ヨンギュは喜ぶ一方でなにか不自然だとも感じていました。


ヨニはチョン・ドジョンに対し、プニを都から離れさせるべきだと話します。プニの持っている組織が集めた情報がバンウォンの耳に入る構図になっている。プニは身の丈に合わない危険な武器を手にしてしまっていると案じるヨニ。

ヨニはそのことをタンセにも伝えます。



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タンセは、せっかく建国したのにどうして仲間同士がこんなことになっているのかと悲しみを禁じえず。
ヨニは、初めから建国直後には国を安定させるためにややこしい問題が起きるだろうとチョン・ドジョンに伝えられていたと説明。脅威となる勢力が現れるだろうと言われていたが、まさかそれが靖安君(バンウォン)だとは思いもよらなかったと付け加えるヨニ。

その言葉にタンセは、バンウォンは何も悪いことをしていないではないかと反論。
ヨニは、いい悪いの問題ではない、バンウォンが王とチョン・ドジョンに反する野心を抱いているなら、その時は本当にバンウォンはこちら側の敵になるのだと、厳しい現実を口にします。



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プニはここから離れさせようと説得するヨニ。

自分はやるべきことが山ほどあるので行けないし、タンセにも一緒に残って欲しいと頼むヨニです。










バンウォンの兄たちも、血を流して闘った自分たちが功労を認められなかったことに憤っていました。
バンウォンを訪ね、怒りをあらわにする次男バングァと四男バンガン。
亡くなった母のためにも、ここまま捨て置けないと団結を約束する兄弟たち。


一方ヨニは、自分がバンウォンに送った部下が死体で発見されたことに衝撃を受けていました。部下は死の間際、バンウォンが「無名/ムミョン」と接触したことを暗示する文字を書き残していました。


ヨニは、プニを呼び出し、組織の人々を連れて都を離れるよう直接説得。



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バンウォンたちにファサダンの者が殺された際、バンウォンが「無名/ムミョン」と係わりがあると残されたことを伝えるヨニ。プニはバンウォンを尾行しているのかと驚きますが、ヨニは王世子が決まった以上、他の王子たちの力はすべて奪わなければならないというのが王とチョン・ドジョンの考えなので仕方がないといいます。

プニはバンウォンこそが誰よりも大業の実現を目指した人物であり、努力をしてきたと訴えます。あれほど優秀な人物なのに、建国後は何も仕事をさせないなどと言うのはひどいのではないかと抗議しますが。


「どうして靖安君の立場で考えるの? あんたは百姓なのに。あんたは百姓なのよ」


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その言葉が心に刺さるプニ。

チョン・ドジョンがプニにだけ自分がもらった土地を分け与えるつもりと聞き、他の人はどうなるのかとプニは案じます。自分がなんとかするから、もう自分の幸せだけを考えて生きてくれとヨニ。このままではプニだけでなくプニの組織の人たちにもいいことは何もないと諭します。
プニにどうするのかと尋ねられても、「分からない」としか答えられないタンセ。何が自分たちのためなのか、自分にはもう分からないと混乱するタンセです。



プニは、迷いながらもバンウォンの元を訪ね。



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既に建国で役割を果たしたのだから、王子として残りの人生を平穏に暮らすことはできないかと尋ねるプニに、激高するバンウォン。バンウォンはプニにだけはそんなことを言われたくないと興奮しながら、こんなに力が余っているのになにもするなと言うのかと責めます。




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敵に回ればプニでも容赦なく殺す。なのでどちらにつくか選べとバンウォン。

その言葉に、バンウォンを選ばなければ殺すと言っているように聞こえるとプニは冷静に返し。

バンウォンは「お前を切実に求めているとは聞こえないのか?」と絶叫。



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その言葉を、妻が聞いてるんですよね。

聞いてるどころか、割り込んできます。

視聴者は全員「・・・・・・オーマイ」と思っているんですが、なんと妻は「プニを妾にしましょう。プニ、妾になりなさい」とまさかの提案。




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ここでプニの組織をなくしたら大打撃だからというのが妻の言い分なのですが、この展開には驚きました。いくら政略結婚だからって、「妾になって残りなさい」って・・・・・・。(笑)









実は、ここに残っていたら危ないというのは、ヨニのみならずムヒュルの祖母も同じ意見だったんですよね。
どうも雲行きが怪しいので、巻き込まれないようにムヒュルに早く官職を辞めさせるつもりだと話しているのを聞き、妾の提案をされたプニは考えてしまいます。

そうこうするうちに、チョン・ドジョンが国境地帯に出向くことが分かり、プニに命じて組織の者を尾行させるミン・ダギョン。プニは気が進まないながらも、幼い組織員を含めた二人を尾行につけます。

中国との貿易を唯一許可を受け取りまとめている「湾上客主」に身分を偽って出向くチョン・ドジョン。女真族の首長に、朝鮮北方の土地を売りたいと取引を求め。

いぶかしむ女真族に身分を明かすと、イ・ソンゲを尊敬していると喜ばれ、無事取引は成立。
帰ろうとするチョン・ドジョンとタンセですが、仲介人が知り合いを会わせたいと引きとめたため、しばし待たされることに。ふと見た掛け軸の印にピンときたチョン・ドジョン、タンセに命じて置いてあった印鑑を割り、二つを重ね合わせて押してみると。



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それは、タンセが刀にも刻んでおいた「無名/ムミョン」の印。

ほどなく現れたユクサンも、海州(ヘジュ)からきたと聞かされていた商人がチョン・ドジョンだったため、顔を引きつらせ。



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互いに腹の中を探りながら40話に突入します。


チョン・ドジョンとユクサンは互いに驚きを隠しつつ他愛もない会話を交わしてその場をやり過ごし。何も知らずに泊まっていけという仲介人の勧めを断って、チョン・ドジョンはすぐその場を立ち去ります。

偶然「無名/ムミョン」のアジトを知ってしまったチョン・ドジョンは、近くの官舎に身を寄せ、ファサダンに商取引の内容を示す赤い袋をヨニを通じてすぐ王妃に伝えるよう指示。


その頃バンウォンは、妻が自分に断りもなくプニの組織を動かしたことに思いのほか怒っていました。



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この家のことで自分の知らないことはあってはならないと、釘を刺すバンウォン。

やってきたハリュンは雰囲気を察し、今はケンカをしている場合ではないと案じ。折りしも訪ねて来た兄バンガンとともに、バンウォンはイ・ソンゲに呼ばれ会いに行きます。

バンウォンに、「無名/ムミョン」とは関係ないのかと正す父。
バンウォンは勿論シラを切りますが、関係があると分かったら厳しい処置に出ると凄む父です。

一方「無名/ムミョン」はチョンニョン和尚をバンウォンに出向かせて、チョン・ドジョンの動きについて知っていることはないか探らせます。

チョン・ドジョンが国境地帯に行き女真族と会うこと自体は役職上もおかしなことではないが、身分を商人と偽ったのが引っかかるとチョンニョン和尚。
バンウォンもなにを企んでいるのか首を傾げます。


一方ユクサンと合流したチョヨンは、チョン・ドジョンが来たと聞かされて勘を働かせ。

机の上の紙に印を押したあとがあるのを突き止めます。



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正体がばれたと分かり、急いで撤収するユクサンとチョヨン。

一方、ファサダンのピウォルは持っていた札がスリに盗まれたことに気づき、敵との闘いに。盗んだのは、チョン・ドジョンの取引内容を確認しようとする「無名/ムミョン」でした。

ところが、かつて盗みをして暮らしていたプニの組織の少年ソンドリは、あっという間にその場に紛れ込んで赤札を奪い。同行していた仲間のおじさんに素早くそれを渡してシラを切ろうとするのですが、取り返しにきた「無名/ムミョン」に容赦なく切り殺されてしまいます。




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何者かに盗まれたと聞かされ、急いで戻るチョン・ドジョン。



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一方「無名/ムミョン」も次なる手を打つため、チョヨンを明に送ることにします。



プニのもとには、遺体となったソンドリが組織員とともに無言の帰宅。



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プニは激しい後悔と自責の念に駆られます。









この展開はある程度予測できましたよね。

「あんたは百姓なのよ」と諭したヨニ。
バンウォンの立場で考える癖がついてしまっていることに悩み始めていたプニ。
にもかかわらず、チョン・ドジョンを追うという危険な任務にためらいながら応じてしまっていたのでした。

プニは、昔から一緒に頑張ってきたおじさんに、苦しい胸のうちを打ち明けます。
自分だけ土地をもらってどこかに行こうなんて思っていたから、普段であれば絶対にやらないようなことをやらせてしまった、耕した荒地が奪われオンニョンが殺されたあの時のことも、全部自分のせいだと。

馬鹿を言うなとおじさんはたしなめますが、それでも「みんな一緒にもうやめましょうか?」とプニに聞かれ、頷くおじさん。仲間たちも怖がり始めているし、自分たちが上の人たちと仲良くしたところで何の足しにもなりそうにないと。


「なんでもやってみよう。また死なないために」


そう決意を固めたプニは、ミン・ダギョンを通じてバンウォンを洞窟に呼び出します。
プニが選択したのだと分かるバンウォン。
ミン・ダギョンは何があってもプニを引き止めるよう念を押しますが、バンウォンはそれが不快です。


ところが行ってみると、そこにはチョン・ドジョンの姿もあり。



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自分のようなものが恐れ多くも呼び出したりして申し訳ないと詫びながら、プニが切り出します。

「生きている間は何もせずにいられないので、どちらにつくか選ぶよう言われた」とバンウォンのことを暴露するプニ。制止するバンウォンに構わず、今度はチョン・ドジョンが「民にとって平穏な国になるには、王子たちの力を奪うしかない」といっていたことも口にし。

明らかに不快になる二人に、プニはかつてチョン・ドジョンがこの大業を起こそうと決意したきっかけである、子どもたちの死について語り始めます。ヨニから聞いて事情は知っているとプニ。「紅巾賊(ホンゴンジョク)」を撃退する過程で亡くなったその子どもたちと同じように、自分のところにもサンドリという子がいたと。
その子も建国を切実に願っていたのに、建国した後むごい殺され方をしたと。

「まだ17歳でした。三峯大鑑を尾行する過程で起きたことです。また少し前には、ヨニオンニのところの人も殺されたと聞きました。靖安大君を尾行する中で起きたことでした。私の頭ではとても理解できません。なぜこんなことになっているのですか? 心からお願いします。今ここにいるムヒュル様、兄、私、そしてお二人のために命がけで闘ってきた多くの名もなき人々を、お二人の闘いによって踏みにじらず、助けてください。お願いします」

チョン・ドジョンはプニの組織員が死んだことへの慰めを口にしつつも、バンウォンとは信じる道を互いに進むしかないのだと答え。
かたやバンウォンも、チョン・ドジョンと仲直りさせようとして呼び出したのなら、愚かなことだと溜息をつき。

プニは、であれば自分はもうどちらの仕事もしないと告げます。
また、チョン・ドジョンが自分にだけいくらか土地をくれると言ったが、他の組織員は土地がなく、この仕事をしないことには食べていかれないので、荒地でも何でもいいから与えて欲しいとお願いします。
功労を認められなくてもこの国を建国するために尽くしてきた人々だとプニ。
いつ始まるかも分からない計民授田を待って二人のケンカを手伝うわけにはいかないので、食べていける土地をくれと求めます。

対するバンウォンは、自分は選択の結果を尊重するとは言ったが、それ以上は何もないと冷たく答え。
一方のチョン・ドジョンも、数百人を食べさせるような土地を、法制度にも基づかず与えるわけにはいかないと断り。

それを聞いたプニは、「分かりました。では今からは、取引をしようと思います」と赤い封筒と白い封筒を取り出します。

互いにとって危険な武器となるであろうこの封筒と引き換えに、プニの組織の人間が食べていけるだけの道を与えて欲しいと迫るプニ。





プニ:今からは、取引をしようと思います。
この赤い封筒がなにかは、お分かりですよね?

チョン・ドジョン:(なぜあれが?)

バンウォン:(あれか? あれがプニの組織に? でも、あの白い封筒はなんだ?)

プニ:また、これは靖安大君がこの間いつ誰に会ったかを記録したものです。

バンウォン:俺を尾行していたと言うのか? プニ、お前が?

プニ:恐らくこれらはお二人にとって互いにとても危険なものになるでしょう。私の無礼をお許しください。でも、私たちは生きなくてはなりません。私たち百姓は、生きるしか術がないのです。なので、これを売ります。私たちが生きられる術を、その対価を下さい。

チョン・ドジョン:靖安大君とお話しなければならない。お前たち三人は席を外せ。

プニ:よろしくお願いいたします。



残った二人は、互いの立場を確認しあい。

バンウォンはたまらず、「私では上手くやれないとお思いですか?」と声を荒げます。

「それとも、王が秀でているということが、嫌なのですか?」



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「王が秀でているか否かで左右されることのない国を作ろうとしているのです」


王族は生涯政治に関われないよう構想していることを知っていると明かすバンウォン。

チョン・ドジョンは、だから離れていったのかと確認し、対するバンウォンは、初めから自分には役割がないのに、じっとはしていられないと答えます。

本当はバンウの次はバンウォンをと考えていたことが思い出されるチョン・ドジョン。

結局止めないのかと嘆息するチョン・ドジョンに、自分は生きている限りは何かをしなければならないのだとバンウォン。
チョン・ドジョンは、ならば覚悟も新たに、バンウォンが欲望を捨てられるよう最善を尽くし、なるべく早く終わらせると挑発的な言葉を口にします。
そのほうがお互いにいいということは、ソンジ橋であの日バンウォンが教えてくれたのだと。

その言葉に、自分のほうこそほっとしたと受けて立つバンウォン。もしやチョン・モンジュの時のように、死ぬまで自分を説得するつもりだったらどうしようかと思っていたと。

高まる二人の緊張。











「王が秀でているか否かで左右されることのない国を作ろうとしているのです」

うーーーん、これですか。

このドラマ、これが言いたかったんでしょうか。

分かりませんが、この台詞は、きますね久々に。

ひどい大統領が2代続いていることで政治がめちゃくちゃになっている現実が、にわかにオーバーラップする視聴者。(笑)


それはさておき。


プニたちのところへ行き、取引に応じると伝えるチョン・ドジョン。



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耕作地ではないが、成均館の儒学生たちと、彼らの面倒を見るための奴婢が暮らす「班村(パンチョン)」にみんなで移り住めばいいと話します。

建国に反対し多くの儒学生が出て行く過程で、彼らがつれていた奴婢もほとんどいなくなり、ほぼもぬけのからになっているとチョン・ドジョン。
プニたちは奴婢になる必要はないし、そこで働くのは公にも役立つことなので問題ないだろうと付け加えます。

思いがけない提案に喜ぶプニ。
この場で殺されても仕方がないと覚悟していたとしながら、赤い封筒を渡します。

プニはバンウォンにも渡そうとしますが、受け取らずにそのまま行ってしまうバンウォン。










プニは後を追うのですが、バンウォンは封筒の中身が白紙であることを見抜いていたのでした。

「もう二度とこんなふざけた真似はするな。冷や冷やしたぞ」というバンウォンに、プニはなぜ見抜いていながら許してくれたのかと尋ね。
バンウォンは、獣の心で生きる自分が人間であったということを思い出させてくれる人だからと答えます。だからしばし、人間らしく振舞いたかったのだと。



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どうやって見破ったのかと尋ねられ、「お前は俺を騙せない。俺がお前を騙せないのと同じように」と答えるバンウォン。




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去ろうとするバンウォンの背中に、プニがなおも問いかけます。

「前に、‘虫’のことを話してくださいましたよね。‘虫’を・・・・・・」

「呑みこんだのかって? 誰が誰に呑まれたのかは分からないが、そうしなければ生き残れないなら、呑み込まないと」

厳しい顔つきで振り返り、言葉を続けるバンウォン。

「お前も、何かを呑み込まなければ生き残れないなら、それがなんであれ、呑め。そうやって生き残れ」








プニへの愛を、こういう形で示すバンウォン。

でも、余韻をかみ締めるまもなく、チョン・ドジョンは思いのほか早く手を打つんですよね・・・・・・。

バンウォンのもとに訪ねてくるイ・シンジョク。これ以上チョン・ドジョンの横暴に耐えられないと、バンウォンの下につきたいと申し出ます。

チョン・ドジョンを師として仰いできたイ・シンジョクなので、にわかにその決意が信じられないバンウォンが本当のわけを問い詰めたところ、イ・シンジョクは当然公論で決めるべき女真族との取引を、公にせず、ヨニとだけ内密に進めていることに怒っているのだと話します。描いてきた理想は、こんなではなかったと。

そこへ、バンウォンから受け取ったという手紙を持って現れたチョヨン。急いでくるよう言われ、明に行く前に駆けつけたチョヨンでしたが、手紙はヨニが書かせた偽物でした。

罠だと気づき、急いでチョヨンを帰らせようとするものの、時既に遅し。

バンウォンたちはチョン・ドジョンとナム・ウンらに取り囲まれてしまいます。

「無名/ムミョン」との関係を疑っていた王の姿もそこにはありました。







確かに「早く終わらせる」とは言っていましたが、仕事が早すぎますね、チョン・ドジョン。

明らかな謀略ながら、チョヨンが駆けつけてしまったのは事実なので、これは逃れようがなさそうですが。

うーん。
これでとうとうヨニがバンウォンの手にかかりそうだということが、確定的になりましたね。
最悪な流れ、きそうです。


あー、もうやだ。

もう見れない。

って、見ますけども。(笑)






プニが与えられた「班村」という場所は、成均館のすぐそばに、成均館の人たちの面倒を見るために設けられた場所なのですが、実際にも外部からおいそれと手を出せない独特のポジションにあったそうなので、残り10話のうち、プニが新たな道探しをここから始めそうな気配ですね。

『根の深い木』をご覧になった方々は既にもう「あれがこうなるんだな(涙)」という感じで見えてきていると思いますが、みていない私にもなんとなくこの後の展開が見えてきました。

「プニが無名入りする」とか、とんでもない予想でしたね。(笑)

紆余曲折を経ながらも、「あんたは百姓なのよ」の言葉に初志を思い出したプニ。
まさかあの志の高いプニがバンウォンの妾に本当になるのだろうかと焦りましたが、そんなことにならなそうなので本当によかったです。
ヨニの言うとおり、百姓のプニが王子のバンウォンの立場でものをいくら考えたところで、政争に利用されるだけの悲惨な末路があるだけ。
・・・・・・とはいえ、時には信じられる「偉い人」もいますけど・・・・・・。

一方のヨニも立場はプニと変わりないのですが、こちらは最後まで「正しい」と信じるチョン・ドジョンに、命を預けることにしてるのですね。
現時点では最高権力者なので、そうなのかもしれませんが、「歴史の史実という名のネタバレ」からすれば、守りきれないだろうことが分かりきっているので、視聴者としては切ないです。
最後、ヨニが逃げ切れるストーリー、きてくれるといいのですが。

無理だろうなぁ。(悲)





今回触れていませんが、王を退いたワンヨもしばしユンランと平穏な時を過ごしていて。
このあたりも嵐の前の静けさの予告です。
ムヒュルもきっと、このあと剣を置くタイミングが来るんでしょうね・・・・・・。

残り10話、楽しみというより、もうここで終わりたい、弱気な視聴者です。